お酒のなかでも甘さと爽やかな酸味が特徴の「梅酒」。アルコールが苦手な方でも飲みやすいため、老若男女問わず幅広い世代から支持されています。

とはいえ、いざこだわってみると意外に販売されている梅酒は数が多く、お気に入りの銘柄にたどり着くにはなかなか時間がかかるものです。そこで今回はおすすめの梅酒をご紹介。選び方のポイントやおすすめの飲み方についても解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

梅酒とは?

梅酒の特徴

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梅酒とは、6月ごろに収穫される青梅をお酒と糖類に漬け込んで作られた酒類のことです。

長期間漬け込むことで梅から旨みや香りが引き出され、コクのある琥珀色の梅酒が完成します。家庭でも手軽に作れ、甘くて飲みやすいのが特徴。お酒が弱い人や女性にも人気があるお酒の一つです。

一口に梅酒と言っても、原料となる梅やお酒の種類、熟成期間が違うと、その味わいもさまざま。特に、ベースとなるお酒の種類が違うと全く違った味わいが楽しめるので、お酒好きが探究心をくすぐられる、奥深いお酒の一つとも言えます。

梅酒の度数

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梅酒のアルコール度数は8~15%のものが一般的。ビールよりも高く、日本酒やワインより少し低めという度数です。甘くて飲みやすいので、アルコールが苦手でも梅酒なら飲めるという方も多い傾向にあります。

甘いために、つい飲みすぎてしまうこともあるので、アルコール度数が強めだということは頭に入れておいたほうがよいです。梅酒を炭酸水やソフトドリンクなどで割って飲むとアルコール度数が下がるので、お酒が弱い方や、量をたくさん飲みたい方にはおすすめです。

梅酒の選び方

梅の種類で選ぶ

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国内で栽培されている梅の品種は約300種類にも及びます。実がなり、加工物となる「実梅」の中でも特に梅酒に使われることが多いのは「南高梅」です。

ほかにも鶯宿・豊後・白加賀・竜峡・古城・玉英・青軸などが梅酒に使われることの多い品種。飲み比べをしたい方は選ぶ際にしっかりとチェックしてみてください。

ベースのお酒で選ぶ

市販の梅酒はさまざまなお酒に梅を漬けることで作られています。ベースとなるお酒の種類が変われば梅酒の味わいも大きく異なるため、どんなお酒を使用しているかで梅酒を選ぶとよいでしょう。

ウイスキー・ブランデー

ウイスキーやブランデーといった優雅な香りが特徴的なお酒を使えば、芳醇な香りを楽しめる梅酒に仕上がります。ウイスキーやブランデーに梅の爽やかな香りが加わるので、じっくりとお酒を楽しみたい方におすすめです。

日本酒

近年増えているのが、日本酒を使った梅酒。日本酒と梅の酸味が絶妙にマッチし、スッキリ飲める梅酒になると人気を集めています。熟成された梅と日本酒特有の甘さも楽しめるので、ほどよい甘さとまろやかさを楽しみたい方におすすめです。

焼酎

自宅で梅酒を漬けるときにも使われるホワイトリカーは焼酎の一種です。ホワイトリカーは無味無臭なので、梅の香りや風味を存分に味わえる梅酒に仕上がります。

一方、ホワイトリカー以外の焼酎で梅酒を作るメーカーもあるので、焼酎ごとに異なる味わいを確認するのも楽しみのひとつ。芋や米、麦などの焼酎を梅酒に使うと、独特の香りを残しつつ梅の爽やかな香りを引き立てられます。お酒好きな方はぜひ試してみてください。

熟成具合で選ぶ

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梅酒はベースとなるお酒と梅の実、そして砂糖を長期間漬けることで熟成が進みます。家庭で作る場合は3ヶ月ほど熟成させるのが一般的。長く熟成させることで、香りやコクのある味わいの美味しい梅酒を作ることが可能です。

市販品の中には、数ヶ月梅酒を漬けた後梅の実を取り出し、さらにそのまま熟成を続けて完成させる梅酒もあります。梅酒好きな方は熟成期間の違いでも飲み比べてみてください。

黒砂糖やハチミツなどブレンドされてるモノによって選ぶ

梅酒の糖分として、氷砂糖や黒砂糖、はちみつなどを使う場合があり、一般的に使われれることが多いのは氷砂糖です。原料を黒砂糖やはちみつに変えることで、独特のコクや甘みが生まれます。

