真空管アンプとは、かつて電気製品に広く使われていた真空管を用いたアンプのことです。サウンドはやわらかく、真空管にしかない音が出せるので、根強い人気があります。
そこで今回は、真空管アンプのおすすめモデルをピックアップ。特徴や選び方、押さえておくべきメーカーについてもご紹介するので、サウンドクオリティにこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- 真空管アンプとは?特徴を解説
- 真空管アンプのメリット・デメリット
- 真空管アンプの特徴
- 真空管アンプの選び方
- 真空管アンプのおすすめメーカー
- 真空管アンプのおすすめ|人気
- 真空管アンプのおすすめ|安い
- 真空管アンプのおすすめ|高級・ハイエンド
- 真空管アンプの寿命はどれくらい?
真空管アンプとは?特徴を解説
アンプは音を大きくするために使用するオーディオ機器。真空管アンプは、真空管を使って電気信号を増幅し音を大きくします。
一般的なトランジスタアンプに比べて昔から使われており、まろやかなサウンドを再生できるのが魅力。音の尖りを抑え、やさしい響きを実現させたい場合にも適しています。
深みのある独特な雰囲気のサウンドを楽しみたい場合には、真空管アンプの導入を検討してみましょう。
真空管アンプのメリット・デメリット
真空管アンプのメリットは、構造がシンプルなこと。オーディオファンが自作する場合もあるほど真空管アンプの構造は単純で丈夫です。
また、真空管アンプでしか出せないアナログなサウンドも魅力。やわらかさを感じる音が好みの方にも適しています。
しかし、使用する際に熱をもちやすく、狭い部屋で長時間連続して音楽を再生した場合には暑さを感じることも。室温が上昇してしまう場合もあるので注意しましょう。また、高額な製品が多いのも真空管アンプのデメリット。購入する際は予算もしっかりと考慮することが大切です。
真空管アンプの特徴
真空管アンプとは、真空管を使って増幅回路が組まれているアンプのことです。トランジスタを採用した製品に比べてあたたかみのある音を奏でられます。
レコードに近いサウンドともいえるアナログ特有のおおらかなサウンドは、人の声やアコースティックな楽器を再生する場合にもおすすめです。比較的リーズナブルな価格のモノから高級なモノまで、幅広く展開されています。
真空管アンプの選び方
アンプ形式で選ぶ
一般的なアンプは、プリアンプとパワーアンプが一体化したプリメインアンプのことをいいます。再生機器とスピーカーがあれば音が出るので、使いやすいのが特徴です。真空管アンプでもプリメインアンプが主流。メーカーや価格の選択肢も複数あります。
価格に対して出力は小さい傾向があるため、コストを抑えながらも大出力を得たいなら、プリアンプのみを真空管式にする方法もあります。なお、真空管式プリアンプには小型で安価なモノもあるので、幅広くチェックしておきましょう。
真空管アンプのなかでも、比較的オーディオ上級者向けなのが「真空管パワーアンプ」。高価格帯ではあるものの、真空管では難しい大出力を可能にしているのが特徴です。
また、ハイクラスの真空管を使用したモデルもあります。真空管アンプで高度な再生を目指すには向いていますが、予算だけでなく知識や経験も要求されるため、購入する際は慎重に検討してみてください。
真空管の種類と回路
真空管アンプは、使用する真空管の種類や回路の方式によってさまざまな製品があります。オーディオ用真空管のおおまかな種類は形状で分類され、おもにST管・GT管・MT管の3つ。さらに細分化すると、ST管の「300B」、GT管の「6CA7(EL34)」や「KT88」が人気です。
回路方式には、シングルアンプとプッシュプルアンプがあります。シングルアンプは出力管を左右1本ずつ使用した回路。出力は低いものの、真空管アンプならではの音が出やすいのがメリットです。
プッシュプルは左右2本ずつ使う回路で、シングルの2倍以上の出力。出力をさらに増やすためには3本、4本と増やしていくことになりますが、増せば増やすほど高価で大型になるだけでなく、真空管らしい音の特徴も薄まるので注意しておきましょう。
出力の大きさで選ぶ
真空管アンプは、シンプルな回路は真空管らしい音を堪能できるものの小出力という傾向があり、構造が複雑で大規模になれば大出力ではあるものの音の真空管らしさは弱まる傾向があります。
