車での移動時に道案内をしてくれる「カーナビ」。スマホやタブレットの地図アプリで対応している方が増えている一方、カーナビは1万円以下で買えるコストパフォーマンスに優れたモノからブルーレイプレーヤーを搭載した高性能なモノまで多くの製品がラインナップしています。

とはいえ、どれを選べばよいのかわからず、いざ購入する際は悩んでしまう方も多いはず。そこで今回は、2018年時点で人気のおすすめカーナビをご紹介します。カーナビを選ぶにあたっての注意点やポイントなども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

現在主流のカーナビは主に2種類

カーナビには大きく分けて4種類の設置タイプがあります。現在主流なのは、ダッシュボードの中に取り付ける「一体型(2DIN)タイプ」と、吸盤などでダッシュボード上に取り付ける「ポータブルタイプ」の2種類。

以前までは、ディスプレイの収納が可能な「インダッシュタイプ」や、ダッシュボード上に固定させて使う「オンダッシュタイプ」なども人気がありましたが、最近はあまり種類がなく、市販のカーナビではほとんどラインナップされていません。

一体型(2DIN)タイプ

By: amazon.co.jp

一体型(2DIN)タイプは、カーナビ本体とモニター、AV機能などが一体になった現在主流のタイプ。配線などをインパネ内部に収納できるため、見栄えがよく車内をスッキリと見せることができます。DVDが見れたり、ハイレゾ音源が楽しめたりと、エンターテインメント機能が充実しているのも一体型(2DIN)タイプならではの魅力です。

ただし、取り付けには高さ10×幅18cmのスペースが必要になるため、一部の欧州車や軽自動車などでは取り付けられないことがあります。また、安いモノでも3万円からとポータブルタイプよりも価格が高くなるため、コストパフォーマンスを重視する方にもあまり向いていません。あくまでも、価格より機能性を重視する方におすすめです。

ポータブルタイプ

By: amazon.co.jp

ポータブルタイプは、吸盤などを使ってダッシュボードの上に取り付けるコンパクトなタイプ。シガーソケットから電源を取り、ダッシュボードに固定するだけで使えるので、わざわざ業者に頼まなくても自分で簡単に取り付けられます。サイズが小さく気軽に持ち運びができるのも魅力なので、家族や友人など複数の車でシェアして使うことも可能。1万円以下で買えるような価格の安い製品もあるので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。

ただし、一体型(2DIN)タイプと比べると自車位置を測定する精度が低いため、ビルが密集した都市部や山岳地域など、使う場所によってはナビゲーションが正常に動作しないことがあります。また、画面サイズが小さく操作がしにくい点や見栄えが悪く視野を妨げるなどのデメリットもあるため、使い勝手を重視する方や、車内をスッキリ見せたい方にはあまり向いていません。

カーナビの基本性能

測位性能

基本的にカーナビは、アメリカの人工衛星「GPS」からの電波を受信して現在地を測っています。周囲が開けた場所ならあまり気にする必要はありませんが、ビルに囲まれた都市部や山間部だと衛星電波を上手く受信できず、現在位置を見失ってしまうことも。

都市部や山間部などでも正確に自車位置を測位したいなら、アメリカの人工衛星「GPS」に加えて、日本の準天頂衛星「みちびき」や、ロシア人工衛星の「グロナス」など、複数の衛星電波を受信できるカーナビを選ぶのがおすすめです。

また、カーナビの測位性能は、搭載している「3Dセンサー」や「CPU」によっても大きく変わってくるので、より正確に自車位置を測位したいならこれらの性能もしっかりとチェックしてみてください。より正しい測位性能のモノが欲しい方は一体型(2DIN)タイプのカーナビがおすすめです。

カーナビソフト

By: panasonic.jp

一見どれも同じように見えるカーナビの地図ですが、実はメーカーにより異なる地図データを採用。例えば、パナソニックやアルパインは「ゼンリン地図」、パイオニアやケンウッドは「マップファン地図」、ユピテルは「マップル地図」を採用しており、これらの地図データを元に、メーカーはカーナビソフトを開発しています。

基本的には、どの地図を選んでもあまり差はありませんが、地図の見やすさや情報量の多さを重視するなら、業界トップクラスの「ゼンリン地図」や「マップファン地図」を採用したカーナビがおすすめです。

ちなみに、カーナビによっては最新の地図データに更新できる「無料地図更新」機能が付いている製品もあります。新しく開通した道路・施設を常に反映したい方や、同じカーナビを長い間使い続けたい方はそうした機能の有無も確認してみてください。

