沖縄生まれの蒸留酒「泡盛」。今や、沖縄県内のみならず全国で幅広い層のファンを獲得しており、沖縄土産には欠かせないお酒です。

泡盛は銘柄によって風味や味わい、香りが大きく異なるため、幅広く楽しめるのも魅力のひとつ。そこで今回は、泡盛のおすすめ銘柄をご紹介します。選び方やおいしい飲み方についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

泡盛とは?

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泡盛は、約600年もの長い歴史を持つ琉球諸島産の蒸留酒です。日本最古の蒸留酒ともいわれており、本格焼酎と同じジャンルに分類されます。しかし、原料や製法には明確な違いがあり、一般的に芋・麦・米を原料として白麹菌などを用いる焼酎に対し、泡盛は主にタイ米を原料とし黒麹菌を使用しているのが特徴です。

また、原料だけでなく製法も異なります。焼酎は米麹・酵母・水で一次仕込みをしたあと、芋や麦、米などの主原料と水を加えて二次仕込みを行う製法です。

一方、泡盛は二次仕込みはせず、一次仕込みで原料(タイ米)すべてを麹にして発酵させる「全麹仕込み」で造られます。この製法は、泡盛が誕生して以来、現在に至るまで変わらず受け継がれている伝統的な製法です。

なお、泡盛は3年以上じっくりと熟成させることで、より芳醇な風味を醸し出す「古酒(くーす)」として楽しめるのも大きな魅力。ぜひ、芳醇な味わいと甘く濃厚な香りを堪能してみてください。

泡盛の選び方

度数で選ぶ

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一般的な泡盛のアルコール度数は30%ほどです。また、泡盛のなかでも「花酒」と呼ばれるモノには、アルコール度数が50%を超える銘柄もあります。アルコール度数はワインや焼酎よりも高いため、お酒が弱い方はできるだけ度数の低い泡盛を選ぶのがおすすめ。

また、ロックや水割りなどの割り方でもアルコールの度数が変わるため、自分のよく飲む割り方に合わせて、適した度数を選びましょう。

味わいの傾向で選ぶ

かろやかで飲みやすい爽酒

爽酒は比較的クセがなく飲みやすい泡盛です。多くの泡盛は常圧蒸留で作られますが、蒸留器の内部圧力を下げて蒸留する減圧蒸留によって作られた泡盛は、かろやかでソフトな味わいになる傾向があります。

雑味を抑えた爽やかな味は飲みやすいのが魅力なので、泡盛初心者の方におすすめです。

香りの強い薫酒

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薫酒は香りの強い泡盛を指します。泡盛をストレートやロックで飲みたい方におすすめのタイプです。甘味と酸のバランスに優れており、スッキリとした味わいが楽しめます。おだやかな旨味を感じられるのがおすすめポイントです。

お酒を飲みながら、華やかな香りを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。

コクがある醇酒

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醇酒はまろやかで複雑な味わいの泡盛です。瓶詰め前のろ過を軽くした泡盛はコクのある味わいになる傾向があります。また、度数が高いほうが深いコクを感じられるのが特徴です。

寝かせた古酒だと、含まれる成分が年月によって変化し、複雑で厚みのある風味を生み出します。泡盛独特のクセが好みの方には、醇酒がおすすめです。

こってりとした深い味わいの熟酒

泡盛は熟成するにつれまろやかに変化し、古酒になると風味が凝縮された深い味わいの熟酒になります。泡盛の蒸留回数が1回であることにより、含まれるさまざまな成分が別の成分へと変化することで風味も変わっていきます。

泡盛は瓶詰めしてからも熟成するのが特徴で、家庭で熟成させて楽しむこともできるおすすめのお酒です。

泡盛を使ったリキュールもあわせてチェック

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強いお酒が苦手な方や、泡盛を飲んだことのない方でもチャレンジしやすいのがリキュールです。リキュールとは、蒸留酒にハーブやフルーツなどの香味を移し、甘味料を加えたお酒のこと。蒸留酒に分類される泡盛にも、紅茶やコーヒー、フルーツなどを使用した、バラエティ豊かなリキュールが揃っています。

ロックやソーダ割りなど、好みやアルコールの強さにあわせて、さまざまな飲み方が楽しめるのも魅力。沖縄県産の素材を使用したリキュールも豊富なので、ぜひ沖縄の豊かな自然に思いを馳せながら、じっくりと味わってみてください。

