異次元レベルのコンセプトクルーザー。
海上をゆうゆうと進むプレジャーボートと言えばすぐに思いつくあの形。そのイメージを見事に覆してくれるコンセプトクルーザーを建築家でデザイナーの Jonathan Schwinge 氏が発表しました。そのありえない形、海面すれすれに”浮遊”しているかに見える異次元レベルの tetrahedron super yacht はどうしてこんなことになっているのか、さっそく見てみましょう!
四面体のキャビン
コンセプトクルーザー tetrahedron super yacht はその名の通り、四面体のスーパー遊行船。キャビンが四面体であるアドバンテージを活用して、海に面した3つのデッキでシーンに合わせた水遊びができるのがイイですね。
どうして”飛行”できるの?
では、このコンセプトクルーザーが浮遊しているかのように進むのはどうしてなのでしょうか? その秘密はキャビン下部の支柱に装備されている水中翼付き魚雷型推進装置にあります。
低速モードでは、キャビンの底の部分の「ハル」と呼ばれる3つの船体で”普通に”浮くことに。この場合、キャビンで過ごすのは船に揺られている通常の乗船感覚。
高速モードになると、水中翼によりキャビンが海面から持ち上がり”飛行”開始! あの四面体を傾けながら高速でカーブしていくさまはもう UFO そのものです。
荒れた海でもハイスピードで、しかも滑らかな航行が可能となるコンセプトクルーザー tetrahedron super yacht。ぜひキャビン内部も公開してほしい!
推進装置が1本の支柱についた水中翼船ゆえの低減された水の抵抗。揺れないだけでなく、高効率で長距離の航行が可能になるそうです。1本足のシルキークルーズ、経験してみたいですね!