自作PCを構築する場合に重要となる「電源ユニット」。CPUやグラフィックボードに比べると軽視されがちですが、各パーツに電源を供給する重要な役割を担っています。電源容量や規格などが異なるさまざまな製品が販売されているので、どれを選んでよいかは悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの電源ユニットをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、参考にしてみてください。
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- 目次
- 電源ユニットのおすすめメーカー
- 電源ユニットのおすすめモデル|~600W未満
- 電源ユニットのおすすめモデル|600~800W未満
- 電源ユニットのおすすめモデル|800W以上
- 電源ユニットとは?
- 電源ユニットの選び方
- 電源ユニットの売れ筋ランキングをチェック
電源ユニットのおすすめメーカー
コルセア(Corsair)
「コルセア」は、アメリカに本社を置くPCパーツ・周辺機器メーカー。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、さまざまな電源ユニットを開発・販売しており、ラインナップの豊富さが魅力のひとつです。
エントリーモデルの「CXシリーズ」、ミドルグレードの「RM・HXシリーズ」、ハイエンドモデルの「AXシリーズ」、小型PC向けの「SFシリーズ」など、性能ごとに異なるシリーズを展開。幅広いPC構成に対応しています。保証期間も長く、サポートを重視したい方におすすめです。
サーマルテイク(Thermaltake)
「サーマルテイク」は、PCケースをはじめとしたPCパーツ・周辺機器を扱う台湾のメーカー。全体的にコスパの高い製品が多く、予算を抑えたい方やコスパ重視のパソコンを組みたい方に人気があります。
電源ユニットでは、主に高性能な「TOUGHPOWERシリーズ」とシンプルな「SMART STANDARDシリーズ」を展開。1000W以上の大容量電源ユニットも複数取り扱っており、ハイエンドPCを組みたい方にもおすすめです。
また、RGBファンを搭載したライティング機能付きモデルも展開。パーツを光らせたい方やケース内部を見せるゲーミングPCを組みたい方にもおすすめです。
エムエスアイ(MSI)
「MSI」は、マザーボ―ドやグラフィックボードの開発で有名な台湾のメーカー。PC本体の製造・販売も行っており、世界的に高い人気を有するPCメーカーのひとつです。
PC電源ユニットでは、主に「MPGシリーズ」を展開。650W以上の大容量電源をメインとしており、ミドル~ハイエンドPCを組みたい方向けのラインナップが特徴です。
価格は全体的に高めですが、世界的ブランドの安心感を得られるのがメリット。GeForce RTX 40シリーズに対応したモデルもあり、高性能グラフィックボードを使用したい方や性能を重視したい方におすすめです。
電源ユニットのおすすめモデル|~600W未満
コルセア(Corsair) CX550 2023 CP-9020277-JP
1万円以下で購入できるコスパに優れた電源ユニットです。550Wモデルで、グラフィックボードを搭載したミドルスペックPCを安く組みたい方におすすめ。5年間の長期保証がついているため、使用中に不具合が発生した場合でも安心です。
サイズは125×150×86mm。コンパクト設計のATX電源ユニットで、さまざまなPCケースに組み込めます。本体には120mmの静音ファンも搭載されており、ファンノイズが気になりやすい方にもおすすめです。
また、安価ながらSATAケーブルのコネクタが3つ搭載されているのもポイント。4ピンのペリフェラル電源コネクタや6+2ピンのPCIe電源コネクタなど、標準的なコネクタを備えたモデルです。
サーマルテイク(Thermaltake) Smart Pro 500W STANDARD PS-SPD-0500NNFAWJ-1
静音性に優れた120mmファンを搭載している、500Wの電源ユニットです。冷却性と静音性を兼ね備えており、パソコン使用時に発する音を抑えながら電源ユニットをしっかりと冷却できます。