シングルアンプは数W程度の出力しかありませんが、真空管アンプには多いタイプです。価格や大きさを考慮すると、まずはシングルアンプから使うのがおすすめ。ただし、一般的なスピーカーを大音量で鳴らすのは難しく、使い方には工夫が必要です。
例えば、デスクトップにスピーカーを置いて、1m以内に近づいて聴く方法があります。なお、少し大きめの音でスピーカーを鳴らしたいならスピーカーの能率が85dB、できれば88dB以上のモノから選んでみてください。スピーカーを離れた場所から大音量で鳴らしたいなら、10W以上のアンプを検討しましょう。
Bluetooth対応かチェック
スマホやタブレット、パソコンなどを使って音楽ストリーミングサービスを利用したい場合には、Bluetooth通信に対応した真空管アンプがおすすめです。
Bluetooth通信が利用できる真空管アンプであれば、ワイヤレスでスマホなどと接続することが可能。ケーブルを繋がずに手軽に音楽鑑賞できます。
真空管アンプのおすすめメーカー
ラックスマン(LUXMAN)
1925年に大阪で創業した日本の老舗オーディオメーカー。真空管がアンプ用増幅素子の主流だった時代から知られており、「日本の真空管アンプといえばラックスマン」といわれるほど、業界を牽引しています。
木製のキャビネットとアルミ削り出しのフロントパネルが特徴の真空管プリメインアンプ「SQ-38」といった、数々の名機を世に送り出しているのも特徴。音に艶がありながらも自然で爽快感のあるサウンドは「ラックストーン」と呼ばれて親しまれてきました。真空管アンプを販売し続け、音を追求し続けているのも魅力です。
トライオード(Triode)
1994年に埼玉県で創業した日本のオーディオメーカー。高音質で高品位な真空管アンプを手頃な価格で展開しているのが特徴です。オーディオ初心者でも扱いやすい製品をラインナップしています。
半完成品のキットや高級機を手がけているのも特徴。国内メーカーならではのアフターサービスが充実しています。
マッキントッシュ(McIntosh)
アメリカで1949年に設立されたアンプメーカー。50年以上前の製品である真空管パワーアンプ「MC275」と真空管プリアンプ「C22」は歴史に残る逸品といわれており、復刻版が発売されるほど人気があります。
艶やかで厚みのある独特なサウンドは「マッキントーン」と呼ばれ、多くのオーディオ愛好家を魅了。サウンドにこだわりがある方は、ぜひ一度聴いてみてください。
真空管アンプのおすすめ|人気
ラックスマン(LUXMAN) 真空管プリメインアンプ SQ-N150
スロバキアのJJ製出力管EL84を真空管に採用。やわらかく透き通るような「ラックストーン」と呼ばれるサウンドを実現しています。スタイリッシュなデザインのボディには、フロントパネルにLED照明付きのアナログ指針メーターを配置。真空管の灯火とメーターのイルミネーションが楽しめます。
高品位なMM/MC対応フォノイコライザーアンプを内蔵しているのもポイント。レコードプレーヤーを接続し、アナログのあたたかみのある音を鑑賞する場合にもおすすめです。
トライオード(Triode) 真空管プリメインアンプ TRIODE Pearl
パールホワイトの塗装が美しい真空管アンプです。真空管の照明にブルーLEDを採用しているのが特徴。クールでスタイリッシュな外観を有しています。
本体サイズは、幅190×奥行180×高さ135mmと比較的コンパクト。デスク上やベッドサイドにも設置しやすい大きさです。音質は真空管アンプらしく、心地よいサウンドを再生可能。真空管には小型ながら駆動力が高い6BQ5を採用しています。
出力回路には、純A級のシングル回路を使用。6BQ5の性能をしっかりと引き出します。ヘッドホン端子が付いているのもポイント。周囲に人がいる環境で、また夜間および早朝に音楽鑑賞したい場合にもおすすめです。
トライオード(Triode) プリメインアンプ TRIODE Ruby
機能性だけでなく、デザイン性も重視して設計されているおすすめの真空管アンプです。本体サイズは横190×奥行180×高さ135mmと比較的コンパクト。設置スペースが限られている場合にも便利です。
真空管には6BQ5×2本と12AX7×2本を採用。3W+3Wの出力を備えています。また、ヘッドホン出力端子が付いているのもポイント。ヘッドホンアンプとしても使える製品です。
