ボクシングをはじめ、さまざまな格闘技による闘いを描いた「格闘漫画」。多彩な強みを持つライバルたちとの死闘や、強さを求める格闘家たちの生き様など、多くの見どころがあります。時代を超えて読み継がれる傑作が多いのも特徴です。

今回は、格闘漫画のおすすめを厳選してご紹介。複数のシリーズ作品が連載されている人気作から、面白い新作まで取り上げました。ぜひ、次に読む漫画の候補に入れてみてください。

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格闘漫画のおすすめ|完結済み

グラップラー刃牙

秋田書店 著者:板垣恵介 全42巻完結

グラップラー刃牙

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主人公・範馬刃牙が、地上最強を目指して数々の強敵と闘いを繰り広げる格闘漫画の大人気作品です。90年代に「週刊少年チャンピオン」で連載。「刃牙シリーズ」として第6部の連載も予定されており、アニメも世界的な人気を集めています。

空手道選手権大会で、初心者の白帯にもかかわらず、ほかの選手たちに一本で勝利してしまった少年・範馬刃牙。刃牙は「地上最強の生物」と称される父親を超えるという目的のため、さまざまな最強を名乗る男たちに挑んでいきます。

身体中が傷まみれで謎の多い主人公・刃牙の、波瀾万丈な道のりを追いかける本作品。強さを求める格闘家たちの人生模様や葛藤が、バイオレンスな闘いとともに描かれます。”格闘漫画の決定版”と謳われる、おすすめの少年漫画です。

あしたのジョー

講談社 原作:高森朝雄 作画:ちばてつや 全20巻完結

あしたのジョー

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天涯孤独の不良少年が、ボクシングを通して成長する姿を描いた国民的名作。1967年に「週刊少年マガジン」で連載開始され、多くの読者の共感とともに社会現象を巻き起こしました。”スポーツ漫画の金字塔”として、アニメ化や実写映画化もされています。

下町で乱闘騒ぎを起こし、少年院送りになった主人公・矢吹丈。そこで彼は、ボクシングと運命のライバル・力石徹に出会います。力石に叩きのめされたジョーは、出所後に力石の後を追ってプロボクシングの道へ進み、宿命の対戦へと闘志を燃やすのです。

連載開始50周年を迎えても読み継がれる、格闘漫画の歴史的傑作。ボクシングに情熱を見出したジョーの成長と死闘が、奥深い人間ドラマとともに描かれます。高い壁や挫折に立ち向かう熱いスポ根漫画が好きな方におすすめです。

北斗の拳

集英社 原作:原哲夫 作画:武論尊 全27巻完結

北斗の拳

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“お前はもう死んでいる”のセリフで有名な、格闘漫画の大ヒット作品です。1983年から5年間「週刊少年ジャンプ」にて連載され、全世界で累計1億部を突破。一大ブームを巻き起こしました。2023年には連載開始40周年を迎え、原画展なども開催予定です。

時は199X年。核戦争によって文明は消え、暴力が人々を支配していました。そんな世界で、一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の伝承者になったケンシロウ。北斗神拳の宿命に導かれるように、ケンシロウは数々の悪党たちと闘い、弱き者を救い続けます。

秘孔を突いて相手を内面から撃破する一撃必殺の北斗神拳は、思わず真似したくなるような魅力があります。それぞれに存在感のあるキャラクターたちの群像劇も見どころ。勧善懲悪的でハードボイルドな世界観が好きな方におすすめの格闘漫画です。

・文庫コミック版 全15巻完結

ケンガンアシュラ

小学館 原作:サンドロビッチ・ヤバ子 作画:だろめおん 全27巻完結

ケンガンアシュラ

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互いの社運を賭けた企業間の争いを、格闘技の勝負で決める様を描いたユニークな格闘漫画。「裏サンデー」などで連載されていた人気作です。Netflixにてアニメも配信されています。

