スケートボードの表面に貼って使用する「デッキテープ」。スタンスの取りやすさやトリックの決めやすさに影響を与える重要なアイテムです。しかし、さまざまな製品が展開されているため、どれを選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デッキテープのおすすめアイテムをご紹介します。選び方のポイントやおすすめブランドも合わせて解説するので、自分にぴったりなモノを選んでみてください。
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デッキテープにこだわるメリットとは?
デッキテープとは、スケートボード板の表面に貼るざらざらしたテープのことです。シューズとデッキの摩擦力を高め、デッキ上で足が滑るのを防ぎます。安定したスタンスで滑走するために必要なアイテムです。
デッキテープには、トリック時に重要な擦り上げをしやすくする効果があります。擦り上げられることで、トリックに高さを出したり、トリックの成功率を高めたりできるのがメリットです。
スケートボードには、デッキテープ付きのタイプとなしのタイプがあります。デッキテープなしのタイプの場合は、デッキテープも一緒に購入しましょう。また、デッキテープは使用するほど擦り減る消耗品のため、定期的に交換するのがおすすめです。
滑走のスタイルや好みによって、適切なデッキテープは異なります。デッキテープが初めから付いているスケートボードでも、自分好みのモノに張り替えることで、楽に滑れる場合もあります。
デッキテープの選び方
好みのグリップ力をチェック
デッキテープを選ぶ際は、グリップ力をチェックしましょう。グリップ力の強さによって、スタンスの取りやすさやトリックの決めやすさが異なります。また、コントロール性にも影響するので、自分に合ったグリップ力のモノを選ぶことが大切です。
グリップ力は、ヤスリ面の粗さで変化します。目の細かいタイプはグリップ力が弱く、デッキ上で足を動かしやすいのが特徴です。スタンスを変えたり足を振り抜いたりする動作を行いやすく、回転系のトリックに挑戦したい方に適しています。
目の粗いタイプはグリップ力が強く、足を固定する力が働くのがポイント。擦り上げの動作がしやすく、トリックに高さを出せるのがメリットです。
ただし、グリップ力の弱いタイプは足が滑りやすい、強いタイプにはスタンスを変えにくいといったデメリットがあります。また、人によって好みは異なるので、さまざまなデッキテープを試すのがおすすめです。
デッキへの貼りやすさをチェック
デッキへの貼りやすさもデッキテープ選びの重要なポイント。デッキテープは粘着力が強いため、1度貼ると剥がしにくく、貼り直しが難しいアイテムです。初心者の方や貼るのが苦手な方は、貼りやすい加工が施されたモノを選びましょう。
空気穴付きのタイプは、デッキテープを貼るときに入ってしまった空気を逃がしやすいのが特徴。テープを剥がさずに空気を抜けるので、失敗しにくいのが魅力です。
デッキテープは、1枚で端から端まで貼るタイプが主流ですが、なかには3分割されているタイプもあります。ノーズ・真ん中・テールなどの部位ごとに貼ることで、失敗のリスクを減らせるのがメリットです。
主要ブランドの特徴を比較
モブグリップ(MOB GRIP)
モブグリップはアメリカのデッキテープブランド。目の粗い、グリップ力に優れたデッキテープを豊富に扱っています。トリックの精度を上げたい方におすすめです。
モブグリップのデッキテープは、無数の細かい穴が空いているのが特徴。デッキとデッキテープの間の空気を逃がしやすいので、初心者にも向いています。また、密着度を高められるため、摩耗や暑さなどにも強く、剥がれにくいのもポイントです。
デザイン性に優れているのも魅力。柄のないシンプルなモノから鮮やかなグラフィックが施されたモノまで、幅広く扱っています。おしゃれなデッキテープが欲しい方にもおすすめです。
グリズリー(GRIZZLY)
グリズリーは、2010年に設立されたアメリカのデッキテープブランド。独自の高品質素材を使用したデッキテープを扱っており、世界のトップスケーターをサポートしています。また、さまざまなストリートブランドとコラボしたおしゃれなアイテムも魅力です。
グリズリーのデッキテープは、目が比較的細かいのが特徴。回転系のトリックに挑戦したい方におすすめです。シンプルなデザインのモノからポップでかわいいデザインのモノまで幅広く展開。さらに、ブランドの象徴であるクマのモチーフを使ったデザインのモノもラインナップされています。
個性的なデザインのデッキテープが欲しい方にぴったりです。
スペリオール(SUPERIOR)
スペリオールは、2012年にアメリカのシカゴで生まれたストリートブランド。デッキテープ以外に、NEW YORKストリートをイメージした、カジュアルでおしゃれなファッションアイテムも扱っています。
