バーチャルリアリティーにもっと浸れる。
VR(バーチャルリアリティー)ヘッドセットでゲームを楽しんでいる人も多いのでは。確かに没入感はスゴいものの、「酔い」に悩まされたり、のっぺりした画像にがっかりしたり…今回ご紹介するのは、なんと視線でVRの世界をコントロールし、もっとリアルで没頭できる視線追尾VRヘッドセット FOVE です。どんなことができるのか見ていきましょう。
視線でターゲットを絞る
アクションゲームなどで、目標物に視線を向けると自動的にロックされシューティング。視線でゲーミング時のメニューを出すこともできるので、直感的にゲームを楽しめます。
また、ピアノと FOVE を組み合わせた実験が実施されました。ディスプレイに映された特定のキーやコードが割り当てられたボタンに視線を合わせ、まばたきするだけで弾くことが可能。体の不自由な方の明るい希望となりますね。
より本物っぽいVR
FOVE のスゴいところは、例えば視線を向けた物にはピントが合い、その背景はほどよくぼけるというところ。すべてにピントが合っていたら、平面的で現実味に欠ける場合がありますよね。
この見た物にピントが合うというレンダリングテクノロジーは、通常のVRヘッドセットのようにハイエンドなスペックのPCでなくても楽しむことを可能にします。
自然なコミュニケーションを可能に
FOVE でのゲームで登場したキャラクターは無味乾燥な感じはしません。そのキャラクターに視線を向け見つめると、目を合わせ微笑んでくれます。まるでこちらの感情に反応しているかのような錯覚さえ起こしますね。これはスゴい没入感!
通常のVRヘッドセットで頭を動かし360度バーチャルリアリティーの世界に入れるのは当たり前。FOVE はより自然に頭の動きをトラッキングし、VRヘッドセットにありがちな「酔い」を軽減します。
Kickstarterに登場した375ドルからの FOVE は順調に資金を集め、みんなの関心も高いようです。もはや特別なデバイスではないVRヘッドセット。FOVE でチャレンジする!?
FOVE はゲームだけでなく身体障がい者の支援への応用も視野に入れられているのが素晴らしい! 様々な人たちを助けることができるよう色々な業界が FOVE開発用キットを入手してほしいですね!