これぞ近未来の椅子!
我々が普段使用している椅子を想像してみてください。大抵の場合は4本足の、背もたれがついたものを想像するのではないでしょうか。
しかし、そのような椅子はすでに過去の遺物となるかもしれません。シンガポールの企業が開発した「LEX」は、使用者に常時装着する斬新な設計の折り畳み椅子です。
スライド式の2本足
LEXは航空機グレードの軽量アルミニウムを用いた製品です。重さはわずか約1kg。
これを、使用者の臀部に設置します。ベルトで簡単に装着できる設計ですが、座る時はこの2本足をスライドし、足と使用者の重心が絶妙なバランスを生み出し、座り心地のいい椅子になるというものです。
収納時も、やはり足をスライドさせて折り畳みます。
丈夫で軽量
LEXは普段から装着することを前提にしています。したがって、椅子のないところでも腰を下ろすことが可能です。
安いパイプ椅子などよりも遥かに丈夫で、しかも軽量。アウトドアにも使用できるかもしれません。
何もない場所にLEXを使って腰を下ろし、一眼レフカメラで撮影する写真もあります。
腰痛改善にも
また、LEXは使用者に対して正しい姿勢を自然と促します。腰痛対策にもうってつけかも?
LEXはクラウドファンディング「Kickstarter」で256シンガポールドル(約2万600円)から。
このLEXを身に着けるのは少し恥ずかしい気もしますが、いざ使ってみれば便利なのは明らか。ビジネスでもプライベートでも、LEXは大活躍必至です。「椅子は身に着けるもの」というのが常識になるかも?