容器の材質で選ぶ

ビン

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ビン入りの泡盛のメリットは、高級感が味わえることです。パッケージのデザインを楽しめるので、グラスに注ぐ行為も含めて至福のときを演出します。

また、瓶熟成ができるのも魅力。泡盛は瓶のまま保存しても、品質劣化が少ないうえに、古酒として味の変化が楽しめます。記念日に購入して、数年後のお祝い事で封を開けるというのもおすすめです。

紙パック

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紙パックのよさは、置き場所に困らずに飲んだ後の廃棄が楽なこと。さらに、比較的単価が抑えられることが挙げられます。毎日晩酌するなど、ハイペースで飲む方にとってはうれしいポイントです。

また、割れる心配がないので、屋外で飲む場合にも重宝。紙パックは廃棄もしやすいため、飲み終わった後の処理も手軽に行えます。

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趣のある壺入りの泡盛は、高級感あふれる佇まいが魅力。人生の節目に贈るプレゼントとしてもおすすめです。3年以上の熟成を経た古酒であることが多く、まろやかで奥深い味わいの銘柄が豊富に揃っています。さらに、ビン入りの泡盛と同様に、時間が経つほどに壺の中で熟成が進み、円熟味が増していくのも大きな魅力です。

壺のサイズには、900mlから18Lまでさまざまなタイプがあります。自宅で長期間熟成させたい場合は、保管場所に適したサイズであるかも重要です。目的にあった大きさを選び、ぜひ壺入りならではの風情と豊かな味わいを楽しんでみてください。

シーンで選ぶ

豊富な種類がある泡盛は、シーンに合わせて選べるのもメリットです。友人との飲み会やパーティーなど、大勢で泡盛を楽しむ場合には、爽やかな風味で飲みやすいタイプを選んでみましょう。

また、プレゼントや来客のおもてなしとして用意する場合は、泡盛本来の芳醇な旨味が楽しめる古酒がおすすめ。一般的に居酒屋や飲食店で出される泡盛は、熟成期間が3年未満の「一般酒」と呼ばれるタイプが多いため、普段なかなか飲む機会のない年代物の古酒はギフトにぴったりです。

産地で選ぶ

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沖縄県で造られた泡盛のラベルには、「琉球泡盛」の表示があります。産地の名称を知的財産として登録し、保護する「地理的表示保護制度」によるもの。沖縄の地酒として造られた泡盛のみに許される表示です。

さらに、同じ沖縄県内で醸造された泡盛であっても、地域によって味わいは異なります。主な産地は、南部・北部・中部と大きく3エリアに分かれる沖縄県本島と、宮子諸島や八重山諸島、久米島などです。

琉球時代の名残を色濃く残す本島南部エリアには、老舗酒蔵所が数多く存在し、伝統的な泡盛が楽しめます。また、手つかずの自然が残る北部エリアでは滋味深く力強い味わいが、沖縄とアメリカの文化が融合した中部エリアではふくよかな香りの泡盛が豊富です。

観光地としても人気の各島々では、良質な素材を生かした島ならではの個性豊かな泡盛が造られています。

飲みやすい泡盛のおすすめ銘柄

宮里酒造所 春雨 カリー 琉球泡盛


戦後復興のさなか、「春」には希望を「雨」には恵みを意味している「春雨」。沖縄国際海洋博の際には皇室献上酒として選ばれ、沖縄サミットでは晩餐会で振舞われた実績を持つ泡盛ブランドです。

お米の香ばしい香りに、後から漂うバニラのような甘い香りが魅力。雑味を抑えたやわらかな味わいで、なめらかな口当たりが堪能できます。

「カリー」とは、縁起のよいことやおめでたいことを表す沖縄方言。毎日の晩酌にはもちろん、お祝いの席の乾杯酒などにもぴったりです。

神村酒造 暖流 30度


明治15年創業の老舗蔵元「神村酒造」が手がける主力銘柄で、樽貯蔵泡盛のパイオニアとしても知られる「暖流」。オーク樽で3年以上貯蔵した古酒をベースに造り上げるこだわりの1本です。

一度ウイスキー造りに用いられた古樽で熟成する泡盛は、淡い琥珀色に甘い香りをまとっているのが特徴。さらに、タンク貯蔵の古酒と新酒を独自の配合でブレンドして、豊かなコクと心地よいキレを引き出しています。

