パナソニック(Panasonic) LUMIX GX7 Mark III
「LUMIX GX7 Mark III」は、本格的な写真やストリートフォト撮影を楽しむことができる高画質・高性能なミラーレス一眼カメラです。
高画素20Mローパスフィルターレスに加えて、モアレや偽色も低減処理で効果的に抑えることを可能にしたヴィーナスエンジンを搭載。さらに「マルチプロセスNR」により、解像感や質感を保ちながらノイズを抑えることが可能になり、夜のスナップ撮影などあらゆるシーンで威力を発揮します。
軽量小型でありながら高機能という高い実用性と機動性を発揮し、日常の何気ない一瞬を確実に捉え、あなたのこだわりを容易に写真に反映します。そして今回、新たに「L.モノクロームD」とフィルムライクな質感を表現できる「粒状」がフォトスタイルに加わったのもポイントです。
作例画像レビュー
新たに「L.モノクロームD」とフィルムライクな質感を表現できる「粒状」がフォトスタイルに加わった点を踏まえ、夜景などと共にこちらもテストシューティングを試みました。それでは、作例をご覧ください。
作例①
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/4
露出時間:1/640秒
ISO:200
ビルの高層階にあるリフレッシュルーム。晴れた日には青空が手に取るように近くに感じられ、地上の重力から少しだけ解放されたような気がしてきます。逆光におけるコントラストの美しさとスケール感に惹かれてシャッターを切りましたが、F4にしてこの描写力。シルエットになっている形も余すことなく描き切ってくれます。
作例②
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/4
露出時間:1/1000秒
ISO:400
ショッピングに来て、エレベーターに乗って見上げる、そして降りゆく。見下ろす。このような日常的な視覚体験をGX7MK3のファインダー越しに知覚する。すると目の前の切り取られた光景が一瞬にして楽しい作品として展開されることに驚かされます。
作例③
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/640秒
ISO:400
派手で最先端の顔を持つ街に、対照的なレトロな時代の痕跡を残す小さな裏通りを発見。右側の壁には破れた時代物のポスターがぎっしり貼られていて、昭和の懐かしいスターの顔や名前が。ここを好んで訪ねる人々の意思が、小さなスペースに時代の痕跡を残しているのでしょう。
開放値での撮影ですが、古びたトンネルの木材や床の石畳、店の看板など、素材の質感や雰囲気をいい具合に表現しています。この描写力は、GX7MK3の大きな魅力の1つです。
作例④
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/1600秒
ISO:400
可愛らしいキャンディの量り売り専門店。お店も店員さんもピンクの制服もとてもキュートですね。
作例⑤
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/3.5
露出時間:1/640秒
ISO:200
3月にしてはポカポカと暖かな日。そして心地よい風。ビル屋上の憩いの空間からの見晴らしは最高です。
作例⑥
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/800秒
ISO:200
荷物が多かったので、首から下げたカメラを片手で使用しています。このコンパクトさは、街撮りには重宝しますね。
作例⑦
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/5秒
ISO:400
夜景や暗所、望遠時の撮影に5軸ボディ内手ブレ補正と2軸レンズ内手ブレ補正による「Dual I.S.」で、手ブレ補正情報をリアルタイムにレンズ側に通知し、レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を連動して制御してくれます。
手ブレが発生しやすい手持ち撮影時に、威力を発揮します。三脚なしでも、不安なく撮影に集中できました。
作例⑧
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/10秒
ISO:400
露出補正:+1
F値1.7の開放値での撮影ですが、光の色の表現も含めて、精緻な描写力にはただただ感心するばかりです。
作例⑨
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/40秒
ISO:800
作例⑩
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.8
露出時間:1/13秒
ISO:400
露出補正:+1
MF撮影時に、ピントの位置をシビアに合わすことができるMFアシストは、開放値での撮影時に大変役立つアシスト機能。ダイヤルとピンチ操作で全画面時には約3~20倍、PinP(Picture in Picture)時には画面の一部を約3~6倍に拡大・縮小できます。
作例⑪
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/4
露出時間:1/60秒
ISO:1600
作例⑫
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/10秒
ISO:400
作例⑬
カメラ:LUMIX GX7 Mark III
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
絞り値:f/1.7
露出時間:1/60秒
ISO:2000
新フォトスタイル「L.モノクロームD」はコントラストを強調しつつも、ディテール・質感を程よく残し、ザラついたアナログフィルムのような「粒状」の質感を表現できるというモードです。
もうここまで来たら、デジタル表現の可能性を味わい尽くすしかありません。粒状感の強弱を3段階でコントロールできます。楽しみながら丁寧な作品作りが可能です。
新フォトスタイル「L.モノクロームD」のほか、秒間30コマ連写で決定的瞬間をとらえる「4Kフォト」では、被写体の決定的瞬間の写真選択の手間を軽減できる「4Kフォト オートマーキング」や一連の動きを1枚の写真に合成する「4Kフォト 軌跡合成」などの機能が新たに備わりました。これらの編集作業は、通常PCソフトでの合成が必要ですが、カメラ内で簡単に画像を選んで合成できるようになっています。「LUMIX GX7 Mark III」の多様な機能で、写真表現の幅が一気に拡がりますね。