日本経済の裏舞台では、各企業の雇われ闘技者が巨額の利益を賭けて殴り合う格闘試合「拳願仕合」が行われていました。冴えない56歳のサラリーマン・山下一夫は、この企業同士の代理戦争に出場する自社の闘技者・十鬼蛇王馬の世話係を任されてしまい……。

屈強で個性豊かな闘技者たちが死闘を繰り広げ、ビジネスの勝敗を決める様が見どころ。格闘技経験者のサンドロビッチ・ヤバ子が原作を担当しており、リアルで迫力のある描写にも定評があります。ハラハラドキドキとできる格闘漫画を読みたい方におすすめの1作です。

ホーリーランド

白泉社 著者:森恒二 全18巻完結

ホーリーランド

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日本と韓国でドラマ化された、ストリートファイトを題材にした格闘漫画。2008年まで「ヤングアニマル」で連載されていました。学校にも家庭にも居場所がなく、自分の存在を確認したい内気な高校生・神代ユウが主人公です。

いじめられっ子だったユウは、ボクシングの教本を通して習得した「ワン・ツー」の技術を武器に、夜の街で不良たちを倒し続ける日々を送っていました。やがてユウは「ヤンキー狩り」として知れ渡っていくように。居場所を探す彼は、夜の街にどのような答えを見つけるのでしょうか。

路上で繰り広げられる、不良や格闘家たちとの多彩なタイマン勝負を描いた本作品。夜の街に青春を燃やす若者のリアルな苦悩や葛藤が、ストリートファイトを通して巧みに表現されています。ヤンキー青春漫画としても読み応えがあるおすすめの格闘漫画です。

拳闘暗黒伝セスタス

白泉社 著者:技来静也 全15巻完結

拳闘暗黒伝セスタス

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古代ローマを舞台に、奴隷拳闘士として闘う少年とローマ皇帝の苦悩を描いた格闘漫画です。現在は『拳奴死闘伝セスタス』がシリーズ第2部として連載中。2021年にアニメ化もされた人気作です。

時は紀元54年。ローマ帝国の最下層には奴隷拳闘士を育成する「拳奴養成所」が設けられていました。そこで修行を積んだ主人公・セスタスは、皇帝が主催する養成所対抗戦に新しい拳奴として出場することに。自由を得るため、セスタスは過酷な闘いの日々に身を投じるのでした。

拳ひとつで闘う拳闘奴隷たちそれぞれの生き様が描かれます。時代背景や文化は史実を基にしており、歴史漫画としても楽しめるのがポイント。古代ローマ時代の拳闘士たちの熱い闘いぶりや人間ドラマに興味がある方におすすめの格闘漫画です。

喧嘩商売

講談社 著者:木多康昭 全24巻完結

喧嘩商売

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喧嘩に勝つためには手段を選ばない高校生が、さまざまな格闘技の猛者たちと闘いに明け暮れる日々を描いた異種格闘漫画。著者はギャグ漫画『幕張』を手掛けた木多康昭です。

舞台は北関東・宇都宮。転校生としてやってきた佐藤十兵衛は、一見普通の高校生に見えるものの、実は圧倒的な喧嘩の才を持っていました。転校早々、問題を起こした十兵衛の周りは、いつしか敵だらけになってしまい……。

喧嘩の達人・十兵衛が、古武術を武器に格闘技の世界で成り上がっていく熱いドラマが描かれます。際どい下ネタやブラックユーモアがちりばめられた独特の読み味が魅力。骨太な本格異種格闘漫画が読みたい方にもおすすめの作品です。

バトゥーキ

集英社 著者:迫稔雄 全18巻完結

バトゥーキ

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ギャンブル漫画『嘘喰い』の著者・迫稔雄がおくる、ブラジルの伝統武術・カポエイラを題材にした格闘漫画。「週刊ヤングジャンプ」「となりのヤングジャンプ」などで連載され、2024年に全18巻で完結しました。

