静かな時間を演出してくれる「線香」。仏壇におそなえするだけでなく、個性的な香りのモノを楽しむ方も増えています。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、線香のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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線香とお香の違いとは?

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線香とお香は、香りを楽しむアイテムとして知られていますが、それぞれ特徴や使われるシーンが異なります。線香は主に仏事やお墓参りなどで使われるのに対し、お香はリラックスタイムを楽しむこと目的に、日常的に使用されるのが特徴です。
また、香りも異なります。線香は、白檀や沈香などの伝統的な香木を用いたシンプルで落ち着いた香りのモノが一般的。一方、お香はバニラやシトラス、フローラルなど多種多様な香りがあり、より複雑な香りを楽しむことができます。
そのほか、線香は燃焼時間が長く香りがまっすぐ上に立ち上がるのに対し、お香は比較的短時間で空間全体に香りが広がるよう設計されているのも違いです。
線香の選び方
種類をチェック
家庭の仏壇には匂い線香

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匂い線香とは、椨(たぶ)の木の樹皮をベースに、香木や香料を加えて作られた線香のこと。豊かな香りながら煙が比較的少ないため、室内で使用する家庭の仏壇におすすめです。
家庭の仏壇に匂い線香を使用する理由は、室内空間に適した香りの強さと煙の量にあります。白檀や沈香などの天然素材を使った匂い線香は、毎日のお供えにぴったり。また、香りが強すぎないため、長時間線香をたいても室内に香りが充満しすぎないのもポイントです。
お墓参りには煙がたくさん上がる杉線香を

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杉線香とは、杉の葉を粉末にしたモノを原料として作られた線香のこと。匂い線香と比較して燃焼時に立ち上る煙が多いのが特徴です。
お墓参りに杉線香が適している理由は、屋外という環境に合わせた設計にあります。屋外では風の影響で線香の煙や香りが拡散してしまいますが、杉線香は煙が多いため、風があっても線香の煙がしっかりと上に立ち上がるのがポイントです。供養の気持ちが天に届くという意味合いでも用いられています。
仏事には香木を用いたモノを選ぼう
白檀

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白檀は、インドやインドネシアに自生する熱帯性の常緑樹から採取される香木です。加熱せずとも強い芳香を放つのが特徴。杉のような爽やかな木の香りに、麝香のような甘さが加わった独特な香りで、穏やかで落ち着いた印象を与えます。
仏事で白檀を用いた線香を使用する意義は、その清浄な香りで空間を清めです。特に日常的なお供えには、白檀の香りが広く好まれており、穏やかで親しみやすい香りであることから、多くの家庭の仏壇で使われています。また、仏像や数珠などの仏具にも利用されるなど、仏教との結びつきが深い香木です。
伽羅

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伽羅(きゃら)は、沈香のなかでも最高級とされる希少な香木です。ベトナムの限られた地域において、長い年月をかけて生成されるため、非常に貴重とされています。含油量が多く、常温でも香りやすいという特徴があり、古来より「香木の王様」と称されてきました。
複雑で深みのある甘さと同時に、スパイシーさもあわせ持つ多層的な香りが特徴です。仏事において伽羅を用いることは、最高の敬意を表す行為とされています。特に重要な法要や、格式高い仏事の場で使用されます。
ただし、非常に高価なのは留意点。しかし、近年は、伽羅の香りを再現した線香も販売されており、より手軽に伽羅の香りを楽しむことができます。
沈香

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沈香(じんこう)は、ジンチョウゲ科の木が何らかの理由で傷つき、そこから染み出した樹脂が長い年月をかけて固化・変質した香木です。自然界の偶然によって生まれるうえ、全ての木から沈香が得られるわけではないため、非常に貴重とされています。東南アジアやインド周辺の限られた地域でのみ採取され、古くから高級香料として珍重されてきました。
産地によって香りが異なり、タニ沈香は辛味が強く、シャム沈香は甘味があるなど、複雑で深みのある香りが特徴です。また、仏事において沈香は、特別な格式を持つ香木として用いられます。現代では希少価値が高まり、より高価になっていますが、沈香の香りを再現した線香も多く販売されています。
個性的な香りのモノも人気
ラベンダー・バラなど花の香り

