保冷も保温もでき、自宅やアウトドアなどで1年中活躍する「冷温庫」。機能性や収納力、デザインなど、製品によって特徴はさまざまです。多くの製品がラインナップしているので、どのような基準で選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの冷温庫をピックアップ。選び方もご紹介しているので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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冷温庫とは?冷蔵庫との違いもチェック
冷温庫とは、1台で「保冷」「保温」を使い分けられる家電製品のこと。冷蔵保存や冷凍保存のみできる冷蔵庫とは異なり、温度を切り替えることで、あたたかく保ちたい飲み物や食品などの保温もできるのが特徴です。
また、冷蔵庫よりもコンパクトで持ち運びやすいのもポイント。冷温庫は1ドアや2ドアの小さめサイズが多く、持ち運びに便利な取っ手を搭載しているモデルも展開されています。自宅内の寝室や作業部屋などはもちろん、車内やキャンプなどのアウトドアでの使用もおすすめです。
ただし、冷蔵庫と比較すると、保冷効果があまり高くないのがデメリット。冷蔵庫は冷却能力に優れた「コンプレッサー式」を採用しており、モーターを使って庫内を効率的に冷やせます。一方、冷温庫は「ペルチェ式」で、電流によって保冷・保温を行うので、「冷やす」「あたためる」のではなく、適温をキープするといった使い方が適しています。
冷温庫の選び方
容量で選ぶ
冷温庫は目的や用途、使用場所に適した容量を選ぶのがポイントです。小さいモノは5L、大きいモノだと20L以上のモノが展開されています。なお、庫内の棚板やドアポケットの有無によって、収納できる量が異なるので留意しておきましょう。
自宅の寝室や作業部屋で少人数の飲み物などを保冷・保温したいなら、5~10Lがおすすめ。5Lだと500mlのペットボトルが2本、10Lだと4本程度入ります。また、キャンプなどのアウトドアで使いたい場合は、500mlのペットボトルが8~10本程度入る20L前後の冷温庫がおすすめです。複数人の飲み物を保冷・保温できるので、ピクニックやバーベキューなどのイベントにも適しています。
庫内の高さや本体のサイズで選ぶ
冷温庫を購入する際は、容量だけでなく庫内の高さや本体のサイズもチェックしておきましょう。容量5L前後のコンパクトサイズだと高さが足りず、500mlや525mlペットボトルを立てて保存できない可能性があります。
飲み物を入れたい場合は、庫内の高さが240mm以上の冷温庫がおすすめ。また、高さの低い冷温庫なら、飲み物を横にして保存できるよう、奥行きのある冷温庫を選ぶと便利です。
一方で、本体のサイズで選ぶ場合は、設置したいスペースに適した大きさのモノを購入するのが重要。容量を重視して選ぶと、本体サイズが大きくなる傾向にあるので注意しましょう。
なお、持ち歩きなどを想定している場合は、取っ手やショルダーベルトが付いているモノがおすすめ。中身を入れると重くなるので、簡単に持ち運べる仕様のモノをチェックしてみてください。
温度調節機能の有無で選ぶ
冷温庫は保冷・保温の切り替えのみできる製品から、細かく温度調節できる製品までさまざま。温度設定ができると、気温や内容に合わせて細かく温度調節できるため便利です。
なお、温度を3段階などで調節するタイプと、1℃単位で調節できるタイプが存在します。冷温庫の温度は外気温の影響を受けやすいので、1℃単位で調節できる製品がおすすめです。
静音性の高さで選ぶ
冷温庫は電流によって保冷と保温を行う「ペルチェ式」を採用しているので、冷蔵庫と比べて運転音が静かなのが特徴。しかし、寝室や作業部屋など静かな部屋で使う場合には、より静音性の高い製品を選びましょう。
静音性を重視するなら、35dB以下の冷温庫を選ぶのがおすすめ。また、「低騒音モード」や「弱冷モード」などを搭載している製品であれば、モードによって運転音を低減できるので便利です。
冷温庫のおすすめ
オーム電機(OHM) 保冷保温ボックス ポータブル電子式 5リットル KAJ-R056R
容量約5Lのコンパクトな冷温庫。保冷の温度帯は5±3℃、保温は55±5℃です。冷却・あたための切り替えは背面のスイッチで行います。
シガーソケットからの給電に対応しており、長距離ドライブやキャンプなどにもおすすめです。本体サイズは約幅208×高さ308×奥行き285mm、重さは約2.8kg。天板にはハンドルがついており、持ち運びも簡単に行えます。
庫内サイズは約幅140×高さ240×奥行152mm。また、吸気口のフィルターは簡単に取り外しでき、お手入れも簡単に行えます。
オーム電機(OHM) 保冷保温ボックス ポータブル電子式 13リットル KAJ-R136R
容量13Lの冷温庫です。庫内サイズは約幅203×高さ317×奥行き205mmで、2Lのペットボトルが収納可能。飲み物を多めにストックしておきたい方におすすめです。
棚板2枚が付属しており、中身にあわせてさまざまなアレンジに対応します。小物の収納に便利なドアポケット付きです。
