ゲームなどの映像描写に欠かせないPCパーツ「グラフィックボード」。昨今のゲームは要求スペックが高く、自作PCの組み立てや換装を検討している方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのグラフィックボードを初心者向けに解説も交えてご紹介。スペック別に掲載しているので、自分の用途に合うモデルをチェックしてみてください。
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- 目次
- グラフィックボードとは?
- NVIDIAとAMDの違い
- グラフィックボードの選び方
- グラフィックボードのおすすめメーカー
- グラフィックボードのおすすめ|エントリーモデル
- グラフィックボードのおすすめ|ミドルスペックモデル
- グラフィックボードのおすすめ|ハイスペックモデル
- グラフィックボードの売れ筋ランキングをチェック
グラフィックボードとは?
グラフィックボードとは、PCの映像をディスプレイへ出力するためのパーツ。一部のモデルを除き、CPUには内蔵グラフィックスが搭載されているので、ビジネス文書の作成などで単に画面表示を行うだけであればグラフィックボードは必要ありません。しかし、高画質の映像を出力するには独立したグラフィックボードが必須です。
特に、グラフィックのきれいな3Dゲームや描画速度が勝敗に関係するFPSゲーム、映像制作、3Dモデリングなどを行いたいという方はCPUの内蔵グラフィックスの性能では足りないため、用途に合ったモノを選ぶ必要があります。
末尾にFが付くインテルのCPUには内蔵グラフィックス機能がないため、自分でPCを組む場合は注意しましょう。反対に、グラフィックボードを購入する場合はCPUのグラフィックス機能がなくともあまり問題ありません。CPUの選択肢が増えるため、よりコスパを重視した構成も可能です。
NVIDIAとAMDの違い
NVIDIA GeForceシリーズの特徴
NVIDIA GeForceシリーズは、多くのゲーミングPCで採用されているグラフィックボードです。「GTX 1660 SUPER」のような低価格モデルから「RTX 4090」のようなハイエンドモデルまで、スペックも価格も幅広いラインナップがあります。大手プラットフォーム「Steam」が2024年8月に掲載した情報によると、NVIDIA・AMD・Intel・その他のメーカーのなかでNVIDIAは7割以上の使用率。ネットで検索した際に出るトラブルシューティングも多いため、何か困った際に解決しやすいといったメリットがあります。
また、ゲームにおける処理性能も優れており、ゲーミングPCを組みたい方に人気があります。RTX以降のシリーズは専用のコアを搭載しており、よりリアルな描写を可能とする技術「レイトレーシング」にも対応。安いモデルが販売されていることもあり、幅広い層のゲーマーにもおすすめです。
AMD Radeonシリーズの特徴
AMD Radeonシリーズは、コスパがよく低予算で自作PCを組みたい方に人気があります。また、消費電力も控えめな傾向にあるので、月々の電気代といったコストを気にする方からも支持されています。NVIDIA GeForceシリーズと比較すると、グラフィックがやや鮮やかに描写される点が特徴。パフォーマンス面ではNVIDIA GeForceシリーズに劣る面があるものの、プレイするゲームによってはRadeonシリーズのほうがパフォーマンスを発揮できることもあります。
基本的にゲームをプレイするのであればNVIDIA GeForceシリーズのほうが優位に立つ傾向にあるものの、価格はAMD Radeonのほうが安い場合が多いので、できる限り予算を抑えてゲーミングPCなどを組みたい場合は同シリーズを検討してみてください。
グラフィックボードの選び方
プレイしたいゲームに合わせたモデル選ぶ
「必要スペック」と「推奨スペック」の違い
PCゲームの公式サイトやプラットフォーム、プロモーションビデオには「必要スペック」もしくは「推奨スペック」が記載されています。必要スペックとは、ゲームを動かすために必要な最低限の構成のこと。必要スペックを満たさない構成のPCは、正しく起動ができない、プレイができないといった事象が起きる恐れがあります。
一方、推奨スペックとは、ゲームを快適にプレイするための構成のこと。ゲームが途中で固まらない、突然落ちないなど、プレイに支障が出るようなエラーが発生しない要件が示されており、例えば「FF14」では、Geforce GTX 970以上もしくはRadeon RX 480以上のグラフィックボードが必要です。