スケートボードが好きな女子中学生・三條一里は、ごく普通の生活を送りながらも、どこか孤独と束縛感を抱えて日々を過ごしていました。ある日、学校帰りにコンビニで強盗に襲われかけた一里。そこで彼女の運命を変える摩訶不思議な体験を目の当たりにします。

一里をめぐる異色の青春大河ドラマが、カポエイラを軸に描かれるのが特徴。格闘技に、音楽・ダンス・哲学なども織り交ぜられる舞闘技・カポエイラ独特の世界観を見てみたいという方におすすめの格闘漫画です。

オールラウンダー廻

講談社 著者:遠藤浩輝 全19巻完結

オールラウンダー廻

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「イブニング」で2016年まで連載されていた格闘漫画の名作です。総合格闘技「修斗」を題材に、格闘技に打ち込む高校生たちの青春模様が描かれます。

修斗に励む高校生・高柳廻は、リングの上で小学生時代の友人・瀬川喬と7年ぶりに再会します。かつては気の合う関係だったものの、長い月日を経て関係性は一変。育った環境の違いから自分を敵視する喬と、廻は再会の喜びもないままリングで拳を合わせることになるのでした。

打撃だけでなく寝技も用いられる修斗の魅力を、わかりやすい作画で表現している1作。平凡な選手だった廻が、旧友との再会や仲間の影響を受けて成長していく様をていねいに追いかけます。リアルな総合格闘技の世界を堪能できる格闘漫画を読みたい方におすすめです。

軍鶏

講談社 原作:橋本以蔵 作画:たなか亜希夫 全22巻

軍鶏

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少年院で空手に出会った主人公が、裏社会や格闘技の世界で闘いに明け暮れる日々を描いたバイオレンスな格闘漫画。「漫画アクション」から「イブニング」へと移籍しながら継続連載されました。

優等生の少年・ナルシマリョウは自分の両親を刺殺し、少年刑務所に収監されます。少年院で出会った空手の達人・黒川健児から「生き残るための空手」を教わったリョウ。出所後は裏社会に入り、空手を武器にしてあてもなく闘いを繰り広げていましたが……。

闇社会へと堕ちていくリョウが、空手とともに過酷な闘争を繰り返すダークな世界観が特徴。少年院にはじまり、さまざまな社会の暗部や人の心の闇も描かれます。アングラな世界を舞台にしたハードな漫画が好きな方におすすめの格闘漫画です。

史上最強の弟子ケンイチ

小学館 著者:松江名俊 全61巻完結

史上最強の弟子ケンイチ

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いじめられっ子の主人公が、武術の達人たちが集まる道場で心身ともに成長していく姿を描いたバトルアクションストーリー。12年にわたって「週刊少年サンデー」で連載され、アニメ化もされた格闘漫画です。

いじめられていた過去を清算し、強くなるために高校の空手部に入部した主人公・白浜兼一。しかし、ひ弱なことを理由に空手部でも再び雑用としてこき使われる事態に陥ってしまいます。そんな兼一に、完璧美少女の転校生・風林寺美羽が声をかけてきて……。

武術の天才・美羽に憧れた兼一が、さまざまな武術の達人が共同生活を送る武術道場「梁山泊」に入門し、物語が動きはじめます。実在する武術の流派が多数登場するのが特徴。お色気シーンを交えつつ、バトル描写も楽しめるおすすめの格闘漫画です。

高校鉄拳伝タフ

集英社 著者:猿渡哲也 全42巻完結

高校鉄拳伝タフ

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実践的古武術の継承者を目指す高校生が、高校生格闘家から裏社会の武術家までさまざまな強者と闘いを繰り広げる格闘漫画です。1993年に「週刊ヤングジャンプ」で連載開始され、アニメ化もされるヒット作になりました。続編も含めて累計部数は1000万部を突破しています。

