軽量なモデルが多く登山に携行しやすい「LEDランタン」。火を使わないので安全性が高く、初心者でも手軽に扱えるのがメリットです。充電式と電池式があり、製品によって機能はさまざま。防水性能付きのモノやコンパクトに折りたためるモデルもあります。
そこで今回は、登山におすすめのLEDランタンを充電式と電池式に分けてご紹介。選び方についても解説するので、登山用LEDランタンの購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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登山におすすめのLEDランタンの選び方
電源の種類で選ぶ
充電式
充電式のLEDランタンは、充電すれば繰り返し使えるのがメリット。乾電池や燃料を別途購入する必要がないので、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
充電式の登山向けLEDランタンは、パソコンなどからも充電できるUSBタイプが主流。モバイルバッテリーとして使えるモデルもあり、スマホの充電が切れてしまった場合にも役立ちます。
太陽光を利用して充電できるソーラータイプのLEDランタンも人気です。ソーラーパネルを搭載しており、日当たりのよい場所に置くだけで充電が可能。登山時だけでなく、災害や停電などの非常時にも活躍します。
電池式
電池式のLEDランタンは、電池が切れても乾電池を入れ替えるだけで使えるのがメリット。充電に時間がかかる充電式とは異なり、予備の乾電池さえあればどこでもすぐに使用できます。
乾電池はスーパー・コンビニなどでも入手しやすく、電池が切れたときや予備を忘れた際も安心。登山やキャンプなどのアウトドア用としてだけでなく、非常時用として家庭に常備しておくのもおすすめです。
しかし、充電式のLEDランタンと比べて、乾電池を購入する手間や費用がかかりやすいのがデメリット。予備の乾電池で重量がかさむので、できるだけ軽量化を図りたい登山では注意が必要です。なお、乾電池を入れたまま保管すると液漏れする可能性があるため、不使用時は乾電池を抜いておきましょう。
明るさをチェック
登山用のLEDランタンを選ぶ際は、明るさの単位「lm(ルーメン)」をチェック。数値が高いほど光量が多く、明るく照らせるのが特徴です。なお、明るすぎると虫を寄せ付ける原因となる場合があります。
ハイモード・ローモードなど、明るさを変えられる調光機能付きのLEDランタンも人気。テント内の照明としてだけでなく、作業時や夜間の移動時など幅広いシーンで活躍します。
LEDランタンの光の色は、大きく分けて暖色と白色の2種類。やわらかな光の暖色に比べ、白色は太陽光に近いため眩しく感じる場合があります。暖色と白色を切り替えられる調色機能付きのモデルは、シーンに応じて使い分けられるので便利です。
持ち運びしやすい大きさ・重量で選ぶ
登山用のLEDランタンを選ぶうえで、大きさや重量は重視したいポイント。登山時は多くの荷物を背負いながら長時間歩くため、できるだけ軽量かつ小型のLEDランタンを検討してみてください。
ガスや灯油などを使う燃料系に比べて、LEDランタンは軽量なモデルが充実。なかにはバッテリーや乾電池を含めた総重量が100gを切るモデルもあります。
ほかにも、片手に収まる小型サイズのモノや、リュック・ベルトループに吊り下げられるモノも。よりコンパクトに持ち運びたいなら、折りたたみ式のLEDランタンもおすすめです。
バッテリー持続時間をチェック
充電式のLEDランタンを選ぶ際は、バッテリー持続時間も忘れずにチェックしておきましょう。バッテリー持続時間は、1回のフル充電で連続して点灯し続けられる時間の目安となります。
季節によるものの、1泊のテント泊登山なら、7時間以上バッテリーが持続するLEDランタンがおすすめ。7時間では心配な方は、より長時間バッテリーが持続するモノを選ぶと安心です。2泊以上のテント泊登山の場合は、モバイルバッテリーや太陽光で充電できるモデルが重宝します。
