毎日たくさんの新しいPCゲームが発売されている「Steam」。キーボードとマウスでもプレイできますが、最近は家庭用ゲームからの移植も多く、コントローラー用にデザインされたゲームも増えています。
そこで、今回はSteam用コントローラーのおすすめをご紹介。選び方についても詳しく解説しているので、どれを購入すればよいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- コントローラーとキーボード・マウスはどっちがおすすめ?
- Steam用コントローラーの選び方
- Steam用コントローラーのおすすめ|オールジャンル
- Steam用コントローラーのおすすめ|FPS・TPS向け
- Steam用コントローラーのおすすめ|格闘ゲーム向け
コントローラーとキーボード・マウスはどっちがおすすめ?

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Steamの操作デバイスは基本的に「コントローラー」と「キーボード・マウス」の2種類に分かれますが、どちらがおすすめかはプレイするゲームジャンルによって変わってきます。
たとえば、アクションやレース、スポーツゲームなど、直感的な操作が求められるゲームではコントローラーが扱いやすいのでおすすめ。一方、FPSやRTSといった精密な操作や多くのコマンド入力が必要なゲームではキーボード・マウスが有利といわれています。
最近はコントローラーも進化しており、FPS用や格ゲー用など、各ジャンルにあわせて設計された製品が登場。遊びやすさが向上しています。本気でFPSの大会を目指すのであればキーボード・マウスですが、さまざまなゲームをカジュアルにプレイするならばコントローラーがおすすめです。
Steam用コントローラーの選び方
対応OSをチェック

Steam用コントローラーを選ぶ際は、使用するPCのOSとの互換性の確認が重要です。高機能なコントローラーでもOSと互換性がなければ使用できないため、購入前に必ずチェックするようにしてください。
PC用と書かれている場合でも、対応OSはWindowsのみといった製品も少なくありません。macOSでも使用可能なコントローラーもありますが、別途ドライバーが必要になることもあるので注意しましょう。
接続方法をチェック
ワイヤレス(2.4GHz)

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2.4GHzワイヤレス接続は、専用USBレシーバーを介してコントローラーとPCを繋ぐ方式です。コントローラーに付属している小型のドングルをPCのUSBポートに差し込むだけで簡単に接続できます。PCにBluetooth機能がなくても使えるため、幅広いパソコン環境に対応しています。
2.4GHz接続は遅延の少なさが大きな強みです。FPSなどの反射神経を要するゲームでは一瞬の遅れが致命的になるため、ワイヤレスでありながら有線に近い反応速度を実現できる2.4GHz方式がおすすめです。
同じワイヤレスのBluetoothはさまざまなデバイスとの互換性がよい反面、接続の安定性や応答速度では2.4GHzに劣ります。本格的にSteamゲームを楽しむなら、Bluetoothよりも2.4GHz接続がおすすめです。
有線

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有線は、USBケーブルで直接PCに繋ぐ接続方式。PCとの接続が安定しているのが特徴で、通信の遅延がほとんど発生しません。格ゲーやFPSなど、反応速度が重視されるゲームでも快適なプレイが可能。競技性の高いゲームをプレイするプレイヤーにおすすめです。
また、ケーブルさえあれば電池切れの心配がないのもポイント。長時間のゲームセッションにぴったりです。ただし、ケーブルの長さに使用範囲が制限されるため、PCからどれくらい離れた場所でプレイするかを考慮してケーブル長を選びましょう。
ボタンとスティックの配置で選ぶ

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ゲーム体験の快適さを左右する重要な要素がコントローラーのボタンとスティックの配置です。特に親指の自然な動きに合った方向キーやスティックの位置、各指が無理なく届く範囲にボタンが配置されているかが重要なポイントになります。
コントローラーはスティックが左右対称の位置にある「PS配置」と、左上に置かれた「Xbox配置」の2種類に分けられます。方向キーを押しやすいPS配置は格ゲー向き、スティックを操作しやすいXbox配置はFPS向きと言われますが、結局は好みであるため、使い慣れているモノと同じ配置のものがおすすめです。
背面ボタンの有無