また、すりおろした梅の果肉を加えたものは「にごり梅酒」と呼ばれ、果実感を楽しめる梅酒として人気です。とろっとした食感が加わり、デザート感覚で飲むこともできます。ほかにも緑茶や紅茶、赤紫蘇、ゆずをブレンドしたものなど、バリエーションが豊富です。

梅酒のおすすめ銘柄

中野BC 紀州梅酒 紅南高

地元和歌山の希少梅「紅南高梅」をホワイトリカーに漬け込んで作った梅酒です。紅南高梅とは青梅の表面3分の1が紅色に色づいている、希少価値の高い実を指します。

紅南高梅で漬けた梅酒は、うすい紅色になるのが特徴です。桃のようなフルーティーな香りと、濃厚でどっしりした印象の甘みがあり、酸味とのバランスも絶品。モンドセレクション2016金賞のほか、多数の品評会受賞歴があり評価が高いので、プレゼントにもおすすめできます。

チョーヤ(CYOYA) エクセレント

大手梅酒メーカー、チョーヤの高級梅酒です。大粒の紀州産南高梅をブランデーに漬け込むことで、まろやかでコクのある梅酒に仕上がっています。ブランデーの芳醇な香りと、梅の爽やかな風味が見事に溶け合った一品。ロックやストレートで飲むのがおすすめです。

すりガラス状の瓶が落ち着いた質感を醸し出し、高級感があるので目上の方へのプレゼントにもぴったり。また、ゆったりした夜の晩酌のお供にすれば、見た目にも自分へのご褒美感がアップするのでおすすめです。

チョーヤ(CYOYA) 本格 黒糖梅酒

紀州南高梅をホワイトリカーに漬け込み、黒糖、黒ラム酒といった黒い原料をブレンドしているのが特徴の梅酒です。梅酒の見た目もやや黒っぽく、他の梅酒にはない香ばしさやコク、奥深い香りがクセになります。

ビターなコクのある甘さの梅酒なので、デザート酒として食後に飲むのがおすすめ。定番の炭酸割りから、牛乳や紅茶割りなど、自分好みにアレンジできます。バニラアイスにかけるという異色のアレンジも美味なのでおすすめです。

サントリー 山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒

焙煎樽仕込みとは、30年以上ウイスキー作りに使用した樽の内側を火で焦がし、その中で梅酒を熟成するという製法です。ウイスキーの芳醇な香りが梅酒に移り、焦がした樽独特のバニラのような香りも楽しめます。

甘さ控えめに仕上がっているので、梅酒の甘さが苦手という人にも是非試してほしい一品です。ハイボールでさっぱり飲むのがおすすめ。すっきりした飲み心地なので、濃い味の料理やスパイスの効いた料理と好相性です。

サントリー 山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽熟成梅酒

ウイスキーの熟成や貯蔵に使用した後に、内側を焦がした樽で梅酒を熟成、さらに梅酒樽で寝かせたウイスキーをブレンドした梅酒です。焙煎樽の芳香がついた梅酒と梅の旨みが染み込んだウイスキー。両者が歩み寄り溶け合った、絶妙なハーモニーが楽しめます。

ウイスキー仕立てなので、ウイスキー好きな方にもおすすめ。ロックやストレートで飲むと、芳醇な香りとドライな甘さが楽しめます。

名利酒類 百年梅酒プレミアム

梅の都水戸で作られたブランデーベースの梅酒です。「百年梅酒」は、末永く愛されるようにとの思いを込めたネーミング。長期熟成した梅酒にはちみつや黒糖がブレンドされていて、深いコクのある味わいが楽しめます。

こだわったのは味の濃さ。アルコール度20%、エキス分40%以上という数値から、かなりの濃厚さがうかがえます。葵の紋が入った風呂敷に包まれたパッケージは高級感があり、プレゼントにも喜ばれそうです。

諸橋酒造 越乃景虎 梅酒

米どころ新潟の諸橋酒造の看板日本酒「越乃景虎」をベースにした梅酒です。珍しいのは無色透明な梅酒だということ。日本酒本来が持つ旨みを生かすために、糖分控えめで作られているので、スッキリさらりとした味わいです。

梅酒は1年に数回だけ蔵出しされる数量限定品で、待ち望んでいるファンも多いそう。さわやかで優しい飲み口は、食中酒にぴったりで、日本酒が飲めない人でも飲みやすく、日本酒好きも納得させるベストバランスの梅酒です。

八海醸造 八海山の原酒で仕込んだ梅酒

米どころ、新潟県南魚沼市にある八海醸造。良質な米から生まれた日本酒「八海山」の原酒に、国産梅を漬け込んで作った梅酒です。日本酒ベースなので甘すぎずすっきりした喉越しに仕上がっています。

