あのモーガンがEVを?
かたくななまでに伝統を守り続け、職人魂あふれる数々のモデルをこの世に送り出してきたモーガン社。その歴史の初期の3輪の3ホイーラーが復活した現代版の雄姿を見たことがある人も多いのでは? そんな”クラシックカー”がこのたびEVコンセプトカーとして 2016ジュネーブモーターショーで発表されました。そのカッコよさはもう反則級です!
1930年代のかおり
現在販売されているモーガン社の3ホイーラーは1930年代のモデルのかたちをキッチリと反映していると言われています。そのフォルムを踏襲した今回の3輪電気自動車 EV3 のデザインがシビレます!
それに見てください! このインパネ。なんというか…これ本当にEVですよね? その芸術的な仕上げに凄みさえ感じるのはモーガンの職人のなせる技。
クラシックでもハイスペック
EV3 はそのフォルムこそクラシックですが、詳細の多くは明らかにされていないもののEVとしてのスペックは十分。20KWhのリチウムバッテリーにより航続距離は242km!
ボディは伝統的なウッドフレームをベースにカーボンやアルミニウム素材を用いたオールハンドメイド。3ホイーラーではV型2気筒エンジンが鎮座しているフロント部分にブラス製のバッテリー冷却フィンが装備されています。
実用的なパーツであってもすべて”芸術”になってしまうモーガン EV3。ゴーグルを着用したスーツ姿がこんなに似合うEVってなかなかないと思いませんか?
有料駐車場のゲートをくぐれる車高の3ホイーラー。同じように地をはうようなEV3が、エンジン音もなくドライバーの運転にリニアに反応しながら走るさまは衝撃的でさえあります!