沖縄生まれの蒸留酒「泡盛」。今や、沖縄県内のみならず全国で幅広い層のファンを獲得しており、沖縄土産には欠かせないお酒です。

泡盛は銘柄によって風味や味わい、香りが大きく異なるため、幅広く楽しめるのも魅力のひとつ。そこで今回は、泡盛のおすすめ銘柄をご紹介します。選び方やおいしい飲み方についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

泡盛とは?

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泡盛は、約600年もの長い歴史を持つ琉球諸島産の蒸留酒です。日本最古の蒸留酒ともいわれており、本格焼酎と同じジャンルに分類されます。しかし、原料や製法には明確な違いがあり、一般的に芋・麦・米を原料として白麹菌などを用いる焼酎に対し、泡盛は主にタイ米を原料とし黒麹菌を使用しているのが特徴です。

また、原料だけでなく製法にも違いがあります。焼酎は米麹・酵母・水で一次仕込みをしたあと、芋や麦、米などの主原料と水を加えて二次仕込みを行う製法です。

一方泡盛は、二次仕込みはせず、一次仕込みで原料(タイ米)すべてを麹にして発酵させる「全麹仕込み」で造られます。この製法は、泡盛が誕生して以来現在に至るまで変わらず受け継がれている伝統的な製法です。

なお、泡盛は3年以上じっくりと熟成させることで、より芳醇な風味を醸し出す「古酒(くーす)」として楽しめるのも大きな魅力。ぜひ、芳醇な味わいと甘く濃厚な香りを堪能してみてください。

泡盛の選び方

度数で選ぶ

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一般的な泡盛のアルコール度数は30%ほどです。また、泡盛のなかでも「花酒」と呼ばれるモノには、アルコール度数が50%を超える銘柄もあります。アルコール度数はワインや焼酎よりも高いため、お酒が弱い方はできるだけ度数の低い泡盛を選ぶのがおすすめ。

また、ロックや水割りなどの割り方でもアルコールの度数が変わるため、自分のよく飲む割り方に合わせて、ちょうどよい度数を選びましょう。

味わいの傾向で選ぶ

かろやかで飲みやすい爽酒

爽酒は比較的クセがなく飲みやすい泡盛です。多くの泡盛は常圧蒸留で作られますが、蒸留器の内部圧力を下げて蒸留する減圧蒸留によって作られた泡盛は、かろやかでソフトな味わいになる傾向があります。雑味を抑えた爽やかな味は飲みやすいので、泡盛初心者におすすめです。

香りの強い薫酒

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薫酒は香りの強い泡盛を指し、泡盛をストレートやロックで飲みたい方におすすめです。果実や花のようなフルーティーな香りや、アーモンドのような香ばしい香り、バニラのような甘い香りなど、銘柄によってさまざまな香りが感じられます。

コクがある醇酒

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醇酒はまろやかで複雑な味わいの泡盛です。瓶詰め前のろ過を軽くした泡盛はコクのある味わいになる傾向があります。また、度数が高いほうが深いコクを感じられるのが特徴。寝かせた古酒になると、含まれる成分が年月によって変化し、複雑で厚みのある風味を生み出します。泡盛独特のクセが好みの方には、醇酒がおすすめです。

こってりとした深い味わいの熟酒

泡盛は熟成するにつれまろやかになり、古酒になると風味が凝縮された深い味わいの熟酒になります。泡盛の蒸留回数が1回であることに起因し、含まれるさまざまな成分が別の成分へと変化することで風味も変化するためです。泡盛は瓶詰めしてからも熟成するので、家庭で熟成させて楽しむこともできます。

泡盛を使ったリキュールもあわせてチェック

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強いお酒が苦手な方や、泡盛を飲んだことのない方でもチャレンジしやすいのがリキュールです。リキュールとは、蒸留酒にハーブやフルーツなどの香味を移し、甘味料を加えたお酒のこと。蒸留酒に分類される泡盛にも、紅茶やコーヒー、フルーツなどを使用した、バラエティ豊かなリキュールが揃っています。

ロックやソーダ割りなど、好みやアルコールの強さにあわせて、さまざまな飲み方が楽しめるのも魅力。沖縄県産の素材を使用したリキュールも豊富なので、ぜひ沖縄の豊かな自然に思いを馳せながら、じっくりと味わってみてください。