また、80PLUS STANDARD認証を取得しているのもメリット。消費電力はもちろん発熱量も抑えられるので、パソコンパーツへダメージを与えたくない場合にも適しています。加えて、アイドル時の消費電力をゼロに近づけるIntel C6/C7ステートをサポートしている点もおすすめです。
奥行きは140mmと、PCケースに取り付けやすい大きさを採用。配線しやすいフラットタイプのケーブルが付属している点も魅力です。
玄人志向 STANDARDシリーズ KRPW-L5-500W/80+
ローからミドルスペックまで向きの自作PC向けATX電源ユニットです。価格が安く、電源にかけるコストを抑えたい方におすすめ。エントリーモデルながら「80 PLUS STANDARD認証」を取得しており、省エネ効果も期待できます。
グラフィックボード用の電源コネクタを備えているのも特徴のひとつ。補助電源が必要なモノにも対応しており、グラフィックボードを搭載した自作PCを組みたい方にもおすすめです。ただし、容量が500Wと控えめなため、構成には注意しましょう。
使用頻度の高いSATA電源コネクタは4つ搭載。また、本体にはファンコントロール機能も備えています。低価格ながら必要な機能の揃ったコスパの高い製品です。
玄人志向 STANDARDシリーズ 80PLUS BRONZE取得 ATX電源 550W KRPW-BR550W/85+
80PLUS BRONZE認証を得ており、電力効率に優れた電源ユニットです。高出力な+12V 42Aシングルレーン出力に対応しているのがポイント。容量は550Wながら、ゲーム向けのグラフィックボードを搭載したPCでも使えます。
また、オール105℃日本メーカー製アルミ電解コンデンサを搭載しているのもメリット。信頼性も高く、安心して使用できます。ケーブルは曲げやすいフラットタイプを採用。配線のしやすさを重視したい場合にも便利です。
さらに、70cmのATX12Vケーブルを2系統備えているのも長所。裏配線でPCケース内をすっきりと見せたい場合にもおすすめです。
FSP Hydro GSM Lite PRO 550W HGS-550M
「80 PLUS GOLD認証」を取得しているミドルハイモデルのATX電源ユニット。約90%の高い電源変換効率と各種保護回路を備えており、電源ユニットやシステム全体へのダメージを最小限に抑えられるメリットがあります。
冷却ファン部分には120mm Hydraulicベアリングファンを採用。静音性に優れており、ファンの回転音が気になる方にもおすすめです。また、八角形のステンレス製ファンカバーによりエアフローも向上。高い冷却効率を実現しています。
電源容量は、グラフィックボードの接続にも対応できる550W。6+2ピンPCI-Eコネクタが2つ、SATA電源コネクタが6つ搭載されています。また、柔らかいフラットケーブルを採用しているのもポイントです。
シルバーストーン(SilverStone) ST45SF SST-ST45SF
コンパクトなSFX規格のおすすめ電源ユニット。小型のケースを使ってPCを自作する場合にも適しています。また、80 PLUS BLONZEレベルの電力効率を実現しているのも魅力。効率よく電力を変換し、安定した動作が期待できる点もメリットです。
50℃の温度で動作させた場合の連続出力は450W。92mmの静音ファンを搭載しており、静かなら確かな冷却性能を有しています。
シルバーストーン(SilverStone) DA550 Gold 80 PLUS Gold 550WフルモジュラーATX電源 SST-DA550-G
80 PLUS GOLDレベルの電力効率に対応している550Wの電源ユニットです。120mmのファンを備えており、優れた流量を実現しているのが特徴。特別に設計されたカバーも採用されているので、残留熱を効果的に放散できます。動作音も静かなので、パソコンでの作業に集中したい場合にもおすすめです。
また、フレキシブルなフラット形状のケーブルを採用しているのもポイント。深く折り曲げて配線ができ、PCケース内で取り回ししやすいのもメリットです。さらに、日本製の電解コンデンサを使用。品質を重視したい方にも適しています。
本製品は、過電流保護・過出力保護・過電圧保護・短絡回路保護・過熱保護などの機能を備えています。安全性を重視したい方もチェックしてみてください。
