使い終わった漁網の多くは適切な行き場を失い、廃棄される傾向があります。そこで生まれたのが、宮城県気仙沼発のサステナブルプロダクトシリーズ「Buddy Collection」です。
気仙沼の文化や自然が感じられるデザインが特徴のアイテム。サステナブルな製品に興味のある方におすすめです。
廃漁網を地域資源に変えるアップサイクル

「Buddy Collection」を手がけるのは、気仙沼に拠点を置くamu。amuはサメやカジキを追って漁師たちが使用した漁網を回収し、高品質な再生素材「amuca NYLON6」へと生まれ変わらせているのが特徴です。
バッグやアパレル、アクセサリーといった日常使いの製品へと採用されています。アップサイクルの工程では、使用された漁網の由来や回収地域をタグのQRコードで閲覧可能にする仕組みを取り入れ、製品の背景を知る楽しみも提供しています。
気仙沼の風景を日常にまとうデザイン

「Buddy Collection」は、気仙沼の文化や自然をモチーフにしたオリジナルテキスタイルが特徴のシリーズです。「DEFUNEOKURI」は、港町で出航する船を色鮮やかなテープと大漁旗で見送る風景を表現したデザイン。「MURONEOROSHI」は、フカヒレ作りに欠かせない室根山から吹く冷たい風をイメージし、過酷な自然を味方に変える力強さを描いています。
オリジナルテキスタイルをバッグやウェアに落とし込んでおり、都市や旅先などさまざまな場所で使いやすいミニマルな形状に仕上げています。いずれも単なる装飾ではなく、地域の物語が込められたプロダクトである点が魅力です。
暮らしに寄り添う多彩なラインナップ

「Buddy Collection」は、日常からアウトドアまで幅広いシーンで活躍する製品を展開したコレクションです。2WAYで使える容量多めのトートバッグ、amucaを使った胸ポケットを備えたオーガニックコットンTシャツ、職人が手縫いで仕上げたお守りなど実用性とデザイン性を兼ね備えています。
ファッションアイテムとしてだけでなく、持つ人のライフスタイルと地域や海洋環境をつなぐ架け橋としての役割も担っています。気仙沼の未来や海の循環に貢献するひと品として、選ぶ理由が詰まったコレクションです。
本製品は、応援購入サービス「Makuake」にて購入可能です。
役目を終えた漁網をただ捨てるのではなく、新しい価値を持った製品へと生まれ変わらせた「Buddy Collection」。気仙沼の文化や自然をモチーフにしたオリジナルデザインは、持つ人の個性を引き立てます。地球にも人にも優しい選択をしたい方に、ぜひおすすめしたいコレクションです。