容器の材質で選ぶ

ビン

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ビン入りの泡盛のメリットは、高級感が味わえることです。パッケージのデザインを楽しめるので、グラスに注ぐ行為も含めて至福のときを演出します。

また、瓶熟成ができるのも魅力。泡盛は瓶のまま保存しても、品質劣化が少ないどころか、古酒として味の変化が楽しめます。記念日に購入して、数年後のお祝い事で封を開けるというのもおすすめです。

紙パック

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紙パックのよさは、置き場所に困らずに飲んだ後の廃棄が楽なこと。さらに、比較的単価が抑えられることが挙げられます。毎日晩酌するなど、ハイペースで飲む方にとってはうれしいポイントです。また、割れる心配がないので、屋外で飲む場合にも重宝します。

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趣のある壺入りの泡盛は、高級感あふれる佇まいが魅力。人生の節目に贈るプレゼントとしてもおすすめです。3年以上の熟成を経た古酒であることが多く、まろやかで奥深い味わいの銘柄が豊富に揃っています。さらに、ビン入りの泡盛と同様に、時間が経つほどに壺の中で熟成が進み、円熟味が増していくのも大きな魅力です。

壺のサイズには、900mlから18Lまでさまざまなタイプがあります。大人数で過ごすお祝いの席やホームパーティーなどは、豪華な雰囲気を演出する大きな壺入りの泡盛がおすすめ。また、自宅で長期間熟成させたい場合は、保管場所に適したサイズであるかも重要です。目的にあった大きさを選び、ぜひ壺入りならではの風情と豊かな味わいを楽しんでみてください。

シーンで選ぶ

豊富な種類を誇る泡盛は、シーンに合わせて選んでみるのもひとつの方法です。友人との飲み会やパーティーなど、大勢で泡盛を楽しむ場合には、爽やかな風味で飲みやすいタイプを選んでみましょう。大勢で集まるとお酒をつい飲み過ぎてしまうこともあるため、アルコール度数が少し控えめのモノを選ぶと安心です。

また、プレゼントや来客のおもてなしとして用意する場合は、泡盛本来の芳醇な旨味が楽しめる古酒がおすすめ。一般的に居酒屋や飲食店で出される泡盛は、熟成期間が3年未満の「一般酒」と呼ばれるタイプが多いため、普段なかなか飲む機会のない年代物の古酒はギフトにぴったりです。

産地で選ぶ

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沖縄県で造られた泡盛のラベルには、「琉球泡盛」の表示があります。産地の名称を知的財産として登録し、保護する「地理的表示保護制度」によるもの。沖縄の地酒として造られた泡盛のみに許される表示です。

さらに、同じ沖縄県内で醸造された泡盛であっても、地域によって味わいは異なります。主な産地は、南部・北部・中部と大きく3エリアに分かれる沖縄県本島と、宮子諸島や八重山諸島、久米島などです。

琉球時代の名残を色濃く残す本島南部エリアには、老舗酒蔵所が数多く存在し、伝統的な泡盛が楽しめます。また、手つかずの自然が残る北部エリアでは滋味深く力強い味わいが、沖縄とアメリカの文化が融合した中部エリアではふくよかな香りの泡盛が豊富です。観光地としても人気の各島々では、良質な素材を生かした島ならではの個性豊かな泡盛が造られています。

泡盛のおすすめ銘柄|爽酒

比嘉酒造 残波 ホワイト

「残波」は沖縄本島の読谷村にある比嘉酒造が製造する、泡盛の定番ともいえる人気ブランドです。残波ホワイトはモンドセレクション金賞を数多く受賞するなど、高い評価を得ています。アルコール度数は25%と、泡盛のなかでは比較的飲みやすいのも特徴です。

透明感があり、泡盛独特のクセを抑えた味わいは飲みやすく、「ザンシロ」の愛称で地元沖縄でも人気があります。フルーティーな香りとクリアで爽やかな飲み口は、泡盛初心者にもおすすめです。

久米島の久米仙

「久米島の久米仙」は、名前の通り久米島で作られています。自然豊かな久米島の天然湧水で仕込まれた泡盛は、すっきりした飲み口とほんのりした甘みが特徴です。度数はオーソドックスな30%なので、ロックや水割りはもちろん、カクテルベースとしてもおすすめ。

本銘柄には紙パックタイプをはじめ、冷蔵庫にコンパクトに収納できるパウチタイプや、リサイクル可能なペットボトルタイプ、コーラやジンジャーエールで割ってスリムボトルに瓶詰めしたモノなど、さまざまなタイプが発売されています。用途に応じて選んでみてください。