Butler 真空管アンプ Vacuum 6W MK2
出力段にEL84(6BQ5)を採用している真空管アンプです。チューニングにこだわって音質を向上しているのが魅力。本製品オリジナル設計の大型出力トランスが搭載されており、比較的コンパクトなサイズながら本格的なサウンドを奏でられます。
前面にはアナログ入力端子を配置。iPodなどの携帯プレーヤーのほか、パソコンを接続する場合にも便利です。背面には金メッキタイプのRCA入力端子が付属。バナナプラグに対応したスピーカー端子やヘッドホン端子を備えている点もおすすめです。
高級感のあるデザインもポイント。ブラックで統一され、インテリアや部屋の印象を問わず設置できます。
Fosi Audio 真空管アンプ T3
使いやすさにこだわって設計されている真空管アンプです。ボリューム調節や入力の切り替え、低音・高音なども本体上部のノブでコントロール可能。操作性に優れているのが魅力です。
2基のAUX入力端子のほか、Bluetooth通信を利用した入力に対応しているのもポイント。スマホから音楽を再生したい場合にも便利です。
背面には、スピーカー端子やヘッドホン出力端子を搭載。50W×2の大出力により、パワフルなサウンドが期待できる点もおすすめです。
FX-AUDIO- 真空管ハイブリッドプリアンプ TUBE-03J+
オペアンプと真空管プリアンプを組み合わせたハイブリッド製品です。真空管には6K4を採用。HighとLowの2段階で切り替え可能なゲイン設定機能を備えています。
トーンコントロール機能が搭載されているのもポイント。低音や高音などの音量を好みに合わせて調節できます。本体価格が比較的リーズナブルなので、オーディオ初心者にもおすすめです。
SOUND WARRIOR リビングオーディオ SWL-T20
深みのある独特のサウンドが魅力的な真空管アンプです。双三極菅×1本と五極菅×2本を搭載。3W×2の出力を備えています。
A4サイズにおさまるコンパクトなデザインも特徴。テレビボードやサイドボード、デスク上などにすっきりと設置できるのがポイントです。
背面には3系統のアナログ入力端子のほか、PHONO入力端子も付属。CDプレーヤーやBluetoothレシーバー、レコードプレーヤーなど幅広い機器が接続できます。
トーンコントロール機能を有しているのも長所。低域や高域などを調節する音響フィルターが採用されている点もおすすめです。
YARLAND 真空管アンプ TJ6P1-P
真空管アンプらしいサウンドが楽しめるエントリーモデルの製品。本体サイズは200×230×152mmと比較的コンパクトで、デスク上にもすっきりと設置できます。
側面にはイヤホンジャックやUSBポートを搭載。DACが内蔵されており、パソコンと接続して使用する場合にも便利です。音質は力強く、トランジスタでは表現しにくい臨場感あふれる音で動画や音楽が鑑賞できます。
Reisong 真空管アンプ A10
真空管にGT管のEL34を採用しているアンプです。真空管保護カバーを搭載したレトロな外観が魅力。性能だけでなく、デザイン性にこだわりたい場合にもおすすめです。
手動溶接によって製造されているのもポイント。信頼性が高く、安定したパフォーマンスが期待できるのもメリットです。入力の切り替えは背面のボタンを押すだけと、簡単に使えるのも長所です。
イーケイジャパン ELEKIT 6L6GC シングル真空管アンプキット TU-8200R
パワフルかつナチュラルな音質が特徴的な、おすすめの真空管アンプです。出力管に6L6GCを用いたパワーアンプキット。イーケイジャパン独自開発の「アクティブオートバイアス調整機能」を備えており、真空管の能力をしっかりと発揮できます。
3種類の動作モードを切り替えられるのもメリット。パワフルな五極菅結線、繊細な三極管結線、五極菅結線と三極管結線のよい部分を兼ね備えたウルトラリニア結線の3つのモードをショートプラグの差し替えによって設定できます。
回路部の多くは基板に実装され、基板外との配線にはコネクター式を採用。ハンダ付け初心者でも組み立てやすいキットです。
イーケイジャパン ELEKIT ハイブリッド真空管アンプキット CUBIC kit TU-H82
ハンダ付け不要で簡単に組み立てられる真空管アンプのキットです。ラジオペンチなどの工具を使って組み立てるのが特徴。初めて真空管アンプの製作にチャレンジする場合にもおすすめです。