おすすめの飲み方は、暖流をソーダ割りにしてカットレモンを添える「暖ボール」。食中酒として、ぜひチーズや肉料理などとの組み合わせを楽しんでみてください。

忠孝酒造 忠孝よっかこうじ(四日麹)43度


四日麹を使用した上質な泡盛です。四日麹とは、通常2日のところ、倍の4日をかけて丹念に造られる麹のこと。四日麹により泡盛の香味成分がたっぷりと引き出され、洋ナシのようなフルーティーな香りに、コクと甘みが際立つ斬新な味わいに仕上がっています。

43%という高いアルコール度数を感じさせない、やわらかな口あたりも魅力。まずは、大きめの氷を浮かべたロックスタイルで、ぜひ芳醇な香りを堪能してみてください。

好みのドリンクで割って味わい豊かなオリジナルカクテルを作ったり、ボトルごと冷凍庫で冷やしたパーシャルショットで舌触りを楽しんだりするのもおすすめです。

瑞穂酒造 琉球泡盛 吟香酵母仕込み ender(エンダー) 25度


「やさしい香りとやさしい味わい」をコンセプトに造られた、泡盛初心者にもおすすめの爽酒です。天然吟香酵母を使用し、低温発酵の減圧蒸留で仕上げて、華やかな吟醸香にまろやかな口あたりを実現。アルコール度数も25%と低めに抑えた飲みやすい銘柄です。

沖縄の県花でもあるデイゴを描いた、スタイリッシュなボトルデザインも印象的。テーブルやカウンターでおしゃれに映えるため、自宅用にはもちろん、パーティーシーンなどにもぴったりです。

ちなみに、「エンダー」とはやさしい人を意味する沖縄方言。ぜひ、ストレート・ロック・水割りなどのシンプルな飲み方で、香味を堪能してみてください。

宮の華 うでぃさんの酒


原料米に無肥料・無堆肥・無農薬の熊本産「ひのひかり」を使用した泡盛。造り手は、宮古島の北西に位置する離島、伊良部島の老舗蔵元「宮の華」です。

栓を開けると立ち上る、国産米ならではの甘く上品な吟醸香が特徴。なめらかな口当たりにシャープなキレをあわせ持つ、やや辛口の味わいで、後口にはほのかな旨みの余韻も広がります。

宮古島の方言で喜びを意味する「うでっさん」が由来の、ユニークなネーミングも印象的。マリンブルーの美しいボトルは、沖縄土産やプレゼントにもぴったりです。

多良川 琉球王朝五合壺


宮古島の蔵元「多良川」が造る、五合壺入りの泡盛です。壺に縄を巻き付けた雰囲気のある佇まいは、特別な記念日や人生の節目などに贈るプレゼントにぴったり。壺貯蔵でじっくりと古酒を育てていきたい方にもおすすめです。

壺のなかに詰められている泡盛は、多良川を代表する「琉球王朝」。5年熟成の古酒をベースにブレンドして、芳醇な香りとまろやかな味わいをバランスよく引き出した銘柄です。

飲みやすい旨口タイプは、ジャンルを問わずさまざまな料理と好相性。ぜひ、ロックや水割りで楽しんでみてください。

崎元酒造所 にごり泡盛 海波 30度


与那国島最古の蔵元として知られる「崎元酒造所」のにごり泡盛です。「初溜取り花酒」の原酒に、ミネラル豊富な珊瑚水を独自にブレンドして、旨み成分をにごりに閉じ込めた1本。口に含めば、お米の甘みが際立つ爽やかな風味が広がります。

瓶内で熟成が進むと、半年から1年ほどで液色が透明に変化していくのも特徴。円熟すると、古酒のように濃淳な味わいを堪能できます。飲み方は、ロックや水割りがおすすめ。飲みやすいので、泡盛初心者の方の入門酒にもぴったりです。

菊之露酒造 菊之露 V.I.Pゴールド


宮古島の老舗蔵元「菊之露酒造」の代表的な商品である古酒。8年貯蔵の古酒をベースにブレンドして、芳醇な香りとまろやかな甘み、深みのあるコクを引き出した上質な醇酒です。

VIPの名の通りに高級感あふれる香味は、ロックやストレートなどのシンプルなスタイルでじっくりと堪能するのがおすすめ。古酒を飲み慣れていない方やアルコールに弱い方などは、水割りにして薄めてもおいしくいただけます。

