最近のPCゲームや動画や画像をきれいに映すために必要なパソコンパーツ「グラフィックボード」。一般的なパソコンは、CPUにグラフィック機能が内蔵されていますが、専用のグラフィックボートを追加すれば3Dゲームや高画質動画も滑らかに表示できます。

そこで今回は、おすすめのグラフィックボードをご紹介。グラフィックボードの選び方やおすすめメーカーもピックアップしているので、ぜひチェックしてみてください。

グラフィックボードとは?

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グラフィックボードはパソコンを構成するパーツのひとつで、ディスプレイの描画処理が専門です。グラフィックボードにはコアとなる演算装置のGPU(Graphics Processing Unit)のほか、GPUを冷やすためのクーラーが設置されています。

同じ演算装置であるCPUのコア数は2~8程度ですが、GPUのコア数は数百~4000程度。複雑で変則的な演算処理を行うCPUと違い、描画のような単純な処理を並列で大量にこなすことが得意です。

一般的なパソコンには、グラフィックボードが搭載されていません。その代わり、CPUにグラフィック機能が内蔵され、ネット動画やシンプルなゲーム程度なら描画可能です。しかし、美しいグラフィックのMMORPGやFPSをプレイするなら、グラフィックボードの導入が欠かせません。そのほか、動画編集や仮想通貨のマイニングなどでもグラフィックボードは活用されています。

グラフィックボードの種類

NVIDIA GeForceシリーズ

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アメリカ合衆国・カリフォルニア州の半導体メーカー「NVIDIA」(エヌビディア)が製造するGPUが「GeForce」シリーズです。AMD社とGPU世界シェアを二分し、GPU業界をリードしています。

GeForceシリーズのハイエンドモデルである「GeForce RTX 2080 Ti」は4Kに対応。ミドルクラスの「GeForce GTX 1660 Ti」やエントリークラスの「GeForce GT 1030」など幅広いラインナップを揃え、世界中のあらゆる層のゲーマーから支持されています。

また、ゲームタイトルの多くもGeForceシリーズを推奨グラフィックボードに指定。ゲームプレイのためにグラフィックボードを導入するのなら、NVIDIAのGPUを搭載したグラフィックボードがおすすめです。

AMD Radeon/RXシリーズ

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カリフォルニア州に本部を置く「AMD」(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)は、CPU「Ryzen」シリーズも製造する総合半導体メーカーです。GPUメーカーはAMDとNVIDIAの2社のみで、「MSI」や「玄人志向」といった世界中のベンダーにGPUを供給しています。

AMDのGPU「Radeon」シリーズは、エントリークラスの「Radeon RX5500 XT」やミドルクラスの「Radeon RX5600 XT」、ハイエンドの「Radeon RX5700 XT」などをラインナップ。

AMDのGPUは、ゲームだけでなく映画やアニメといったマルチメディアにも強いのがポイント。ゲームだけでなく、滑らかな動画再生を楽しみたい方は、AMDのGPUを搭載したグラフィックボードがおすすめです。

グラフィックボードの選び方

プレイしたいゲームに適したスペックのモデルを選ぼう

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グラフィックボードの性能は、搭載されるGPUの性能がベースです。GPUの性能は、コア数やクロック周波数、VRAM容量などで決まり、製品によって価格が大きく変わります。

また、グラフィックボードの性能は「3DMark」といった汎用的なベンチマークソフトや、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」などゲームごとのスコアで評価します。

プレイするゲームタイトルによって必要となるスペックが異なるので、まずはプレイしたいゲームの推奨スペックを確認しましょう。各ベンチマークソフトのスコアを確認すれば、おおよその目安がわかります。

さらに、ゲーマーにとって重要なのがfps(Frame per Second)です。60fps以上を出せるグラフィックボードなら、快適にゲームが楽しめます。

冷却性能をチェック

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グラフィックボードの基本性能は、AMDとNVIDIAの2社が供給しているGPUの性能に依存します。そして、各ベンダーが工夫をこらしているのが冷却性能です。冷却性能は冷却ファンの大きさや数、ヒートシンクの素材・大きさ・形状などによって決まります。

冷却性能が高いグラフィックボードなら安定した処理速度を維持でき、スムーズな高フレームレートの描画が実現。また、GPUのオーバークロックがしやすいメリットもあります。さらに、冷却性能が高いとファンの回転数を低く抑えられ、ファン音が気にならずにゲームに集中できることがポイントです。