ただし、推奨スペックギリギリのグラフィックボードを用いると、映像処理が重たくなるシーンでカクつきなどが出る恐れもあります。購入する際は、プレイしたいゲームの推奨スペックより上のグラフィックボードがおすすめです。
長く使いたいなら余裕を持ったスペックのモデルを選ぼう
昨今グラフィック技術が向上していることにより、新しく発売されるPCゲームの要求スペックが高くなる傾向にあります。現時点ではスペックが足りる場合でも、シリーズの続編などが発売された際に下回ってしまう可能性もゼロではありません。
そのため、買い替えや換装などの手間を省きたい、同じグラフィックボードを長く利用したい場合は、スペックに余裕を持たせるのがおすすめです。特にゲーミングPCを組む場合は、CPUと同じくらいグラフィックボードも重要なパーツなので、できる限り予算を割り当てることを検討してみてください。
グラフィックボードは性能が高くなるにつれて価格も上がっていくケースがほとんど。なかには20万円を超えるモデルもあるので、ハイスペックなPCを組む場合はある程度の予算を用意しておきましょう。
PCケースに入るサイズのモノを選ぼう
価格と同様、グラフィックボードは性能に応じてサイズも大きくなる傾向にあります。大型のファンを複数搭載させたり、ヒートシンクを搭載させたりと、効率的に冷却を行うためさまざまな部品を取り付けるので、場合によっては持っているPCケースに入らない可能性も。特に、すでにPCケースを購入している方や、現在使用しているPCのグラフィックボードを交換する方は注意が必要です。
また、グラフィックボードは、各メーカーが外装などをデザインして販売しているため、同じGPUを搭載したモデルでも大きさが均一ではないという点にも注意。PCケースに入らないとなった場合、ほかのグラフィックボードを買い直さなければならないことがほとんどなので、初めて自作PCを組む方はあらかじめチェックしておきましょう。なお、PC背面のスロットを複数使用するモノも多いので、あわせて使用スロット数の確認も行うのがおすすめです。
消費電力をチェック
PCの電源は、搭載するパーツの消費電力を合計した数値に対して、適切な容量のモデルを搭載するのが一般的です。あくまでも目安になりますが、各パーツの消費電力の合計値の2倍が電力変換効率のよい容量とされています。グラフィックボードは特に消費電力が大きいパーツなので、購入する際はどれくらい消費電力があるのか確認することが大切です。
電源の容量を消費電力が上回ってしまった場合、動作が不安定になったり、PCが起動できなくなったりしてしまいます。特に、メーカー製のPCにグラフィックボードを追加したり、BTO PCのグラフィックボードをアップグレードしたりする場合は、電源に余裕がない場合も多いため注意が必要。搭載している電源でカバーできるのか、消費電力をチェックしておきましょう。
また、電源ユニットによっては、グラフィックボードに直接電力を供給する補助電源コネクタがない場合もあります。購入の際は事前に確認しておくのがおすすめです。
ビデオメモリの容量をチェック
ビデオメモリとは、「VRAM」とも表記されるグラフィックボードに内蔵されている映像専用メモリのこと。容量が大きいほど、映像の処理性能も高くなります。
ゲームで高いフレームレートを維持したり、映像をより滑らかに描写したりしたい場合は、メモリ容量の大きいモデルがおすすめです。また、映像処理に長けているので、クリエイティブな作業をする方も要注目。なお、同じシリーズのグラフィックボードでも、メモリの容量が異なるモデルを販売しているケースがあるので、チェックしてみてください。
冷却性能をチェック
グラフィックボードは、CPUと同様に発熱しやすいパーツです。特にゲームや映像編集といった作業を行う際は高い負荷がかかるので注意が必要。高温状態が続いてしまうと、製品寿命が短くなったり、パフォーマンスが低下してしまったりするおそれもあるため、冷却性能のチェックは重要です。
ほこりが溜まっているなどの使用状況によって異なりますが、基本的に高性能なグラフィックボードほど高温になりやすいので、効率的な冷却が必要。各メーカーは、高性能モデルに3連ファンを搭載したり、熱伝導率の高いヒートシンクを備え付けたりしています。逆にミドルスペックモデルはハイスペックモデルほど発熱しにくいので、1つのファンだけ搭載してコンパクトな製品として販売することも。グラフィックボードの性能を十分に引き出したい場合は、冷却性能にも注目してみてください。
