壁にかかった絵画のようにディプレイできて、薄型できれいな画質が特徴の有機ELテレビ。最近話題ですが、薄型の液晶テレビとの違いがよく分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、有機ELテレビとは何か? と共にAmazonジャパンで行われたLGの有機ELテレビ体験会で紹介された製品をご紹介します。
有機LEDテレビとは
電圧をかけることで発光する材料がディスプレイに使われたテレビのことです。通常の液晶パネルは、ディスプレイパネルの後ろに別途バックライトがあり、その薄さに限界がありました。
しかし、有機ELテレビは「ディスプレイに使われている有機物自体が発光」するのが特徴。そのため、従来の液晶テレビよりもディスプレイは薄いです。また、コントラスト比が高いので、クリアで発色のよい画像や映像を楽しめます。
LGの有機ELテレビ「OLED W7P」の特徴
LG エレクトロニクス・ジャパン マーケティングチーム部長 金氏によると、今回の有機ELテレビの特徴は「デザイン性の高さ・映像の進化・音響のよさ」の3点です。
デザイン性の高さ
65インチの大型サイズにも関わらず、壁から本体まで3.9mmの極薄パネルが採用されています。そのため、自宅に大きなテレビがあっても威圧感を感じません。パネルが宙に浮いているかのような新鮮さもアリ。パネルの寿命は液晶パネルと同等です。
映像の進化
前回の有機ELテレビと比べて、輝度が25%アップした今回のモデル。暗さと明るさの差が大きくなったため、さらにリアリティのある映像が楽しめるようになりました。特にバックが暗い映像では、メインがより美しく映ります。
音響のよさ
これまで音響の高さには手が加えられていなかった有機ELテレビ。しかし、今回の有機ELテレビには、立体的なサウンドを聴けるサウンド規格「ドルビーアトモス」が搭載されています。
これによって360°どの角度からも、迫力のある音を楽しむことが可能。まさに映画館にいるような音響体験ができます。
薄さと映像美に加えて、音響までも進化した有機ELテレビ「OLED W7P」。パネルを作るメーカーが少なく、多くの家庭や企業に広まるにはまだ時間がかかりそうですが、有機ELテレビが当たり前になる未来が楽しみです。