作業画面の拡張からゲームプレイまで、幅広く活躍する「PCモニター」。種類によって得意とする用途が異なり、なかには画像・動画の編集などのクリエイティブな作業に活躍するモデルもラインナップされています。
そこで今回は、BenQが手がけるクリエイター向けPCモニター「SW272U」をご紹介。色の再現性に優れており、撮影したデータを正確に表示できるため、画像・動画の編集に活躍します。また、細部までこだわられて設計され、使用感にも優れているのでぜひチェックしてみてください。
高性能なPCモニターを手がけるBenQとは?
「BenQ」は、台湾に本社を構える電気製品メーカーです。PCモニターやプロジェクター、WebカメラなどのPC周辺機器の開発・販売を中心に事業を展開。「Because it matters.」をモットーに高品質かつリーズナブルな製品を多くラインナップし、世界的な企業として地位を確立しています。
特にPCモニターにおいて強みがあるのが特徴。ビジネスに活躍するアイケアモニターや、高性能なゲーミングモニター「MOBIUZ」「ZOWIE」、プロ仕様のクリエイター向けPCモニターなどを手がけており、高い評価を得ています。
また、製品は数々の認証を取得し、品質管理が徹底されているのもポイント。日本法人が設立されているため、問題が起きた際のしっかりとしたサポート体制も整えられています。性能と信頼性を両立した高コスパな製品を探している方には、BenQの製品がおすすめです。
PCモニターにこだわる理由
画像・動画編集などのクリエイティブな作業をしたい場合、適したPCモニターを選択するのがおすすめ。クリエイター向けではないPCモニターでも問題ないと思うかもしれませんが、カメラで撮影したデータを正確に表示できないことがあるので注意が必要です。
クリエイター向けのPCモニターであれば、色のカバー範囲が広く、色再現性に優れているため、思った通りの編集がしやすいのがポイント。4K解像度のモデルも多く、鮮明で正確な映像を映せるほか、さらに作業範囲が大きいというメリットもあります。
そのほか、画面全体の輝度ムラを低減できたり、HDR・HLGなどの高画質化技術に対応していたりするなど、よりクリエイターに役立つ機能を有しているのも魅力。インターフェースが充実していることや、キャリブレーションをサポートしている場合があるのも強みです。
画像・動画編集作業において、撮影データを正しい色味で表現できることが大切です。プロの方はもちろん、これから本格的に取り組みたい方は、クリエイター向けのモデルを選んでみてください。
AQCOLORテクノロジー採用「SW272U」は、本格的な写真・動画編集を行う方におすすめ
4K UHD解像度のIPSパネルを採用し、美しい映像体験を実現
SW272Uは、4K UHD解像度のIPSパネルを採用。画面サイズは27インチで、見やすく美しい映像を表示可能です。IPSパネルの特性上、視野角が広く発色もよいので、画像・動画の編集などのクリエイティブな作業を行うのに適しています。
解像度が高いため、表示領域が広いのもポイント。複数のウィンドウを開いてマルチタスクを行なったり、2つの画像の色比較をしたりするのに便利です。また、最近増加している4K素材もスムーズに編集できるため、ハイクオリティなコンテンツを編集するのに活躍します。視認性の高さと作業の効率化を実現するモデルです。
映り込みを防いで快適に作業できる
画像・動画編集時の気になる問題として挙げられるのが、映り込み。画面に自身や環境光が映り込んでしまうと、本来の色味と異なった見え方をしていまいます。
本製品は、パネルがAGLR仕様のため反射を抑制可能。白色系の光から太陽光まで、さまざまな環境下で安定した視覚体験を実現します。コンテンツの色味を正確に視認できるので、編集作業を快適に行えるのが魅力です。
10-bitカラーに対応した広色域を実現し、高い色再現が可能
広色域を実現しているのも大きな強み。10-bitカラー表示に対応し、約10億7000万色を表現できます。色空間規格Display P3/DCI-P3色域を99%、Adobe RGBを99%カバーしており、プロ仕様の正確な色再現が可能です。
広色域対応の画像・映像データも忠実に映せるため、Adobe RGBでの写真をレタッチから、DCI-P3での4Kビデオを編集まで快適にこなすことが可能。意図通りに編集しやすいので、作業の効率化に繋がるのもメリットです。
独自の輝度ムラ補正技術により、均一なユニフォミティを実現
画像・動画の編集において、画面全体で正確な色を表現できるのもポイントです。通常のPCモニターでは、画面中央では正しい画像を表現できますが、画面の端では不安定になりがち。画面の均一性の低いと、作品の仕上がりに悪影響が出てしまったり、補正に時間を取られたりなどデメリットが生じてしまいます。