ヘリオス酒造 三年熟成 古酒 くら 25度


1991年の発売以来、多くの泡盛ファンに支持されている銘柄「くら」。酒の熟成を促すと謳われる銅製蒸留器を使い、北米産ホワイトオークの専用樽でじっくりと3年以上熟成させたこだわりの1本です。

樽熟成古酒ならではの淡く美しい琥珀色に、栓を開けると立ち上る芳醇な香りが魅力。口に含めば、まろやかでコクのある奥深い味わいが広がります。

アルコール度数25%と泡盛のなかでは控えめの仕上がりは、本来の香味を際立てるロックスタイルで飲むのがおすすめ。水割りやカクテルのベースとしても楽しめます。華やかな香りを堪能できる薫酒を探している方はぜひチェックしてみてください。

瑞泉酒造 43% 瑞泉3年古酒


カメ貯蔵にて長期間熟成させた本格古酒です。造り手は、1887年の創業以来、130年以上にも渡って伝統の製法と味を守り続ける名門「瑞泉酒造」。豊かに立ち上る芳香とともに、深いコクとまろやかな味わいが広がる濃醇な1本です。

2008年に開催された「あなたが選ぶ地酒大SHOW」では、「牛肉料理に合う焼酎部門」のプラチナ賞を獲得しており、料理を引き立てる食中酒にもぴったり。まずはぜひ、ストレートやロック、水割りなどで肉料理との組み合わせを楽しんでみてください。

請福酒造 ゆずシークヮーサー


沖縄県石垣島の蔵元「請福酒造」が手がける泡盛。名前の通り、国産ゆずと沖縄ブランドの県産シークヮーサーをブレンドした、泡盛仕込みのリキュールです。

柑橘類の爽快な香りと酸味に、泡盛のコクと旨みが絶妙にマッチした飲みやすさが魅力。アルコール度数も10%と低く、やわらかな口あたりなので、泡盛初心者の方や強いお酒が苦手な方などにもおすすめです。

飲み方は、氷を浮かべたロックスタイルやソーダ割りがぴったり。食中酒として飲めば、和洋問わずさまざまな料理の味わいを爽やかに引き立てます。

新里酒造 珈琲泡盛 コーヒースピリッツ 30度 720ml


泡盛とコーヒーを掛け合わせた新感覚の商品。沖縄県の蔵元「新里酒造」が地元の自家焙煎コーヒー専門店「ヨシモトコーヒー」とともに、コーヒー豆の種類や炒り方、泡盛との相性などを研究して造り上げたこだわりの銘柄です。

コーヒー豆にはマンデリンを採用。水出しのブラックコーヒーを泡盛にブレンドして、コーヒー本来のスモーキーな香りと甘みが活きる、すっきりとヘルシーな味わいに仕上げています。

好みや飲用シーンに合わせて、水割り・ソーダ割り・ミルク割り・ホットミルク割りなどさまざまな飲み方を楽しめるのもポイント。バニラアイスに少量垂らせば、食後にうれしい大人のデザートも堪能できます。

今帰仁酒造 乙羽山麓泡盛仕込みヨーグルト酒 8度 500ml


水色のドット模様が可憐に映える、おしゃれなボトルデザインの泡盛。乙羽山麓で育てられた生乳使用のヨーグルトを、泡盛で丹念に仕込んだユニークな銘柄です。

濃厚でとろりとした舌触りに、泡盛とヨーグルトが織りなすほのかに甘い口あたりが特徴。アルコール度数8%と飲みやすいので、泡盛初心者の方やオーソドックスな泡盛が苦手な方、お酒に弱い方などにもおすすめです。

飲み方は、ロックやストレート、ソーダ割りなど定番のスタイルが好相性。好みのジュースで割れば、味わいが広がるオリジナルカクテルも楽しめます。

高級泡盛のおすすめ銘柄

八重泉酒造 八重泉 BARREL


昔ながらの直火蒸留にて仕込んだ泡盛を、オーク樽で長期間熟成させた泡盛。樫樽貯蔵原酒ならではの濃く美しい琥珀色に、豊かに立ち上るオークの濃厚な香りが魅力。口に含めば、ほのかに甘みのある芳醇で華やかな味わいが広がります。

飲み方は、ウイスキーのようにロック・ストレート・ハイボールなどがおすすめ。ホットチョコレートドリンクに少量垂らしたり、本銘柄にきび砂糖とたっぷりのいちごを漬けていちごウイスキーを作ったりと、さまざまなアレンジも楽しめます。