カーナビの選び方

記録メディアで選ぶ

カーナビの地図データは「記録メディア」と呼ばれる場所に保存されます。現在は「フラッシュメモリ」「SDメモリーカード」「SSD(ソリッドステート・ドライブ)」の3つが主流となっており、種類が違えば価格や性能も大きく異なってきます。カーナビの特徴を左右する重要なポイントのひとつなので、選ぶ際には記録メディアの種類もしっかりとチェックしましょう。

フラッシュメモリ

By: amazon.co.jp

フラッシュメモリは、カーナビ本体に内蔵している「半導体メモリ」にデータを保存します。カーナビ本体の価格が安い、振動に強く壊れにくいなどのメリットがあるので、コストパフォーマンスや耐久性を重視する方におすすめ。ただし、ストレージ容量が少ないので、動画や音楽などいろいろなコンテンツを楽しみたい方にはあまり向いていません。

SDメモリーカード

By: amazon.co.jp

SDメモリーカードは、フラッシュメモリのひとつで「SDカード」「SDHCカード」「SDXCカード」などを使ってデータを保存します。他の記録メディアと違って、SDカードを差し替えれば気軽にストレージ容量が増やせるので、音楽や動画をたくさん楽しみたい方におすすめ。SDカードを使って簡単に地図更新ができるのも大きな特徴です。

SSD(ソリッドステート・ドライブ)

By: amazon.co.jp

SSD(ソリッドステート・ドライブ)は、他の記録メディアよりも起動やデータの読み書きが非常に早いので、カーナビのレスポンスを重視する方におすすめです。ただし、製品のバリエーションが少ない、カーナビ本体の価格が高いなどのデメリットがあるので、機能やデザインにこだわりたい方、コストパフォーマンスを重視する方にはあまり向いていません。

カーナビの更新費用で選ぶ

By: amazon.co.jp

カーナビは発売してからしばらくすると、道路や建物などの地図データが古くなります。地図が古い状態のままでも利用はできますが、遠回りになる道路を案内されたり、最新の施設が表示されなかったりなど、カーナビ本来の機能を十分に活用できません。そこで重要になってくるのが、カーナビの地図を最新の状態に保つ「地図データ更新」です。

基本的にカーナビの地図データ更新は有料になっており、1回の更新でだいたい1万5000~2万5000円程度の費用が掛かります。メーカーや製品によって更新費用が大きく違ってくるので、カーナビを選ぶ際には更新費用もしっかりと確認しておきましょう。ちなみに、少しでも更新費用を抑えたい方は、追加料金なしで地図更新ができる「無料の地図データ更新」が付いた製品がおすすめです。

画面サイズで選ぶ

By: amazon.co.jp

一口にカーナビと言ってもコンパクトな5インチから、画面の大きな9インチ超まで、使う用途やシチュエーションごとにさまざまな大きさがあります。画面サイズは、カーナビの見やすさや使いやすさを大きく左右する重要なポイントなので、自分に合ったモノをしっかりと選びましょう。

5インチ

By: amazon.co.jp

5インチはカーナビの中で最も小さな画面サイズです。カーナビ本体が小さくコンパクトなので、車内が狭い車でも邪魔になることなく快適に使えます。また、低価格な製品が多くコストパフォーマンスにも優れているので、価格重視でカーナビを選びたい方にもおすすめです。ただし、画面のサイズが小さいゆえに小さな文字が見ずらい、操作がしづらいなどのデメリットがあります。

7インチ

By: amazon.co.jp

7インチは現在のカーナビで主流となっている画面サイズです。製品のバリエーションが多くさまざまな種類があるので、カーナビの機能やデザインにこだわりたい方におすすめ。DIN規格を採用するほとんどの車のダッシュボードにすっぽりと収まるサイズなので、車内をスッキリと見せたい方にもおすすめです。

ちなみに、7インチには「標準サイズ」と、横幅が20cmのダッシュボード収まる「ワイドサイズ」の2種類があるので、選ぶ際にはあらかじめダッシュボードの大きさを確認しておきましょう。

9インチ超

By: amazon.co.jp

9インチ超は一部のハイグレードモデルが採用している画面サイズです。文字やボタンが大きく操作がしやすいので、カーナビの使いやすさを重視する方におすすめ。DVDやテレビが見れたり、ハイレゾで音楽が楽しめたりと、機能や装備が充実しているのも大きな特徴です。ただし、他の画面サイズと比べてカーナビ本体の価格が高いため、コストパフォーマンスを重視する方には向いていません。