識名酒造 時雨

「時雨」は、沖縄本島の首里城近くにある識名酒造で創業当時から作られている看板銘柄です。秋から冬にかけての通り雨をイメージして作られた本銘柄は、華やかな香りと爽やかな口あたりが特徴。

ラベルに「古風味豊かな」と表示されているように、まろやかながらも泡盛らしい味がしっかり感じられる一品です。素朴でレトロなデザインが目を引くので、お土産にも喜ばれます。泡盛初心者が少し慣れてきた頃に飲むのにもおすすめです。

請福酒造 直火請福

請福酒造は昔ながらの直火釜蒸留法にこだわる、石垣島の酒造所です。ボイラー蒸気で蒸留するのが一般的な現在でも、ひとつひとつの釜の火を調節しながら丁寧に蒸留しています。ほんのりとした甘味と直火由来の香ばしさが特徴です。

しっかりした飲み応えが魅力で、食中酒にもおすすめ。取り扱いが楽な紙パックタイプは、毎日の晩酌に飲みたい方にはうれしいポイントです。

まさひろ酒造 まさひろ

まさひろ酒造は、1883年に首里王府城下町で創業した歴史ある酒造。1991年に沖縄本島の最南端に位置する糸満市へ移転するとともに、泡盛の歴史や文化を広めるべく、ギャラリーを設立しました。工場見学も行っており、多くの観光客が訪れる人気スポットとしても有名です。

代表銘柄である「まさひろ」は、華やかな香りとキレのある飲み口が特徴。かろやかでクセが少ない味わいながら、米本来の旨みもしっかりと引き出されています。比較的手頃な価格で購入できる泡盛なので、毎日の晩酌にもおすすめです。ロックや水割りで飲むと、よりすっきりとした飲み口が楽しめます。

波照間酒造所 泡波

生産量が極めて少なく、入手が困難であることから、幻の泡盛として有名な「泡波」。人口約500人ほどの波照間島において、島民の共同事業として創業した波照間酒造所が醸造しています。本銘柄は、島内での流通を目的として造られた泡盛。限られた流通量により希少価値が高く、高価な銘柄として知られています。

本銘柄は、柔らかな香りと甘みが特徴の泡盛で、クセの少ない飲みやすさが魅力。わずかに塩分を含んだ、波照間島の地下水を使用した珍しい泡盛です。水割りやロックで飲むのが一般的ですが、泡盛本来の味わいをストレートで少しずつ楽しむのもおすすめ。ぜひ、島の雄大な自然に思いを馳せながらじっくりと味わってみてください。

泡盛のおすすめ銘柄|薫酒

八重泉酒造 八重泉

「八重泉」は、石垣島の八重泉酒造で一番人気の製品で、鑑評会でも数々の受賞歴がある泡盛。昔ながらの直火製法で作っているため、穀物の深く芳醇な香りが楽しめ、甘さを抑えたすっきりした飲み心地も特徴です。

クセがないので飽きが来ず、まろやかな味わいはロックで飲むのがおすすめ。香りを楽しみたい方は、お湯割りにするとより豊かな香りが感じられます。

宮里酒造所 春雨 ゴールド

宮里酒造所は那覇にある小規模酒造所。銘柄は「春雨」のひとつに絞られており、量より質にこだわる姿勢で作るため、市場に出回る量が少ないことで知られます。沖縄国際海洋博では皇室献上酒として献上され、2000年の沖縄サミットでは晩餐会で各国主賓にふるまわれるなど、銘酒として名高い泡盛です。

油臭さのない上品な香りが特徴ですが、1~2年熟成させて古酒風味に仕上げているので、同じく人気の「春雨カリー」と比べるとより深い味わいとナッツ系の香りが感じられます。泡盛通はもちろん、初心者にもおすすめの一品です。

ヘリオス酒造 くら

「くら」は、モンドセレクション金賞受賞歴もある3年熟成古酒です。美しい琥珀色をした泡盛で、発売以来のロングセラー製品。ヘリオス酒造は名護市の酒造所で、泡盛のほか、ビールや焼酎、ウイスキーなども製造する総合酒類メーカーとして知られます。

酒の熟成を促すといわれる銅製蒸留器を使い、ウイスキーなどを寝かせるオーク樽で熟成させた古酒です。樽熟成ならではの華やかでエレガントな香りと、古酒のまろやかで深い味わいが特徴。基本の飲み方は香りが際立つロックですが、冬にはお湯割りもおすすめです。