本製品SW272Uは、画面全体を数十個の区域に分けて繊細な処理を施す独自の輝度ムラ補正技術を搭載しているため、画面全体で均一に画像・映像を映すことが可能。編集作業の精度向上と効率化に役立ちます。
「Gamut Duo機能」により、色の比較が簡単
異なる色空間のコンテンツを横に並べて同時に表示できる「GamutDuo機能」を搭載しているのもメリット。本製品1台で簡単に画像の色味が比較できます。1台のPCから異なる画像を2枚出力したり、2台のPCからそれぞれ1枚ずつ画像を出力したりでき、比較作業がはかどります。
HDR10・HLGに対応し、ハイクオリティな動画編集が可能
高画質化技術対応しているのも魅力。Ultra HD Blu-rayで採用されている「HDR10」や、4K放送に適用される「HLG」をサポートしており、ハイクオリティな動画編集ができます。
また、編集中に効果をプレビューすることも可能で、完成前の確認や調節ができるのもポイント。プロ仕様のコンテンツを作成する方に便利です。
1080/24P出力をサポートし、映画編集にも活躍
映画に用いられる1080/24P出力に対応しているのも特徴。映画編集にも役立ち、幅広く活躍します。そのほか、圧縮方式4:2:2・4:2:0・4:4:4それぞれにおいて24P・25P・30Pの出力に対応し、自分の求めるフレーム数で編集できるのもメリットです。
カラーマネージメントに便利な「ハードウェアキャリブレーション」に対応
本製品での「ハードウェアキャリブレーション」に対応しているのも大きな特徴のひとつ。PCモニターは使っているうちに色温度・輝度が変化します。定期的に色味を調節するキャリブレーションを行うことで、正しい色を安定して出力することが可能になります。
キャリブレーションには2種類あり、PC内のグラフィックスボードの出力を調節する「ソフトウェアキャリブレーション」では、階調の減少が生じてしまう可能性があります。一方、ハードウェアキャリブレーションでは、PCからの出力は変えずにPCモニター内部の画像処理チップを調節するため、階調の減少が生じないのが魅力です。
また、本製品はハードウェアキャリブレーション用ソフト「Palette Master Ultimate」をサポートしています。短い時間でキャリブレーションが終わり、手間がかからないのもメリットです。
Pantone認証、CalMAN認証を取得した、安心の品質
品質にこだわられているのも特徴。優れた色性能を有していることを示す世界的な規格「Pantone認証」、「CalMAN認証」を取得しています。
また、出荷前に工場でのキャリブレーションも行われ、1製品ごとにチェックが入っているのもポイント。信頼性が高く、安心して使いやすいモデルです。
細かい配慮がされたデザインで、快適に使用可能
USB Type-C端子を備え、出力と同時に90W給電が可能
便利なUSB Type-C端子を搭載。ビデオ信号やオーディオ、そのほかさまざまなデータを高速で転送できます。また、同時に90W給電が可能で、ケーブル1本でデスク周りをすっきりと使えるのもメリットです。
横・縦向き対応の遮光フードが標準搭載
取り外し可能な遮光フードが付属しているのもポイント。環境光が気になる場面で使用することで、画面の反射や映り込みを低減できます。色の再現性が重要なクリエイターにとって、うれしい要素です。
高さおよび回転の調節に対応し、使い勝手が良好
画面の高さおよび回転の調節ができるのもメリット。見やすい高さ・角度に動かすことができ、自分に合った使い方ができます。縦型での使用にも対応しており、柔軟に活躍するモデルです。
レザーパッド付きの台座で高級感を演出
高級感のあるデザインも魅力。台座にレザーパットが付いており、スタイリッシュな見た目に仕上がっています。また、レザーパットの上に載せてもモノが傷つきにくいので、カメラなどを気軽に置けるのもメリットです。
便利なワイヤレスコントローラー「ホットキーパックG3」付属
3 つのショットカットキーとダイヤルキーからなるワイヤレスコントローラー「ホットキーパックG3」が付属しているのも特徴。利用頻度の高いOSD設定メニューに手軽にアクセスでき、作業効率の向上を実現します。
画像・動画編集をするならこだわりたい「PCモニター」。「SW272U」であれば、高い色再現性と使い勝手のよさによって、快適かつ効率的に作業を行えます。加えて、ハードウェアキャリブレーションに対応しているため、性能を維持できるのもメリット。プロの方や本格的に作業したい方におすすめの高性能なモデルです。