軽い飲み口なので飲み飽きず、価格もお手頃なので普段の食事の食中酒にぴったりです。しっかり冷やして、氷を入れずにストレートで飲むのがおすすめ。梅の酸味と八海山の柔らかく深い味わいが引き立ちます。

宗政酒造 眠り姫 ア・ラ・シャンパーニュ

宗政酒造の麦焼酎「のんのこ」をベースに、伊万里産の青梅を漬け込んで作った梅酒です。さらっとした飲み口の梅酒が多い中、濃厚な梅酒をテーマに作られたのがこの梅酒。フランスのシャンパーニュ地方で発酵・貯蔵に使われたオーク材の樽で、6年間熟成させています。

梅の香りと樽のほのかなスモークが溶け合った深い芳香。甘みも酸味も強く、コクがあり、飲んだあとの余韻も楽しめます。炭酸で割るとシャンパンのように飲みやすく、食前酒にもおすすめです。眠り姫の描かれたおしゃれなパッケージは、プレゼントにも向いています。

小嶋総本店 東光 吟醸梅酒

山形県米沢市にある老舗酒蔵が作った、最高級の純米酒粕焼酎をベースにした梅酒です。複数の品評会で優勝を獲得している、評価の高い梅酒。飲んだ時に口に広がる華やかな香りが特徴で、まるでラ・フランスのような香りと評されています。

芳醇な香りと果実感あふれる濃密な味わいは、どの梅酒とも異なる個性派です。一味違う梅酒をお探しの方におすすめします。

八木酒造 とろとろの梅酒

奈良県吉野産の完熟梅果肉をたっぷり使ったにごり梅酒です。とろとろの食感で濃厚ですが、甘すぎずバランスのよい味に仕上がっています。初めてにごり梅酒を飲んでみたいという方には、飲みやすいのでおすすめの一品です。

ベースは焼酎ですが、アルコール度数が10%と低めなので、お酒が弱い方にもおすすめです。花札の赤短(梅)が描かれたパッケージはレトロでおしゃれ。お手頃価格なので、ちょっとしたお礼の品としてプレゼントするのにも向いています。

梅乃宿酒造 あらごし梅酒

日本を代表する奈良県吉野産の梅を贅沢に使った梅酒です。1800ml中に約18個分の梅の果肉を使用。とろとろの果実の存在感が特徴的です。日本酒のすっきりした甘さと梅のさっぱり感が好相性。

日本酒ベースのすっきりした飲みやすさを生かして、炭酸割りで食事に合わせるのもよく、飲み応えを生かして、食後のデザート感覚で飲むのもおすすめです。大容量でコスパに優れた一品です。

河内ワイン 布袋福袋 にごり梅酒~美味爽々~

ブランデーをベースに南高梅を1年半漬け込み、梅ピューレと梅ジャムを加えたにごり梅酒です。梅づくしのブレンドは、まるで梅そのものを食べているようで、食後のデザート酒にぴったり。ブランデーの香りとともに、爽やかな梅の香りと味わいが楽しめます。

梅の果肉をブレンドすることで、とろっとした口当たりになるのがにごり梅酒の特徴。こちらは、さらに梅ジャムを追加することでゼリーのような食感が加わり、飲み応えのある一品に仕上がっています。

山口酒造場 特選梅酒 うぐいすとまり鶯とろ

日本酒の酒蔵が作るにごり梅酒です。日本酒を作る際に出る酒粕を使った「粕取り焼酎」に日本有数の梅の産地、大分県大山町産の青梅をたっぷり漬け込んで作ります。粕取り焼酎の独特の風味と深いコクが、梅のさっぱりした酸味と好相性。

2年間熟成させた梅酒にフレッシュな梅ピューレを混ぜ込むことで、とろっとして濃厚な旨みがありながらさっぱりした飲み口を実現しています。ロックでじっくり味わうのがおすすめです。酒粕が出る量でしか作れないので、出荷数には限りがあります。

平和酒造 鶴梅完熟にごり

梅の生産量日本一の和歌山県にあり、梅酒作りにこだわっている平和酒造。鶴梅完熟にごりは、「和歌山らしいジューシー感と旨み」をテーマに作られたにごり梅酒です。梅の果肉にプラスして、桃のペーストを加えているのが最大の特徴。