電源ユニットのおすすめモデル|600~800W未満
エムエスアイ(MSI) MAG A750GL PCIE5
ネイティブ16ピン PCIe コネクタを搭載しており、ATX 3.0およびPCIe 5.0に対応している電源ユニット。GeForce RTX 40シリーズなど、高性能なグラフィックボートに対応できるモデルを探している方におすすめです。
また、エアフローを活かしやすいフラットケーブルを採用しており、奥行き140mmのコンパクト設計なのもポイント。フルモジュラー式のため、必要最小限のケーブルのみを接続できる点もメリットです。
さらに、高耐久かつ静音性に優れた120mmファンを搭載。高スペックな自作PCを構築したい方に向いている、おすすめの電源ユニットです。
玄人志向 STANDARDシリーズ 80PLUS SILVER取得 ATX電源 750W KRPW-AK750W/88+
50%付加時のファンノイズが19dB以下と小さい電源ユニット。高性能なパーツや回路構成を採用しているだけでなく、120mm静音ファンによってしっかりと冷却できるのが魅力です。PCを使って作業を行う際にファンの音を気にしたくない場合にも適しています。
また、80 PLUS SILVER認証を所得しているのもポイント。最大88%以上の変換効率を実現しており、低負荷時だけでなく高負荷時にも安定した動作が期待できます。
さらに、耐熱105℃の日本メーカー製アルミ電解コンデンサーや、固体電解コンデンサーなどを備えているのもメリット。信頼性に優れている点もおすすめです。
エイスース(ASUS) TUF-GAMING-650B
耐久性に優れた「TUFシリーズ」の650W ATX電源ユニットです。ミリタリーグレードのパーツと冷却システムを組み合わせた製品で、温度や振動に関する厳しいテストを複数クリアしているのが特徴。長期間安定した稼働が期待できる製品です。
大きな負荷がかかりやすいゲームをプレイする方におすすめ。元々グラフィックボード用に開発されたファン設計を採用しており、低回転でもしっかりと冷却を行えます。性能と静音性の両方を重視したい方にもおすすめです。
また、手に取りやすい価格帯も嬉しいポイント。保証期間も6年間と長く、使用中に不具合が発生した場合でもサポートを受けられます。ゲーミングPCを自作で組む際に、電源ユニットに迷ったらおすすめの1台です。
エイスース(ASUS) ROG-LOKI-750P-SFX-L-GAMING
自作PCをかっこよくライティングしたい方におすすめのSFX-L電源ユニットです。コンパクトなサイズで、小さめのPCケースにも収納できるのが魅力のひとつ。「80PLUS Platinum認証」を取得しており、高い電源変換効率を実現しています。
冷却ファンには、静音性に優れた120mm Axial-techファンを採用。負荷40%以下でファンが完全停止する「0dBテクノロジー機能」も搭載しており、静音性を重視したい方におすすめです。
また、本製品はATX 3.0に対応。最新のグラフィックボードに接続できます。
フラクタルデザイン(Fractal Design) Ion Gold 750W
コンパクトなサイズ感が魅力のATX電源ユニットです。奥行きが150mmのため、小型PCケースに取り付けられるのが特徴。大型ケースに取り付ける際も、配線の取り回しがしやすくなるメリットがあります。
ケーブルはフルモジュラー式を採用。必要なケーブルのみ接続するため無駄がありません。コネクタ部分には対応する端子が明記されているため、初めて自作PCを組む方でも接続する場所をすぐに確認できます。
また、140mmの大型ファンを搭載しているのもポイント。高い冷却性能を発揮できるだけでなく、静音性にも優れています。温度に応じて回転数を制御できるため、ファンの長寿命化を期待できるのも嬉しいところです。
クーラーマスター(Cooler Master) XG750 Plus Platinum MPG-7501-AFBAP-XJP
ARGBライティングに対応したゲーミングPC向けの750W ATX電源ユニットです。135mm ARGBファンを搭載しており、専用ソフトから色の設定が可能。同ソフトを使用すれば、ファン速度や電源負荷などのパフォーマンスも確認できます。