「キー坊」こと宮沢熹一は、厳つい見た目と喧嘩好きという印象に反して、実は純情でお人好しな性格。そんなキー坊はある日、トラックを5分で解体してしまう男・黒田光秀に出会います。同じ高校生の彼と戦うため、古武術・灘神影流の修行に力を入れはじめますが……。

灘神影流の継承を背負う者として、熹一がさまざまな格闘技の猛者と熾烈な闘いを繰り広げる様が描かれます。灘神影流をめぐるドラマチックな人間ドラマも見どころのひとつ。熱いバトルに手に汗握る正統派な格闘漫画が好きな方におすすめの1作です。

修羅の門

講談社 著者:川原正敏 全31巻完結

修羅の門

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80〜90年代にかけて「月刊少年マガジン」にて連載され、第14回講談社漫画賞を受賞した格闘漫画の人気作。格闘漫画にいち早く異種格闘技戦を取り入れ、大きな反響を集めた作品として知られています。

「千年不敗」という伝説で恐れられる古武術・陸奥圓明流の継承者になった主人公・陸奥九十九。彼は「地上最強」を証明するため、まずは実戦空手の雄・神武館を訪れます。「神武館をぶったおす」という目的のもと、途方もない闘いの道のりの第一歩を踏み出すのでした。

一子相伝の古武術の使い手が世界各国でさまざまな最強の男たちと激突する、ロマンあふれる世界観が魅力。強さで無双する痛快な格闘漫画が好きな方におすすめの名作です。

空手小公子 小日向海流

講談社 著者:馬場康誌 全50巻完結

空手小公子 小日向海流

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10年以上にわたって「ヤングマガジン」にて連載されていた1作。体操部に所属していた大学生が、空手の道を極めていく様を追いかける格闘漫画です。

東京にある嶺南大学1年生の小日向海流は、体操でオリンピック出場を目指し、練習に励んでいました。しかし、上級生からのいじめによって挫折。そんな折に鏑木流の全国王者・武藤竜二に誘われ、第二空手部に入部することになります。

空手には興味のなかった海流が、空手の奥深さに触れ、強さに魅了されていく姿がみずみずしく描かれます。大学内で起こるさまざまな出来事に焦点が当てられているのもポイント。体操から空手へ転身した海流がどのような強さを得ていくのか、ぜひ注目してみてください。

バチバチ

秋田書店 著者:佐藤タカヒロ 全16巻完結

バチバチ

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大相撲を題材にした格闘漫画として、熱狂的なファンを集めた1作。2009年に「週刊少年チャンピオン」にて連載開始され、2012年に第1部として完結しました。シリーズとして複数の続編も刊行された名作です。

かつて角界に旋風をもたらしたものの、ある事件をきっかけに相撲界を追放され、失意のままにこの世を去った元大関・火竜。その息子・鮫島鯉太郎は不良少年として成長を遂げました。ある日、大相撲の巡業に訪れた鯉太郎は、なんとその場にいた現役力士を負かしてしまうのです。

このことをきっかけに「空流部屋」へと入門した鯉太郎が、横綱を目指して大相撲の強敵たちを相手に渡り合っていく様が見どころ。取材を元にしたリアルな大相撲界の描写にも定評があり、現役力士からも支持を集めています。”伝説的相撲漫画”とも評されるおすすめの格闘漫画です。

格闘漫画のおすすめ|連載中

はじめの一歩

講談社 著者:森川ジョージ 既刊141巻

はじめの一歩

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“ボクシング漫画の金字塔”と名高い、格闘漫画の大ヒット作品です。1989年から「週刊少年マガジン」にて連載が継続されている長寿作品。第15回講談社漫画賞に輝き、累計部数は1億部を突破しています。

いじめられっ子だった高校生・幕之内一歩を主人公に、プロボクサーの夢を抱いた彼の壮大な道のりを追いかける本作品。ボクサー・鷹村守との出会いをきっかけにボクシングに目覚めた一歩は、まず鴨川ボクシングジムの入門テストに挑戦しますが……。

