自作PCを構築する場合に重要となるパーツ「電源ユニット」。CPUやグラフィックボードに比べると軽視されがちですが、各パーツに電源を供給する重要な役割を担っています。しかし、電源容量や規格などが異なるさまざまな製品が販売されているので、どれを選んでよいかは悩んでしまいがちです。

そこで今回は、おすすめの電源ユニットをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

電源ユニットとは?

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パソコンの各パーツに電力を安定して供給するために必要な「電源ユニット」。家庭用のコンセントの電気は交流ですが、パソコンに電気を供給するためには直流への変換が必要です。電源ユニットは、コンセントの電気をパソコンに適した形に変換する役割を担っています。

また、家庭用コンセントの電力はさまざまな要因により不安定になりがち。電源ユニットを使用すれば、不安定な電力を受け止めた場合でもパソコンに安定した電力を供給できます。特に高性能なCPUやグラフィックボードを搭載しているパソコンは高い電力が必要。スペックの高いパソコンを使っている場合には、品質の高い電源ユニットがおすすめです。

電源ユニットの選び方

パーツ構成に適した容量(W数)のモデルを選ぶ

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グラフィックボードを搭載していないパソコンであれば、400W前後の電源ユニットでも稼働します。CPUには65~105Wほど、HDDには25W前後、SSDには3W程度の電力が必要。少し余裕を持たせても400Wほどの電源ユニットで十分稼働します。

グラフィックボードを搭載する場合には、500W以上の電源ユニットがおすすめ。グラフィックボードの性能にもよりますが、ミドルスペックのパソコンで500~600W程度、ハイスペックであれば850W以上の電源ユニットが適しています。パソコンの定格電力に対して2倍ほどの容量を備えているモデルを選ぶのが目安です。

ただし、将来的にグレードアップを想定している場合には注意が必要。パーツをグレードアップする際には、電源ユニットも交換が必要か確認しておくのがおすすめです。

コネクタの種類と数をチェック

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電源ユニットから各パーツへの電力供給は、コネクタを接続して行います。使用するパソコンのスペックによって、必要なコネクタの種類や数が異なるので対応できる電源ユニットを選択しましょう。

HDDやSSD、DVDドライブなどに電力を供給する場合は、「SATA電源ケーブル」が必要。ストレージを複数使用する場合には、SATA電源ケーブルを複数搭載している電源ユニットを選択しておくのがおすすめです。

また、PCケース内をすっきりと見せたい場合は、必要なコネクタだけを利用できる「プラグイン対応」の電源ユニットが便利。不要なコードを取り外せるので、スペースを有効に活用できるメリットもあります。

PCケースに対応した規格を選ぶ

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電源ユニットを購入する際は、PCケースによって取り付けられる規格が異なるので注意。フルタワーやミドルタワーなどのPCケースであれば、「ATX」規格の電源ユニットがおすすめ。電源容量の大きなモデルも多く、スペックの高いパソコンにも対応しやすいメリットがあります。

スリムタワーや小型のPCケースを利用する場合には、「SFX」規格の電源ユニットがおすすめ。ATXに比べるとサイズが小さく、スペースの限られているPCケースにも対応できるのが特徴です。

80PLUS認証のグレードをチェックしよう

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電源ユニットの性能は、電源変換効率80%以上の製品が受けられる「80PLUS認証」の表記を見れば確認が可能。STANDARD・BRONZE・SILVER・GOLD・PLATINUM・TITANIUMの6段階で記されており、後者になるほど電気変換効率や静音性、省エネ性に優れています。

最もリーズナブルな価格で購入できるSTANDARDでも電源変換効率は80%を超えていますが、スペックの高いパソコンに搭載する場合は、より高い規格を選択しておくのがおすすめです。

電源ユニットのおすすめメーカー

玄人志向

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コスパの高いパソコンパーツで有名な「玄人志向」。電源ユニットもリーズナブルながら高性能な製品が多く、高い評価を得ている日本のメーカーです。

ラインナップも豊富に取り揃えており、自作PC初心者から上級者まで幅広い層に人気。プラグイン対応モデルやフラットケーブル採用モデルもあり、PCケース内をすっきりと見せたい場合にもおすすめのメーカーです。

コルセア(Corsair)

