ハンモックで一度でも寝たことがある人は、あのゆらゆらとした浮遊感と、包まれるような安心感の絶妙なバランスに心を奪われた経験があるのではないでしょうか。一時的に寝るだけでは飽きたらず、そのまま屋根を付けてテントにしてしまったハンモックテントという新しい製品が最近ちらほらと登場してきました。今回はそのなかからおすすめのハンモックテントを紹介します。
おすすめしたい7つのハンモックテント
ネイチャーハイク(NatureHike) キャンプハンモック
中国のアウトドア用品ブランド「ネイチャーハイク」からは全体で1488gと軽量な、ひとり用ハンモックテントを紹介します。木と木の間にロープを渡し、そこにひし形のタープを掛け、その下にハンモックを吊るした構造になっています。ハンモックなので当然地面からは距離がある一方で、上部は丈夫な素材の屋根がついているので雨が降っても安心快適に眠ることができます。
テントサイル(Tentsile) Stingray
平らな床面に、フライシートをかぶせることで、スティングレイというその名の通りまるで海にいるえいのように見えるハンモックテントです。全体的なフォルムが薄く、華奢に見えますが、耐荷重400kgと余裕があるので大人3人で使用しても余裕があります。地面から浮いているハンモックテントには、虫や動物からの害が避けられる上に、地面の状態に左右されずに過ごせるというメリットがあります。
ヘネシーハンモック(Hennessy Hammock) スカウト クラシック 12880014000000
本体重量1200g、耐荷重68kgのコンパクトなハンモックテントで、女性や子供など、小柄な方に向いているモデルです。クラシックという名の通り、ヘネシーハンモック社の最初の製品です。設営と撤収は非常に簡単にでき、時間がかかりません。蚊帳がついているため、涼しく、虫からの害も避けられ、暑い時期の使用に向いています。
ヘネシーハンモック(Hennessy Hammock) ウルトラライトバックパッカーA-SYM ZIP
本体重量860gで、非常に軽量なハンモックテントです。このモデルは舟型の本体の底に出入り口のジッパーがあるので、簡単に中に入ることが可能です。もちろん普通のテントと同様に、内部にはランタンを掛けるフックや、小物を保管することができるポケットなどを備えています。また、普通のハンモックのように使ったり、中に入らずにソファーとして使用することもできます。
アモック(AMOK) ドラムル(Draumr)2.0
木と木の間に渡したストラップに対して垂直方向に寝る、いままでのハンモックテントとは異なるタイプのモデルです。日が出ている間はイスとして利用して、夜になったら中に入って寝ることができます。背面には別売りのマットを差し込んで利用する必要がありますが、その分背中が安定して、寝心地が快適です。その他別売りのタープを上部に張れば、雨や夜露からも守られます。
カクーン(cacoon) cacoon single
独特の形状で人の目をひくモデルです。円形のフレームに、ヨットのセイルと同じタフな素材が張られているので、耐荷重は200kgと見た目の可愛さとはうらはらに頑丈です。鳥の巣と蚕のまゆをモチーフにデザインされていて、庭やウッドデッキ、ベッドルームやアウトドアなどどこででも、リラックスできるプライベートスペースができあがります。
スノーピーク(snow peak) テント スカイネスト SD-660
地上を離れて、浮遊する空間というコンセプトのハンモックテントです。ロープを掛ける木の樹皮を過度に痛めないための保護シートや、雨の日でも履いてきた靴が濡れないようにするシューズポケットなど、スノーピーク製品ならではの工夫が施されている点が特徴です。テント内は広く、大人1人が大の字になって寝るだけのスペースがあります。
一度は試してみたいハンモックですが、なかなかチャレンジングな買い物なのもたしかです。まだ、まわりに同様のテントを持っている人が少ない今のうちに、チャレンジしてみるのもよいかもしれません。丈夫な柱となる木があれば、比較的自由にいろいろなところに設営できるのが魅力です。是非、まだ誰も気がついていない、自分なりの使い方を見つけてみてください。