離れた場所から車のエンジンを始動・停止できる「エンジンスターター」。エアコンで快適な空調環境に整えてから車に乗りたい場面で活躍します。リモコンで簡単に操作できるのが魅力です。
しかし、さまざまなモデルが販売されており、選ぶ際に迷ってしまう場合も。そこで今回は、エンジンスターターのおすすめモデルをご紹介します。あわせて選び方も解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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エンジンスターターの選び方
純正品か汎用品かで選ぶ
エンジンスターターには、自動車メーカーによる純正品とカー用品メーカーなどが販売している汎用品の2タイプがあります。車種や必要な機能、価格などの違いを考慮しながら選びましょう。
純正品は品質に優れており、安心して使えるのが魅力。しかし、価格は高めな傾向があるほか、選べるモノが少なく自分好みの製品を見つけにくいのがデメリットです。
汎用品は製品のラインナップが多く、欲しい機能を搭載したモデルを選びやすいのがメリット。一方、所有している車に対応しているか確認しないと、使えないなどのトラブルが発生する場合があるので注意が必要です。
対応車種や適合タイプで選ぶ
エンジンスターターは対応車種が決まっています。購入する際は、所有している車に対応しているか事前にしっかり確認してみてください。その際、車の取扱説明書や車検証で正確な年式・グレードなどをチェックしておくことも大切です。
プッシュスタート車用やハイブリッド車用など、細かく適合条件が定められている場合もあり注意が必要。加えて、イモビライザー・純正セキュリティアラーム・安全運転支援システム・ドアロック機能の有無によっても適合しないことがあります。また、搭載している機能によっては別途専用アダプターを要する点にも留意しておきましょう。
電波の実用通信距離をチェック
エンジンスターターの「実用通信距離」とは、市街地など建物があることを考慮して計算された通信可能距離を指します。障害物などがない見通しのよい場所で通信可能な「電波到達距離」とあわせて表示している場合もあります。モデルによって異なるので、周囲の状況や使用環境に応じて確認しておきましょう。
自宅近くの駐車場でおもに使用するのであればそれほど気にすることはありませんが、車まで距離がある場所でエンジンを始動したい場合は特に注意が必要。また、広大な駐車場があるスーパーやテーマパークなどでエンジンを始動してエアコンをかけたいなら、実用通信距離が長いモデルがおすすめです。
しかし、場所によってメーカーが謳っている距離よりも短くなる可能性があります。心配な方は、実用通信距離が長めのモデルをチェックしてみてください。
電波の送信方法で選ぶ
単方向性
単方向性とは、エンジンスターターのリモコンから車へのみ電波を送信できるタイプ。自宅の駐車場など、エンジン音で始動しているのを確認できる状況に適しています。
しかし、最近は双方向性モデルが主流で、単方向性のモデルは選択肢が限られるのがデメリット。また、機能がシンプルなので欲しいと考えている機能を搭載していない場合もある点に留意しておきましょう。
双方向性
双方向性のエンジンスターターは主流のタイプで、リモコン側と車側で双方に電波を送信できる「アンサーバック」機能を搭載しているのが特徴。リモコンでエンジンをかけると、音やディスプレイの表示でエンジンが始動している状況を知らせます。操作場所から駐車場が離れている場合など、エンジンの始動・停止を確認しにくいケースで便利です。
なかには、車内温度やアイドリングの状態などをリモコンで確認できる高機能なモデルも。なお、高機能なぶん価格は高い傾向があります。
ドアロックやスマホ対応などの機能性にも注目
エンジンスターターは、モデルによってさまざまな機能を搭載しています。なかでも、エンジンスターターのリモコンでドアを施錠・解錠できるドアロック機能が便利。純正のキーを使わずに、エンジンスターターのリモコンでロック・アンロックが可能です。
また、ほとんどラインナップはありませんが、スマホをエンジンスターターの代わりとして使える機能にも注目。専用アプリを活用し、スマホでエンジンの始動・停止やロック・アンロックなどに対応できます。
エンジンスターターのおすすめメーカー
カーメイト(CARMATE)
カーメイトは、さまざまなカー用品を展開しているメーカーです。エンジンスターターにも力を入れており、ラインナップが豊富。幅広いモデルから所有している車に合わせて選択できます。リモコンカバーや車種別専用ハーネスなどのアクセサリーが充実しているのも魅力です。