デッキテープの目の粗さは、細かすぎず粗すぎない中間タイプです。適度な粗さがあるので、程よいグリップ力を発揮します。また、目の粗いデッキテープよりも擦り減りにくいのがポイント。比較的長く使用でき、シューズへのダメージを抑えやすいのが魅力です。
ジェサップ(JESSUP)
ジェサップは、接着コーティング・ラミネート材料などを扱う世界的なメーカー。アンチスリップテープ製品の1つとして、デッキテープがラインナップされています。トップスケーターも愛用する、世界中で人気のブランドです。
ジェサップのデッキテープは目が細かく、デッキ上で足を動かしやすいのが特徴です。滑走中もスタンスを変えやすいので、回転系のトリックに挑戦したい方に適しています。デザインは無地でシンプルなモノが多く、さまざまなカラーのモノを展開しています。
デッキテープのおすすめ
モブグリップ(MOB GRIP) デッキテープ 3枚カット
3枚にカットされたデッキテープ。ノーズ・真ん中・テールと部位ごとに分けて貼れるので、貼り慣れない方や初心者の方でも貼りやすいタイプです。また、少し隙間を開けて貼ることでラインも簡単に入れられます。
目が粗めで、グリップ力に優れているのが特徴。高さのあるトリックに挑戦したい方に向いています。また、耐久性も高く、グリップ性能が長持ちするのもポイント。長く使いやすいデッキテープが欲しい方にぴったりです。
黒地のシンプルなデザインで、幅広いスケートボード板と合わせやすいのも魅力。材質が硬めのタイプのため、あたためながら貼るのがおすすめです。
モブグリップ(MOB GRIP) INDEPENDENT BTG SPEED CLEAR SHEET
アメリカの人気スケートボードトラックメーカー「Independent」とコラボしたデッキテープです。中央に入った、Independentロゴが目を惹くデザイン。粗めの仕様を採用しているため、グリップ力に優れているのが魅力です。
目に見えないほどの小さな穴が、無数に空いているのも特徴。貼る際に空気が入った場合でも、空気を逃がしやすいので、キレイに貼れます。さらに、粘着力にも優れており、暑さや寒さで剥がれにくいのもポイントです。
グリズリー(GRIZZLY) デッキテープ SANTIAGO SIGNATURE
プロスケーター「MANNY SANTIAGO」モデルのデッキテープ。中央に大きく施されたグリーンのブランドロゴが目を惹くデザインです。ロゴ下のラインには、MANNY SANTIAGOのサインが入っています。
表面に無数の細かい穴が空いているのが特徴です。空気が入りにくいので、初心者でもスケートボード板に貼りやすいのが魅力です。
目は細かめで、滑走中も足を動かしやすいのがポイント。さらに、薄手のタイプで、デッキ本来の形状を生かしたまま貼れます。回し系のトリックに挑戦したい方におすすめです。
グリズリー(GRIZZLY) OIL SLICK GRIPTAPE
おしゃれでかっこいいグラフィックが施されたデッキテープです。中央に大きなブランドロゴが施されているのが特徴。「i」の部分には、クマのマークがあしらわれています。個性的かつおしゃれなデッキテープで気分を上げたい方におすすめです。
サイズは9×33インチのスタンダードなタイプで、幅広いスケートボードに使用可能です。
スペリオール(SUPERIOR) GRIPTAPE
人気ブランド「スペリオール」のデッキテープ。目の粗さは細かすぎず粗すぎない中間タイプで、クセのない製品です。さまざまなシーンに対応できるスタンダードなタイプなので、初心者の方にも適しています。
幅広いデザインのスケートボードと合わせやすい黒地のシンプルなデザインを採用。サイズは9×33インチで、一般的な形状のスケートボードに使用できます。
ジェサップ(JESSUP) THE ORIGINAL GRIP TAPE
黒地のシンプルなデッキテープ。サイズは9×33インチで、幅広いスケートボードに使用できます。世界中のスケーターに人気のある、スタンダードなデッキテープが欲しい方におすすめです。
目の粗さは細かすぎず粗すぎない中間タイプで、クセのない乗り心地が魅力。また、耐久性にも優れており、長く使いやすいのもポイントです。薄くて、スケートボード板に貼りやすいのが特徴です。
プリミティブ(Primitive) スケボー デッキテープ RPM GRIPTAPE 9×33
表面に発色のよいブランドロゴを大きくプリントしたデッキテープです。ダイヤモンドを贅沢に配置した強めのグリップを有しているのが特徴。シューズへの食いつき性能に優れています。
デッキ本来の形状を活かした薄型テープを採用しているのもポイント。スケートボードの乗り心地をなるべく変えたくない方などにおすすめです。
ポーラー(POLAR) LOGO LAZER CUT DECK TAPE
スウェーデン出身のプロスケーター兼、映像作家であるポンタス・アルブ氏が立ち上げたブランドのオリジナルデッキテープです。無地のベースにレーザーカットで小さくブランドロゴを配置しているのが特徴。シンプルな外観に仕上がっており、幅広いスケートボードに馴染みやすいのもメリットです。
