スケートボードのウィールとボードをつなげる、金属のパーツを「トラック」といいます。どのトラックを選ぶかによって、スケートボードの乗り心地やトリックのしやすさが変わるため、スケートボードのなかでも重要なパーツのひとつです。
プレースタイルに合わせて選ぶのがポイントですが、初心者ほど、どれを選べばよいのかわかりにくいのが難点。そこで今回は、トラックの選び方やおすすめのモデルをご紹介します。
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トラックとは?
トラックとは、スケートボードのデッキとウィールを繋ぐための金属パーツを指します。スケートボードの乗り心地やトリックのしやすさに影響する重要なパーツのひとつです。購入する際は、自分に合う高さ・幅・重さのモノを選ぶのがポイント。
また、トラック自体が大きく分けて5つ程度のパーツから成り立っています。それぞれのパーツを微調整することで、自分に合う乗り心地にカスタマイズも可能です。
スケートボードのトラックの選び方
サイズで選ぶ
高さ
トラックの高さは、一般的にロー・ミドル・ハイタイプの3つに分けられ、自分のプレースタイルに合うモノを選ぶのがおすすめです。
ロータイプは安定感があり、スピードを出しやすいのが特徴。デッキと地面との距離が近く、比較的弱い弾きでもオーリーを行えるため、初心者におすすめです。
また、ミドルタイプはパークやストリートでトリックを行いたい方に適しています。ロータイプに比べて安定感には劣るものの、地面から距離が離れている分、トリック時の高さを出せるのが魅力です。
ハイタイプもミドルタイプ同様、トリック時の高さを出しやすいのがポイント。さらに、大きめのウィールを装着するのにも適しています。クルーザータイプやロングスケートタイプのように街中でスケーティングしたい方にもおすすめです。
幅
トラックは、デッキとの相性を考えて7.0〜7.75インチに合わせて作られているのが一般的。しかし、デッキの幅が一般的なモノよりも短い場合や長い場合は、トラック幅の特性を把握したうえで、適切なモノを選ぶのがおすすめです。
基本的には、トラックにウィールを取り付け、デッキを組み、ボードを横向きに立てても倒れない程度のトラック幅が理想。特に、初心者におすすめなのは、より安定感が得られるトラック幅が広いタイプです。一方で、トラック幅が狭いと、安定感に欠けるものの、小回りが利きやすい傾向にあります。
重さで選ぶ
トラックはモノによって重さが異なります。一般的に、軽いトラックは250〜300g、重いトラックは350〜450gほどが目安です。トラックが重いと安定感が増すため、初心者やトリックを覚えたての方におすすめ。
軽量のトラックは、トリック時の高さを出しやすかったり、軽い力でデッキを回せたりするのが特徴です。一方、重いトラックよりも安定感に欠け、踏み込み時にバランス感覚を失いやすいといった側面もあります。
曲がりやすさで選ぶ
トラックの曲がりやすさを見極めるには、ハンガー部分の可動域をチェックする必要があります。ハンガーの可動域をチェックする際は、ブッシュゴムの硬さを確認しておきましょう。
ブッシュゴムが柔らかいトラックは、安定感に欠けるものの曲がりやすいのが特徴です。一方、ブッシュゴムが硬いトラックは安定感がある反面、曲がりにくい傾向にあります。自分のレベルや、プレースタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
スケートボードのトラックおすすめブランド
サンダー(THUNDER TRUCKS)
サンダーは高い技術力から、トラックブランドとして日本国内で高い支持を集めています。サンダーのトラックは、軽量かつ車高が低いのが特徴。ハイタイプのモノでもほかのブランドのロータイプほどの高さなので、安定感を保ちながらも、デッキを回しやすかったり、トリック時に高さを出せたりします。
また、パークからストリートまで、幅広いプレースタイルにも対応しているため、初心者にもおすすめのブランドです。