インターフェースの種類と数をチェック
HDMIやDisplayPortなど、搭載しているインターフェースの種類や数は、グラフィックボードによって異なります。どれだけ高性能なモデルを購入しても、ディスプレイの出力端子に対応していなければ映像出力は行えません。そのため、自分が持っているモニターの端子と同じポートが搭載されているか、あらかじめ確認しておきましょう。
4KやWQHD出力を行いたい場合は、HDMI 2.0やDisplayPortを搭載したモデルがおすすめです。HDMI 2.1に対応していれば、8Kの画面出力も行えます。また、2枚以上のディスプレイに映像を出力したい場合は、端子の数や同時画面出力数もチェック。スペック表に記載されている場合が多いため、デュアルモニターにしたい場合は確認してみてください。
グラフィックボードのおすすめメーカー
エイスース(ASUS)
台湾に本社を構える海外メーカー・エイスース。グラフィックボードのほか、マザーボードやゲーミングノートPCなどを販売しています。ポータブルPC「ASUS Ally」は、コンパクトかつ高性能な携帯機として直近でも大きな話題を呼びました。
グラフィックボードに関しては、大きく分けて「ROGシリーズ」と「TUF Gamingシリーズ」の2つが人気です。ROGシリーズは、ハイスペックモデルがほしい方向けのモデル。冷却システムや電源供給などに重きを置いており、またデザインもスタイリッシュなので、ゲーミングモデルらしさのあるPCを組みたい場合にぴったりです。
一方TUF Gamingシリーズは、性能だけでなく耐久性を重視しているのがポイント。なかには、冷却性を向上させるため、ヒートシンクだけでなく背面の設計にもこだわったモデルも。長期間使いやすい製品がほしい方におすすめです。
エムエスアイ(MSI)
ゲーミングノートPCの販売実績4年連続No.1など、多くのPCユーザーから信頼を得ているメーカー・エムエスアイ。ゲーミングキーボードやゲーミングモニターだけでなく、マザーボードなどのパーツ関連など幅広く製品を手掛けているのが特徴です。
グラフィックボードも多数のシリーズが展開されています。なかでもGAMINGシリーズ、VENTUSシリーズが人気。GAMINGシリーズは、性能を重視するヘビーゲーマー向けのモデルです。LEDライティング機能が搭載されているので、ゲーミングモデルらしいデザインが好みの方に適しています。
VENTUSシリーズは、パフォーマンスと堅牢性を重視したモデル。シンプルなデザインなので、落ち着きのあるデザインのゲーミングPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
ギガバイト(GIGABYTE)
1986年に台湾にて本社が設立された老舗PCパーツメーカーのギガバイト。グラフィックボードやマザーボードなどを中心としつつ、ゲーミングキーボードやゲーミングモニターなどのデバイスなども販売しています。
グラフィックボードにおいては、AORUSシリーズ・AEROシリーズなどのブランドを展開。高性能なAORUSシリーズは、動作熱によるパフォーマンス低下を防ぐため、優れた冷却システムが搭載されているのが特徴です。
AEROシリーズの特筆すべき点は、白いカラーリングが採用されていること。PCケースやファンと色を統一させることで、おしゃれさを演出できます。ゲーミングPCの外観にこだわりたい場合はチェックしてみてください。
玄人志向
玄人志向は、PCパーツサプライヤーである日本企業シー・エフ・デー販売が展開するブランド。さまざまなPCパーツを販売していますが、なかでもグラフィックボードが高い人気を得ています。
玄人志向が展開するのは、ゲーマー向けのGALAKURO GAMING。グラフィックハードウェアメーカー・GALAXYと共同して開発が行われているのが特徴です。高品質なのはもちろん、モデルや時期によって異なるもののほかメーカーのモデルと比べて比較的安い傾向にあります。
白いモデルもありますが、基本的には黒を基調としたカラーリングを採用。LED非搭載のシンプルなデザインから、ファンが光るモデルまで多数のラインナップがあります。コスパのよいグラボがほしい方におすすめです。
グラフィックボードのおすすめ|エントリーモデル