なお、調光機能付きのLEDランタンは、明るさによってバッテリー持続時間が異なるので注意が必要。最小光量時ではなく、最大光量時のバッテリー持続時間を確認し選んでみてください。
防水性能付きがおすすめ
登山時は突然雨に降られる場合があるため、防水性能付きのLEDランタンがおすすめ。水濡れによる故障のリスクを軽減できるので、雨天時も役立ちます。防水性能は防塵性能とあわせて「IPコード」で表記。「IP56」のようにIPに続く2つの数字が等級を示しています。
左の数字が防塵性能、右の数字が防水性能の等級です。防塵のみなら「IP5X」、防水のみなら「IPX6」と、省略される等級に「X」を入れて記されています。
防塵は0~6まで7等級、防水は0~8まで9等級あり、数字が大きいほど高性能。さまざまな方向からの飛沫による影響を受けにくいとされる、「IPX4」以上の防水性能が付いていると安心です。
LEDランタンのおすすめメーカー
コールマン(Coleman)
コールマンは120年以上の歴史があるアメリカ発の老舗アウトドアブランド。品質の高さに定評があり、初心者からベテランキャンパーまで幅広い層から支持を得ています。テント・焚き火台といったキャンプギアをはじめ、リュックやアパレルなど、さまざまな製品を取り扱っているのが特徴です。
コールマンの登山向けLEDランタンは吊り下げて使えるほか、マグネットが付属しポールにも貼り付けが可能。暖色系のやさしいあかりなので、雰囲気を重視する方にもおすすめです。USB充電式でモバイルバッテリーとしても活用できるため、スマホの充電が切れてしまった場合にも役立ちます。
レッドレンザー(LED-LENSER)
レッドレンザーは1993年にドイツで創業されたポータブルライト専門ブランドです。独自開発の最先端テクノロジーを製品に取り入れ、デザイン賞を200回以上受賞。プロユースにも対応できるフラッシュライトやヘッドライトを多数展開しています。
レッドレンザーではカラビナでリュックやベルトループに装着できる、携帯型の登山向けLEDランタンをラインナップ。手軽に持ち運べるので、携帯性を重視する方におすすめです。USB充電と乾電池に対応しているため、非常時にも重宝します。
ゴールゼロ(GOAL ZERO)
ゴールゼロは2008年にアメリカ・ユタ州で創業された携帯用太陽光発電メーカーです。「電気を使えない貧困層をなくす」という理念のもと、ポータブル電源やソーラーパネルなどを開発。ランタン・懐中電灯などのライトも取り揃えています。
ゴールゼロの登山向けLEDランタンは、優れた防水性能を備えているのが特徴。雨のなかでも使えるため、天候が変わりやすい山で重宝します。USB充電のほか、対応のソーラーパネルに接続すれば太陽光でも充電できるので、併用するのもおすすめ。連泊の登山時はもちろん、非常時にも活躍します。
LEDランタンのおすすめ|充電式
コールマン(Coleman) ハンギング E-ライト 2206770
多彩な機能を備えている登山に適した小型LEDランタンです。重さ約130g、約直径7×高さ5cmと軽量かつコンパクト。持ち運びやすいモノを探している方におすすめです。
3段階の調光機能を搭載しているのもポイント。最大のHighモードでも1回のフル充電で約10時間使えるため、テント泊などに適しています。
内蔵マグネットでポールなどに直接取り付けられるのも便利。さらに、IPX4の防水性能を備えているのもメリットです。
レッドレンザー(LED-LENSER) LEDランタン ML4 502053
小型ながらパワフルなLEDランタン。直径2.9×9.7cmとコンパクトなうえ、重量約71gと軽いのが特徴です。カラビナが付属しており、リュックやベルトループなどに取り付けられるので携行しやすく、登山にぴったり。IP66の防塵・防水性能を備えているため、突然雨に降られても安心です。
光の指向性を下方にコントロールする、独自の「マイクロプリズムテクノロジー」を採用。また、夜間の移動に便利な赤色点灯モードも搭載しています。USB充電と乾電池に対応しているので、連泊の登山時にもおすすめです。
ゴールゼロ(GOAL ZERO) ライトハウス マイクロ フラッシュ 32005