高い電源変換効率を有する「80 PLUS PLATINUM認証」を取得しているのも魅力のひとつ。内部パーツにもこだわりがあり、日本製コンデンサを100%使用しています。ノイズを押さえつつ、安定した電圧出力が可能な製品です。
ケーブルには、取り外し可能なフルモジュラータイプのフラットケーブルを採用。配線の取り回しがしやすく、エアフローに与える影響も軽減できます。
また、SATAコネクタを12個備えているため、さまざまな機器を接続可能。見た目、性能ともにハイグレードなモデルです。
クーラーマスター(Cooler Master) V SFX Gold 750 ATX 3.0 MPY-7501-SFHAGV-3JP
mini-ITXケースをはじめとした小型PCケースを使用したい方におすすめのSFX電源ユニット。必要なケーブルのみ接続するフルモジュラータイプの製品で、配線スペースを最小限に抑えられるのがメリットです。
「SFX-to-ATXブラケット」を付属しており、E-ATXマザーボードを搭載した大型PCで使用できるのも魅力のひとつ。ATX 3.0対応12VHPWRケーブルも搭載しています。
出力規格は750W。10年の長期保証に対応しており、高品質な製品を長く使用したい方におすすめです。
シーソニック(Seasonic) FOCUS GX-750 ATX 3.0 SSR-750FX3
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3フェーズのサーマルコントロールに対応した750W電源ユニットです。Fanless モード・静音モード・冷却モードを備えているのが特徴。ファンの回転数を抑えられるため、ファンの長寿命化やノイズ低減を期待できます。
コネクタ類が充実しているのも魅力のひとつ。最新のグラフィックボードに対応したPCIe 5.0ケーブルのほか、SATAコネクタやPCIeコネクタも多数付属しています。フルモジュラータイプで必要なモノのみ取り付けられるのも便利です。
シルバーストーン(SilverStone) SST-DA750R-GMA
デザイン性に優れた750W電源ユニットです。ブラックのほかにホワイトが用意されており、PCパーツやPCケースを白で統一している方におすすめ。本体カラーと同色のフルモジュラーケーブルを搭載しており、見た目にこだわりたい方に向いています。
ATX 3.0規格に対応しているのもポイント。最新グラフィックボードを接続できるほか、瞬間的な電力異常に耐える工夫が施されています。消費電力の高いハイスペックPCでも高い安定性を期待できる製品です。
PCIeコネクタを備えているため、従来のグラフィックボードも接続可能。SATAコネクタも8個搭載しており、さまざまなPCパーツの接続に対応しています。
アンテック(ANTEC) NeoECO GOLD NE750 GOLD
静音性に優れた120mm自動回転数制御ファンを内蔵しているのが特徴。サーマルマネージャー機能によって温度変化を把握し、自動でファンの回転数を変更できるのがメリットです。
また、80 PLUS GOLD認証を得ているの電力効率の高さも魅力。全てのコンデンサに日本製のモノが使われており、信頼性や耐久性の高さも期待できます。
フラットタイプのケーブルはセミモジュラー仕様。スリーブ加工が施されたケーブルに比べて柔らかく、配線しやすいのがポイントです。本体の奥行きは140mm。Micro-ATX規格のケースで使用できる点もおすすめです。
アンテック(ANTEC) CSK750H
セミモジュラー仕様で、ケーブルマネジメントがしやすい電源ユニットです。スリーブ加工が施されたケーブルに比べて柔軟性が高く、配線しやすいフラットケーブルを採用。PCケース内のケーブルをスッキリと見せたられます。
奥行きは140mmで、PCケースへ簡単に取り付け可能。Micro-ATXケースなど、内部のスペースが限られているケースで使用する場合にもおすすめです。また、アクティブPFC回路を備えているのもメリット。提供された電力を効率よく利用できると謳われています。
玄人志向 80PLUS BRONZE取得 ATX電源 650W プラグインタイプ KRPW-BK650W/85+
PCケース内の配線をキレイに仕上げやすい、650Wの電源ユニットです。プラグイン仕様で、フラット形状のブラックケーブルを採用しているのが特徴。取り回しがしやすいだけでなく、配線後にケース内で目立ちにくいのがメリットです。