花の香りを持つ線香は、華やかさと親しみやすさが特徴です。従来の仏事用線香にとらわれず、故人や使用者の好みに合わせて選べる点が現代の多様なニーズに応えています。特に、日常的なお供えや気分転換として線香を楽しむ方に人気があります。
ラベンダーの香りは、自然の香りとして広く受け入れられているため、線香の香りに抵抗がある方にも取り入れやすいのが特徴。一方、バラなどのフローラル系の香りは、優美で華やかな印象を与えます。故人が生前に好んでいた花の香りを選ぶことで、より思い出に寄り添ったお供えが可能です。
近年は、ジャスミンやローズマリーなど、多様な花の香りを再現した線香も販売されており、選択肢が広がっています。
スパイシーな香りが特徴的な生薬

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生薬を使用した線香には、スパイシーでエキゾチックな香りを持つモノが多いのが特徴です。インドやアジア諸国の香りの文化に影響を受けており、エキゾチックな雰囲気を演出します。
主な生薬系の香りには、クローブやシナモンなどがあります。クローブはあたたかみのあるスパイシーな香り、シナモンは甘さとスパイシーさが調和した香りが特徴です。
生薬系線香の魅力は、香りの奥深さと爽快感にあります。特に、スパイシーな香りを好む方や、従来の線香の香りに物足りなさを感じていた方におすすめです。
神秘的な香りの動物性香料

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動物性香料を用いた線香は、植物性の香りとはまた異なる深みのある香りが特徴です。古来より高級香料として珍重され、宗教儀式などに用いられてきました。
代表的な動物性香料には、麝香(じゃこう)や竜涎香(りゅうぜんこう)などがあります。麝香はジャコウジカから採取される香料で、甘く官能的な香りが特徴です。竜涎香はマッコウクジラの体内で生成される物質で、独特の甘く奥深い香りが感じられます。
現代では、動物保護の観点から本物の動物性香料を使用した製品は少なくなっています。合成香料で再現されたモノや、植物由来の原料で動物性香料に似た香りを表現したモノが主流です。
コーヒー・日本酒・キャンディなどの珍しい香りも人気

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コーヒーや日本酒、キャンディなど、日常的に親しまれていた嗜好品の香りを再現した線香も人気です。従来の仏事の形式にとらわれず、故人との思い出を大切にしたいという現代のニーズに応えています。
コーヒーの香りは、独特の芳醇さと親しみやすさが特徴。日本酒の香りは、微かに感じる米の甘さと風味で、日本酒を好んでいた方への供養として選ばれています。
キャンディやフルーツなど、スイートな香りの線香も存在します。また、珍しい香りの線香は贈答用としても人気があり、故人の好みに合わせた気の利いたギフトとしても喜ばれるのでおすすめ。香りを通じて故人の人柄や好みを偲ぶことで、より個人的で心のこもった供養が可能です。
香りが苦手な方には無香タイプがおすすめ

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無香タイプの線香は、名前の通り香料を含まないため香りがほとんどしないのが特徴。香りへの感受性が高い方や、特定の香りに抵抗がある方のニーズに応えて、無香タイプの需要が高まっています。
無香タイプの線香は、故人が生前に香りを好まなかった場合や、複数の方が集まる場での配慮として選ばれることもあります。さらに、集合住宅で近隣への影響を最小限にしたい場合にもぴったりです。
アレルギーが心配なら化学添加物が不使用のモノを

アレルギーが心配な方には、化学添加物が不使用の線香がおすすめです。化学添加物不使用の線香は、自然由来の原料のみを使用して作られているのが特徴。白檀や沈香などの天然香木、植物由来のエッセンシャルオイルなどを原料としています。
合成香料や防腐剤、着色料などを含まないため、アレルギーが心配な方におすすめです。香りも穏やかで自然なモノが多いので、長時間たいても不快感が少なく使えます。化学添加物不使用の線香を選ぶ際は、パッケージの表示をよく確認しましょう。
集合住宅なら微香・微煙タイプがおすすめ