表面の粗さは中目を採用しているのもポイント。適度なグリップ力を求めている方におすすめです。また、サイズは9×33インチのオーソドックスなサイズで、簡単に貼り付けられます。
WalnutSkate デッキテープ 11×36インチ
強力な接着力を有しているデッキテープです。本製品は一度貼り付けたら剥がれにくいほか、耐水性を備えているので、急な悪天候でも安心して使えます。また、カッティングしやすい性質により、さまざまなデザインのスケートボードに利用できます。
エアホールタイプで空気抜けがよく、手軽に貼り付けやすいのもメリット。さらに、貼り方のマニュアルが付属しているため、スケートボード初心者にもおすすめです。
表面はベーシックな粗さで、適度な食いつきを求める方にぴったり。フリップの抜けが良好で馴染みやすく、貼り付けたその日から快適な乗り心地を期待できます。
Munzong スケボーデッキテープ
11×44インチの大きさで、幅広い用途に活用しやすいデッキテープです。用途は、スケートボードやロングボードなどにおすすめ。厚みは最大1.5mmで、耐摩耗性に優れた設計を採用しています。
目に見えないほどの小さな穴を設けることで、貼り付けの際に空気を逃がしやすいのもポイント。デッキにフィットしやすく、快適にスケートボードを楽しめます。
防水性・耐引裂性にも強いため、ハードな環境下でも安心して使いやすいのもメリット。使い勝手のよいデッキテープを探している方におすすめです。
BOMEI PACK スケートボード グリップテープ 250mmx5m
強力な接着剤でしっかりとスケートボードに固定しやすいデッキテープです。剥がれる心配が少ないので、安心してスケートボードを楽しめます。また、防水仕様のため、急な悪天候に対応しやすいのもメリットです。
用途はスケートボード以外に、床や階段などの滑り止めとして利用するのにもおすすめ。また、サイズは250mm×5mと比較的長く、テープが摩耗してもすぐに貼り替えが可能です。
アイエフオー(IFO) SMALL LOGO GRIP TAPE
プロスケーターの中島壮一郎氏により立ち上げられたブランド「アイエフオー」のデッキテープです。本製品は、デッキテープ面に小さな穴を設けた気泡防止仕様。デッキへ貼り付けた際に気泡が抜ける仕組みで、比較的取り扱いやすいのがメリットです。
グリップ力が低減しにくいため、長期でデッキテープを愛用したい方にもおすすめ。また、表面のデザインは小さくロゴがプリントされているのも魅力です。
DAIVA スケートボード デッキテープ 3
比較的リーズナブルな価格で購入できるデッキテープです。本製品は複数枚のテープがセットで、1枚あたりの価格を抑えやすいのが魅力。コスパのよいモノを求めている方におすすめです。
テープ表面は適度なグリップ力と粗さがあり、足に馴染みやすい設計。さらに、厚さ0.7mmで耐久性や防水性を備えており、急な悪天候による環境の変化に対応しやすいのもメリットです。
テープ裏面の粘着力も良好で、貼り付けたあとは突然剥がれるリスクが少ないのもポイント。また、本体はカットがしやすいため、デッキへの貼り付けも容易に行えます。
ダークルーム(DARKROOM) TRICLOPS GRIP TAPE 9×33 NO4
個性的なデザインが魅力的なデッキテープです。表面はホワイトカラーをベースにしたグリップに、アーティスティックなデザインのイラストをプリントをしています。見た目を重視して選びたい方におすすめです。
サイズは、9×33インチのオーソドックスな大きさ。また、グリップ力はフルプリントのなかでも比較的高く、本格的にトリックを練習する方などにも適しています。
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デッキテープの貼り方
デッキテープを貼る際は、カッターナイフを用意しましょう。デッキテープは厚みがあり、切りにくいので、カッターナイフは切れ味のよいモノを準備するのがおすすめです。ほかにも、棒ヤスリやローラーなども準備しておくとキレイに仕上げられます。
まず、デッキの表面の汚れやゴミを落とします。表面がキレイになったら、デッキテープをノーズかテールの先端に合わせて貼り付けましょう。その後、空気が入らないように端から押さえつけながら貼ります。貼り付けの際は、ローラーの使用が便利です。
貼り終えたら、棒ヤスリなどを用いてエッジを擦り、縁取りをしましょう。エッジを擦る前に、4隅に切れ目を入れておくとデッキテープの余計な張りが軽減し、キレイに縁取りできます。
縁取りが終わったら、デッキからはみ出た部分をカッターナイフで切り落としましょう。その後、切り落としたテープや紙ヤスリなどで擦って馴染ませたら完成です。
デッキテープは、スケートボードをする際に活躍するアイテムです。スタンスの取りやすさやトリックの決めやすさに影響を与えるため、しっかり比較して選ぶのがおすすめ。各ブランドからさまざまな製品が展開されているので、グリップ力や貼りやすさなども考慮しながら自分にぴったりなモノを選んでみてください。