車内の乾燥を防ぎ、快適な空間づくりに役立つ車用加湿器。エアコン使用時の喉や肌の乾燥対策だけでなく、静電気の抑制にも役立ちます。しかし、製品によって加湿方式や給電方法などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、車用加湿器のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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車用の加湿器のメリット・デメリット

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車用の加湿器は、乾燥しがちな車内の湿度を快適に保つ手助けをします。特に冬の暖房使用時には、肌や喉の潤いを守るのに役立つのが魅力です。加えて、静電気の発生を抑制する効果も期待でき、より快適なドライブ空間を演出できます。
しかし、加湿をしすぎると車内のガラスが曇り、結露による視界不良を招く可能性があります。また、加湿器内部にカビが発生すると、不衛生な空気を車内に広げてしまうリスクも考慮しなくてはなりません。
車内は狭い空間のため、適切な湿度管理と定期的な清掃が重要です。正しく使用することで、デメリットを避けながら車内の快適性を向上させてみてください。
車用の加湿器の選び方
加湿方式をチェック
スチーム式

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スチーム式は、タンク内の水をヒーターで加熱して蒸気を発生させる加湿方式です。水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく、衛生的な蒸気で加湿できるのが魅力です。加湿力も比較的高く、車内を素早く潤したい方に向いています。
ただし、消費電力が高めな点には注意が必要です。使用する際は、車の電源容量を確認しておくと安心です。また、蒸気の吹き出し口が熱くなるため、火傷をしないように気をつけて設置してみましょう。
超音波式

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超音波式は、超音波の振動によって水を微細な霧状にして放出するタイプです。ヒーターを使わないため消費電力が比較的低く、車の電源に負担をかけにくいのがポイントです。コンパクトな製品が多いため、車内での使用に適しています。
しかし、水をそのまま放出する仕組みなので、タンク内に雑菌が繁殖しやすいという側面があります。清潔に使うためには、こまめな水の交換と定期的な掃除がおすすめです。
気化式

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気化式は、水分を含んだフィルターにファンで風を当て、気化させて加湿する方式です。自然な蒸発を利用するため、過加湿になりにくいのが特徴です。また、ヒーターを使わないので吹き出し口が熱くならず、安全性が高いのも魅力です。
消費電力は低めから中程度で、省エネ性にも優れています。ただし、加湿力は他の方式に比べてやや控えめで、加湿スピードも比較的ゆっくりです。フィルターの定期的な掃除や交換といったメンテナンスが必要になります。
ハイブリッド式

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ハイブリッド式は、「超音波式+加熱式」や「気化式+温風気化式」のように、2つの方式を組み合わせた加湿器です。それぞれの方式のよい点を生かすことで、効率よく加湿できるのが最大の魅力です。高い加湿力と静音性を両立したモデルも見られます。
電気代は中程度で、製品によってはヒーターのオンオフを切り替えて消費電力を調整できます。あたたかい蒸気で素早く加湿したいときと、省エネ運転をしたいときで使い分けができて便利です。ただし、本体価格は高くなる傾向があり、フィルター交換が必要な場合もあります。
給電方式をチェック
運転中に使うならシガーソケット式・USB式

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運転中に加湿器を使いたい方には、シガーソケット式やUSB式がぴったりです。シガーソケット式は車の電源に直接接続でき、エンジンのオンオフに連動するため消し忘れを防げます。USB式は車のUSBポートから手軽に給電できるのがポイントです。
どちらのタイプも運転中は常に給電されるので、電池切れの心配なく安定して使えます。ただし、USB式を選ぶ際は、自分の車のポートがUSB Type-AかType-Cかを確認しましょう。ポートがない場合は、シガーソケット用のUSBアダプタを用意すると使用できます。
エンジンがかかっていなくても使える電池式・充電式

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休憩中や車中泊など、エンジンを止めているときでも使いたい方には、電池式や充電式がおすすめです。コードレスなので設置場所の自由度が高く、持ち運びしやすいのが魅力です。
電池式は単三電池などで手軽に動かせますが、長時間の使用では電池交換のコストがかかります。一方、充電式は内蔵バッテリーで動作し、スマートフォンなどを充電できる多機能な製品も見られます。充電式の場合は、充電切れに注意し、バッテリーの寿命も考慮してみましょう。
サイズをチェック

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車用の加湿器は、運転席や助手席のドリンクホルダーに収まるサイズを選ぶのが基本です。直径が約6~7cmで、高さが控えめなモノを選ぶと安定して設置できます。運転中に倒れる心配がなく、水の補給もしやすいのがメリットです。なかでも、高さのあるカップホルダーに設置すると、水蒸気が効率よく拡散します。
後部座席の足元など、低い位置に置くと湿気が溜まりやすく、カビの原因となることがあるため避けましょう。安定性と利便性を考えて、置き場所を決めてみてください。
あると便利な機能をチェック
アロマ機能