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アメリカのパソコン関連機器メーカー「コルセア」。ゲーミングPC用の周辺機器が有名ですが、電源ユニットやPCケース、メモリなどのパーツも製造しています。

コルセアの電源ユニットは、プラグイン対応の「RMシリーズ」が人気。ファンの回転数を自動で制御する機能も搭載されており、静音性を重視したい場合にもおすすめです。また、RGBファンを搭載した製品も存在するので、PCケース内のライティングを楽しみたい場合にも適しています。

電源ユニットのおすすめモデル|~600W

コルセア(Corsair) CX Series CX550F RGB CP-9020216-JP

120mmファンに8つのアドレサブルRGB LEDを搭載したATX規格の電源ユニットです。ライティングは背面のボタン、別売りの「CORSAIR iCUE RGBライティングコントローラー」、マザーボードのARGBコントローラーのいずれかで制御できます。PCを鮮やかなライティングで光らせたい方におすすめです。

本体サイズは、W150×H86×D140mm。奥行き140mmのコンパクト設計なので、ほぼ全てのATXケースで使用可能です。容量は550Wで、80PLUS BRONZE認証を取得しています。

必要なケーブルだけを接続するプラグインに対応しているので、PCケース内をすっきりとさせられるのもメリット。120mmファンは、特別にカスタマイズされており、微調整されたファンカーブがノイズをしっかりと抑制します。

エイスース(ASUS) 電源ユニット TUF-GAMING-550B

安心して使用できる高耐久なATX規格の電源ユニットです。ミリタリーグレードの認証を取得したコンデンサーやチョークを採用しており、長寿命を実現しています。また、厳格なテストに合格した品質の高いパーツを使用し、80Plus BRONZE認証も取得済です。

本モデルの容量は550Wで、ケーブルは直付けタイプです。スリーブ済みのケーブルを採用しているので、取り回しやすく、すっきりとした見た目で配線できます。本体サイズは、150×150×86mm。内部のプリント基板には、湿気やホコリなどによるショートから保護できるPCB保護コーティングが施されています。

ファンのサイズは135mmで、同社のグラフィックカード向けに開発された「Axial-techファン」設計を採用。低回転時でも優れた冷却性能を発揮します。さらに、「0dBテクノロジー」により、低負荷時はファンが停止するので、静音性も良好です。

クーラーマスター(Cooler Master) V550 SFX Gold MPY-5501-SFHAGV-JP

コンパクトなSFX規格の電源ユニットです。小型ケースを使用したスリムなPCを組みたい方などにおすすめ。本モデルの容量は550Wで、80 PLUS GOLD認証を取得しています。

ケーブルは、着脱が可能なプラグインに対応。ケース内に広いスペースを確保でき、エアフローの改善にも役立ちます。また、「92mm FDB(流体動圧軸受)ファン」を採用しているので、放熱性能に優れ、静音性も良好です。

本体サイズは、L100×W125×H63.5mmで、SATAコネクタは8つ搭載。mini-ITXケース向けの電源ですが、付属の「SFX-to-ATX変換ブラケット」を使用することで、ATX規格の大型ケースなどでも使用できます。幅広いサイズのPCに組み込めるのもメリットのひとつです。

シルバーストーン(SilverStone) 80 PLUS Bronze 500W ATX電源 SST-ET500-ARGB

80PLUS BRONZE認証を取得したATX規格の電源ユニットです。120mmのARGBファンを内蔵しており、最大17通りのライティングモードを表示できます。ライティング効果はARGB制御ボタンで切り替えができ、マザーボード各社のARGBコントローラーやソフトにも対応しています。

また、ARGBデバイス接続用の外部アダプタケーブルも付属します。本モデルの容量は500W。過電流保護や過電圧保護などに対応しているので、長く安心して使用できます。

ケーブルは直付けタイプですが、折り曲げやすく取り回し性に優れたフラットケーブルを採用。スムーズに配線ができます。ファンは動作音が小さく静音性に優れているので、仕事で使用するPCへの組み込みにもぴったりです。

サイズ(SCYTHE) 300W SFX電源ユニット コアパワー SFX300 CORE-SFX300

コスパに優れたSFX規格の電源ユニット。なるべく予算を抑えてPCを自作したい方や、古いPCの交換用電源を探している方などにおすすめです。容量は300Wで、過電流保護や過電圧保護などに対応しています。