商品 | エイスース(ASUS) GeForce GTX 1660 SUPER TUF-GTX1660S-O6G-GAMING | エムエスアイ(MSI) Radeon RX 6500 XT MECH 2X 4G OC VD7987 | ゾタック(ZOTAC) GeForce GTX1630 ZT-T16300F-10L | 玄人志向 Radeon RX6400 RD-RX6400-E4GB/LP |
販売サイト | ||||
GPUメーカー | NVIDIA | AMD | NVIDIA | AMD |
搭載GPU | GTX 1660 SUPER | RX 6500 XT | GTX 1630 | RX 6400 |
メモリ容量 | 6GB | 4GB | 4GB | 4GB |
端子 | HDMI×1 DisplayPort×1 DVI-D×1 | HDMI×1 DisplayPort×1 | HDMI×1 DisplayPort×1 DVI-D×1 | HDMI×1 DisplayPort×1 |
消費電力 | - - - | 107W | 75W | - - - |
サイズ | 206×124×46mm | 172×112×42mm | 約151×111.15×38.8mm | 152×69×18mm |
エイスース(ASUS) GeForce GTX 1660 SUPER TUF-GTX1660S-O6G-GAMING
防塵性に優れたIP5X規格に準拠した、耐久性に優れているグラフィックボード。メンテナンスでは行き届かなかったほこりなどが内部に侵入しにくく、故障のリスクを抑えられるのが魅力です。
また、エイスース独自の熱伝導性に優れた設計「DirectCU II」を採用しているのもポイント。銅製のヒートパイプをダイと直接密着させることで、放熱性を高めています。防塵仕様でほこりが原因による熱のこもりを防ぎ、「DirectCU II」で配信や長時間のゲームプレイによる動作熱の上昇を防げるため、安定したパフォーマンスを求める方にぴったりです。
そのほか、基盤の歪みを防ぐ「防護バックプレート」や、航空宇宙用途でも使われる潤滑剤を採用するなど、長期間使用を想定した作りなのもポイント。GPUは、低予算ゲーミングPCで採用されることの多い「GTX 1660 SUPER」を搭載しています。軽めのゲームであれば、快適にプレイすることが可能です。耐久性や安さを重視する場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) Radeon RX 6500 XT MECH 2X 4G OC VD7987
冷却性能に優れたエムエスアイ独自の「TORX Fan 3.0」が採用されたグラフィックボード。より風が分散するブレードを搭載したファンと同社従来のブレードを搭載したファンを組み合わせることで、より風圧が高まっているのが特徴です。ゲームプレイ中もしっかりと冷却されるため、パフォーマンス維持が可能。冷却性を重視する方におすすめです。
GPUは、AMDのGPU「Radeon 6500XT」を搭載。ライトゲーマー向けの性能ではあるものの、フルHDでのプレイかつ画質を抑えることでさまざまなゲームをプレイすることが可能です。タイトルによっては高フレームレートで遊べます。コスパがよいモデルを探している方にもぴったりです。
また、「AMD Smart Access Memory」に対応しているので、AMD Ryzen 5000および3000シリーズと組み合わせればよりゲームパフォーマンスが向上します。
ゾタック(ZOTAC) GeForce GTX1630 ZT-T16300F-10L
初心者やサブ機を組みたい方向けのグラフィックボード。性能は控えめで、タイトルにもよりますがフルHDかつ低~中画質設定に抑えることで、ゲームをプレイすることができます。画質やフレームレートにこだわりがなく、とにかく安いゲーミングPCを組みたい方におすすめです。
サイズは約151×111.15×38.8mmとコンパクト。全長の半分以上を占める90mmファンを搭載しており、十分な冷却性を備えつつコンパクトに仕上げているのが魅力です。小型PCを組みたい方にも適しています。
補助電源が不要なので、ケーブルの配線に困りにくいといったメリットも。LEDライティングなどはなく、デザインもシンプルです。部屋の雰囲気を崩しにくく、派手すぎないPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
玄人志向 Radeon RX6400 RD-RX6400-E4GB/LP