機能や装備で選ぶ

By: amazon.co.jp

少し前までカーナビはルート案内するのが主な役割でしたが、最近はさまざまな機能や装備を搭載した高性能なモデルが数多く販売されています。カーナビを選ぶ際には便利な機能や装備も重要なポイントなので、こちらもしっかりとチェックしましょう。

選び方の目安として、快適にドライブを楽しみたいなら、交通情報を受信してカーナビに表示する「VICS・VICS WIDE」や、音声でカーナビの操作ができる「音声認識機能」、車の後方部をカーナビに映し出す「バックカメラ」などがおすすめ。

また家族や友人とドライブを楽しむなら、フルセグ放送が楽しめる「4X4地デジチューナー」や、高音質で音楽が楽しめる「ハイレゾ音源」、好きな音楽や動画が楽しめる「USBポート・DVDドライブ」を搭載したカーナビがおすすめです。

その他の機能で選ぶ

By: amazon.co.jp

カーナビにはいろいろなオプション機能が付いていますが、中でもおすすめなのが持っているスマートフォンを利用した車載インフォテインメントシステムであるGoogleの「Android Auto」やAppleの「Carplay」です。

この機能が付いていれば、好きな音楽や動画を楽しんだり、テキストメッセージをやりとりをしたりと、運転中でも普段と同じようにスマートフォンが使えます。ドライブをより楽しくさせる便利な機能なので、カーナビを選ぶ際には「Android Auto」や「Carplay」の有無も合わせてチェックしてみてください。

カーナビのおすすめメーカー

パナソニック(Panasonic)

By: amazon.co.jp

パナソニックは、画面の小さなポータブルナビから高性能な一体型ナビまで、さまざまな種類のカーナビを取り扱っているメーカーです。中でも「ストラーダ」や「GORILLA」などのシリーズが人気を集めています。

また、業界に先駆けてロシアの測位衛星「グロナス」に対応しているのも魅力のひとつです。

パイオニア(Pioneer)

By: amazon.co.jp

パイオニアは、一体型ナビをメインに販売しているメーカーです。中でも、ハイエンドクラスの「サイバーナビ」には、業界最先端のテクノロジーを多数搭載しており、高性能なカーナビを求めるユーザーに人気があります。

CDよりも高音質な「ハイレゾ音源」や、走行している場所に合わせて音楽を再生する「ライブレコメンド」など、エンターテインメント機能が充実しているのもポイントです。

ユピテル(YUPITERU)

By: amazon.co.jp

ユピテルは、コンパクトなポータブルナビを中心に取り扱っているメーカーです。高品質ながらどの製品も非常にリーズナブルなため、コストパフォーマンス重視でカーナビを選びたい方におすすめ。

また、カーナビソフト「マップルナビPro」には膨大な量の観光情報を収録しており、1台あれば旅行ガイドとして活躍します。スピード超過や駐車禁止などのうっかり違反を抑止する、「ユピテルオリジナルデータ」を標準搭載しているのも人気のメーカーです。

カーナビのおすすめ|2DINタイプ

パナソニック(Panasonic) ストラーダ CN-F1XVD

最新機能が充実したパナソニックの人気モデル「ストラーダ・Fシリーズ」です。画面が上下左右に動く独自の「DYNABIGスイングディスプレイ」を採用することで、ユーザーごとに適した最適な角度でカーナビが使えます。画面サイズは9インチと大きめですが、カーナビ本体からディスプレイを独立させた「フローティング構造」を採用しているので、2DINサイズに対応している車にもそのまま取り付け可能です。

機能面では、高速道路の逆走を警告する「逆走検知警告/逆走注意アラーム」や、道路上にある光ビーコンの情報を表示する「信号情報活用運転支援システム」、道路標識情報を音声とポップアップで通知する「安心運転サポート」を搭載。事故や交通違反を未然に防ぐ便利な機能も魅力です。

JVCケンウッド(KENWOOD) 彩速ナビ MDV-L505

ケンウッドが販売するエントリーモデル「タイプL」の新機種です。自車位置測位精度を向上させた「高測3Dジャイロ」や、電波が届きにくい場所でも位置ズレを軽減する「GNSS(Global Navigation Satellite System)」を採用。山岳地域やビルが密集した都市部でも、現在地を正確に測位します。