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集合住宅で線香を使用する際は、微香・微煙タイプの線香がおすすめです。伝統的な線香と比較して香りの強さと煙の量を抑えて作られているため、近隣への影響を軽減しながらお供えができます。香りが控えめなので部屋中に香りが広がりにくく、煙も少ないため換気の問題にも対応できます。
微香・微煙タイプの線香を効果的に使用する際は、たく場所と時間帯にも配慮しましょう。窓から離れた場所でたくことで、外部への漏れを減らせます。また、短時間でのお供えにすると近隣への影響をさらに軽減できます。
製品選びの際は、パッケージに「微香」「微煙」「煙の少ないタイプ」などと明記されているモノを選ぶのがおすすめ。一部のメーカーでは、集合住宅専用として設計された線香も販売されているので探してみてください。
燃焼時間をチェック

線香の燃焼時間は製品によって大きく異なり、短いモノで10分程度、長いモノで1時間以上です。使用目的や状況に合わせて適切な燃焼時間の製品を選びましょう。
日常的なお参りには20〜30分程度のモノがおすすめ。朝のお参りなど時間に制約がある場合には、15分程度で燃え切るタイプが便利です。一方、長時間の儀式を行う際には、40分〜1時間程度燃え続けるタイプがおすすめ。儀式の間中香りを保つことができます。
線香の燃焼時間は、主に太さと長さによって決まります。太くて長い線香ほど燃焼時間が長く、細くて短い線香は燃焼時間が短くなるのが一般的。材料や製法によっても変わるため、パッケージに記載されている燃焼時間の目安を確認しましょう。
贈答用なら煙の少ないタイプ・香りのクセが少ないタイプを

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贈答用の線香を選ぶ際には、煙の量や香りの特徴をチェックしましょう。
煙の少ないタイプの線香は、集合住宅での使用を考慮した場合におすすめ。煙が少ないことで近隣への配慮ができます。また、小さな子供やペットがいる家庭でも使いやすいのが特徴。通常の線香と同様の香りを楽しめながらも、煙による影響を軽減できるのがメリットです。
香りのクセが少ないタイプも贈答用に適しています。白檀や沈香といった伝統的な香りのなかでも、特にクセの少ない穏やかなモノを選びましょう。強すぎる香りや個性的すぎる香りは、好みが分かれる可能性があります。
一部の高級感のあるメーカーの製品は、上品でバランスの取れた香りが多く、贈答用としてぴったり。パッケージも美しく、贈り物として喜ばれます。
火を使わないLED線香も

