レプリカジーンズとは、プレミアム価値が付いたヴィンテージジーンズを模して作られたもの。ロゴやブランド名以外の部分、たとえばデニム生地や糸などの素材をはじめ、縫い方などの技法、ディテールなどを徹底的にオリジナルに似せているジーンズのことです。リスペクトを込めて製作されたジーンズは非常に高品質で、いわゆる形だけ模した粗悪なコピー品とはまったく異なります。
そこで、今回はおすすめのブランドをいくつかピックアップしました。レプリカジーンズの選び方も合わせてご紹介します。
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シルエットはさまざま
リリースされた年代によって微妙にシルエットが異なるヴィンテージジーンズ。これらを模したレプリカジーンズも同様で、ヒップ周りがゆったりしたモデル、ハイウエストのモデル、全体的に太めなモデルなど、さまざまな種類があります。その多様性から、おしゃれをもっと楽しみたいという層に注目されているアイテムです。
レプリカジーンズ選びで重要なのが「バランス」。性別や体形などを踏まえて、自分のスタイルに合うかどうかを事前にイメージすることが重要です。靴やアウターなどのコーディネート次第で全体のバランスを調整することもできます。
サイズ感は大きめに
レプリカジーンズは、ヴィンテージの製法にのっとって、生デニムの状態で販売されている場合がほとんどです。生デニムとは、未洗いで糊(ノリ)が付いたジーンズのこと。生地が硬く、ゴワゴワしているのが特徴です。「ノンウォッシュ」や「リジッド」と呼ばれることもあります。
生デニムは、洗濯時にサイズが大きく変わるので注意が必要です。洗濯の方法によって変わってきますが、なかには10センチほど縮んでしまうケースもあります。レプリカジーンズを購入する際は3~5インチぐらい大きめのサイズを選ぶようにしてください。
また1度洗濯してあるジーンズのことを「ワンウォッシュ」と呼びます。生デニムと比べて縮みが少ないので、初めて購入する方はこちらもおすすめです。ただし、ワンウォッシュのジーンズも何度も繰り返し洗えば縮んでしまうので、1インチほど大きめのサイズを選んでおくと安心です。
色落ちの仕方
お気に入りのレプリカジーンズを見つける最大のポイントは、色落ちの仕方を知ることです。ブランドによって生地や染め方などが異なるため、シワに沿って色落ちしやすいタイプ、均一に色落ちするタイプ、縦方向に色落ちするタイプなど、それぞれのジーンズに個性があります。
色落ちの仕方を確かめたい場合は、実物を見るのが一番です。しかし、レプリカジーンズは人気商品のため、店舗を一軒一軒回って探すのはひと苦労。そのようなときは、ネットを活用しましょう。ジーンズの色落ち具合を報告する「色落ちサイト」や、ジーンズ愛好家のブログなどを見れば、購入後のイメージがしやすくなります。
おすすめのレプリカデニム4選
ドゥニーム(Denime) 66type
レプリカデニムの代表的なブランド「ドゥニーム」。1960年代のヴィンテージジーンズをモデルとして、生地やパーツ、縫製などを忠実に再現した人気商品です。シルエットは細めのミドルストレート。レトロファッションはもちろん、最新の流行にも対応できる汎用性の高さが評価されています。
また、ドゥニームは色落ちが美しいことで有名です。濃い紺色に染められたレプリカジーンズは、長く穿き込んで行くうちに縦方向へ色落ちしていきます。これはヴィンテージジーンズに見られる特徴です。ドゥニームのこだわりが強く表れた製品といえるでしょう。
フルカウント(FULLCOUNT) 0105 1953’s
穿き心地に強いこだわりを持っている職人気質のブランド「フルカウント」。ジンバブエコットンを100%使用した生地は、伸縮性や弾力性に富んでいます。適度に厚みのある生地は吸水性も良好。たくさん汗をかいてしまうような夏場でも、ストレスなく着用することが可能です。
シルエットはゆったりしていますが、裾に向かってやや細くなっているのが特徴。いわゆるテーパードジーンズに近いデザインで、足を細く長く見せる効果があります。スキニーでは太ももがきついという方にもおすすめです。
サムライジーンズ(SAMURAI JEANS) 零大戦モデル S3000VX
大阪生まれのブランド「サムライジーンズ」。ヴィンテージジーンズの製法を踏まえつつ、厚い生地を採用しているのが特徴です。一般的なジーンズは14オンスですが、零大戦モデルでは17オンスと重厚感のある仕上がり。摩擦に強いため、耐久性を重視する方におすすめです。
シルエットはややゆったりめ。オンスが大きいと色落ちがしづらいのですが、サムライジーンズは独特の風合いが出やすいように、生地に工夫が凝らされています。気軽に色落ちを楽しみたい方にもおすすめのレプリカジーンズです。
フラットヘッド(THE FLAT HEAD) 3005
日本製に強いこだわりを持つ「フラットヘッド」。ベルトループの耐久性を上げたり、バックポケットを補強するために隠し留め具をつけたり、見えない部分にも一切妥協しないブランドです。また、縫製糸もオリジナルの糸を使用。ジーンズとともに色があせるように工夫されています。リアルな色落ち感が楽しめるレプリカジーンズです。
「3005」はフラットヘッドのジーンズを代表するモデル。シルエットはストレートタイプですが、膝から下がやや細くなっています。ほっそりとした印象を与えつつ、太もも周りはゆったり。カジュアルファッションとの相性がいいデザインです。
ヴィンテージジーンズへのリスペクトが込められた「レプリカジーンズ」。素材や製法にこだわっており、今や本物にも劣らないほどの高い完成度を誇っています。
お手軽にヴィンテージの風合いを感じたい方はもちろん、ファッションの幅を広げたい方はレプリカジーンズを検討してみてはどうでしょうか。