ロープロファイルに対応した小型のグラフィックボード。一般的なグラフィックボードとは異なり、ファンで覆い隠されておらず、ほぼ基盤がむき出しになっているのが特徴です。サイズは152×69×18mm。スリムPCなど、省スペースなPCを組みたい方に適しています。
また、スロットを1つしか占有しないため、内部スペースの余裕があまりないPCに取り付けたい場合にも便利。小さいながら、空冷ファンを搭載しているため動作熱をある程度抑えることが可能です。
DisplayPortおよびHDMIポートをそれぞれ1つずつ備えているのもポイント。搭載GPUは「Radeon RX6400」です。ライトゲーマー向けの性能なので、画質やフレームレートにこだわりがなく、ある程度快適に遊べればよいといった場合はチェックしてみてください。
グラフィックボードのおすすめ|ミドルスペックモデル
商品 | 玄人志向 GeForce RTX4060 GG-RTX4060-E8GB/SF | エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC VD7553 | ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 4060 Ti GV-N406TEAGLE-8GD | エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 2X E 12G OC VD8660 |
販売サイト | ||||
GPUメーカー | NVIDIA | NVIDIA | NVIDIA | NVIDIA |
搭載GPU | RTX 4060 | RTX 3060 | RTX 4060 Ti | RTX 4070 Ti |
メモリ容量 | 8GB | 12GB | 8GB | 12GB |
端子 | HDMI×1 DisplayPort×3 | HDMI×1 DisplayPort×3 | HDMI×2 DisplayPort×2 | HDMI×1 DisplayPort×3 |
消費電力 | - - - | 170W | - - - | 285W |
サイズ | 157×111×41mm | 235×124×42mm | 272×115×41mm | 約242×125×51mm |
玄人志向 GeForce RTX4060 GG-RTX4060-E8GB/SF
RTX 4000シリーズのエントリークラスに類するGPU「RTX 4060」が搭載されたグラフィックボード。フルHDであればさまざまなゲームを快適にプレイできるスペックがあるため、ある程度性能を求めつつ、できる限り低予算でゲーミングPCを組みたい方に向いています。
大型の92mmファンには、玄人志向オリジナルのファンブレード「WINGS」が備えられています。冷却性能に優れているだけでなく静音性にも優れているので、動作音を抑えたい方にもぴったりです。専用のソフト「Xtreme Tuner」を用いれば、ファン速度やクロック設定が行えます。
本体のサイズは157×111×41mmとコンパクトなのもポイント。小型PCを組みたい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC VD7553
エムエスアイ独自の冷却ファン「TORX FAN 3.0」を採用したグラフィックボード。風圧をより効率的に生み出すことでグラフィックボードの動作熱を抑えられるのが魅力です。DisplayPortが3つ、HDMIが1つ搭載されており、マルチモニター環境を構築することが可能。インターフェース類が充実しているモデルがほしい方におすすめです。
ゲームをプレイしていない際など、ファンを高速回転させる必要がない場合にファンが完全に停止する「ZERO FROZR」機能を搭載しているのもポイント。アイドル時の静音性が優れているため、静かなPCを組みたい方にも適しています。なお、ゲーム中などでグラフィックボードの熱が上がると、冷却のためにファンが自動で動き出します。
自己責任にはなるものの、安定したオーバークロック設定を自動検出したりプレイ中のビデオキャプチャができたりする専用ソフトウェア「Afterburner」が使用可能です。シンプルなデザインのグラボがほしい場合はチェックしてみてください。
ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 4060 Ti GV-N406TEAGLE-8GD