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背面ボタンとは、コントローラーの持ち手部分の裏側に配置された追加ボタンのことです。通常のコントローラーでは前面のみにボタンが配置されていますが、背面ボタン付きモデルでは人差し指や中指で追加入力ができるようになります。
たとえば、FPSゲームではジャンプやしゃがみ動作を背面に割り当てることで、敵を視認しながらの素早い動きが可能。また、格ゲーでは複数ボタンの同時押しを背面ボタンひとつに割り当てることで、とっさにコマンドを出せたりします。
背面ボタン付きモデルは価格が高い傾向がありますが、複雑なボタン操作を必要とするゲームを遊ぶ方、競技性の高いゲームをプレイする方はぜひチェックしてみてください。
カスタムパーツがあると便利

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Steam用コントローラーのなかには、カスタムパーツを付属したモデルがあります。代表的なカスタムパーツとしてはスティック、背面ボタン・パドル、トリガーストッパーなどがあり、装着することでゲームプレイの効率化と快適性が向上します。
また、別売りで簡単に後付けできるタイプのカスタムパーツもあります。純正品が安心ですが、サードパーティー品も豊富。スティックにカバーを被せて高さを微調整できるなど、工具不要でカスタマイズできるモノもあるので、操作性にこだわりたい方はチェックしてみてください。
ボタンのリマッピングができるモデルも

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ボタンのリマッピング機能を備えたコントローラーは、ゲーム操作を自分好みにカスタマイズできるので便利です。リマッピングとは、コントローラーのボタン配置を変更する機能のこと。自分の好みに合わせたり、特定のゲームに合わせて最適化をしたりできます。
Steam自体には標準でリマッピング機能が搭載されており、Steamクライアントの設定画面から利用可能。対応コントローラーのボタン配置を自由に変更できます。リマッピング機能が必須というわけではないですが、Steam以外のPCゲームクライアントとも兼用できるのでおすすめです。
プレイするゲームジャンルにあったモノを選ぼう

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ゲームジャンルによって操作の特性が大きく異なるため、プレイスタイルに合わせたコントローラー選びが重要です。ジャンルごとの特性を理解し、自分の主にプレイするゲームに適した機能を備えたモノを選びましょう。
FPSゲームをよくプレイする方は、背面ボタンや高精度スティックを搭載したコントローラーがおすすめ。背面ボタンがあればスティックから指を離すことなく素早いアクションが可能になります。
また、格ゲーをメインに遊ぶ方には「前面6ボタン」がおすすめ。とっさにボタンを押しやすいほか、スト6のような同時押しのコマンドがあるゲームを遊ぶ場合に便利です。
連射やマクロ機能は対戦ゲームでは非推奨