比嘉酒造 残波 黒

「ザンクロ」の愛称で知られる「残波 黒」の紙パックタイプです。沖縄の居酒屋では定番ともいえる本銘柄は、「残波 白」と比べると、厚みのあるどっしりとした味わいが特徴。芳醇な香りとコクのバランスがよく、泡盛通も満足する味わいです。

エコなうえ、まとめ買いしても置き場所を取らない紙パックタイプは、毎日の晩酌用にぴったり。飽きずに飲み続けられる安い薫酒を探している方におすすめです。

瑞泉酒造 青龍

1887年創業の瑞泉酒造が製造する、優しい甘みとすっきりとした口当たりが魅力の泡盛。首里の銘酒として、古くから地元の人々に愛飲されてきました。ベースとなる泡盛に古酒を継ぎ足していく、伝統的な「仕次ぎ」という手法で熟成を重ねています。継ぎ足す泡盛には3年以上の熟成を経た古酒を使用。深みのあるまろやかな味わいに仕上がっています。

クセの少ない味わいで、料理と合わせやすいのも魅力です。ロックや水割りなど、さまざまな飲み方で楽しめますが、特におすすめなのがお湯割り。古酒ならではのコクと旨みが引き出され、豊かな香りが広がります。

神村酒造 暖流

樽貯蔵泡盛の先駆けとして知られる「暖流」。オーク樽で貯蔵した古酒と、タンクなどで熟成させた古酒をブレンドすることで、芳醇な香りと深いコクが引き出された泡盛です。主に使用するオーク樽は、一度バーボンウイスキー造りに用いられた古樽。透明な泡盛が美しい琥珀色に仕上がり、口いっぱいに広がるバニラに似た華やかな香りが楽しめます。

飲み方は、ハイボールのように炭酸で割るのがおすすめです。また、食事との相性もよく、和食はもちろん、ピザやパスタなどのイタリアンとあわせても美味しくいただけます。食中酒として飲むときは、ぜひロックでゆっくりと味わってみてください。

泡盛のおすすめ銘柄|醇酒

菊之露酒造 菊の露 VIPゴールド

「菊の露VIPゴールド」は、8年貯蔵酒をベースに作られた度数30%の泡盛。芳醇な風味とマイルドな舌触りの泡盛は、リピーターが多いことでも知られます。熟成したふくらみを感じられるコクのある味わいが、リーズナブルに手に入る一品。

ほかにも、5年古酒の「VIPスタンダード」や度数40%の「5年古酒菊の露」があります。陶壺にシュロ縄を巻いた「壺浪漫」は高級ラインナップなので、お世話になった方へのギフトや自分へのご褒美におすすめです。

高嶺酒造所 於茂登

石垣島にある高嶺酒造の「於茂登」は、於茂登岳の天然水仕込みと全行程手作りの製法が特徴。直火製法ならではの上品で香ばしく甘い香りとえぐみのない旨みが魅力です。

また、じっくり寝かせた独自の老麹は、酵母の量が多く、一般酒ながら古酒のような風味が楽しめます。泡盛本来の旨みを生かした簡易ろ過のため、コクがあるのもポイント。のびがきくため薄くならず、水割りで飲むのもおすすめです。

久米仙酒造 久米仙ブラック古酒

「一歩進んだ泡盛づくり」をモットーに、初心者向けの飲みやすい製品から泡盛通をうならせる製品までラインナップしている久米仙酒造。「久米仙」は1952年の創業当時から販売される代表銘柄で、度数43%の「久米仙ブラック」は泡盛通も満足する古酒です。

度数43%とは思えないまろやかさですが、トロっと濃厚な味わいは古酒ならでは。ロックで飲むと、豊かな余韻が楽しめます。重厚感のあるブラックの角瓶にシルバーの文字という高級感のあるデザインながら、お手頃価格なのでちょっとした贈り物にもおすすめです。

崎山酒造廠 黒の松藤

崎山酒造廠の2代目夫妻の名前から名付けられた「松藤」は、結納などの慶びの席で使用されることも多い泡盛です。通常より長い3日をかけて麹を熟成させ、28日の長期発酵を経て、その後のろ過も抑えているので、泡盛特有の旨味がありつつも優しい味わいに仕上がっています。