ミドルスペックのなかでも性能が高い「RTX 4060 Ti」が搭載されたグラフィックボード。ゲームによっては高画質設定でプレイしたり、高フレームレートでの戦闘が可能です。予算を抑えつつ、性能は妥協したくないといったゲーマーにおすすめです。
グラフィックボードとしては珍しく、ややグレーがかったカラーリングが採用されています。ファンの中心部分も青く、アクセントに。おしゃれなゲーミングPCを組みたい方にもぴったりです。
通常のOCモードから静音性に優れたSilentモードに切り替えられるのもポイント。ゲームをプレイしないときや、通話中でファンの音を入り込ませたくないときなどに便利です。システム状況によってファンのON・OFFを決める「3Dアクティブファン」も魅力。静かなゲーミングPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 2X E 12G OC VD8660
サイズのある2連ファンを搭載したエムエスアイのグラフィックボード。独自の冷却システム「Airflow Control」などを備えているのが魅力です。動作熱をしっかり抑えられるので高負荷時でもパフォーマンスを維持しやすく、ゲーマーだけでなく配信者などにもおすすめ。なお、温度が低い場合は「Zero Frozr」システムによりファンが停止するので、普段使いの際は静かに使用できます。
GPUはミドルスペック帯のなかでも上位に類する「RTX 4070 Ti」を搭載。高フレームレートでのプレイはもちろん、4Kゲーミングモニターでのプレイも視野に入ります。専用のソフトウェア「MSI Center」を使用することで、最大2655MHzまで動作クロックを引き上げることも可能。グラフィックボードに予算を割ける性能重視の方にぴったりです。
高性能ながら、2連ファンということもありサイズは242×125×51mmとややコンパクト。カラーリングはシルバーとブラックが採用されており、シンプルなデザインです。省スペースなモデルがほしい場合はチェックしてみてください。
グラフィックボードのおすすめ|ハイスペックモデル
商品 | ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 4090 AERO OC GV-N4090AERO | エイスース(ASUS) GeForce RTX 4090 TUF-RTX4090-O24G-GAMING OC edition | エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 4080 SUPER VENTUS 3X OC VD8793 | 玄人志向 GeForce RTX 4070Ti SUPER GG-RTX4070TiSP-E16GB/EX/TP2 | アスロック(ASRock) Radeon RX 7900 XT PG 20GO |
販売サイト | |||||
GPUメーカー | NVIDIA | NVIDIA | NVIDIA | NVIDIA | AMD |
搭載GPU | RTX 4090 | RTX 4090 | RTX 4080 SUPER | RTX 4070Ti SUPER | Radeon RX 7900 XT |
メモリ容量 | 24GB | 24GB | 16GB | 16GB | 20GB |
端子 | HDMI×1 DisplayPort×3 | HDMI×2 DisplayPort×3 | HDMI×2 DisplayPort×2 | HDMI×1 DisplayPort×3 | HDMI×1 DisplayPort×3 |
消費電力 | - - - | - - - | 320W | - - - | - - - |
サイズ | 342×150×75mm | 348.2×150×72.6mm | 322×136×62mm | 323×131×48mm | 330×140×57.6mm |
ギガバイト(GIGABYTE) GeForce RTX 4090 AERO OC GV-N4090AERO
全体的に白いカラーリングが採用されたおしゃれなグラフィックボード。独自のソフトウェア「GIGABYTE CONTROL CENTER」で、本体前面にあるロゴのLEDライティングのカラーや発光パターンを変更できます。デザイン性を重視する方にぴったりです。
3連ファンのブレードには、空気の流れを誘導する「3Dストライプカーブ」が設けられています。また、放熱性に優れたヒートシンク、熱伝導性に優れたベイパーチャンバーも搭載。冷却性も十分備わっており、高い負荷がかかる作業も安定して動作しやすいのが魅力です。