IPX6の優れた防水性能を備えた、登山におすすめの充電式LEDランタン。雨天時も使用できるため、天候が変わりやすい山で重宝します。懐中電灯としても使えるので、夜間の移動時などにも便利。ランタン時は最大135lm、懐中電灯時は最大120lmと十分な明るさを有しています。
USB充電のほか、対応するソーラーパネルとの接続で太陽光でも充電が可能。約3.5時間でフル充電できます。省エネモード時は3週間程度連続で使えるため、停電や災害時にも活躍。4段階のバッテリーインジケーター付きで、充電のタイミングがわかりやすいのもポイントです。
ディーオーディー(DOD) LEDソーラーポップアップランタン L1-427
USB充電・ソーラー充電・乾電池に対応した3way仕様の登山向けLEDランタンです。ニッケル水素電池を使用していれば、電池が切れても太陽光で充電できるので、停電や災害など非常時にも活躍します。突然の雨にも対応できる生活防水仕様のため、ソーラー充電中に雨が降ったり外に置き忘れたりしても安心です。
光の色は白色と暖色、点灯モードは20lm・100lm・200lm・可変に切り替えが可能。可変時はローソクのようにあかりが揺らぐので、就寝前のリラックスタイムにもおすすめです。
約直径8.5×高さ6cmとコンパクトに折りたためるため、持ち運びは容易。ホヤ部分を収納したまま点灯すれば、懐中電灯として使えます。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) モジRプラス BD81040001
さまざまな照明効果が楽しめる登山向けの小型LEDランタンです。重さ78g、直径6×高さ4cmの小型軽量ボディで最大200lmの明るさに対応。加えて、点灯部には自然な照明を生み出すつや消しのホヤが付いており、テント内でも快適に使えます。
LEDランタンの点灯色は太陽光に近い白色系。キャンプファイヤーの雰囲気に合うカラーや、レインボーカラーで点灯できる機能も備えています。通常の登山はもちろん、キャンプ場で仲間と楽しむグループキャンプなどにもおすすめです。
IPX4の防水性能を有しているのも嬉しいポイント。また、ポールなどに吊り下げられるダブルフックを搭載しているほか、マグネットを内蔵しているため、車などにも簡単に取り付けられます。
ナフロ(NaFro) 意外と便利なランタン
1台で何役もこなせる多機能な登山向けLEDランタンです。アコーディオン型のデザインを採用しているのが特徴。閉じたままではトーチ、開くとランタンになります。
ソーラー充電用のパネルを搭載しているのもおすすめポイント。通常のUSB充電に加えて、登山の最中にザックに吊り下げるだけでも充電可能です。明るさは最大140lmで、3段階の調光機能を備えているのも魅力です。
ジェントス(GENTOS) UNOシリーズ UN-1R
2way仕様で登山におすすめのLEDランタンです。最大200lmのランタンとして使えるほか、光束を前方に集約することで最大350lmの懐中電灯としても活躍。足元を照らすサポートライトとしてもおすすめです。
重さ約174g、高さ約11.85cmと小型軽量で携帯性も良好。加えて、底部にLEDランタン単体で自立できる折りたたみ式スタンドとマグネットを、上部には吊り下げハンドルを搭載しています。
LEDランタンのおすすめ|電池式
ユーコ(UCO) LEDランタン クラルス
さまざまな点灯モードを搭載したLEDランタンです。最大118lmの明るさを有しており、シーンに応じてハイビーム・ノーマル・ロービームに調節が可能。自分の居場所を知らせるときなどに役立つストロボ機能が付いているため、万が一の緊急時にも活躍します。
グローブを伸ばすと広範囲を照らせるので、LEDランタンとしても活用可能。半透明のグローブがあり眩しすぎないため、読書や作業をするときにもおすすめです。IPX6の優れた防水性能を備え、雨天時の使用にも適しています。
ユーコ(UCO) LEDランタン レスシャイ
丈夫で錆びにくいアルミボディを採用した、登山におすすめのLEDランタン。IPX5の優れた防水性能を備えているため、突然雨に降られても安心です。グローブが上下にスライドし、LEDランタンとしても懐中電灯としても使えるのが特徴。ショックコード付きで、枝やポールなどに固定して使えます。