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特定のボタンを押しているときに連打できる「連射」、事前に記憶させたコマンドをワンボタンで再現できる「マクロ機能」は、ソロプレイで使う分には便利ですが、オンラインの対戦ゲームでは非推奨です。
オンライン対戦ゲームでは、すべてのプレイヤーが同じ条件でプレイすることが基本原則。通常のプレイヤーよりも有利になるため、多くのゲームでは公式ルールで禁止されています。規約違反によってBAN(アカウント停止)されてしまう恐れがあるので注意しましょう。
Steam用コントローラーのおすすめ|オールジャンル
ソニー(SONY) DualSense ワイヤレスコントローラー
高性能なPS5専用ワイヤレスコントローラー。Steamでも正式対応しており、有線および無線のどちらでも使用できます。リアルな振動を再現する「ハプティックフィードバック」と、シーンによってトリガーの重みが変わる「アダプティブトリガー」も一部タイトルでは使用可能です。
Apex LegendsやFinal Fantasy XIVなど、人気PCゲームとの互換性も高く、幅広いジャンルに対応できるのも魅力。信頼性の高いコントローラーを探している方におすすめです。
マイクロソフト(Microsoft) Xbox ワイヤレス コントローラー
操作性に優れた定番のワイヤレスコントローラー。XInput規格に対応しており、Steamタイトルを含む多くのゲームとの互換性に優れています。Bluetooth搭載で無線接続が可能なほか、付属のUSB-Cケーブルを使った有線接続にも対応し、さまざまなデバイスでシームレスに利用できます。
滑り止め加工されたグリップと精密に調整されたスティック、ボタンにより長時間のプレイでも疲れにくい設計。3.5mmステレオヘッドセットジャックを備えているので、ヘッドセットを接続することもできます。PCでFPSやアクションゲームを快適にプレイしたい方におすすめです。
ゲームサー(GameSir) GameSir G7 SE
PC・Xbox向けに開発された有線接続のゲーミングコントローラー。Xbox公式認証を取得しており、Steam対応タイトルを含む幅広いゲームで利用可能です。ドリフトを抑制するホール効果センサーをスティックとトリガーボタンに採用し、優れた耐久性を実現しています。
日本語対応の専用アプリ「GameSir Nexus」からボタン配置やスティック感度など細かい調整が可能なほか、背面ボタンも搭載。4つの振動モーターにより臨場感あふれるフィードバックを体感できます。FPSやアクションゲームで繊細な操作を求めるゲーマーにおすすめのコントローラーです。
ホリ(HORI) ワイヤレスホリパッド for Steam
Steam公式ライセンスを取得したワイヤレスゲームパッドです。有線接続のほか、Bluetooth無線接続にも対応するデュアル接続設計。スティックにはタッチセンサーが搭載されており、触れているあいだにジャイロ操作をするなど、高度な設定ができます。
前面と背面に合計4つの拡張ボタンを備え、専用カスタムアプリでボタン配置の変更が可能です。また、Steamメニューを素早く呼び出せる専用ボタンにより、ゲームプレイ中の操作性も向上しています。Steamに特化したコントローラーを探している方におすすめです。
ロジクール(Logicool) 有線ゲームパッド F310r
コスパに優れたロングセラーの有線コントローラー。USBケーブル接続で遅延や電池切れの心配なく安定したプレイ環境を提供します。ケーブル長は1.8mあり、適度な距離を確保したまま快適に操作できます。
XInputとDirectInputの両方式に対応し、切替スイッチで簡単に入力方式を変更できます。Steamはもちろん、古いPCゲームにも対応魅力。アクションゲームやFPS、格ゲーなど、オールラウンドに使えるおすすめの安いコントローラーです。
Steam用コントローラーのおすすめ|FPS・TPS向け
マイクロソフト(Microsoft) Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2
プロフェッショナルな操作性を追求したプレミアムゲームコントローラーです。背面パドルをはじめ、交換可能なスティックや方向キーで好みのカスタマイズが可能。サムスティックの反発力や、トリガーの反応距離も変えられるなど、FPS用に詳細な調節ができます。
ラバーグリップは手に馴染みやすく、長時間のプレイでも疲れにくいデザイン。内蔵充電式バッテリーは最大40時間の連続使用に対応しています。Xbox本体だけではなく、Steamやモバイルデバイスなど、さまざまなゲーム環境で活躍するおすすめのコントローラーです。