本製品は80 PLUS BRONZE認証を取得したモデル。待機電力の削減や無効電力の削減も考慮して設計されており、環境へ配慮したい場合におすすめです。
加えて、日本国内のメーカーが手掛けた105℃アルミ電解コンデンサーを搭載しているのもポイント。信頼性の高さを重視する方も、チェックしてみてください。
ADATA XPG PYLON 750W PYLON750B-BKCJP
豊富な保護回路を搭載している750Wの電源ユニットです。過負荷保護・過電流保護・過電圧保護・低電圧保護・短絡保護など多数の保護回路により、安定した動作が期待できます。
また、耐熱105℃の100%日本製キャパシタを採用しているのもポイント。安定性に優れているだけでなく、長寿命を実現したい場合にもおすすめです。
さらに、流体軸受けを採用した120mmのファンを備えているのもメリット。ファンコントロール機能により、負荷に適した回転数に調節されるのが魅力です。
電源ユニットのおすすめモデル|800W以上
コルセア(Corsair) RM850e ATX 3.0 CP-9020263-JP
GeForce RTX 40シリーズのグラフィックボードにも対応している850W ATX電源ユニットです。2022年に発表された電源規格であるATX 3.0に準拠しており、RTX 40シリーズの多くが採用している12VHPWRコネクタを搭載しています。
そのため、変換コネクタを使用する必要がなく、すっきりと配線することが可能。RTX 40シリーズを使って自作PCを組みたい方におすすめです。従来のコネクタも搭載しているため、将来的にアップグレードを考えている方にも向いています。
120mmのファンには、負荷率が20%以下のときにファンが自動停止するZero RPM Fan Mode機能を搭載。ファンノイズを低減できます。また、奥行き140mmのコンパクト設計で、さまざまなPCケースに取り付けられるのも魅力です。
コルセア(Corsair) HX1000i CP-9020259-JP
コイル鳴きやファンノイズを抑えたい方におすすめの1000W電源ユニット。「80PLUS PLATINUM認証」と140mmの流体動圧ベアリングファンを備えており、静音性や安定性に優れているのが特徴です。
ATX 3.0規格に対応しており、「GeForce RTX 40シリーズ」などの最新グラフィックボードを使用できるのも魅力のひとつ。専用のケーブルも付属しており、ハイスペックCPUやGPUを使用したい方におすすめです。
また、専用の「CORSAIR iCUE ソフトウェア」を使用すれば、PC上で電源パフォーマンスを確認可能。ファン速度などを直接制御できます。
コルセア(Corsair) デジタル ATX 電源 AX1600i
94% 以上の変換効率を実現しているハイエンドな電源ユニット。80 PLUS TITANIUM認証を取得しており、電力を安定して供給できるのが魅力です。
内蔵されている冷却ファンのサイズは140mm。中程度の負荷までであれば無音に近い状態で動作し、高負荷がかかった場合でも低ノイズを維持できます。
ケーブルは完全モジュール式なので、必要ないケーブルを取り外しておくことが可能。使わないケーブルを収納できるケーブル用ロールアップバッグが付属している点もおすすめです。
サーマルテイク(Thermaltake) TOUGHPOWER GRAND RGB 850W PS-TPG-0850FPCGJP-R
256色に発光する「Riing 14」ファンを搭載した850Wの電源ユニットです。単色発光とLEDオフの切り替えは、背面のボタンで設定可能。PCケースに組み込む際にファンを内側に向ければ、LEDライトによるドレスアップが楽しめます。
また、「Smart Zeroファンモード」が使用できるのもメリット。電源ユニットにかかる負荷に応じて、ファンの回転数を制御できて便利です。
サーマルテイク(Thermaltake) TOUGHPOWER PF3 1050W PS-TPD-1050FNFAPJ-3
「80PLUS PLATINUM認証」を取得している高性能電源ユニットです。20~100%負荷時に89%以上の高い電源変換効率を実現しているのが特徴。アイドル時の消費電力を限りなくゼロに近づける機能も備えており、省エネ化を期待できます。