「強さ」とは何かという哲学的な問いの答えを求めて、ひたむきにボクシングに打ち込む一歩の努力と成長がていねいに描かれます。登場人物たちの生き様や考えに勇気をもらえる、正統派なスポーツ漫画が好きな方におすすめの名作です。

レッドブルー

小学館 著者:波切敦 既刊11巻

レッドブルー

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2022年から「週刊少年サンデー」にて連載中の、格闘漫画の注目作。日陰者として生きてきた病弱な男子高校生が、総合格闘技の世界に挑む様が描かれます。

根暗な高校1年生・鈴木青葉は、総合格闘技を習っているクラスメイトに「戦いごっこ」と称していじめを受けていました。それを止めたのが、格闘技界で注目を集める天才・赤沢拳心。しかし、青葉は拳心の何気ない一言を根に持ち、彼に”一発殴りたい”と宣言するのです。

スポーツすら未経験の青葉が優れた観察眼と記憶力を武器に、総合格闘技の舞台で神童・拳心へのリベンジを目指します。格闘技界でも話題を呼んだ次世代の格闘漫画を読んでみたい方におすすめです。

はっちぽっちぱんち

講談社 原作:カツラギゲンキ 作画:嵯峨あき 既刊3巻

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心優しい女子高生が、狂気を胸に女子格闘技の世界に挑む新感覚の格闘漫画。2024年から「マガジンポケット」で配信連載されています。

周囲には物静かで心優しい優等生として知られている女子高生・黒石希歩。そんな彼女は空想の世界で人を壊し、「人を殴りたい」という強烈な衝動を抱えながら日々を過ごしていました。妄想がエスカレートしていたある日、希歩は巷で噂になっていた通り魔に遭遇します。

狂気的なほどの欲望を秘めた希歩が、興行に悩む女子格闘技に革命をもたらしていく様を追いかける1作。希歩の狂気に、周囲がどのように影響されていくのかに注目してみてください。新しい格闘漫画が読みたい方にまずおすすめの作品です。

一勝千金

小学館 原作:サンドロビッチ・ヤバ子 作画:MAAM 既刊3巻

一勝千金

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アニメ化もされた人気作『ダンベル何キロ持てる?』の原作・作画タッグがおくる、裏社会の女子格闘技の世界を刺激的に描いた話題作。2023年から「マンガワン」「裏サンデー」などで配信連載されています。

格闘団体を解雇された格闘家・天馬希望は、一攫千金を夢見てヤクザと悪徳警察官とともに女子専門の裏格闘技団体を立ち上げます。3人が興行を成功させるために招き入れたのは、キュートな見た目とは裏腹に危険極まりない女子高生でした。

裏格闘技の花形スターになった女子高生のバイオレンスな戦いぶりと、興行を団体運営する幼なじみ3人のヒューマンドラマが見どころ。美しい筋肉を持つ女子格闘家たちが繰り広げる、アンダーグラウンドな闘いに興味がある方におすすめの格闘漫画です。

どるから

竹書房 原作:石井和義 作画:ハナムラ 既刊10巻

どるから

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格闘技イベント「K-1」の創始者・石井和義が原作を担当している、異色の格闘漫画です。女子高生に転生した石井が、空手道場の復興を目指すストーリー。2017年から「WEBコミックガンマ」にて連載されています。

脱税の罪で実刑判決を受けた石井館長は1年間の刑期を終えて出所しますが、その直後に交通事故で即死。魂が近くにいた女子高生・一ノ瀬ケイに乗り移ってしまいます。ケイの実家が多額の借金を抱える空手道場であると知った石井は、金儲けで道場を救うことを決意するのです。

石井がK-1の創始者として培ったノウハウを活かしながら、女子高生として空手ビジネスを成功させようと奮闘する様が描かれます。空手の奥深さを描いた格闘漫画としてはもちろん、一風変わったビジネス漫画としても楽しめるおすすめの1作です。