黒とゴールドを合わせた高級感あふれる外箱に、ウイスキー瓶を連想させるシックなボトルデザインは、大切な方へのプレゼントにもぴったり。味、見た目ともにおしゃれで上品な泡盛を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

瑞泉酒造 35%古酒21年おもろ 720ml


「瑞泉酒造」が誇る、21年熟成の泡盛です。栓を開けると立ち上る華やかなバニラ香が魅力。口に含めば、熟成古酒ならではのやわらかな甘みとともに、どっしりとしたコクと旨みが広がります。

大切な記念日や特別なシーンに飲む祝い酒にぴったり。飲み方は、ストレートまたはロックスタイルがおすすめです。重厚なビンテージ泡盛を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

波照間酒造所 泡波


さっぱりとした口あたりで飲みやすい泡盛です。わずかに塩分を含む波照間島の良質な地下水で仕込まれた味わいは、クセが少なくマイルド。島内での流通を目的として造られているうえ、手作業の酒造りで少量しか出回っていないため、幻の泡盛としても知られる銘柄です。

ぜひ、ロック・ストレート・水割りなどのシンプルなスタイルで堪能してみてください。

山川酒造 琉球泡盛 限定秘蔵酒かねやま


長期熟成させた年代物の古酒。「古酒のやまかわ」と呼ばれるほど、創業から強いこだわりを持って古酒を造り続けている蔵元「山川酒造」が手がける渾身の銘柄です。

20年間もの長い年月を経た泡盛は、ほろ苦くも甘いカカオのような香りをまとっているのが特徴。43%と高いアルコール度数を感じさせない、とろりとまろやかな口あたりを堪能できます。

ボトルが月桃紙に包まれ、木箱に入った高級感あふれるパッケージも魅力。おめでたい席での祝い酒にもおすすめです。

崎元酒造所 琉球泡盛 花酒 花織酒 60度 500ml


与那国島でのみ製造が許可されるアルコール度数60%の「花酒」です。伝統製法の古式地釜直火蒸留にて仕込んだ原酒で、名前の通りの、花のように華やかな香りが魅力。口に含めば、高い度数を感じさせないまろやかな口あたりと甘く濃厚な味わいが広がります。

飲み方は、氷を浮かべたロックスタイル、または氷の入ったグラスに5~10倍程度の水を注いだ水割りなどが好相性。ストレートで飲むなら、ボトルごと冷凍庫で冷やしたパーシャルショットで、とろりとした舌触りを楽しむのもおすすめです。

伝統的な織物「花織」で包んだ上品な佇まいも印象的。自分用にはもちろん、大切な方へのプレゼントにもぴったりです。

紙パック泡盛のおすすめ銘柄

比嘉酒造 残波ホワイトパック


「ザンシロ」の愛称で親しまれている泡盛。栓を開けると立ち上るフルーティーな香りに、泡盛特有のクセを抑えたクリアな味わいが魅力。アルコール度数25%と低めの仕上がりなので、泡盛初心者の方の入門酒にもぴったりです。

飲み方は、ロック・水割り・ソーダ割りなどがおすすめ。紙パックタイプの飲みやすい爽酒を探している方はぜひチェックしてみてください。

八重泉酒造 八重泉 900ml


石垣島伝統の直火式蒸留と黒麹仕込みにより、香ばしい香りと、ほのかに甘みのあるすっきりとした味わいの泡盛。蒸留酒の品評会「TWSC2020」にて、焼酎部門の最高金賞も獲得しています。

まろやかな口あたりで飲みやすいため、泡盛初心者の方にもぴったり。扱いやすい紙パックタイプなので、毎日の晩酌にはもちろん、キャンプ・バーベキュー・ビーチパーティなどのアウトドアで楽しむのもおすすめです。

久米島の久米仙 パック30度


沖縄本島の西に位置する自然豊かな離島、久米島で造られている泡盛です。選りすぐりの南方硬質米と天然の湧清水を使用し、伝統的な製法で仕込んだこだわりの銘柄。ほのかに甘みを感じるすっきりとした味わいが特徴です。

ストレート・ロック・水割り・ソーダ割りなど、まずはシンプルなスタイルで飲むのがおすすめ。クセが少ないので、季節の果物と氷砂糖を漬け込む果実酒や、好みのドリンクで割るオリジナルカクテルを作るなどさまざまなアレンジも楽しめます。