明るさは最大110lmで、シーンに応じてハイ・ローの2段階で調節できるのもメリット。ストロボ機能を搭載しているので、万が一の緊急時にも重宝します。重量は69gと軽いうえ、約直径4×高さ9.8cmとコンパクトに収納できるため、携行性重視の方にもぴったりです。
ロゴス(LOGOS) ROSY ダウンライトミディ 74175007
携帯性に優れており、登山などに適している小型LEDランタンです。重さ約50gと軽いほか、約直径7×高さ4cmと比較的コンパクトなサイズ感。さらに、防雨機能を備えているのもメリットです。
底部にカラビナ式ハンドルを搭載しているのもおすすめポイント。持ち手としてはもちろん、ザックやテントなどへ簡単に取り付けられます。
電源は単4形アルカリ乾電池を3本使用するほか、最大光量で約5時間の点灯が可能。また、最大光量は約120lmで、強・弱・点滅と3種類の点灯モードを使えます。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) LEDランタン ジップ BD81014001
本体サイズが8×5.4×2.5cmの、小型でスリムなLEDランタン。電池を含めても重量は100gと軽いので、持ち運びは容易です。底部に折りたたみ式のハングループが付属し、ポールや細引きなどに吊り下げが可能。用途に合わせて設置できるため、幅広いシーンで重宝します。
ツヤ消しのホヤにLEDが5個格納されており、150lmの明るさで照射。適度な明るさで眩しすぎないので、読書時や作業時など手元を照らしたいときにもおすすめです。照度90lmの懐中電灯としても使えるため、夜間の移動時にも活躍。単4電池4本の使用で、最長50時間連続で使えます。
Lepro 乾電池式超高輝度LEDランタン 3300002
野外でも快適な明るさで過ごしやすい大光量タイプの登山向けLEDランタンです。最大1000lmの光量を実現しているのが特徴。また、本体は重さ約408g、高さ18.4cmと持ち運びやすいのもメリットです。
無段階の調光機能を搭載しているのもおすすめポイント。点灯モードも昼光色・電球色・昼白色・点滅の4種類から選べます。光量を調節すれば最長240時間の点灯を期待できるのも魅力です。
IPX4の防水仕様なので、登山などのアウトドアでも安心。加えて、LEDランタンの上部にハンドル、底部にはフックを備えています。
ジェントス(GENTOS) Explorerシリーズ EX-334D
登山者をサポートする高性能なLEDランタンです。最大440lmまで光量を細かく調節できる無段階調光機能を備えているのが特徴。さらに、光色を白色・昼白色・暖色の3種類に変えられる調色に対応しているのもポイントです。
電池込みの重量は約242g、サイズは約直径5.9×高さ13.2cmと携帯性も良好。さらに、IP64の優れた防塵・防水性能と、1mの落下耐性も備えているので、ハードな行程の登山などにおすすめです。
モンベル(mont-bell) ミニランタン 1124836
コンパクトに使える登山向けのLEDランタンです。独自の可動式シェードを採用しており、直径3.5×高さ9cmの小型ボディを実現。さらに、電池込みの重量が約67gと軽いのもメリットです。
点灯部は太陽光に近く、周囲を明るく照らしやすい温白色LEDを採用。最大140lmの明るさがあるため、ソロテントの中などを十分に照らせます。電源には単3形アルカリ乾電池を1本使用するほか、最大光量で約5時間の照射が可能です。
長さ調節できるストラップが付いているのもおすすめポイント。首から下げたりテント内に吊り下げたりできます。また、IPX4の防水性能も備えており、雨の日でも安心して使えるのも魅力です。
登山では多くの荷物を背負って歩くため、軽量・小型なLEDランタンを選ぶと負担を軽減できます。ソーラー充電式や電池式のモデルは、登山時だけでなく非常時用としても適しています。今回ご紹介した選び方やおすすめの製品を参考に、登山で使いやすいLEDランタンを見つけてみてください。