一辺が88mmのキューブ型デザインを採用しているのもポイント。縦置きだけでなく横置きにも対応でき、設置場所を選びにくいのがメリットです。
USB-DACが内蔵されているのも特徴。パソコンと接続して使用する場合に便利です。
AIYIMA AIYIMA T9
強力なパワーと低周波出力を実現している真空管アンプ。各チャンネルは100Wでの出力に対応しており、3〜8Ωのパッシブスピーカーを十分に駆動させることが可能です。アクティブサブウーファーも接続しやすく、2.1chのスピーカーシステムで迫力のある低音を楽しみたい場合にも便利です。
入力はRCA端子のほか、同軸デジタル端子・光デジタル端子・USB端子なども使用が可能。Bluetooth通信を利用したワイヤレス接続にも対応しているので、スマホやタブレットからも手軽に音楽を再生できます。
本体前面にはVUメーターを搭載。ビンテージ感ただよう外観もおすすめです。サウンドはノイズが少なく、甘い音色が特徴。高音域や低音域を調節できるダイヤルを備え、好みのサウンドにカスタマイズできる点もメリットです。
JUSON AUDIO Tube Amplifiers JTA35
エレガントなデザインを採用している真空管アンプ。メインシェルの素材にはアルミニウムを使用しており、真空管の外側には保護カバーを備えています。真空管の損傷を予防できる点がメリットです。
実行出力は70Wとパワフル。あたたかさを感じさせるクリアなサウンドを実現しているのもポイントです。特に6.35mmのヘッドホンジャックを使用すれば、良質なサウンドが味わえます。
フォノ端子や同軸および光デジタル端子など、多彩な入力端子があるのも長所。レコードプレーヤーをはじめ、幅広い機器を接続できます。Bluetooth通信を利用して、スマホから音楽を再生できる点もおすすめです。
リモコンが同梱し、本体から離れた場所でも音量などが操作できます。
真空管アンプのおすすめ|安い
FX-AUDIO- 真空管プリアンプ TUBE-01J
低価格で購入できるコンパクトな真空管アンプです。ノイズを抑制する電源回路設計を採用しているのがポイント。回路には、日立金属の特許素材ファインメットビーズが使われています。
ノーズフラットジャパン独自設計の昇圧電源モジュールを搭載しているのも特徴。真空管への電源供給を高精度で行える点もおすすめです。
FX-AUDIO- 本格真空管ラインアンプ TUBE-00J
標準付属真空管に6K4を採用しているアンプです。真空管アンプらしい味わい深いサウンドを再生できるのが特徴。6J1真空管向けに回路が設計されているので、別途真空管を購入して交換するのもおすすめです。
ノイズレス供給を目指した電源回路を搭載しているのもポイント。クリアなサウンドを求める場合にも適しています。オペアンプにはTexas Instrumentsの「NE5532」を使用。クオリティの高い音質が期待できます。
リーズナブルなモデルながら、特注仕様の高耐圧フィルムコンデンサーやPILKORのメタライズドフィルムコンデンサーなどを備えているのもメリット。音質に定評のあるパーツが使用されている真空管アンプです。
Fosi Audio 真空管プリアンプ BOX X2
背面にMMフォノ入力端子を有している真空管アンプです。レコードプレーヤーを接続できるのが魅力。低周波ノイズを除去し、クリアなサウンドでレコードの曲が楽しめます。
切り替え可能なゲインモードを備えているのもポイント。39dB・42dB・45dBの3つのゲインレベルから選択できます。
前面には3.5mm AUX入力端子を搭載。あたたかく滑らかなサウンドを求める場合に、チューブプリアンプとしても使用できます。
Fosi Audio 真空管アンプ T20
エレガントなデザインが魅力的な真空管アンプです。ブラックのピアノペイントパネルに金属製の胆管を組み合わせた外観が特徴。力強さだけでなく、芸術的な雰囲気も感じられます。
4本の真空管は、純粋なハイファイサウンドを生み出すことが可能。音域が豊かなだけでなく、まろやかな音色を奏でられるのがポイントです。
Bluetooth通信に対応しているのもメリット。スマホやタブレットと簡単に接続できる点もおすすめです。前面にはUSB端子も搭載。MP3・WMA・FLACなど幅広いオーディオ形式をサポートしているのも長所です。