建物や障害物がある場所でも遠隔操作できる性能の高さに注目。見通しの電波到達距離が最大約15000mと謳っているモデルもあり、車から距離がある場所でエンジンをかけて空調環境を整えたいときに活躍します。
サーキットデザイン(CIRCUIT DESIGN)
サーキットデザインは、無線機器の設計・開発を手掛けているメーカー。さまざまな車メーカーや車種に適合する汎用品を展開しています。
なかでも、車に近付くと自動的にリモコンがストップ送信する「スムーズアンロックシステム」を搭載しているモデルが便利。ノーアクションで解錠できるなど快適な使い心地を実現しています。
ユピテル(YUPITERU)
ユピテルは、ドライブレコーダーやレーダー探知機などを展開している無線通信技術の専門メーカーです。自動車以外にもゴルフやバイク関連の製品も手掛けています。エンジンスターターにおいては、アンサーバック機能を搭載した双方向性モデルをラインナップ。大きく見やすい液晶グラフィックで、アイドリング状況を確認しやすいモデルも販売しています。
実用通信距離最大約2000m、電波到達距離最大約12000mを実現しているモデルも。駐車場が大きいスーパーやテーマパークなどでエンジンを始動させたいときに活躍します。アイドリング残時間表示機能やターボタイマー機能など、便利な機能を備えているモデルにも注目です。
エンジンスターターのおすすめ
カーメイト(CARMATE) リモコンエンジンスターター TE-W80PSB
「LoRa長距離無線通信技術」を用いた、長距離で使えるエンジンスターターです。アンテナを伸ばさずに見通し最大約15000mの電波到達距離、市街地最大約1500mmの実用通信距離を謳っています。スーパー・テーマパークの広い駐車場やビル街など、離れた位置からエンジンを始動できるおすすめモデルです。
スタイリッシュなブラック液晶を搭載したリモコンを採用。アンサーバック機能により、アイドリングの状況や車内温度などを確認できるのも便利なポイントです。別売りのオプションを用意すれば、ドアロック機能にも対応します。
コンパクトなアンテナ内蔵リモコンでスマートに操作できるのも魅力。メインユニットは赤色LEDが点滅する仕様で、防犯効果も発揮します。車内温度に合わせて無駄な燃料消費を抑えるエコモードを備えているなど、機能が充実している点にも注目です。
カーメイト(CARMATE) リモコンエンジンスターター TE-L6000
アンテナ内蔵リモコンを用いているエンジンスターター。すっきりとしたデザインで携帯しやすいのが魅力です。電波の回り込み特性に優れた「LoRa長距離無線通信技術」を採用。アンテナを伸ばさずに見通し最大約10000mの電波到達距離と、市街地最大約1000mの実用通信距離を実現しています。
低消費電力仕様で、バッテリーに優しいのもおすすめポイント。待機時の消費電力を抑えて、バッテリーへの負担を軽減するのが特徴です。バックライト付き液晶リモコンで、暗い場所でもアンサーバックの表示を確認可能。メインユニットをダッシュボート内にすっきり設置できるのもメリットです。
カーメイト(CARMATE) リモコンエンジンスターター TE-W73PSB
プッシュスタート車専用のエンジンスターター。汎用タイプで別売りのアダプターを用意すれば、さまざまな車種に対応します。アンサーバック機能を搭載しており、アイドリング状況や車内温度をリモコンで確認可能。駐車場が自宅から離れている場合におすすめです。見通しで最大約2500mの電波到達距離を実現しています。
ブラックとシルバーのカラーリングとホワイトバックライト液晶を組み合わせた、スタイリッシュなデザインも魅力。アンテナ内蔵タイプで、携帯しやすい点にも注目です。オプションで、ドアロック機能を後から追加できます。
カーメイト(CARMATE) リモコンエンジンスターター TE-W52PSB
シンプルで簡単に操作できるエンジンスターターです。押しやすい3つの大型ボタンで、エンジンの始動と停止やドアロック・アンロックなどをスマートに操作できるのがおすすめポイント。液晶はないものの、LEDの点灯でエンジンスタートを確認できます。
インダッシュアンテナのメインユニットを採用しており、車内にすっきりと取り付け可能。プッシュスタート車専用モデルで、オプションを用意すればドアロック機能にも対応します。見通し最大約2500mの電波到達距離を実現。日本製で、はじめて購入する方でも安心です。
サーキットデザイン(CIRCUIT DESIGN) ネクストライト-2B