ソニー(SONY) DualSense Edge ワイヤレスコントローラー
PS5のDualSenseコントローラーをベースに、さらに拡張性を高めたプロフェッショナル仕様のモデルです。背面ボタンを搭載しているのが特徴で、手の位置を変えずに操作可能。トリガーのストローク距離調整機能も備えているなど、FPSにぴったりの多ボタンコントローラーです。
本体には複数のカスタム設定をプロファイルとして保存できるのもポイント。ほかのタイトルを遊ぶ際など、瞬時に設定を変えられるので便利です。PCゲームを競技レベルで楽しみたい方はチェックしてみてください。
FLYDIGI VADER4 PRO
高度なカスタマイズが可能なハイエンドゲームコントローラーです。背面に4ボタン、ABXYボタン隣接部に2つの追加ボタンを配置しているのが特徴。スティックとトリガーにはホールエフェクトセンサーを採用しており、FPSなどの競技性の高いゲームでも正確な操作を実現します。
有線・2.4GHz・Bluetoothの3種類の接続方式に対応。ワイヤレスでも少ない遅延でプレイできるので快適です。ハイエンドモデルとしてはリーズナブルなため、コスパのよい製品を探している方はチェックしてみてください。
レイザー(Razer) Razer Wolverine V3 Tournament Edition
eスポーツプレイヤー向けに設計された有線ゲーミングコントローラーです。背面には4つのカスタマイズ可能なバックパドル、トリガー部分に2つのクローグリップバンパーを搭載。トリガーもアナログ式とマウスクリック式を瞬時に切り替え可能で、FPSにぴったりです。
トーナメントモードに切り替えることで、入力遅延をさらに抑えることが可能。競技性の高いFPSやMOBAなど、反応速度が勝敗を左右するSteamゲームを楽しみたい方におすすめのコントローラーです。
エレコム(ELECOM) ELECOM GAMING 有線FPSゲームパッド GP30X
FPSに最適化されたXbox配置の有線ゲームパッドです。短いストロークで素早い射撃ができるメカニカルトリガーを4つ搭載。振動モーターを省いた軽量設計で、長時間のプレイでも手が疲れにくく、正確な操作が可能です。
また、スティックの着脱に対応。ノーマルスティックのほか、精密操作が可能なロングスティックとロングドームスティックの2つが付属しており、好みに応じて使い分けられます。感度が高感度・標準・精度重視に切り替えられるのも魅力です。
Steam用コントローラーのおすすめ|格闘ゲーム向け
ホリ(HORI) ファイティングコマンダーOCTA
格ゲーの操作性を高めた有線コントローラーです。方向キーの入力がしやすいPS配置を採用。天面に6つのボタンを配置することで、同時押しやコマンド入力がしやすいようになっています。左スティックには8角形のガイドを備えており、スティック入力の精度も良好です。
また、800万回の耐久試験をクリアした高耐久マイクロスイッチを搭載しています。激しいボタン入力を行うことがある格ゲーにぴったり。PCのほかにも、PS5とPS4にも対応しているので家庭用ゲーム機と併用したい方におすすめです。
ホリ(HORI) ファイティングコマンダー OCTA for Windows PC
Windows PCのみで使用できる格ゲー向けコントローラーです。前面に6つのボタンを配置しており、同時入力がしやすいのが特徴。右スティックはスライドスティック仕様で、メインボタンを押す際に干渉しにくいように設計されています。
専用のHORI Device Managerアプリを使用すれば、ボタンのリマッピングをはじめ、斜め方向を含む方向キーの入力感度を細かく調整できるなど、プレイスタイルに合わせたカスタマイズが可能。スト6コラボとしてキャミィとジュリのバリエーションも展開されています。
ヴィクトリクス(Victrix) Victrix Pro BFG Wireless Gaming Controller
自分好みに物理的なカスタマイズができる高機能ゲームコントローラーです。14種類もの交換可能なパーツが付属しているのが特徴。格ゲーをプレイするときは全面6ボタンにしたり、アクションゲームのときは4ボタンにしたりと、パーツ交換によって幅広いゲームで使えます。
また、背面パドルも搭載されているので6ボタンでも足りないという方にぴったり。有線モードと無線モードに切り替え可能なため、カジュアルシーンから大会でのプレイまで、さまざまな用途に対応できます。
コントローラーはゲーム初心者はもちろん、上級者にもおすすめのデバイスです。最近は格ゲーのプロプレイヤーでもコントローラーを使用する方が増えているなど、操作性のよさが注目されています。Steamに対応したモデルも多いのでぜひ使ってみてください。