消費電力をチェック

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グラフィックボードは、ほかのパソコンパーツと比較して消費電力が高い傾向にあります。GPUの消費電力はW(ワット)という単位で表し、性能とワットは比例するのが一般的。つまり、性能が高いGPUほど消費電力も高くなり、電源容量が多い電源ユニットが必要です。また、ケースファンを導入するなどして、パソコン全体の冷却性能を高める必要があります。

今使っているパソコンにグラフィックボードを増設するなら、電源ユニットの電源容量に余裕があるかを調べ、余裕がなければ電源ユニットの交換が必要です。

また、グラフィックボードの電源はマザーボードのPCI-Expressスロットから直接供給されますが、スペックの高いグラフィックボードは電力が不足するケースも。その場合は、電源ユニットから補助電源ケーブルによって電力を確保します。そのため、補助電源の電力も供給できる電源ユニットが必要です。

メーカーをチェック

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グラフィックボードを製造しているメーカーは、「ベンダー」や「AIBパートナー」と呼ばれています。各メーカーが製造するオリジナルのグラフィックボード基板にNVIDIAまたはAMDのGPUを搭載し、GPUクーラーを装着して完成です。

グラフィックボードのベンダーは「エイスース」「MSI」「ギガバイト」を筆頭に、世界中のメーカーがラインナップ。香港の「ゾタック」や日本の「玄人志向」なども人気です。

冷却性能の高さやオーバークロックの強さなど各メーカーによって特徴があり、NVIDIA が得意なメーカーとAMDが得意なメーカーもあります。また、同じGPUを搭載していれば基本性能に大きな違いはないので、デザインやLEDといったビジュアル重視で選ぶのもおすすめです。

PCケースとグラフィックボードのサイズをチェック

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グラフィックボードは性能が高くなるほどサイズが大きくなるのが特徴。特に大型のファンを装着していると厚みも高さも増します。グラフィックボードはマザーボードのPCI-Expressスロットに挿入して固定しますが、製品によっては2~3スロット分の容積を専有し、メモリやファンなどほかのパーツと干渉してしまう恐れがあるのが難点。

さらに、グラフィックボードが大き過ぎてPCケースに収まりきらないこともあります。現在使っているPCケースにグラフィックボードを増設する場合は、事前にケース内に収まるサイズか確認しておきましょう。

グラフィックボードのおすすめメーカー

エイスース(ASUS)

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エイスースは台湾の台北市に本社を構えるパソコンやパソコンパーツの世界的メーカーです。グラフィックボードだけでなく、マザーボードの製造でも高いシェアを誇っています。また、マウスやキーボード、ルーターなどを揃えるゲーミングブランド「ROG」シリーズも人気です。

エイスースのグラフィックボードは、描画性能と冷却性能のバランスのよさがポイント。また、オーバークロックにも強いと評判で、世界中のゲーマーから支持されています。価格は高い傾向にありますが、性能重視でグラフィックボードを探している方におすすめのメーカーです。

エムエスアイ(MSI)

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「MSI」は、台湾・台北市に本部を置くパソコン関連部品製造会社で、マザーボードやグラフィックボードを製造しています。また、ゲーミングノートパソコンやゲーミングモニターなども人気です。

MSIのグラフィックボードは、AMDとNVIDIAのGPUを搭載したモデルをバランスよくラインナップ。空気力学に基づいた設計により冷却性能が高く、冷却ファンの音が静かなのも魅力です。また、専用のソフトウェアでLEDライティングを自由自在にコントロールできます。

MSIのグラフィックボードは、高い冷却性能で安定したフレームレートを維持し、静かな環境でゲームに集中したい方におすすめです。

ギガバイト(GIGABYTE)

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「ギガバイト」は、台湾の新北市に本社を置くパソコンおよび周辺機器のメーカーです。コンシューマー向けのデスクトップやマザーボードだけでなく、法人向けのサーバー製品も多数ラインナップ。また、ゲーミングブランドの「AORUS」も人気です。

AORUS シリーズには、冷却システム「WINDFORCE」を搭載。GPUだけでなく、VRAMとMOSFETにも注意を払った冷却技術で、効率的なクーリングを実現します。また、直感的なインターフェイスによってクロック速度や電圧、ファンパフォーマンスをモニタリングして調節できるソフトウェアも魅力です。

グラフィックボードのおすすめモデル|2万円未満

エムエスアイ(MSI) GeForce GT 1030 2G LP OC

NVIDIAのエントリークラスGPU「GeForce GT 1030」を搭載するグラフィックボード。コア数は384で、ブーストクロックは1518MHzです。メモリはGDDR5を2GB搭載しています。消費電力が30Wと少ないことと、コンパクトなロープロファイル設計がポイント。省スペースタイプなので、ミニタワーなどでの小型システム構築におすすめです。