色鮮やかでメリハリのある映像が楽しめる高コントラストの「光沢パネル」や、ハイレゾ音源よりも原音に近い音質で再生できる高音質化技術「K2テクノロジー」を採用しているので、カーナビの画質や音質にこだわりたい方にもおすすめ。タッチ操作に素早く反応する新開発の「ジェットレスポンスエンジンⅢ」を搭載しているのも大きなポイントです。

パイオニア(Pioneer) サイバーナビ AVIC-CZ902

パイオニアが販売する本モデルには、スマホで出発時間や経由地などのプランを作成できる「マップファンコネクト」、ドライブ中の場所や時間に合わせて音楽を再生する「ミュージッククルーズチャンネル」、前席と後席でそれぞれのコンテンツが楽しめる「リアセパレートモード」など、便利なオプション機能が多数搭載されています。家族や友人など大人数でドライブを楽しみたい方におすすめです。

膨大な情報と高度なアルゴリズムで理想のルートを導き出す「スーパールート探索」や、全道路の渋滞情報を反映してルートを探索する「スマートループ」など、ナビゲーション機能が充実しているのもポイント。最大3年間追加費用なしで地図更新ができる「スマートアップデート」対応モデルなので、同じカーナビを長く使い続けたい方にもおすすめです。

クラリオン(Clarion) NXV987D

クラリオンが販売する上位モデル。1つの画面に4つのコンテンツ(ナビゲーション・オーディオ・ツール・アプリ)を分割表示できる「Quad View」や、スマートフォンで検索した情報をカーナビとシームレスに共有できる「Door to Door ナビゲーション」、運転中でも普段と同じようにスマートフォンが使える「Android Auto」「Carplay」を搭載しています。カーナビの機能性を重視する方におすすめ。

オプションで、車の後方部をカーナビに映し出す「バックカメラ」に対応しているほか、原音に近い臨場感あふれるサウンドが楽しめる「ハイレゾ音源」、きれいな映像でテレビが楽しめる「全方位高感度4×4地デジチューナー」など、便利な装備が充実しているのも大きな特徴です。

カーナビのおすすめ|ポータブルタイプ

パナソニック(Panasonic) GORILLA CN-G1200VD

ワンランク上の高性能なポータブルナビを探しているの方には本製品がおすすめ。交通状況に合わせて最適なルートを案内する「VICS WIDE」や、都市部や山間部でも正確な自車位置表示ができる「トリプル衛星受信」、高性能チップを使った新測位システム「Gロケーション」を採用することで、一体型(2DIN)タイプに引けをとらない高いナビ精度を実現しています。

高速道路での逆走を検知して警告する「安全・安心運転サポート」や、盗難が多発しているエリアを通知してくれる「盗難多発地点警告」などの便利なオプションも魅力。道路データを無料で最新の状態に保てる「道路マップ3年間無料更新」が付いているのも嬉しいポイントです。

ユピテル(YUPITERU) イエラ YPF7540

ユピテルが販売する人気シリーズ「イエラ」の新モデルです。オービスの設置場所や取締エリアを知らせてくれる「うっかり違反防止ナビ」を搭載しているので、スピード違反や駐車禁止などの交通違反を未然に防げます。別売りの「レーダー波&無線セパレート型受信機」を繋げれば、レーダー波や取締無線をリアルタイムで確認することも可能。

ドライブやお出かけに役立つ観光情報が満載の「まっぷるおでかけBANK」、どこでもテレビが楽しめる「フルセグチューナー」、好きな動画や音楽が楽しめる「ミュージック・ムービープレーヤー」など、エンターテインメント機能が充実しているのもポイント。オプションの「OBDⅡアダプター」を接続すれば、エンジン状態・燃費・走行距離などの車両情報を一目で確認できるのも大きな特徴です。

マックスウィン(MAXWIN) TNK-740DTD

この製品の特徴はなんと言ってもその価格。わずか1万円弱で買える低価格ナビにも関わらず、新しくできた道路や施設を多数収録した「住友電工製地図(2018年版)」や、オービスの設置場所やネズミ捕りエリアを通知する「オービス警告機能」、スマートフォンと接続してハンズフリー通話や音楽が楽しめる「Bluetooth」を搭載しています。コストパフォーマンスを重視する方におすすめの一台です。

最新の地図データに更新できる「3年間地図更新無料」が付いているので、同じカーナビを長く使い続けたい方にもおすすめ。外部入力端子を搭載しているので、あらかじめ用意したリアカメラと繋げれば「バックモニター」としても使えます。