最近は空前のアウトドアブーム。我がSAKIDORI編集部も同様で、普段はオフィスにこもりがちですが、定期的に有志で集まってキャンプに行くことがあります。ありがたいことにキャンプリーダーが2人もいるので、残りのメンバーはただただついて行くのみ。ひたすら食って、ひたすら飲んで、しこたま寝るという極楽旅なのであります。

さらに、今回はオフィスで検証する予定だったフライパンをキャンプ場へ持ち込むことに成功。話題となっている調理器具を実際に試してみました。興味がある方はぜひご一読ください。

都内の喧騒を逃れ、大自然に囲まれたキャンプ場へ

向かった先は「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」。富士山の麓にあり、日本有数の広大フリーサイトとして有名な場所です。

また、炊事場の水は「富士の天然水」が引かれ、飲用できるのも特徴。ゆったりとしたロケーションで、子供から大人まで楽しめる人気のエリアです。

今回は深鍋のステンレス製プライパン「MASTERPAN SPECIAL」を検証

今回検証したのは、「MASTERPAN SPECIAL」という深鍋のステンレス製プライパン。アメリカで人気の調理器具ブランド「MASTERPAN」の製品で、焼く・煮る・蒸す・茹でる・揚げるなどのさまざまな調理をオールマイティーにこなせるほか、燻製ができるのも特徴です。

フライパンのサイズは約33×33cmの13インチ、重さは約1.8kgとやや大きめ。熱源はガスコンロや炭火だけでなく、家庭用のIHヒーターにも対応しています。

まずは、ユニフレームのツインバーナー「US-1900」にセット(写真左)。一見良さげに見えますが、実際に使って見ると背面と側面の防風板に当たります。また、2口のコンロのどちらかに寄せることになるため、バーナーからフライパンがはみ出てしまうのも懸念点。ややミスマッチといえます。

次いで、コールマンの「クールスパイダーステンレスグリル」にセット(写真右)。焼面サイズは縦30×横45cmながら、センターに配置できるのでゆとりがあり、サイズとしては適合しています。なお、フライパンの重さによってはやや網が沈み込んでしまうこともあるため、その点は注意しておきましょう。

燻製にトライ

スモークウッドの「さくら」で燻す

燻製をする際は、木材を細かく砕いたスモークチップを使うのが主。高温にして発煙させるのが特徴です。なお、最近はより簡易的なスモークウッドも普及。木くずを固めて棒状に成形したモノで、火がついたらあとは放置するだけで燃え続けて煙が出ます。今回は後者を使いました。

火をつけたらあとは待つのみ

食材はチーズ・たらこ・かまぼこ・豆腐を用意。専用のスモークボックスに着火したアイテムを置き、その上に食材の乗せた網をセットします。水分が滴り落ちる場合はオイル受けトレーを敷いてカバーしますが、今回は問題なかったため使用しませんでした。

煙の出が悪かったので、何度か追加で着火する手間がありましたが、あとはしばらく放置するのみ。2時間程度でできあがりです。完成した燻製はどれも美味。香ばしく、お酒のおつまみにピッタリでした。

続いてはカレー

大人数にも対応

キャンプに参加した人数は11名。フライパンでカレーを作るにはなかなか難しい量ですが、「MASTERPAN SPECIAL」なら楽勝。肉を焼き、野菜を炒める際も手際よくできました。

炭火にも耐えられる

水を入れて煮込む一連の流れもスムーズで、あっという間に完成。11名分のカレーを作るとなれば寸胴鍋や大きめの鍋を用意することも考えられますが、「MASTERPAN SPECIAL」ほどの大きさであれば、すんなり対応できます。

また、フライパンの持ち手のほか、反対側に取っ手が用意されているので、持ち運びも容易。なお、今回は調理に炭火を使いましたが、何のトラブルもなく調理できました。耐久性も良好です。

お手入れは普段のフライパンと変わらない

燻製で使うパーツはさすがに焦げるが許容範囲

燻製で使う専用のスモークボックスと食材を乗せる金網は焦げがつく部分なので、洗っても使用前ほどにはなりませんが、それでも十分許容範囲。洗剤をつけてしっかり擦れば、汚れはある程度落とせます。

フライパン全体は洗うのが簡単

「MASTERPAN SPECIAL」は特殊コーティングが施されており、焦げつきにくい仕様となっているのが特徴。力を入れずとも、スムーズに汚れを落とせます。

クラウドファンディング経由であれば割引対象に!

「MASTERPAN SPECIAL」は、SAKIDORI Storeにて2019年11月までクラウドファンディング中。先着限定20名に早割15%オフが適用されるなど、お得なチケットが販売されています。購入を検討している方はお早めに!