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加湿するだけでなく、車内をよい香りで満たしたい方にはアロマ機能付きのモデルがおすすめです。水溶性のアロマオイルを数滴垂らすだけで、芳香剤代わりにもなり、リラックスしたドライブ空間を演出できます。
おしゃれなデザインの製品が多く、七色に光るLEDライトを搭載したモノもあり、視覚的にも楽しめます。ドリンクホルダーに収まるコンパクトなサイズながら、機能性とデザイン性を両立しているのが魅力です。
アロマ機能付きの加湿器を選ぶ際は、使用できるアロマオイルの種類を必ず確認しましょう。対応していないオイルを使うと、故障の原因になることがあるため注意が必要です。
次亜塩素酸水対応モデル

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乾燥対策と同時に、車内の空気を清潔に保ちたい方は、次亜塩素酸水に対応したモデルを検討してみてください。加湿をしながら空間除菌が期待できます。
次亜塩素酸水は、除菌だけでなく消臭効果も期待できるのがポイントです。購入する際は、次亜塩素酸水に対応しているかを確認してみましょう。
車用の加湿器のおすすめ
カドー(cado) モバイルディフューザー STEM Mini MD-C10
加湿タイプ | – | タンク容量 | 0.03 L |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | – | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 0.13 kg |
手のひらサイズで持ち運べるコンパクトディフューザー。加湿・除菌消臭・香りの機能を楽しめ、リチウムイオンバッテリー内蔵によりコードレス使用が可能です。独自のピエゾ方式により高い拡散性と静音性を実現し、寝室やオフィスでも快適に使えます。
噴霧量は弱・中・強の3段階で調節でき、別売りの「フォレストウォーター」のほか100%天然エッセンシャルオイルにも対応。ボトルは回して取り外せるため給水が簡単で、吸水芯の交換は月1回程度と手入れも楽です。
キャリングケース付きで外出先への持参も便利。直径約40mm、重さ約130gの軽量設計により、車内でもリラックス空間を演出したい方におすすめのモバイルディフューザーです。
カドー(cado) STEM Portable MH-C30
加湿タイプ | – | タンク容量 | 0.15 L |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 弱モード:約15時間 | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 0.5 kg |
どこでも持ち運べるポータブル加湿器。バッテリー搭載により場所を選ばず使用でき、マイクロミストをパワフルに噴霧します。加湿量は最大35ml/hで、乾燥した空間を効率よく潤すことが可能。USB充電式のため、車内での利用に便利です。
1時間から4時間のタイマー設定により、使用シーンに応じた運転が可能。加湿だけでなく除菌消臭やアロマディフューザーとしても活用でき、車内での快適な環境づくりを求める方におすすめのモデルです。
コンピューケースジャパン(Compucase Japan) JDF-WT08
加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 0.22 L |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 約3~7h | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 0.116 kg |
車内に置いておくのにぴったりなコンパクトな加湿器。74×74×124mmの小型サイズながら、約220mlの給水容量で3〜7時間の連続使用が可能です。USB Type-C接続でパソコンやモバイルバッテリーから簡単に電源供給できます。
超音波式による静かな加湿で、約30〜40ml/hの適度な水分補給を実現。連続と断続の2種類から加湿モードを選択でき、デスクワーク中の乾燥対策におすすめです。LEDライトも搭載し、3種類の点灯パターンで優しく車内を彩ります。
重量約116gの軽量設計で持ち運びも簡単。予備フィルターも付属しており、メンテナンスも手軽におこなえます。車内を手軽に加湿したい方におすすめのモデルです。
サンライズ(SUNRISE) 卓上超音波加湿器 K111JQ013
加湿タイプ | – | タンク容量 | – |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | – | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 579g |
コンパクトなサイズで使いやすい卓上加湿器。高さ153×幅70×奥行70mmの小型設計により、デスクやベッドサイドなど限られたスペースにもすっきり配置できます。重量もわずか198gと軽量で、持ち運びも楽々です。
超音波式のミスト発生により、静かな動作音を実現。300mlのタンク容量で、パーソナルスペースの加湿に適した出力を提供します。USB電源対応でパソコンからも給電でき、電源コンセントの位置を気にせず使用可能です。車内を快適に保ちたい方におすすめのモデルです。
Troston 卓上USB加湿器

