バーチャルリアリティーにもっと浸れる。

VR(バーチャルリアリティー)ヘッドセットでゲームを楽しんでいる人も多いのでは。確かに没入感はスゴいものの、「酔い」に悩まされたり、のっぺりした画像にがっかりしたり…今回ご紹介するのは、なんと視線でVRの世界をコントロールし、もっとリアルで没頭できる視線追尾VRヘッドセット FOVE です。どんなことができるのか見ていきましょう。

視線でターゲットを絞る

28cce2f2811698cef6ff8e349a0b8461_original

アクションゲームなどで、目標物に視線を向けると自動的にロックされシューティング。視線でゲーミング時のメニューを出すこともできるので、直感的にゲームを楽しめます。

また、ピアノと FOVE を組み合わせた実験が実施されました。ディスプレイに映された特定のキーやコードが割り当てられたボタンに視線を合わせ、まばたきするだけで弾くことが可能。体の不自由な方の明るい希望となりますね。

より本物っぽいVR

97a108c6aa2607f3650a8fe2e2164341_original

FOVE のスゴいところは、例えば視線を向けた物にはピントが合い、その背景はほどよくぼけるというところ。すべてにピントが合っていたら、平面的で現実味に欠ける場合がありますよね。

この見た物にピントが合うというレンダリングテクノロジーは、通常のVRヘッドセットのようにハイエンドなスペックのPCでなくても楽しむことを可能にします。

自然なコミュニケーションを可能に

955b7e0a220c434f6904878c59e1be8f_original

FOVE でのゲームで登場したキャラクターは無味乾燥な感じはしません。そのキャラクターに視線を向け見つめると、目を合わせ微笑んでくれます。まるでこちらの感情に反応しているかのような錯覚さえ起こしますね。これはスゴい没入感!

054a6c63c24cc5ece1725c61c1683011_original

通常のVRヘッドセットで頭を動かし360度バーチャルリアリティーの世界に入れるのは当たり前。FOVE はより自然に頭の動きをトラッキングし、VRヘッドセットにありがちな「酔い」を軽減します。

Kickstarterに登場した375ドルからの FOVE は順調に資金を集め、みんなの関心も高いようです。もはや特別なデバイスではないVRヘッドセット。FOVE でチャレンジする!?