折り紙は、世界中に新たな発想を与えています。

今回ご紹介する「NOMAD Hammock」は、折り紙の影響を受けて開発された製品。普段はバックパックですが、必要に応じて「あるもの」に変身する1品です。

ハンモックにトランスフォーム!

NOMAD Hammockは、長方形のバックパック。最大20L容量ですが、この製品には秘密が隠されています。

それは、いざとなったらハンモックになるという点です。身長2mまで対応できる、本格的なハンモック。それがこのバックパックに折り畳まれているというわけです。120kgまでの重さに耐えることができます。

身長2m、体重120kg。プロレスラーでもここまで大きい人はあまりいません。それだけ丈夫なハンモックが、普段はコンパクトなバックパックとして活用できるという製品でもあります。

折り紙の技術

これを可能にしているのは、折り紙の発想。

開発者も、NOMAD Hammockのインスピレーションは折り紙から受けたと公表しています。そもそもは記録媒体である紙を、一切の道具なしに折り畳んで造形物を生み出すというのは日本人の発明です。

多様な折り方でまったく新しいものを作る折り紙。それがなければ、NOMAD Hammockもありませんでした。ですから、NOMAD Hammockの構造を折り紙で再現することも可能です。

伝統文化が世界へ

日本の伝統文化がいかに世界へ伝わっているか。それを考えさせられる製品でもあります。折り紙は今も、新しい発明品を輩出し続けています。

さて、NOMAD Hammockの価格は195ユーロ(約2万5500円)から。クラウドファンディング「Kickstarter」でプレオーダーを受け付けています。