インディペンデント(INDEPENDENT)
海外のレジェンドスケーターをはじめ、数多くのスケーターに愛用されているのが、インディペンデントのトラックです。クセのない乗り心地が特徴。また、軽い力でもデッキを弾きやすいため、トリックが行いやすいのも魅力です。
さらに、耐久性にも優れているため、長く使えるトラックを探している方にもおすすめ。ホイールベースが狭いタイプが多く、小回りがきき、曲がりやすいため、スキルアップを目指す方にも適したブランドです。
ベンチャー(VENTURE)
ベンチャーは、サンダー・インディペンデントと並ぶ3大トラックブランドのひとつです。なかでも、ロータイプのトラックにおいては日本国内トップクラスのシェア。コンプリートデッキのパーツとしても多く使われています。
また、ベンチャーのトラックは、ホイールベースが広めに設計されているモノが多いのが特徴。安定性に優れているため、初心者にもおすすめのブランドです。
スケートボードのトラックおすすめ
サンダー(THUNDER TRUCKS) POLISHED HOLLOW LIGHTS II
オーソドックスながら、美しい輝きを放つポリッシュ仕上げがスタイリッシュなスケートボードトラック。幅広いデッキのカラーリングに合わせやすいのがポイント。ハンガーにプリントされたブランドのロゴマークが、アクセントになっているおしゃれなデザインも魅力です。
また、キングピンとアクセルシャフトの中空化により、トラック自体の軽量化を実現しています。さらに、鍛造のアルミニウムを用いた薄型ベースプレートを採用しているため、軽量なうえ高い強度を備えているのも特徴。
そのうえ、高さもハイタイプなので、オーリーなどの飛び上がりによるトリックのしやすさや、ボードコントロールの軽快さを求める方におすすめのトラックです。
インディペンデント(INDEPENDENT) FORGED TITANIUM POLLSHED STAGE11 TRUCKS
軽量化を実現した「FORGEDベースプレート」を採用したスケートボードトラック。チタン製のシャフトを使用しているため、非常に軽量で強度に優れているモデルです。
高い耐久性も備えており、レール上を滑らせるグラインド系などのトリックでキングピンにかかる負担を軽減します。軽快なトリックを可能とするうえ、ハードなプレースタイルにも耐えうる安定性を兼ね備えているのが魅力。
高度なレベルを求める方はもちろん、長く愛用したい方にもおすすめのハイスペックなトラックです。
ベンチャー(VENTURE) ALL POLISHED TRUCK
サイズ5.0のハイタイプで、重量が353gと適度な重さがあり安定感に優れるスケートボードトラック。ふらつきを抑えて、トリックをスムーズに決めやすいのが特徴です。デッキ幅7.5~7.875インチに対応する5.0サイズ以外にも、デッキ幅7.875~8.125インチに対応する5.2サイズもラインナップ。
また、高さが必要なオーリー系のハイレベルなトリックを決めるのに適したハイタイプだけでなく、トリックを安定させやすいロータイプも展開しています。初心者から上級者の方まで、自分のレベルやプレースタイルに合ったトラックを選ぶのにおすすめのモデルです。
エース トラック(ACE TRUCK) トラック LO シルバー
スケートボードのトラックを、20年以上にわたって研究したスペシャリストによって開発されたモデル。高さは59mmのロータイプで、安定してスピーディにトリックがしやすく初心者の使用にもおすすめです。
サイズは、デッキ幅7.5~7.875インチに対応する02と、デッキ幅7.875~8.25インチに対応する03をラインナップしています。重さは02タイプで334g、03タイプで342gと軽すぎず重すぎないのが特徴。安定感があるうえ、高さのあるトリックが決めやすいのがポイントです。
TIWWS 2pcs スケートボードトラック
スケートボードのトラックに、ホイール・ベアリング・ライザーパッド、さらにボルトとナットもセットになったモデル。耐久性に優れるポリウレタン製のスケートボードホイールは安定感のある走行とトリックをサポートし、長持ちしやすいのが特徴です。
