2014年にはさまざまなスマートウォッチが発売されましたが、まだ決定打が出ていない状況が続いています。しかし、これからヒットしていく予感を感じさせるものはいくつか出てきています。

中でもGear Sは今後の改善次第ではヒットする可能性を多分に秘めたスマートウォッチであると言えるでしょう。

その理由は、3G/2Gに対応して単独で通信や通話ができるという点です。

多くのスマートウォッチはスマートフォンとペアリングする必要があり、少々面倒な点がありました。

例えばスマートフォンをどこかにうっかり忘れてしまった場合、スマートウォッチは何の役にも立たないただの時計になってしまう危険性があります。当然、スマートフォンからの通知は受け取れないし、電話をかけることもできなくなってしまうのです。

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その点、Gear Sの場合は、スマートフォンがなくても単独でメールの送受信ができたり、通話をすることができたりして非常に便利です。

また、電話が急にかかってきても慌ててスマートフォンを取り出すこともなくなります。スマートフォンとどんなに離れた場所であっても会話が途切れてしまう心配もいりません。

こうした数々のメリットを考えると、やはり単独で通信や通話ができるというのはスマートウォッチには欠かせない要素であるように思います。

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もちろん多くの方から指摘されているようにGear Sには、Googleのスマートウォッチ向けのOS「Android Wear」に対応せず使えるアプリが少なかったり、Android4.3以上のGalaxy端末がなければ使えなかったりといった大きな欠点があります。

しかし、今後Android Wearにも対応して使えるアプリを増やし、なおかつGalaxy端末以外でも使えるように改善すれば「Gear S」は今まで以上に注目されることになるでしょう。

今後SamsungがどのようにGear Sの改善に取り組むのかとても楽しみです。