シガーソケットから給電できるため、ドライブにもおすすめ。キャンプやバーベキューなど、飲み物や食材を冷やすのにも便利です。本体重量は約5kg。サイドには持ち手があり、持ち運びも簡単に行えます。
冷却方式はペルチェ素子電子式で保冷の温度帯は5℃±3℃、保温の温度帯は55±5℃です。
オーム電機(OHM) 冷温庫 KAJ-R041R
モバイルバッテリーからも給電できる冷温庫です。キャンプ・バーベキューなど、さまざまな屋外イベントで冷たい・あたたかい飲み物を楽しめます。停電時にも使えるため、防災用としてもおすすめです。
USB電源の場合、保冷温度帯は5±3℃、保温の温度帯は55±5℃。庫内のサイズは約幅130×高さ200×奥行き150mmです。ナチュラルなカラーのハンドルやシンプルな見た目もポイント。コンパクトで価格も安いので、冷温庫を試してみたい方にもおすすめです。
CROWNFUL 冷温庫
350mlの缶6本を収納できるコンパクトな冷温庫です。動作音は25dBと静音性に優れているのがポイント。リビングや寝室に置きたい方にもおすすめです。コンパクトなので、机の上やベッドサイドにも設置できます。シガーソケットからの給電も可能です。
保冷は約0℃、保温は約65℃。飲み物をしっかりと冷やしたい方やあたためたい方におすすめです。コンパクトで見た目もかわいいため、化粧品の保冷庫としても便利です。
ベルソス(VERSOS) 冷温庫 VS-440
24Lと比較的大きめの冷温庫です。2Lのペットボトルは最大4本、500mlのペットボトルであれば最大24本収納できます。2枚の棚板が付属しており、庫内スペースを有効活用しやすいのもポイントです。
設定可能温度は-9~60℃までの70段階。扉についた操作パネルで庫内温度を簡単に設定できます。また、カラーはブラックとホワイトの2色。シンプルなデザインなのでインテリアに馴染みやすいのも魅力です。
ベルソス(VERSOS) 冷温庫 VS-470
25Lと大容量の冷温庫です。扉が透明なので庫内をチェックできるのがポイント。飲み物などのストックを確認するときにもおすすめです。庫内にはライトが搭載されており、暗い場所でも簡単に確認できます。また、棚板が付属しており、庫内を整理しやすいのも魅力です。
ペルチェ式で動作音が静かなのも特徴。寝室にもおすすめです。設定可能な温度帯は約5~60℃。扉に付いている操作パネルで簡単に設定温度の変更が行えます。シンプルに使えるので、機械が苦手な方にもおすすめです。
EENOUR 冷温庫 CWP20L-JP
2ドアタイプの冷温庫です。庫内は2つに分かれており、それぞれ温度設定が可能。上段で保温・下段で冷却といった使い方をするのもおすすめです。
上段の設定可能温度は上段で-2~60℃、下段で7~60℃。温度は1℃単位で設定できます。液晶画面付きの操作パネルで設定も簡単です。
本体サイズは約幅330×高さ500×奥行き295mm、重さは約6.5kg。取っ手がついており、持ち運びも簡単に行えます。カラーはゴールドとシルバーの2色をラインナップしています。
マキタ(MAKITA) 充電式保冷温庫 CW001GZ
アウトドアにおすすめの冷温庫です。充電式なので電源のない場所に持ち運べます。IPX4相当の防水性能があるのもポイントです。
保冷の範囲は-18~10℃と0℃以下での保冷に対応しているのも魅力。子供のスポーツの応援など、氷を保存しておきたいシーンにも便利です。一方、保温の範囲は30~60℃で7段階に設定できます。
容量は20Lで、500mlのペットボトルであれば20本、2Lのペットボトルは4本収納可能です。なお、バッテリーと充電器は別売りなのであらかじめ留意しておきましょう。
HANSHUMY 冷温庫
クーラーボックスのように上から出し入れするタイプの冷温庫です。自宅で使うだけではなく、自家用車やトラックにもおすすめ。専用のストラップが付属しており、持ち運びも簡単に行えます。
容量は12L。仕切り板が付属しており、さまざまな大きさの飲み物や食材を効率よく収納できます。設定可能な温度は約-10~65℃。液晶画面で簡単に設定できます。氷やアイスを冷やしておきたい方にもおすすめです。
ハイコーキ(HiKOKI) 18V コードレス冷温庫 UL18DD
コンセント・シガーソケット・蓄電池と3つの電源で使える冷温庫です。設定可能な最低温度は-18℃で、-15~60℃を5℃間隔で設定できます。
庫内は仕切り板で2室にセパレート可能。また、温度差30℃までであれば、左右それぞれ異なる温度に設定できるため、アイスと飲み物を同時に冷やすといった使い方もできます。
無骨な見た目もポイント。IPX4相当の防水性能があるため、アウトドアでも使えます。
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さまざまなシーンで活躍する冷温庫。AC・DCの2電源に対応したモデルが多く、自宅だけでなく車内やアウトドアでも使えるのが魅力です。今回ご紹介したアイテムや選び方を参考に、用途や使用シーンに合った冷温庫を選んでみてください。