電力供給に異常があった場合は、ピン部分が光る仕様。初心者でも電源周りのアクシデントに気づきやすく便利です。ギガバイトのサイトで製品登録を行えば、最大で4年間の延長保証を受けることが可能。サポートが充実しているおすすめのモデルです。
エイスース(ASUS) GeForce RTX 4090 TUF-RTX4090-O24G-GAMING OC edition
高性能ながら、同GPUを搭載したグラフィックボードのなかでも比較的コスパのよいモデル。RTX 4080よりも消費電力が控えめにもかかわらず、性能が向上しているのが特徴です。RPGなどの美麗で滑らかな映像を楽しみたい方や、カクつきのない映像でFPSゲームをプレイしたい方に向いています。
DisplayPortを2つ、HDMIポートを2つそれぞれ搭載しているのもポイント。最大で4画面出力が可能なので、複数ブラウザやアプリを開いて作業効率化を図りたい方にもおすすめです。
本体を補強するため、「反り曲げ防止プレート」を採用。そのほか、電気回路を保護する役割を持つヒューズなども備えられています。LEDライティングは非搭載で、外観も落ち着きのあるデザイン。耐久性に優れたシンプルなモデルがほしい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 4080 SUPER VENTUS 3X OC VD8793
「反り曲げ防止プレート」を採用した耐久性に優れたグラフィックボード。電気回路を保護する役割を持つヒューズなども搭載されており、長期間使えるモデルを探している方にぴったりです。GPUは「GeForce RTX 4080 SUPER」を採用。GeForce 4000シリーズの上位モデルで、ゲームによっては240~300fps以上の高フレームレートでプレイしたり、4K画質で快適に遊んだりできます。
DisplayPortを2つ、HDMIポートを2つそれぞれ搭載しているのもポイント。最大で4画面出力が可能なので、複数ブラウザやアプリを開いて作業効率化を図りたい方にもおすすめです。LEDライティングは非搭載で、外観も落ち着きのあるデザイン。耐久性に優れたシンプルなモデルがほしい場合はチェックしてみてください。
玄人志向 GeForce RTX 4070Ti SUPER GG-RTX4070TiSP-E16GB/EX/TP2
3連ファンを搭載したハイスペックグラフィックボード。中心部分に102mmの大型ファン、左右に92mmのファンを搭載することで、強力な風量を実現しているのが特徴です。冷却性に優れているので、長時間ゲームをプレイする方や配信者の方に適しています。
搭載GPUは、2024年1月にNVIDIAより発表された「RTX 4070Ti SUPER」。ゲームをプレイするうえでは十分な性能を備えており、ゲームによって画質調整をする必要はあるものの、カクつきの少ない滑らかな映像で楽しめます。
専用ソフトウェア「Xtreme Tuner」を用いることで、自己責任にはなりますがオーバークロックが可能なのもポイント。より性能を向上させられるほか、温度などのモニタリングにも使用できるため便利です。ファンにLEDライティングが施されているので、光るゲーミングPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
アスロック(ASRock) Radeon RX 7900 XT PG 20GO
AMDのGPU「Radeon RX 7900 XT」を搭載したグラフィックボード。性能としてはNVIDIAの「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」や「GeForce RTX 4080」に近く、さまざまなゲームを快適にプレイできるスペックがあるのが魅力です。
3連ファン「Phantom Gaming 3X クーリングシステム」を採用しているのもポイント。エアフローに優れた「ストライプリングファン」を搭載していることもあり、冷却性と静音性を両立。安定したパフォーマンスを求める方にぴったりです。
中心部分にはLEDライティングが施されており、おしゃれなデザイン。高性能かつかっこいいグラフィックボードがほしい場合はチェックしてみてください。
グラフィックボードの売れ筋ランキングをチェック
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