静音性に優れた流体軸受けファンを搭載しているため、ファンノイズが気になりやすい方にもおすすめ。低負荷時にファンの回転を停止させる「Smart Zeroファンモード」にも対応しており、簡単にファン制御を行えます。
出力は大容量の1050Wに対応。安定性に優れた日本メーカー製105℃コンデンサを採用しており、消費電力の高いハイスペックPCを組みたい方におすすめです。
エムエスアイ(MSI) MPG A1000G PCIE5
ATX3.0・PCI Express 5.0に対応したATX電源ユニットです。12VHPWRコネクタを標準搭載しているのが魅力のひとつ。GeForce RTX 40シリーズのグラフィックボードを変換ケーブルなしで接続できます。
そのため、グラフィックボードを新調する予定がある方やこれから購入する方におすすめ。最大600Wの電力をグラフィックボードに供給できます。さまざまなコネクタを搭載しているため、従来のさまざまなグラフィックボードとも接続可能です。
電源本体の容量は1000W。黒を基調としたシンプルなデザインで、ほかのMSI製品と合わせた自作PCを組んだり、光らないゲーミングPCを組んだりする際にもおすすめです。
玄人志向 KRPW-GA850W/90+
ハイスペックなパソコンを組む方に人気のATX電源ユニットです。コスパが高く、低価格ながら安定した動作を期待できるのが特徴。「80 PLUS GOLD認証」の取得やフルプラグイン対応など、高級モデルと同等の品質・機能を備えているのも魅力です。
容量は850W。電源容量が大きければ、後からパーツをアップグレードしても電源を買い替える必要がなくなるため、予算に余裕があるミドルPCユーザーにもおすすめです。ケーブルとコネクタの両方に端子名が書いてあるため、接続も簡単に行えます。
また、6+2ピンPCI-Eコネクタ×6やSATA電源コネクタ×9など、コネクタ類も充実。幅広い製品との接続に対応しています。ファンにはセミファンレスコントロール機能も備えており、機能性に富んだ製品です。
FSP Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1200W HPT2-1200M.GEN5
グラフィックボードへ最大600Wの電源供給が可能な「12VHPWRコネクタ」を搭載している電源ユニットです。「80 PLUS PLATINUM認証」を取得しており、優れた電源効率と高い安定性を有しています。
防湿性・防塵性・防錆性を有するコンフォーマルコーティングを施しており、湿度95%の環境でも動作が可能と謳っています。また、日本国内製の電解コンデンサを採用し、50℃までの動作温度を確保しているのもポイントです。
フラットケーブルを採用したフルモジュラー式のため、配線の取り回しを重視する方にもおすすめ。ハイエンド向けの高耐久な電源ユニットを探している方はぜひチェックしてみてください。
FSP DAGGER PRO ATX3.0(PCIe5.0) 850W SDA2-850.GEN5
「80PLUS GOLD認証」を取得しているSFX電源ユニットです。容量は850Wで、小型のハイスペックPCを自作したい方におすすめ。ATX 3.0にも対応しており、最新のグラフィックボードを接続できます。
ケーブルが分離しているフルモジュラータイプのため、配線しやすいのも魅力のひとつ。フラットタイプのケーブルを採用しており、省スペース化を実現しています。SATAコネクタの数は6個です。
内部には92mmのセミファンレス機能付きファンを搭載。負荷20%以下かつ温度25℃以下のときに冷却ファンが停止するため、動作音をほぼ無音化できると謳っています。独自のチップセットにより電磁ノイズの発声を低減できるのもポイントです。
NZXT C1000 Gold PA-0G1BB-JP
セミファンレスの「Zero RPM Fan」モードを搭載した電源ユニットです。低負荷時にファンの回転をストップするのが特徴。ファンの音を抑えて、パソコンでの作業やPCゲームに集中したい場合におすすめです。
また、モジュラー設計のスリーブ付きケーブルを備えているのもポイント。必要のないケーブルを取り外し、スッキリと配線したい場合に適しています。
電源ユニットとは?