本体サイズは125×63×奥行100mm。内部には15mm厚80mm径のファンを搭載しています。最大回転数は、2200rpmに対応。少しでも安く電源ユニットを購入したい方は、チェックしてみてください。

電源ユニットのおすすめモデル|600~800W

玄人志向 80PLUS BRONZE取得 ATX電源 KRPW-BK650W/85+

すっきりとしたきれいな配線でPCを組めるプラグイン仕様の電源ユニットです。ATX規格に対応しており、本モデルの容量は650W。本体サイズは150×140×86mmです。奥行き140mmのコンパクト設計なので、PCケースを選ぶことなく、組み込めます。

日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサーを採用するなど、信頼性の高い部品を使用しているため、安心して使用できるのもメリット。また、最大85%の変換効率を有する80PLUS BRONZE認証も取得済みです。

ファンのサイズは12cmで、ファンコントロール機能も搭載。そのほか、「ATX12V Ver.2.4」などに準拠しています。

コルセア(Corsair) CX-M Series CX750M CP-9020222-JP

一部のケーブルがプラグインに対応したセミモジュール式の電源ユニットです。必要最低限のケーブルのみを使用するので、PCケース内をすっきりとさせられます。容量は750Wで、ATX規格に対応する仕様です。

高効率な80PLUS BRONZE認証にも準拠しています。また、堅牢なDC-DC変換や、日本製の105℃コンデンサーなどを搭載しているため、低ノイズで安定した電圧を実現。優れた保護回路設計で、各種安全認証も取得しているので、安心して使用できるのもメリットのひとつです。

本体は、長さ約140mmのコンパクトサイズなので、さまざまなサイズのケースに柔軟に対応します。ファンのサイズは120mmで、ライフルベアリング構造を採用。静音性と耐久性に優れており、普段使い用のPCからゲーミングPCまで、幅広く活用できます。

クーラーマスター(Cooler Master) XG750 Plus Platinum MPG-7501-AFBAP-XJP

電力効率に優れた80PLUS PLATINUM認証を取得した電源ユニットです。ATX規格に対応しており、容量は750W。グラフィックボードを搭載したミドルスペックPCなどでの使用にぴったりです。

本体サイズはL160×W150×H86mm。ファンのサイズは135mmで、ARGB LEDによるライティング機能に対応。本体には、ファンの速度や温度、電源負荷などのパフォーマンスをリアルタイムでモニターできるデジタルディスプレイパネルを搭載しています。

専用ソフトウェアの「MasterPlus+」を使用すれば、表示の設定やファンのライティング設定など好みに合わせてさまざまなカスタマイズ可能。高品質な100%日本製コンデンサーを採用しており、高効率かつノイズが最小限に抑えられているのもポイントのひとつです。

また、プラグイン対応なので、エアフローを阻害しにくく、すっきりとした配線が可能です。

クーラーマスター(Cooler Master) V SFX Gold 750W White Edition MPY-7501-SFHAGV-WJ

80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニットです。容量は750Wで、コンパクトなPCを組みたい方にぴったりなSFX規格に対応しています。また、本製品は「V SFX Gold」シリーズのホワイトモデルなので、白を基調としたPCを自作したい方などにもおすすめです。

冷却ファンには、「92mm FDBファン」を採用しています。小型ながらも優れた放熱性能を有し、静音性も良好。「SFX-to-ATX変換ブラケット」が付属するため、ATX電源の代わりとしても使用できます。ケースのサイズが変わってもそのまま流用できるので便利です。

プラグイン対応で、内部のケーブルを最小限に抑えられるのもメリット。ATXケースよりも内部のスペースが限られているMini-ITXケースなどでも配線しやすく、エアフローの改善も見込めます。

エムエスアイ(MSI) PC電源ユニット 750W MPG A750GF WHITE

本体からケーブルまで白色のカラーリングを採用した電源ユニット。白で統一したPCを自作したい方などにおすすめです。本体サイズは150×160×86mmで、ATX規格に対応しています。容量は750Wで、変換効率の高さを示す80PLUS GOLD認証を取得済みです。