さまざまなメーカーや車種に対応しているエンジンスターター。液晶ディスプレイはなく、ボタンを2つだけ配置したリモコンを採用しています。シンプルな操作性を求めている方におすすめです。
便利な「スムーズアンロックシステム」を搭載している点にも注目。リモコンからSTOP送信しアイドリング停止後に自動で解錠する「オートアンロック」や、車両に近付くと自動的にアイドリングを停止しハンドルのボタン操作などで解錠できるようになる「オートアイドリングストップ」に対応しています。
ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E7710st
アンサーバック機能を有しているエンジンスターターです。エンジンの始動やドアロックの完了をリモコンの液晶グラフィックと音階ブザーで知らせるのが特徴。車が見えない位置からでも、車の状況を確認できるのがおすすめポイントです。
本機のリモコンでエンジンを始動する際にイモビライザーを解除できる点にも注目。イモビライザー搭載車にも安心して取り付けられます。
走行時間に応じて30秒から3分のアフターアイドリングする機能を備えているので、ターボ搭載車にもぴったり。アイドリング残時間表示や車のバッテリーの消耗を抑えるスリープ機能など、便利な機能が充実しているのも魅力です。
ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E9910st
実用通信距離最大約2000m、電波到達距離最大約12000mを実現しているエンジンスターター。「LoRa無線通信技術」を採用しており、離れた位置から車を始動させたいときに役立つおすすめモデルです。アンサーバック機能を備えており、エンジンの始動やドアロック操作の完了、車室内温度などの状況を液晶グラフィックと音階ブザーで確認できます。
設定した時間になると自動的にアイドリングを開始するタイマースタート機能を搭載。あらかじめ設定した時間が経過するとアイドリングを自動で停止するオートストップ機能も便利です。リモコンを傷や汚れから守るシリコンジャケットが付属しています。
ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E6610st
シンプルで使いやすいリモコンを採用しているエンジンスターターです。機能を絞ったモデルで、コスパのよさを重視したい方におすすめ。アンサーバック機能を搭載し、エンジンの始動・停止などの状況をLEDと音階ブザーで通知します。
最大電波到達距離は約2500m、実用通信距離は500m。離れている場所からでもエンジンの始動に対応。アンテナ内蔵ジャンクションユニットを用いており、車内にすっきり設置したい方にぴったりです。リモコンの電池が少なくなるとマークの点滅で知らせるのも便利なポイント。1日10回の操作で約1年電池交換不要で使えるロングライフも魅力です。
ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E800ps
プッシュスタート車用のエンジンスターター。別売りのオプションを用意すれば、イモビライザーや純正オートアラームも使えます。アンサーバック機能を搭載し、エンジンの始動やドアロック完了などを液晶グラフィックと音階ブザーで知らせるのもおすすめポイント。温度センサーを備えており、リモコンで車内温度を確認できるのもメリットです。
電波を拾いやすいロッドアンテナを採用しているのも特徴。実用通信距離最大約1200m、電波到達距離最大約3300mを実現しています。また、防滴対応リモコンで多少濡れても安心。車を使用しない状態が14日以上続くとバッテリーの消耗を抑えるスリープ機能も有しています。
ダイハツ タント純正リモコンエンジンスターター LA600S LA610S
ダイハツのタント用の純正エンジンスターターです。対応の車種を所有している方で、純正品が欲しい方におすすめ。夏場や冬場に車へ乗り込む際などに、エアコンで空調環境を事前に整えておけます。忙しい朝の出勤時や小さな子どもと一緒にいるときに重宝します。
双方向性でアンサーバック機能を搭載し、エンジンの状況をリモコンの音と光で確認可能。タントのキーフリーシステム付車に対応していますが、購入する際は年式やグレードなどをしっかり確認しておきましょう。
遠隔操作で車のエンジンを始動・停止できるエンジンスターターは、夏場や冬場に室内からエンジンを始動でき便利です。購入する際は、所有している車に合っているか、電波の実用通信距離は十分であるかなど確認するようにしましょう。おすすめしたモデルや選び方を参考に、自分にぴったりな製品を見つけてみてください。