加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 350ML |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 動作時間約8時間 | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | 7.7 x 16.5×7.7cm | 重量 | – |
持ち運び便利なコンパクト加湿器。USB Type-C充電に対応し、モバイルバッテリーやPCから手軽に給電できます。銀イオン抗菌加工を施したタンクにより、清潔な状態を保ちながら快適な湿度調整が可能です。
バッテリーは大容量で、コードレスでの長時間使用を実現。静音運転設計により、オフィスや寝室での使用時も周囲を気にせず利用できます。LEDライト機能も搭載し、実用性と機能性を両立したモデルです。
小型サイズで車内の狭いスペースにも設置しやすく、さまざまなシーンで活躍。アウトドアでも手軽に使用でき、乾燥対策を重視する方におすすめの加湿器です。
Imboxx 小型超音波加湿器
加湿タイプ | – | タンク容量 | 350ml |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 4時間 | 加湿量 | 40ml/h |
幅×高さ×奥行 | 7×14.3 x 7 cm | 重量 | – |
コンパクトで持ち運べる充電式加湿器。超音波式のミスト生成により、静かで効率的な加湿を実現します。1200mAhのバッテリーを内蔵し、コードレスで自由な場所での使用が可能です。
2段階の加湿量調整機能を搭載し、シーンに応じた快適な湿度コントロールができます。アロマオイルにも対応しており、香りと潤いを同時に楽しめる設計。7色LEDライトが空間を彩り、リラックス効果も期待できます。
350mlの容量で長時間の運転が可能で、デジタル表示によりバッテリー残量が一目で確認できます。車内での使用におすすめのモデルです。
KMJ 卓上加湿器
加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 360ml |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 最大12時間 | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | 7.8×14.5x 7.8cm | 重量 | 約167g |
コンパクトなデザインと優れた静音性を両立した卓上加湿器。動作音23dB以下の超音波式で、音をほとんど気にせず快適に過ごせます。360mlの大容量タンクで最大12時間の連続加湿が可能です。
USB給電式のため、パソコンやモバイルバッテリーから手軽に電源を確保でき、車内やオフィスなどさまざまな場所で活用できます。ナイトライト機能付きで、色が変わるイルミネーションがリラックス空間を演出。アロマオイルにも対応しており、香りと潤いの両方を楽しめます。
空焼き防止機能を搭載し、安全面にも配慮された設計。シンプルなデザインで車内にも馴染みやすく、乾燥が気になる方におすすめのモデルです。
慶洋エンジニアリング(KEIYO ENGENEERING) 超音波式USB加湿器 AN-S076

加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 0.18 L |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 約5時間 | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 579g |
デスクと車内どちらでも使える2WAY加湿器。USB給電で手軽に使用でき、超音波式により静かに動作します。約180mlの水槽で約35ml/hの加湿量を確保し、連続運転と間欠運転の切り替えが可能です。
アロマオイルにも対応しており、好みの香りと一緒に加湿を楽しめます。水切れ時には自動でオフになる安全機能や、LEDによる水量表示機能も搭載。約7.8×7.8×14.1cmのコンパクトサイズも嬉しいポイントです。
振動板の交換にも対応しており、長期間使用できる設計です。車内での快適な空間づくりを求める方におすすめのモデルです。
ラブホーム美家 卓上加湿器
加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 約280m |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | 6時間 | 加湿量 | 約40ml/h |
幅×高さ×奥行 | 6.8x 15.5×6.8cm | 重量 | 175g |
おしゃれな木目調デザインが魅力の超音波式加湿器。コンパクトなサイズながら約280mと大きめのタンク容量が魅力です。USB給電対応のため、デスクやベッドサイドなど場所を選ばず使用できます。
7色LEDライトとアロマディフューザー機能を搭載。お気に入りのアロマオイルでリラックス空間を演出でき、静音設計により就寝中も音が気になりません。また、自動停止機能付きで空焚きを防ぎ、安全に使用できます。
連続運転では約40ml/hの加湿量で6畳の範囲をカバー。消費電力約2Wの省エネ設計により、電気代を抑えながら快適な湿度を保てます。車内の乾燥対策を求める方におすすめのモデルです。
カシムラ(kashimura) USB電源のボトル型超音波式加湿器 AI-5
加湿タイプ | 超音波式 | タンク容量 | 0.3 L |
---|---|---|---|
連続加湿時間 | – | 加湿量 | – |
幅×高さ×奥行 | – | 重量 | 579g |
コンパクトながら本格的な加湿性能を実現したボトル型超音波式加湿器。USB電源で手軽に使えるため、デスクやベッドサイド、車内など場所を選ばず快適な湿度環境を作り出せます。
超音波方式の採用により、熱を発生させずに静かな動作を実現。連続加湿と間欠加湿の2モード切り替えが可能で、シーンに応じて適切な加湿量を調整できます。約4時間の自動電源OFF機能付きで、消し忘れの心配もありません。
貯水容量約300mlで約35ml/hの加湿量を確保しており、小さなスペースでの使用に適しています。車載USBポートからも電源供給でき、乾燥しがちな車内環境の改善にもおすすめのモデルです。
車用の加湿器を使う際の注意点

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加湿器を設置する場所は、安定したカップホルダーがおすすめです。特にセンターコンソール付近に置くと、車内へ均一に湿気を届けやすくなります。水漏れを防ぐためにも、水平な場所を選びましょう。
また、運転中の視界を妨げない配置も大切です。後席の足元といった低い場所は、湿気が溜まりやすくカビの原因になることがあるため避けましょう。電源を取る際は、コードやプラグに損傷がないか確認すると、火災や感電の防止につながり安心です。
車用の加湿器には、消費電力が少なく安全性が高い超音波式や気化式が多く採用されています。水が切れたときに自動で電源がオフになる機能があると、空焚きの心配がなく便利です。一方で、スチーム式は結露を招くことがあるため、車内での使用には向いていない場合があります。
車用加湿器は、コンパクトなUSB給電式のモデルが主流です。選ぶ際は、タンク容量や連続稼働時間に加え、静音性もチェックしましょう。アロマ対応やLEDライトといった付加機能を備えた製品も人気を集めています。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1台を探してみてください。