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LED線香とは、名前の通りLEDライトを搭載した線香のこと。先端が赤く光り、本物の線香のように見えるよう設計されています。多くの製品には自動消灯機能が付いており、通常10分程度で消灯するタイプが主流です。基本的には煙も香りも出さないため、さまざまな環境で使用できます。
LED線香のメリットは、火災のリスクが少ない点です。小さな子供やペットがいる家庭、高齢者のいる家庭でも使用できます。また、煙が出ないため、集合住宅でのご近所トラブルのリスクも減らせます。電池式で繰り返し使用できるため、経済的に使用できるのも魅力です。
選ぶ際は、デザインや点灯時間、電池の持続性などをチェックしましょう。最近では本物の線香に見た目が近いモノや、仏具との調和を考えたデザイン性の高いモノなど、選択肢が豊富です。
線香のおすすめ|特別な日・贈答用
カメヤマ 花げしき 薫香 白檀さくら
白檀と桜の葉の芳香成分が調和した雅な香りの線香。煙が少ないタイプなので、室内で使用する際にもおすすめです。
燃焼時間は約25分。火をつける前は塩気のある桜の香り、燃焼中は粉白粉のようなフローラルな香り、燃え切った後は白檀とムスクが香ります。上品な白檀の香りと桜の華やかさを感じられるため、日常のくつろぎの時間をより豊かにしたい方におすすめです。
カメヤマ 花げしき 備長炭 ミニ寸
煙も香りもほとんどないと謳われた線香です。備長炭・活性炭・消臭剤を配合しており、線香特有のニオイを抑えながら消臭効果が期待できます。無香料・無着色で自然な炭色を活かした、シンプルで上質な佇まいが特徴です。
本製品は約19分の燃焼時間で、手軽に使える小型サイズ設計。ペットと暮らす方やお線香の煙が苦手な方にもおすすめの線香です。
誠寿堂 微煙線香 麝香紫紅梅
上質な麝香の香りが静かに広がる微煙タイプの線香。煙が少ないため、仏壇のあるリビングや和室でも快適に使用できます。高貴な麝香の深い甘さと花とスパイスの香りが調和した優雅な香りが特徴です。
煙が少ないので仏壇の中が見えやすく、日々の焼香におすすめです。半分に折って使えば長く楽しむこともできます。
日本香堂 銘香芝山 桐箱6箱入 65016-006
春の野山を彩る芝桜を思わせる、白檀とフローラルの上品な香りが特徴の線香。白檀をベースに龍脳・桂皮・安息香などの厳選された生薬を配合し、重厚感のある香りが漂います。高級感あふれる桐箱入りの6箱セットです。
トップノートのホワイトフローラルが爽やかに香り、シナモンと梅の香りへと変化する奥行きのあるキーノートが魅力。大切な方への贈り物や、特別なお供えにおすすめの線香です。
薫寿堂 花かおり 香合わせギフト4入
天然消臭剤を配合した、花の香りが楽しめる線香セットです。ラベンダー・ローズ・すずらん・緑茶と4種類の香りが一度に楽しめます。
本製品は煙が出にくいタイプなので、室内での使用時も煙が気になりにくく快適です。花や緑茶の香りで空間を包み込みます。日常使いからお盆やお彼岸のお供えまで幅広いシーンでおすすめの線香です。
永楽屋 お線香セット 美麗香二種
上質な白檀と沈香の香りが広がる高級感あふれる線香セットです。煙が少ないタイプなので、日常使いからお供えまでさまざまな場面で使いやすいのが特徴。文政三年創業の老舗「永楽屋」が丁寧に仕上げた製品です。
高級桐箱入りで包装・熨斗付きのため、お盆や新盆、喪中見舞いなどの贈り物におすすめです。持参用の手提げ袋も付属しており、大切な方への心のこもったギフトとしても喜ばれます。
みのり苑 風韻 伽羅 沈香 白檀 3種お試しサイズ
自然素材にこだわった上質な香りが楽しめる高級な線香セット。伽羅・沈香・白檀の3種類の貴重な木材のみを使用した本格的な香りが特徴です。化学調味料などを使っておらず、どこかなつかしさを感じる素朴で繊細な香りを楽しめます。
各10本ずつ入ったお試しサイズなので、それぞれの香りの違いを比較しながら自分好みの1本を見つけられます。約30分間の燃焼時間で、仏事だけでなく日々のリラックスタイムにもおすすめです。
線香のおすすめ|日常使い
カメヤマ 花ふぜい 黄 白檀
心落ち着く白檀のまろやかな香りが広がる上質な線香。伝統的な和の香りで室内に穏やかな空間を演出します。約220gの徳用大型サイズで長く愛用できるのが特徴です。コンパクトなパッケージながら豊富な内容量で経済に使えます。
1本あたり約30分の燃焼時間で、ゆったりとした時間を過ごせます。日々の仏事やリラックスタイムなど幅広いシーンで使いやすく、穏やかな香りを求める方におすすめです。
カメヤマ お香のようなお線香 ホワイトティ&茉莉花
上品な香りが広がる線香。透明感のあるホワイトティーと清らかなジャスミンをブレンドしており、ほんのり甘く優雅な香りを楽しめます。ローズやバイオレットの繊細で優しいフローラルの香りが特徴です。
燃焼時間は約10分。シダーウッドやムスクの重厚感のある官能的な香りを楽しめます。リラックスしたいときや特別な時間を演出したいときにおすすめの、日常使いにもぴったりの線香です。
カメヤマ コメダ珈琲店 ミニ寸線香
香ばしいコーヒーの香りが広がる線香。コメダ珈琲店のブレンドコーヒーを抽出した後のコーヒー粉を原料に練り込んで作られており、本格的な香りが特徴です。愛らしいパッケージデザインも魅力のコラボ製品です。
約19分の燃焼時間で手軽に使えるミニ寸サイズなので、日々の供養に便利に使えます。コーヒー好きだった方への追悼の気持ちを表すのにおすすめです。コンパクトなサイズで持ち運びやすく、お墓参りにも適しています。
奥野晴明堂 ゼロ 香料 ミニ寸 #10-22
香りを抑えた独自の製法で作られた無香料の線香。線香特有の香りが気になる方も快適に使用できます。300年以上の歴史を持つ堺の老舗メーカーが手がける高品質な線香です。
本製品はミニ寸サイズの詰め替え用パックの2個セット。高気密住宅での使用や、香りに敏感な方がいる家庭での使用におすすめです。日々のお供えから特別な場面まで幅広く活用できる線香です。
・1箱
・2箱
淡路梅薫堂謹製お線香 光善香 杉葉線香 #401
爽やかで控えめな香りが特徴の、お墓参り専用の線香。杉の粉とタブ粉、香料を使用した緑色の線香で、小分けになった線香が10束入っているのが特徴。使いやすい約14cmのサイズで、1束あたり約30分間ゆっくりと燃焼します。
杉の自然な香りが広がり、お墓や仏壇の前で穏やかな時間を演出します。毎月のお墓参りや法事、お寺参拝など、大切な方への供養の場面におすすめです。創業から100年以上の歴史を有する伝統ある淡路島の老舗が作る線香です。
hono 線香 白檀
天然由来の香料を使用した上質な白檀の香りが広がる線香。白檀の甘く落ち着いた香りが穏やかな空間を演出します。約30分間じっくりと香りを楽しめるのがポイントです。
本製品は、リラックスタイムや瞑想、読書の時間におすすめです。来客前や入浴後の気分転換、料理のニオイ消しなど、さまざまな場面で活躍します。暮らしに白檀の香りを取り入れたい方におすすめのアイテムです。
高野山大師堂 線香 特選白檀高野霊香
天然の白檀と白檀調の香料をブレンドした高品質な線香。まろやかで甘い香りを楽しめるのが特徴で、優しく深みのある芳香が広がります。
火をつけると部屋いっぱいに香りが広がり、心穏やかなリラックスタイムを演出します。古くから心を落ち着かせる効果があるとされる白檀の香りで、静かな時間を過ごしたいときにおすすめです。
オーム電機(OHM) LED電池式線香 まごころの灯り LED-DCSK-1
煙やニオイを出さず、火を使わない安心設計のLED電池式線香。スイッチを押すだけで赤色LEDが灯り、あたたかみのある光を演出します。安全性に配慮した設計なので、小さな子供やペットのいる家庭におすすめです。
落ち着いた色調の陶器製香炉は、仏壇に自然と馴染みます。単4形乾電池2本で約72時間の連続点灯が可能なため、こまめな交換の手間は不要。大切な故人を偲ぶ時間を優しく見守る、現代の供養スタイルにぴったりです。
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線香のあげ方