Fosi Audio 真空管ヘッドフォンアンプ P2
ノイズを抑えたクリアなサウンドが期待できる真空管ヘッドホンアンプです。RCA入力だけでなく、AUX入力も備えているのが魅力。本体前面にはヘッドホン出力端子を搭載しています。
6.35mmを3.5mmに変換するアダプターが付属しているのもポイント。幅広いヘッドホンに対応できる仕様です。本体サイズは長さ99×幅98×高さ33mmとコンパクト。ノートパソコンなどと接続する場合にもおすすめです。
AIYIMA デジタルチューブ真空管プリアンプ AIYIMA T8
スリムなデザインを採用しているコンパクトな真空管アンプ。本体サイズは約長さ138×幅123×高さ51mmです。デスク上はもちろん、ラックなどにも設置しやすい大きさです。
リモコンが付属しているのもメリット。本体から離れた場所にあるソファやベッドでリラックスしながら音楽鑑賞したい場合に便利です。
Bluetooth接続に対応しているのもポイント。スマホやタブレットと手軽に接続して使用できる点もおすすめです。
AIYIMA 真空管プリアンプ AIYIMA T10
幅広い入力方式に対応する真空管アンプです。RCA端子によるライン入力に加え、USBや光デジタル、同軸デジタルなどの端子も搭載。Bluetooth通信を利用したワイヤレス接続も可能で、パソコンやスマホ、テレビなど、さまざまな機器で使えます。
BluetoothのコーデックはaptX HDに対応。低遅延かつ安定した接続が期待できます。本体前面には有機ELディスプレイを配置。シンプルなデザインながら堅牢性に優れた構造が採用されています。
3.5mmステレオミニのヘッドホン出力やAUX出力端子を備えているのもポイント。ヘッドホンやアクティブスピーカーを接続して使用できる点もおすすめです。
AIYIMA 真空管プリアンプ AIYIMA T6 Pro
デジタル入力に対応している真空管アンプです。USBケーブルでの接続やBluetooth通信を利用したワイヤレス接続が可能。本体にDACが内蔵されており、デジタル信号をアナログ信号に変換できます。
Bluetoothのコーデックは、aptXやaptX HDに対応。USBチップは24bit/192kHzのロスレス入力をサポートしています。
真空管にはJAN5725菅を2本使用。再現度の高いサウンドが期待できます。比較的コンパクトなオールブラックのボディは、陽極酸化とサンドブラストによって高い質感を実現。下部にはシリコンフットが付属し、設置した際のすべりを予防できます。
Fosi Audio Fosi Audio Tube Preamp With Bluetooth AptX LL HD Bass And Treble Tone Controls P3
あたたかく豊かなサウンドを実現できるのが魅力の真空管プリアンプ。プリアンプ回路で電圧を54Vに増幅し、真空管をしっかりと機能させるのが特徴。明瞭な高音域や深くリズミカルな低音域が楽しめます。
Bluetooth通信を利用した接続ができるのもポイント。aptX HDやaptX LLなどのコーデックに対応しており、ワイヤレス接続でも高音質が期待できます。RCAやAUXなどの出力端子を備えているのもメリット。アクティブスピーカーとサブウーファーを接続し、迫力のある低音域が再生できます。
コントロールノブの中央には刻印があり、音量や低音域および高音域の設定が行いやすいのも長所。好みや鑑賞する楽曲に合わせて音質をカスタマイズできる点もおすすめです。
真空管アンプのおすすめ|高級・ハイエンド
トライオード(Triode) AB級プッシュプルプリメインアンプ TRV-88SER
KT88と呼ばれるST管を採用している真空管アンプです。中低域に魅力のあるサウンドが特徴。ジャズや現代ポップスなどの音楽ジャンルにおすすめの製品です。
リモートコントロール機能を備えているのもポイント。付属のリモコンを使用すれば、本体から離れた場所にいても操作できます。
MMフォノイコライザーを内蔵しているのもメリット。アナログレコードのあたたかみのある音を楽しみたい場合にも適しています。
トライオード(Triode) AB級プッシュプルプリメインアンプ Luminous84