また、映像出力端子はDisplayPortとHDMIを1つずつ搭載。さまざまなタイプのディスプレイに出力できます。さらに、ユーテリティソフト「MSI Afterburner」により、ファンの設定などグラフィックカードのすべてをコントロール可能。なるべく安いグラフィックカードを使って、動画鑑賞や負荷があまり高くないゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。

エムエスアイ(MSI) Radeon RX 550 4GT LP OC

エントリークラスGPU「Radeon RX 550」搭載のグラフィックボードです。エントリーモデルながら、デュアルファンクーラーを備えていることがポイント。長時間のゲームプレイでもGPUをしっかり冷却し、安定して動作します。コア数は512で、ブーストクロックは1203MHzです。メモリが4GB搭載されているのもポイント。

また、映像出力端子はHDMIとDL-DVI-Dを備え、さまざまなタイプのディスプレイに接続可能です。さらに、「AMD Radeon FreeSync」テクノロジーにより、プロセッサとモニター間の通信問題を解消。画像のちらつきやティアリングを抑え、スムーズなゲームプレイが実現します。

アスロック(ASRock) Phantom Gaming D Radeon RX580 8G OC

AMDのGPU「Radeon RX 580」を搭載した、エントリークラスのグラフィックボードです。コア数は2304で、オーバークロックモードなら1424MHzで動作。8GBのGDDR5メモリを搭載し、8K解像度にも対応します。デュアルファンはダブルボールベアリングファン設計で、力強くも滑らかに動作します。

さらに、超低温XXLアルミ合金ヒートシンクや高性能コンポジットヒートパイプを備え、冷却能力を大幅に向上。長時間ゲームプレイを楽しみたい方におすすめです。専用設定ツールの「Phantom Gaming Tweak」を使えば、細やかなコントロールも実現します。

グラフィックボードのおすすめモデル|5万円未満

エイスース(ASUS) DUAL-RX5500XT-O8G-EVO

AMDのミドルレンジGPU 「Radeon RX 5500 XT」搭載した、デュアルファン付きグラフィックボードです。「Axial-techファン」はIP5Xの防塵性能を備え、ホコリが多い環境でも故障しにくく安心。また、GPUコア温度が60℃を下回った場合にファンの回転を完全に止める「0dbテクノロジー」で、静かな環境でゲームや作業に集中できます。

GPUのストリームプロセッサは1408で、オーバークロック最大1865MHzで動作。バスインターフェースは、最新規格のPCI Expres 4.0です。また、映像出力端子はHDMI 2.0bが1つとDisplayPort 1.4を3つ搭載。最大4台までのマルチディスプレイ表示が可能で、リモートワークで広い作業領域が欲しい方にもおすすめです。

エムエスアイ(MSI) GeForce GTX 1660 Ti AERO ITX 6G OC

人気GPU「GeForce GTX 1660 Ti」搭載マザーボードのオーバークロックモデルです。高性能GPUを搭載しながらも、シングルファンでコンパクトなボディがポイント。Micro-ATXフォームファクタのマザーボードや小型PCケースにおすすめです。

また、オーバークロック用ソフトウェア「MSI Afterburner」によりグラフィックボードの細やかな制御が可能。さらに、「NVIDIA G-SYNC」がディスプレイのリフレッシュレートとGPUを同期し、より滑らかなグラフィックスが実現します。コンパクトなパソコンで最新ゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。

ギガバイト(GIGABYTE) GV-R56XTGAMING OC-6GD

AMDのミドルハイレンジGPU「Radeon RX 5600 XT」搭載のゲーミンググラフィックボードです。ストリームプロセッサは2304で、ブーストクロック最大1620MHzで動作。発熱するGPUコアを3連ファンの「WINDFORCE 3Xクーリングシステム」で冷却します。

また、「RGB FUSION 2.0」によるライティング効果もゲーミンググラフィックボードならではの楽しみ。マザーボードなどほかのAORUS製品と同期できます。最新のゲームや動画編集をストレスなく楽しみたい方におすすめのモデルです。

ゾタック(ZOTAC) ZT-T16620F-10L

NVIDIAのミドルレンジGPU「GeForce GTX 1660 SUPER」搭載した、グラフィックボードです。CUDAコアは1408で、ブースト時最大1785MHzで動作。コンパクトなデザインが特徴で、さまざまなタイプのマザーボードやPCケースにスムーズに搭載できます。