本銘柄は、黒麹の旨みを引き出した醇酒の味わい。クセが少ないながらも、深いコクが感じられます。紙パックタイプでリーズナブルに味わえる、コスパの高い一品です。

恩納酒造所 萬座 古酒 シュロ巻壷

頑丈なシュロに巻かれた壺入り泡盛。観光地として人気の高い恩納村に工場を構える、恩納酒造所が醸造しています。村唯一の酒造所は、1949年に村民10名の有志によって設立。伝統的な製法を継承し、地元のに愛される泡盛を造り続けています。

萬座は、濃厚でまろやかな甘みと華やかな香りが特徴の泡盛。情緒あふれる壺とともに、古酒ならではの柔らかいのど越しが楽しめます。大切な方へのプレゼントとしても最適ですが、自分で古酒を育てたい方にもおすすめ。また、壺入りの泡盛は、沖縄伝統の「仕次ぎ」という手法で古酒を熟成させるのに最適です。

多良川 琉球王朝

「琉球王朝」は、芳醇な香りと濃厚な味わいが魅力の泡盛。自然豊かな宮古島に酒蔵を構える、多良川が醸造しています。仕込み水には、ミネラルが豊富な宮古島の地下水を使用し、原酒を割る割り水には、泡盛の風味を引き立てる軟水を使用。また、高い温度で蒸留を行う伝統的な「常圧蒸留」を採用し、原料由来の旨みやコクを最大限に引き出しています。

古酒泡盛の力強さとまろやかさを楽しみたい場合はロックで飲むのがおすすめ。すっきりとした飲み口を重視するなら、水割りがおすすめです。飲み飽きない味わいで、料理とあわせやすいのもポイント。1986年の発売以来、多くの泡盛ファンを魅了し続ける銘柄です。

泡盛のおすすめ銘柄|熟酒

忠孝酒造 忠孝原酒

「忠孝原酒」は沖縄県産マンゴーの果実酵母で仕込まれた珍しい泡盛。甘い香りとトロリと濃厚なコクが特徴。忠孝酒造は沖縄本島南部の豊見城村にあり、社員全員が醸造学の博士号を取得、日本醸造学会の日本醸造協会技術賞を受賞するなど、信頼性の高いメーカーです。

古酒の魅力である甘い香りは「4-VG」という成分が変化した「バニリン」によるモノですが、マンゴー酵母で作られた泡盛は従来の泡盛酵母に比べ約10倍の「4-VG」を含んでいると謳われています。そのため、一般酒ながら古酒のような甘い香りとまろやかな味わいが魅力。原酒でアルコール度数も高いため、自宅での古酒造りにもおすすめの製品です。

北谷長老酒造工場 北谷長老古酒

北谷長老酒造工場は、北谷町にある150年の歴史を持つ由緒ある酒造所です。地元でしか販売されていなかった「北谷長老」は、口コミで評判が広まり、今や全国的にも有名な泡盛になりました。質を重視しているため大量生産は行わず、独特の風味を守っています。

本銘柄は、古酒特有の華やかで上品な香りと奥深いまろやかなコク、余韻のある甘口の心地よさが特徴です。昔ながらの伝統的な製法で丁寧に作られた古酒は、口に含むたびに違った味わいや香りが楽しめます。ストレートやロックで飲むのがおすすめです。

瑞泉酒造 瑞泉 古酒

首里城近くにある瑞泉酒造は120年以上もの歴史をもつ、古酒造りに力を注いでいる酒造所です。古酒蔵を別地に構え、沖縄屈指の貯蔵量を誇ります。銘柄は古酒がメインで、古酒の年代や度数のバラエティも豊かです。

本銘柄は、8年熟成されたモノ。カメ熟成ならではの芳香な香りと深いコク、まろやかな味わいは絶品です。ジューシーな牛肉料理に合わせて飲むことをおすすめします。

今帰仁酒造 美しき古里 古酒

今帰仁酒造は、泡盛を育む地域の自然への感謝と愛情をモットーにする酒造所。その思いが詰まった「美しき古里」は当初、アルコール度数は20%のみの販売でしたが、要望に応えて度数30%が販売されるようになりました。

古酒は元の「美しき古里」のやさしくふくよかな味わいと、泡盛独特の深いコクと芳醇な香りのハーモニーが楽しめます。珍しい紙パックタイプの古酒で、保管や廃棄も便利です。