また、ABEC9ベアリングの採用により、滑らかで快適な乗り心地とスピード感がありスムーズなトリックを実現します。さらに、カラフルでスタイリッシュなデザインも魅力です。カラーはブラック・オレンジ・レッドなどが展開されているので、好みによって選べるのもポイント。
必要なアイテムがセットになっており、取り付けに便利なうえ比較的価格も安いため、初心者の方が手軽にスケートボードを始めるのにもおすすめのモデルです。
レベルロイヤル(REVEL ROYAL) エリート トラック
高品質でリーズナブルなスーケートボードギアを幅広く手掛ける人気ブランド、レベルロイヤルのトラック。サイズは子供の使用に適した4.5をはじめ、5.0・5.25・6.0を展開しています。7.5以下~8.5インチ以上のデッキ幅に対応するため、使用するスケートボードのデッキサイズに合わせて選べるのがポイント。
高さは50~52mmのミドルタイプで、安定感と高さの出しやすさといったバランスに優れ、幅広いプレースタイルでの使用に適しています。さらに「GRAVITY CASTING」製法により、グラインド系のトリックなどでの大きな衝撃にもしっかりと耐える、非常に高い強度を備えているのも特徴。
また、硬度が90Aのブッシュゴムを採用しています。安定感に優れるうえ、素早い反応による精度の高いプレーを追求する方にもおすすめのトラックです。
テンサー(TENSOR) ALLOYS RAW TRACK
テクニックに長ける多くのスケーターが所属し、品質のよいアイテムを提供する人気ブランド、テンサーのスケートボードトラック。素材には上質で強度が高い「RAW合金」を採用しており、プレースタイルやシチュエーションを問わず汎用的に使えるモデルです。
また、サイズは4.75・5.0・5.25・5.5・6.0の展開があり、デッキ幅は7.0~8.8インチまでに対応するモノを選べます。幅広いスタイルやサイズに適応する、使い勝手のよさで選びたい方におすすめのトラックです。
テンサー(TENSOR) MAG LIGHT GEOMETRY HI
接触による衝撃でダメージを受けやすい、ハンガー部分の強度に優れるスケートボードトラック。ハンガー部分の高い強度が耐久性の高さにも繋がり、長く愛用したい方が取り付けるのに適しています。
また、マグネシウム製で空洞のキングピンとシャフトの採用により、軽量化も実現。サイズは5.0と5.25を展開しており、5.0が256gで5.25が258gと非常に軽量なのも魅力です。デッキ幅は、5.0で7.5~7.875インチ、5.25は7.75~8.125インチに対応します。
高さは64mmのハイタイプで、オーリー系トリックでの高さが出せるうえ、軽快にコントロールしたい方におすすめのトラックです。
クラックス(KRUX) HOLLOW DLK STANDARD POLISHED TRUCKS
シンプルながら柔らかさを感じるデザインが美しいスケートボードトラック。中空仕上げのキングピンとアクセルシャフトの採用、さらにハンガーの中央部分に空けられた穴により軽量化を実現しているのが特徴です。
サイズは、デッキ幅7.75~8.25インチに対応する8.0と、8.0~8.4インチのデッキ幅に対応する8.25を展開しています。幅広いデッキ幅に対応するうえ、ハイタイプなので高さを出す難易度の高いトリックを決めやすいのもポイント。
おしゃれなデザイン、かつハイレベルなプレーができる性能の高さも兼ね備えたトラックを求めている方におすすめのモデルです。
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スケートボードの乗り心地やトリックのしやすさは、どのトラックを選ぶかによって決まります。購入前に自分に合うトラックが分かれば、よりスケートボードを楽しむことが可能です。ぜひ、本記事でご紹介したトラックの選び方や、おすすめのモデルを参考にしてみてください。