比較的リーズナブルなのもうれしいポイント。素材本来の味が活きた爽やかな泡盛を好む方、毎日の晩酌で気軽に堪能できるコスパのよい銘柄を探している方などはぜひチェックしてみてください。

まさひろ酒造 島唄黒パック 30度


沖縄原産の黒麹を用いた、昔ながらの泡盛です。造り手は、沖縄本島南部の糸満市に蔵を構える老舗「まさひろ酒造」。アルコール度数は泡盛では主流の30%で、黒麹ならではの豊かな芳香にどっしりとしたコクと旨み、心地よいキレを堪能できる銘柄です。

すっきりと華やかな飲み口は、さまざまな料理の味を引き立てる食中酒にぴったり。とくに、豆腐料理や肉料理、刺身などの和食と好相性です。

また、クセが少なく飲みやすいため、泡盛になじみのない方の入門酒にもおすすめ。飲み方は、ロック・お湯割り・水割りなどが適しています。

崎山酒造廠 泡盛 黒の松藤


三日麹仕込みの風味豊かな泡盛、「黒の松藤」。恩納岳から流れる良質な軟水と、旨み成分を極力残す粗ろ過仕上げにて、マイルドながらもコクと旨みのある濃厚な味わいに仕上げられています。

3年以上熟成させたまろやかな古酒に、フレッシュな新酒を独自の配合でブレンドしているため、味のバランスがよいのも特徴。ストレート・ロック・水割り・ソーダ割り・カクテルベースなどと、さまざまな飲み方で楽しめます。ぜひ日々の食中酒や晩酌酒として堪能してみてください。

番外編:泡盛のおいしい飲み方

水割り

アルコール度数が高いお酒が苦手な方や、泡盛初心者の方には水割りがおすすめです。水割りは、氷を一杯に入れたグラスの中に泡盛を注ぎ、水を注いだ後にかき混ぜるだけというシンプルな飲み方。一番ポピュラーな飲み方でもあり、水を加えることで高い度数の泡盛も飲みやすくなります。

なお、好みの味わいに合わせて水の割合を調節できるのもポイント。アルコール度数が15~20%になるように水の割合を調節すると、泡盛がもつ風味や香りを損なわずにまろやかな飲み口を楽しめます。

ストレート

泡盛本来のコクの深い味わいや芳醇な風味、甘みのある香りを堪能するには、ストレートがおすすめです。特にじっくりと熟成された古酒は、ストレートで飲むことで旨みを最大限に堪能できます。

器に泡盛をそのまま注ぐだけの簡単な飲み方なので、泡盛用の陶製酒器(カラカラ)やお猪口を用意し、沖縄らしさを演出しながら楽しんでみてください。

オン・ザ・ロック

キレのあるひんやりとした飲み口を楽しみたい場合には、オン・ザ・ロックがおすすめ。グラスに大き目の氷を詰めて、ゆっくりと泡盛を注いでいきます。大体グラスの半分位まで注ぐのがポイントです。

最初はキリっと引き締まった飲み口と泡盛本来の豊かな風味を堪能し、徐々に氷が解けてくることで水割りのような優しくまろやかな風味を味わえます。ゆっくりと変化していく味わいを楽しんでみてください。

お湯割り

泡盛の醍醐味である華やかな香りを最大限に楽しみたい方には、お湯割りがおすすめです。器にお湯を注いだ後に、泡盛を少しずつ注いでかき混ぜます。湯気と共に泡盛の豊かな香りがふわっと広がるのが魅力です。

身体を芯からあたためてくれるお湯割りは、冬の寒い季節にもぴったり。熱すぎるお湯は泡盛の香りを飛ばしてしまう可能性があるため、70℃前後のお湯を使用しましょう。

ソーダ割り

さっぱりとした飲み口と喉越しを楽しみたい方には、ソーダ割りがおすすめ。グラスにカットしたライムやシークヮーサー、レモンなどを入れて、氷をグラス一杯に詰め込みます。好みの量の泡盛を注いだ後、ソーダを加えて数回静かにかき混ぜると完成です。

かき混ぜすぎるとせっかくの炭酸が逃げてしまうので要注意。なお、泡盛の分量は水割りよりも少なくすると、ソーダの爽快な飲み口をさらに楽しめます。また、ソーダの代わりにコーラを入れて簡単なカクテルを作ってみるのもおすすめです。