パソコンの各パーツに、電力を安定して供給するために必要な「電源ユニット」。家庭用のコンセントの電気は交流ですが、パソコンに電気を供給するためには直流への変換が必要です。電源ユニットは、コンセントの電気をパソコンに適した形に変換する役割を担っています。
また、家庭用コンセントの電力は、さまざまな要因により不安定になりがちです。電源ユニットを使用すれば、不安定な電力を受け止めた場合でもパソコンに安定した電力を供給できます。特に、高性能なCPUやグラフィックボードを搭載しているパソコンは高い電力が必要。ハイスペックなパソコンを使っている場合には、品質の高い電源ユニットを選ぶのがおすすめです。
電源ユニットの選び方
パーツ構成に適した容量(W数)のモデルを選ぶ
グラフィックボードを搭載していないパソコンであれば、400W前後の電源ユニットでも稼働します。CPUには65~105Wほど、HDDには25W前後、SSDには3W程度の電力が必要。少し余裕を持たせても、400Wほどの電源ユニットで十分稼働します。
グラフィックボードを搭載する場合には、500W以上の電源ユニットをチェック。グラフィックボードの性能にもよりますが、ミドルスペックのパソコンで500~600W程度、ハイスペックモデルであれば850W以上の電源ユニットが適しています。
グラフィックボードの搭載数でも適した容量は異なり、1つであれば消費電力の1.5倍、複数であれば1.5〜2倍程度が電源容量の目安です。
ただし、将来的にグレードアップを想定している場合には注意が必要。パーツをグレードアップする際には、電源ユニットも交換が必要か確認しておくのがおすすめです。
コネクタの種類と数をチェック
電源ユニットから各パーツへの電力供給は、コネクタを接続して行います。使用するパソコンのスペックによって必要なコネクタの種類や数が異なるので、対応できる電源ユニットを選択しましょう。
HDDやSSD、DVDドライブなどに電力を供給する場合は、「SATA電源ケーブル」が必要。ストレージを複数使用する場合には、SATA電源ケーブルを複数搭載している電源ユニットを選択するのがおすすめです。
また、PCケース内をすっきりと見せたい場合は、必要なコネクタだけを利用できる「プラグイン対応」の電源ユニットが便利。不要なコードを取り外せるので、スペースを有効に活用できるのもメリットです。
PCケースに対応した規格を選ぶ
電源ユニットを購入する際は、PCケースによって取り付けられる規格が異なる点に注意。フルタワーやミドルタワーなどのPCケースであれば、「ATX」規格の電源ユニットがおすすめ。電源容量の大きなモデルも多く、スペックの高いパソコンにも対応しやすいメリットがあります。
スリムタワーや小型のPCケースを利用する場合には、「SFX」規格の電源ユニットがおすすめ。ATXに比べるとサイズが小さく、スペースの限られているPCケースにも対応できるのが特徴です。
80 PLUS認証のグレードをチェックしよう
電源ユニットの性能は、電源変換効率80%以上の製品が受けられる「80 PLUS認証」の表記を見れば確認が可能。STANDARD・BRONZE・SILVER・GOLD・PLATINUM・TITANIUMの6段階で記されており、後者になるほど電気変換効率や静音性・省エネ性に優れています。
最もリーズナブルな価格で購入できるSTANDARDでも電源変換効率は80%を超えていますが、スペックの高いパソコンに搭載する場合は、より高い規格を選択しておくのがおすすめです。
高い電源容量を備えたモデルはもちろん、静音性や電源変換効率に優れたモデル、RGB LEDを搭載したモデルなど、多種多彩な製品が揃う電源ユニット。使用するパソコンのスペックを確認し、安定した電力が供給できる電源ユニットを選択するのがおすすめです。