また、3本の銅製ヒートポンプや大型アルミニウムヒートシンク、デュアルファンなどで構成される「ICESTORM 2.0 COOLING」システムにより、グラフィックボード全体を冷却可能。さらに、「ZOTAC GAMING FIRESTORM」を直感的に操作してチューニングやライティングを変更できます。最新のPCゲームを60fps以上でプレイしたい方におすすめのモデルです。

グラフィックボードのおすすめモデル|10万円未満

アスロック(ASRock) Radeon RX 5700 XT Phantom Gaming D 8G OC

AMDのハイエンドGPU「Radeon RX 5700 XT」搭載した高性能グラフィックボードです。ストリームプロセッサは2560で、ブーストクロック最大1945MHzで動作。インターフェースバスは最新規格のPCI Express4.0をサポートします。メモリはGDDR6の8GBを搭載。

そして、強力なGPUによる発熱を冷却するため、トリプルファンを採用しています。また、スタイリッシュなメタルバックプレートも冷却に貢献。さらに、Polychrome SYNCテクノロジを使用すれば、AsRockのマザーボードとARGB LEDライティングの同期を楽しめます。高フレームレートかつフルHDやWQHD画質でゲームを楽しみたい方におすすめです。

ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8G

ハイスペックGPU「GeForce RTX 2060 SUPER」搭載のゲーミンググラフィックボードです。CUDAコア2176で、クロック数は1815Mhz。8GBのGDDR6メモリを搭載し、さまざまな分野での高度なグラフィックス処理に対応します。また、「WINDFORCE 3Xクーリングシステム」は3連のファンを搭載し、効果的な冷却が可能です。

映像出力インターフェースは「DisplayPort 1.4」「HDMI 2.0b」「USB Type-C」とそれぞれ最新バージョンの規格をサポートし、さまざまなタイプのディスプレイに高速伝送が可能。ハイフレームレートでゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。

ゾタック(ZOTAC) GAMING GeForce RTX 2070 SUPER MINI

ハイスペックGPU「GeForce RTX 2070 SUPER」搭載のゲーミングマザーボードです。CUDAコアは2560で、ブーストクロックが1770MHz。メモリはGDDR6の8GBを搭載しています。WQHDや4Kで、ハイリフレッシュレートの滑らかなグラフィックスを楽しみたい方におすすめです。

また、MINIシリーズはボードサイズが小さく、ほとんどのマザーボードやPCケースに適合します。限られたスペースに設置するパソコンで、高性能のグラフィックカードを使いたい方に最適のモデルです。

グラフィックボードのおすすめモデル|10万円以上

エイスース(ASUS) ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING

「GeForce RTX 2080 Ti」搭載の最高峰ゲーミンググラフィックボードです。CUDAコアは4352でブーストクロックは1650MHz。GDDR6のビデオメモリを11GB搭載し、ほぼすべてのゲームを高画質かつハイフレームレートで楽しめます。また、GPUの高い発熱を冷却するため、3連のAxial-techファンや2.7スロットデザインを採用。

さらに、映像出力インターフェースはDisplayPort1.4とHDMI 2.0bを2つずつ備え、最大4画面のマルチディスプレイに対応します。ただし、消費電力が650Wと並外れているので、マザーボードや電源ユニット、ケースファンまでトータルで電力と冷却能力の高い構成が必要なことに注意が必要です。

ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 2080 SUPER WINDFORCE OC 8G

NVIDIAのハイエンドGPU「GeForce RTX 2080 SUPER」搭載したグラフィックボードです。CUDAコアは3072で、コアクロックは1830MHzにブーストアップ済み。GDDR6メモリを8GB搭載しています。また、82mmのファン3基やオルタネートスピニング、5本の銅製コンポジットヒートパイプなどによる「WINDFORCE 3Xクーリングシステム」により、効果的な冷却が可能です。

さらに、映像出力インターフェースはDisplayPort 1.4を3つ、HDMI 2.0bを1つ搭載しています。4画面までのマルチディスプレイをサポート。NVIDIA NVLinkテクノロジーで2つの同じGPUを組み合わせれば、4KやVRで快適にゲームが楽しめます。

NVIDIA TITAN RTX

GPUメーカーNVIDIA謹製のフラッグシップマザーボードです。「Turingアーキテクチャ」を採用し、130 Tensor TFLOPSの処理速度を誇ります。さらに「NVIDIA TITAN RTX NVLink ブリッジ」により、2枚のTITAN RTXを接続可能。8Kビデオのリアルタイム編集や大規模なレンダリングモデルの操作が実現します。

また、フラッグシップモデルにふさわしい高級感あふれるデザインも魅力。データサインティストやAI・機械学習の開発者、トップクリエイターにおすすめのモデルです。

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