山川酒造 珊瑚礁 古酒

炊きたてご飯のようなふくよかな香りと、やさしい甘みが魅力の泡盛。古酒造りにこだわり、「古酒のやまかわ」として地元の方々に親しまれている山川酒造が醸造しています。原料となるタイ米には、甘みが引き立つ、砕かれていない丸米を使用。また、自社の水源から供給される、ミネラルを含む良質な湧き水を使用することで、複雑で深みのある味わいに仕上がっています。

上品で高級感のあるパッケージとラベルで、プレゼントとしてもおすすめ。泡盛鑑評会での受賞歴もあり、沖縄を代表する古酒泡盛として人気の銘柄です。

沖縄県酒造協同組合 海乃邦 古酒

沖縄県酒造協同組合は、県内の泡盛製造業者46名によって1976年に設立されました。組合員が生産した泡盛を長期貯蔵し、古酒として県外へ移出するほか、原料米や資材の共同購買を行っています。

本銘柄は、選び抜かれた泡盛の原酒を10年にわたって熟成。芳醇な香りと深いコクが引き出された、味わい深い古酒です。アルコール度数43%の力強い味わいながら、まろやかな旨みが感じられる飲みやすい泡盛。国内外の鑑評会で数多くの受賞歴があり、プレゼントとしてもおすすめの銘柄です。

泡盛を使ったリキュールのおすすめ銘柄

久米仙酒造 久米仙 泡盛コーヒー

エスプレッソコーヒーのほろ苦さと、沖縄県産黒糖のまろやかな甘みが調和した泡盛リキュールです。沖縄県那覇市で創業した老舗酒造、久米仙酒造が製造。泡盛のコーヒー割りは地元沖縄ではポピュラーな飲み方ですが、きっかけは2008年に発売された本製品であるともいわれています。

ほどよい苦みと酸味、コクのある甘みとキャラメルのような香ばしい風味が絡み合った、奥深い味わいが魅力。やや甘めに仕上がっており、泡盛を飲み慣れない方にもおすすめのリキュールです。ロックやストレートで飲めばシンプルな泡盛のコーヒー割りが、牛乳や豆乳で割ればおしゃれなカクテルが楽しめます。

比嘉酒造 残波ゆずスパークリング

沖縄県読谷村の老舗酒造、比嘉酒造が造る泡盛リキュールです。ベースとなる泡盛は、酒造の代表銘柄である「残波」。爽快な飲み口が特徴の泡盛と、高知県産の良質なゆずが使われています。フレッシュで爽やかな香りと、微炭酸のスッキリとしたのど越しで、初めて泡盛にチャレンジする方にもおすすめです。

アルコール度数は5%ほど。軽い口当たりとほどよい甘さで飲みやすいリキュールですが、泡盛とゆずの風味がしっかりと感じられ、飲み応えもあります。一人分に適した275mlの容量で持ち運びやすく、アウトドアで楽しむのもおすすめ。スッキリとした軽快な飲み口で、食事に合わせやすいのもポイントです。

請福酒造 ゆずシークヮーサー

香り豊かな国産ゆずと沖縄県産のシークヮーサーを使用した泡盛のリキュールです。製造するのは石垣島に蔵を構える請福酒造。伝統的な製法で造られた味わい深い古酒から、多くの人が楽しめる飲みやすいお酒まで、さまざまな銘柄を生み出している酒造です。

本銘柄は、柑橘類のフレッシュな香りと酸味が特徴で、甘さは控えめ。みずみずしく爽やかな味わいが魅力です。一般的なワインよりもやや軽い、10%のアルコール度数で、ロックやソーダ割などで飲むのがおすすめ。明るいイエローの外観は見た目も華やかで、ホームパーティーで楽しむお酒としてもぴったりです。

南都酒造所 島のなごみ マンゴー

沖縄の太陽を思わせる、明るく鮮やかなオレンジ色の泡盛リキュール。沖縄県産のマンゴー果実そのものをお酒に漬け、風味豊かな味わいに仕上げた贅沢なお酒です。完熟果実の優しい甘さのなかに、爽やかな酸味も感じられるバランスのよい味わいが楽しめます。

定番のロックやソーダ割りなどはもちろん、クラッシュアイスの上にリキュールを注ぎ、フローズンカクテルとして楽しむのもおすすめ。本シリーズにはパイナップルやシークヮーサーなどもラインナップされており、飲み比べも楽しめます。可愛らしいボトルのデザインで、手土産や贈答品としてもおすすめです。