ベースの日本酒と梅の酸味を桃の甘さが柔らかく包み込み、柔らかい口当たりに。また、ペースト状の桃が加わることでフレッシュな果肉感がより一層感じられ、贅沢なデザートのような飲み心地です。桃の香りがアクセントとなり、爽やかな風味も引き立ちます。

合同酒精 鍛高譚の梅酒

しそ焼酎「鍛高譚」と同じ赤紫蘇を使用した梅酒です。香料は不使用で、赤紫蘇のフレッシュな風味と梅酒の爽やかな味わいが絶妙にマッチします。着色料も使われていないので、赤い色は赤紫蘇本来の色味。グラスに注ぐと鮮やかなルビー色に輝き、目でも楽しめます。

値段が安いのでデイリー使いにぴったり。ロックやソーダ割りはもちろん、ヨーグルト割りやレモネード割り、フローズンなどさまざまな飲み方が提案されています。アイデア次第で楽しみがますます広がりそうな梅酒です。

中野BC blossom~さくら梅酒~

中野BCと和歌山大学の女子学生がコラボして作った梅酒です。ホワイトリカーをベースに、希少価値の高い紀南高梅を漬け込んでいます。紀南高梅は、青梅の表面の3分の1が紅色になった梅のこと。そのため、紀南高梅で作った梅酒はきれいなピンク色になります。

桜のシロップを加えているため、口に含むと桜の風味がふわっと広がり、そのあとにしっかりした梅の味わいが広がります。華やかな金箔入りで、さくらというネーミングからも、誕生日をはじめ、就職や結婚などの春のプレゼントにおすすめです。

大分県おおやま夢工房 和光茶梅酒クレハロワイヤル 嬉野アールグレイ

テレビや雑誌でも紹介された紅茶をブレンドした梅酒です。梅酒は大分県大山町の鶯宿梅を使い、紅茶は国産紅茶の第一人者である岡本啓氏監修により佐賀県産嬉野茶をアールグレイに。さらに、最終調整は元ニッカウヰスキーのブレンダーが行っています。

各方面のスペシャリストが結集して作り上げた究極の和紅茶梅酒は、梅の甘みと酸味、紅茶の渋みと旨みがバランスよく溶け合いながらも、インパクトのある力強い味に仕上がっており、香り高く複雑な味わいに、とりこになる人も多いようです。

紅茶も梅酒も好きな方におすすめの一品。ロックまたは少量の炭酸で割って飲むのがおすすめです。赤い紅茶色の梅酒で、パッケージも赤くて華やかなので、クリスマスパーティーやお祝いの席の手土産などにも喜ばれます。

番外編:梅酒のおすすめの飲み方

ストレート

常温の梅酒をそのまま楽しむ飲み方は、ストレートといいます。梅酒の味や香りを判断するためには、ストレートが最も適しているといえるでしょう。梅酒は冷やすと香りが飛びやすくなってしまうため、香りを楽しみたい場合はストレートで飲んでみてください。

ストレートで美味しい梅酒はクオリティが高いといわれることも多いです。梅本来の味を大切にしている梅酒も、一度ストレートで飲んでみることをおすすめします。

ロック

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人気がある梅酒の飲み方が、ロックです。冷やしたグラスに大きめの氷を入れてから、梅酒を注ぎます。梅酒本来の美味しさを直接感じられますし、氷の溶け具合によって味わいが変わるのも魅力です。

また、細かく砕いた氷をグラスに入れ、梅酒を注ぐクラッシュロックもおすすめ。通常のロックよりもさっぱりと飲めます。

ソーダ割り

爽やかに梅酒を飲みたい方には、ソーダ割りがおすすめです。グラスに梅酒を注いだ後、ソーダを優しく注ぎ、軽くかき混ぜます。混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうため、2、3回軽くかき混ぜる程度にしましょう。清涼感があり、さっぱりと飲めます。

ソーダ以外に、ジュースやお茶などで割っても美味しいのが梅酒の特徴です。ジュースで割ると爽やかさと甘さが加わり、お茶で割ると甘さが抑えられよりすっきりといただけます。

ホット

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梅酒を冷やさずホットにして飲むのもおすすめです。マグカップなどの耐熱容器に梅酒を注ぎ、湯煎で温めましょう。35〜40℃程度に温めると、梅酒の香りを楽しみながら飲めます。

また、マグカップに梅酒と同量またはやや少なめのお湯を注ぎ、お湯割りにしても美味しいです。沸騰直後のお湯だと梅酒の香りが飛んでしまうため、70℃程度のお湯を注ぎましょう。ホット梅酒を飲むことで、飲み過ぎ防止や整腸などの嬉しい効果も期待できます。