PCを組み立てる際に必要なケーブルだけを接続するプラグインに対応しているのもうれしいポイント。また、複数の電源コネクタを搭載しているので、NVIDIA GeForce RTX 30/20シリーズやAMDのGPUなどさまざまなグラフィックボードに対応できます。

付属のケーブルは、スリムなフラットケーブル仕様。さらに、CPU・VGA・MBコネクタには、金銅端子を採用しているので、より高い定格電流に耐えられます。

電源ユニットのおすすめモデル|800W以上

玄人志向 80PLUS GOLD取得 ATX電源 850W KRPW-GA850W/90+

配線しやすいフルプラグイン対応の電源ユニットです。容量は850Wで、ATX規格に対応しています。冷却ファンは大口径の135mmサイズで、ファンコントロール機能を搭載。ハイエンドグラフィックボードを搭載したゲーミングPCなどでの使用にぴったりです。

80PLUS認証はGOLDを取得しており、信頼性の高い日本製の105℃アルミ電解コンデンサーを採用しています。付属のケーブルはフラットケーブルなので、配線しやすいのもメリットです。

コルセア(Corsair) RMx Series RM850x CP-9020200-JP

135mmサイズの磁気浮上式ファンを搭載した電源ユニットです。ベアリング部分のノイズを抑制し、優れた冷却性能を実現します。負荷のかかるゲームプレイ時などにおいても、熱の発生を抑え、安定したパフォーマンスを発揮可能です。

また、「ゼロ RPM ファンモード」により、低~中負荷時には冷却ファンは完全に停止し、負荷が増えると自動で起動します。ファンが停止している最中はほぼ無音になるので、より静かな環境を実現。

本モデルの容量は850Wで、ATX規格に対応しています。プラグイン対応なので、配線がごちゃごちゃしないのもメリット。さらに、豊富なケーブルが付属するため、さまざまなグラフィックボードやマザーボードと接続できる幅広い互換性を有しています。

サーマルテイク(Thermaltake) TOUGHPOWER GRAND RGB 850W PS-TPG-0850FPCGJP-R

256色に発行する「Riing 14」ファンを搭載した電源ユニットです。ファンのサイズは140mmで、256色のカラーサイクルに加え、レッド・グリーン・ブルー・ホワイトの単色発光と、LEDのオフにも対応しています。ライティングは背面のボタンから操作可能です。

そのほか、冷却ファンには、低負荷時に自動で回転を停止させる「Smart Zeroファンモード」を搭載しています。本機能は背面のスイッチからオフにすることも可能。容量は850Wで、ATX規格に対応しています。

80PLUS認証はGOLDを取得。ケーブルは、必要なケーブルのみを接続するフルプラグインに対応しています。

アンテック(ANTEC) PC電源 Signature 1000 Titanium

80PLUS TITANIUM認証を取得したハイエンドクラスの電源ユニットです。電力変換効率が高いので、発熱が少なく、部品の劣化を抑えられます。容量は1000Wで、ATX規格に対応しています。

冷却ファンには、大型の「135mm流体軸受けファン」を搭載しているのも特徴です。摩擦抵抗や軸のブレが少ないので、優れた静音性を発揮。また、低負荷時にファンの回転を停止させる「Zero RPM MODE」も搭載しています。

効率がよく低発熱な回路や基盤を搭載した独自の「PhaseWave Design」を採用しているのも魅力のひとつ。加えて、高品質な日本製の電解コンデンサーを用いているので、長く安心して使用できます。

エイスース(ASUS) ROG Thor 1000W Platinum II ROG-THOR-1000P2-GAMING

消費電力をリアルタイムで確認できるOLEDディスプレイを搭載した電源ユニット。容量は1000Wあるので、ハイスペックなPCを自作したい方などにおすすめです。内部のパーツに高品質な日本製のコンデンサーなどを採用することで、効率のよい動作を実現しており、80PLUS PLATINUM認証を取得しています。

冷却ファンには、冷却性と静音性に優れた「135mm Axial-techファン」を採用。負荷が50%以下になるとファンが停止する「0dBテクノロジー」にも対応しています。そのほか、本体の「Aura ROG」のロゴはライティング機能に対応しており、カラーエフェクトのカスタマイズも可能です。

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