線香をあげる基本的な手順も覚えておきましょう。まず、仏壇の前で正座して一礼します。次にローソクに火をつけ、そのローソクから線香に火をつけます。線香から煙が出たら、口で吹き消さず、反対の手で軽く扇いで火を消してください。その後、香炉に線香を立てるか寝かせて、おりんを鳴らし合掌します。
各宗派によって線香のあげ方には違いがあるので覚えておきましょう。天台宗・真言宗では3本の線香を立て、臨済宗・曹洞宗・日蓮宗では1本または2本を立てます。浄土宗では1本を2つに折って立て、浄土真宗では線香を寝かせるのが一般的です。宗派がわからない場合は、事前に確認するか前の人の様子を見て同じようにするのがおすすめです。
線香をあげるときは直接線香に火をつけるのではなく、必ずローソクを介して火をつけます。また、合掌する際は左手に数珠を持つのが正式な作法とされています。おりんの音には空間を清める効果があるため、できれば静かに鳴らすようにしましょう。
線香の捨て方

線香の灰は基本的に家庭の可燃ごみとして処分できます。一軒家の場合は、庭にまいて植物の肥料として利用することも可能です。灰の処分方法は地域によって異なる場合があるため、住んでいる地域の自治体のルールに従うことが大切です。
線香の灰を捨てるときは、完全に冷めていることを確認してから処分しましょう。熱い灰をそのままごみ箱に捨てると火災を招く可能性があります。また、灰が飛び散りやすいため、新聞紙などに包んでから捨てるのもおすすめ。香炉の中の灰は定期的に掃除し、灰が固くなった場合は、専用の灰ならしを使って整えると使いやすくなります。
線香は香りの種類だけでなく、煙の量や燃焼時間なども製品によって大きく異なります。仏壇用として使うなら控えめな香りのモノがおすすめ。また、贈答する場合には煙の少ないタイプや、香りのクセが少ないタイプが適しています。使用シーンや用途を考慮して使いやすいモノを選びましょう。