宝酒造 沖縄パイン

沖縄県産のパイナップル果汁を使用した泡盛リキュール。日本を代表する酒類総合メーカー、宝酒造が製造しています。ベースとなる泡盛は、奥深い味わいとキレのある飲み口が特徴の「於茂登 炎」。もろみを炎で直に加熱する、伝統的な製法で醸された泡盛で、石垣島の高嶺酒造所が醸造しています。

おすすめの飲み方はロックやソーダ割り。甘酸っぱいパイナップルの豊かな果実味が味わえます。カクテルとして味わうなら、乳酸飲料で割るのもおすすめ。まろやかで優しい口当たりのカクテルになり、食後酒としても楽しめます。

久米島の久米仙 Ryukyu Bubble Ginger Ale

沖縄県の久米島で長きにわたり琉球泡盛を造り続けている久米島の久米仙。酒造名を冠した泡盛は全国的にも有名ですが、本製品はジンジャーエールを使用した飲みやすい泡盛リキュールです。ジンジャーエールの爽やかな香りと酸味、炭酸の心地よい刺激が特徴。冷蔵庫でよく冷やせば、より一層爽快な飲み口が楽しめます。

5%のアルコール度数はジュースのような口当たりで、ボトルのままゴクゴク飲めるのも魅力です。おしゃれなボトルデザインで、プレゼントにもおすすめ。ブランドロゴが浮かび上がるスリムなボディと、南国情緒あふれるハイビスカス柄のフィルムがポイントです。ジンジャーエールのほかコーラもラインナップされているので、ぜひ飲み比べを楽しんでみてください。

番外編:泡盛のおいしい飲み方

水割り

アルコール度数が高いお酒が苦手な方や、泡盛初心者の方には水割りがおすすめです。水割りは、氷を一杯に入れたグラスの中に泡盛を注ぎ、水を注いだ後にかき混ぜるだけというシンプルな飲み方。一番ポピュラーな飲み方でもあり、水を加えることで高い度数の泡盛も飲みやすくなります。

なお、好みの味わいに合わせて水の割合を調節できるのもポイント。アルコール度数が15~20%になるように水の割合を調節すると、泡盛がもつ風味や香りを損なわずにまろやかな飲み口を楽しめます。

ストレート

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泡盛本来のコクの深い味わいや芳醇な風味、甘みのある香りを堪能するには、ストレートがおすすめです。特にじっくりと熟成された古酒は、ストレートで飲むことで旨みを最大限に堪能できます。

器に泡盛をそのまま注ぐだけの簡単な飲み方なので、泡盛用の陶製酒器(カラカラ)やお猪口を用意し、沖縄らしさを演出しながら楽しんでみてください。

オン・ザ・ロック

キレのあるひんやりとした飲み口を楽しみたい場合には、オン・ザ・ロックがおすすめ。グラスに大き目の氷を詰めて、ゆっくりと泡盛を注いでいきます。大体グラスの半分位まで注ぐのがポイントです。

最初はキリっと引き締まった飲み口と泡盛本来の豊かな風味を堪能し、徐々に氷が解けてくることで水割りのような優しくまろやかな風味を味わえます。ゆっくりと変化していく味わいを楽しんでみてください。

お湯割り

泡盛の醍醐味である華やかな香りを最大限に楽しみたい方には、お湯割りがおすすめです。器にお湯を注いだ後に、泡盛を少しずつ注いでかき混ぜます。湯気と共に泡盛の豊かな香りがふわっと広がるのが魅力です。

身体を芯からあたためてくれるお湯割りは、冬の寒い季節にもぴったり。熱すぎるお湯は泡盛の香りを飛ばしてしまう可能性があるため、70℃前後のお湯を使用しましょう。

ソーダ割り

さっぱりとした飲み口と喉越しを楽しみたい方には、ソーダ割りがおすすめ。グラスにカットしたライムやシークヮーサー、レモンなどを入れて、氷をグラス一杯に詰め込みます。好みの量の泡盛を注いだ後、ソーダを加えて数回静かにかき混ぜると完成です。

かき混ぜすぎるとせっかくの炭酸が逃げてしまうので要注意。なお、泡盛の分量は水割りよりも少なくすると、ソーダの爽快な飲み口をさらに楽しめます。また、ソーダの代わりにコーラを入れて簡単なカクテルを作ってみるのもおすすめです。