真空管にEL84や12AU7を使ったAB級プッシュプルのステレオプリメインアンプです。本体が比較的コンパクトに設計されているにもかかわらず、真空管アンプらしいサウンドをしっかりと奏でられるのが魅力。フォノイコライザー回路が内蔵されており、アナログレコードプレーヤーとも接続できます。
スピーカー端子のほかに、6.3mm標準ジャックを採用したヘッドホン出力端子を搭載しているのもメリット。早朝や夜間に音楽を楽しみたい場合にもおすすめです。
マッキントッシュ(McIntosh) 真空管ハイブリッド・プリメインアンプ MA352
「マッキントッシュ・モノグラム・ヒートシンク」を採用している真空管アンプです。放熱効率が高く、安心して使えるのが魅力。真空管は保護ケースに収納されています。
フロントパネルには、5バンドイコライザーを搭載。30Hz・125Hz・500Hz・2kHz・10kHzの各周波数を±12dBの範囲で調節できます。
大電流供給能力を有しているのもポイント。安定した動作が期待できる点もおすすめです。
マッキントッシュ(McIntosh) 真空管パワーアンプ MC275VI
マッキントッシュを代表する真空管アンプ「MA275」のバージョン5にあたる製品です。真空管にはKT88を採用。バイファラー巻きトランスやユニティ・カップル回路を備えており、クオリティの高いサウンドが再生できます。
ステレオでの出力は75W+75W、モノラルでは150W。本体サイズを超えたパワフルな出力が可能です。また、スピーカー端子にアンバランス入力端子を用いているのもポイント。信号のロスを抑える金メッキ仕上げの端子を有している点もおすすめです。
マッキントッシュ(McIntosh) 真空管プリアンプ C22V
2019年にマッキントッシュの70周年を記念して発売された「C22」の後継機にあたる真空管アンプです。名機ともいわれたC22の特徴を継いでおり、ガラスやアルミニウムを使ったフロントパネルを搭載。シンプルながらスタイリッシュな外観を有しています。
真空管には12AT7×1本と12AX7A×5本を採用。プリアンプ上部のガラスパネルから真空管の様子が確認できる点もおすすめです。
Cayin 真空管ヘッドホンアンプ HA-1A MK2
デジタルオーディオプレーヤーの製造で知られる「Cayin」の真空管アンプです。本体側面に美しいウッドパネルを採用しているのが特徴。高級感のある外観を実現しているのもポイントです。
真空管にはEL84を使用。ナチュラルながらリアリティの高いサウンドが楽しめます。また、熟練の職人の手によって製造されているのもメリット。品質を重視する場合にもおすすめの真空管アンプです。
プリアウト機能を搭載しているのも利点。アクティブスピーカーを接続したい場合に便利です。
トライオード(Triode) プリメインアンプキットTRK-3488
トライオードの創立15周年を記念して設計された真空管プリメインアンプキット。真空管アンプのサウンドだけでなく、作る楽しみを味わえるのが魅力です。入力端子やボリューム周りなどは加工済みなので、部品をプリント基板に差し込んでハンダ付けを行い、完成した基板をシャーシに取り付けて配線するだけで完成します。
真空管にはEL34×2本、12AX7×2本を採用。KT88×2本への差し替えに対応している点もメリットです。また、真空管カバーが付属しているのもポイント。真空管が損傷してしまうトラブルを予防したい場合に便利です。
真空管アンプの寿命はどれくらい?
真空管アンプはカタログスペック上寿命はありませんが、真空管は蛍光灯や電球のように寿命があります。真空管アンプを購入する際は、定期的に真空管を交換する手間がかかる点を事前に把握しておきましょう。
真空管の寿命は、一般的に約5000時間といわれています。なかには、5000時間より早く寿命がきたり、5000時間以上もつモノも。寿命に関してメーカーが明確に規定している製品は少ないので、5000時間を目安に真空管の交換を想定しておくのがおすすめです。
5000時間を寿命と想定した場合、毎日2時間の音楽鑑賞で6年10ヶ月程度の使用が可能。普通に真空管アンプを使った場合、寿命は5〜7年程度が一般的です。
真空管アンプは手頃で使いやすい製品も多く、思いのほか難しいモノではないため、初心者の方にもおすすめです。トランジスタアンプとは違い、あたたかみのある音を楽しめます。音質にこだわりたい方は、ぜひ本記事を参考に自分に適した1台を購入してみてください。