肌にハリを与え、健やかに整えるレチノール配合化粧水。選択肢はそこまで多くないものの、プチプラブランドからも展開されている人気のアイテムです。

レチノールは話題の成分ですが、取り入れ方の難しさもあり、どれを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめのレチノール配合化粧水をご紹介します。選び方や使用の際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※1 本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※2 本記事における「エイジングケア」とは、年齢に応じたスキンケアを行うことを指します。

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レチノール配合の化粧水で得られる効果とは?

By: amazon.co.jp

肌を健やかに保つために重要な栄養素のひとつ、ビタミンA。その一種であるレチノールは、肌にハリやツヤを与える効果が期待できる注目成分として、さまざまな化粧水に配合されています。

レチノール配合化粧水は、肌のキメを整え、なめらかな印象に導きます。ハリ感のアップも期待でき、ふっくらとした印象の肌に整えるのもポイント。エイジングケアに力を入れたい方におすすめです。

レチノールは水に溶けにくい脂溶性の性質があり、化粧水よりも、油分が多いスキンケアアイテムに配合されることが多い成分。そのためレチノール化粧水は、クリームや美容液よりも濃度が低い傾向にあり、レチノールアイテムにはじめてトライする方にとって、比較的ハードルが低いのも魅力です。

レチノール配合化粧水の選び方

配合されているレチノールの種類をチェック

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レチノールの種類は、大きく「純粋レチノール」と「レチノール誘導体」に分けられます。製品によって、配合されているレチノールの種類が異なるため、肌の状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。

純粋レチノールは、「レチノール」や「レチノール油液」と表記されることもあり、「ピュアレチノール」とも呼ばれます。角質層への浸透力が高く、効果を実感しやすいのが魅力。しかし、その分、刺激感につながりやすい傾向があるので留意しておきましょう。

レチノール誘導体は、「パルミチン酸レチノール」や「酢酸レチノール」など。安定性を高めた処方のレチノールで、マイルドな使用感が特徴です。刺激が少ない分、効果も穏やかな傾向にあります。

また、その他、処方薬として「トレチノイン」が存在します。日本では医療機関のみで取り扱いがあり、ドラッグストアやバラエティショップなどの市販では流通していません。高い効果が期待できる分、刺激が強いのが特徴です。

乾燥が気になる方は保湿成分が含まれているかをチェック

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肌の乾燥が気になる方には、ほかの保湿成分も一緒に配合されているレチノール化粧水がおすすめです。一般的に、レチノールを使用すると、肌が乾燥しやすいといわれています。乾燥が気になる場合は、乾燥対策をあわせて行うようにしてみてください。

代表的な保湿成分は、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などです。肌にうるおいを与え、健やかに整えます。レチノール配合化粧水を選ぶ際には、パッケージに記載のある保湿成分に注目して選んでみましょう。

使用感やテクスチャーが好みのものを選ぶ

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一般的な化粧水同様、レチノール配合化粧水の使用感もさまざまです。レチノール化粧水には、ベタつきにくく、さらりとした質感のものがある一方で、とろみのあるテクスチャーで、肌をしっとりと整えるものも展開されています。

化粧水の使用感やテクスチャーは、パッケージ表記で確認できることが多いので、参考にしてみてください。好みに合わせて、毎日のスキンケアに使いやすいレチノール配合化粧水を選びましょう。

レチノール配合化粧水のおすすめ

資生堂(SHISEIDO) アクアレーベル トリートメントローション オイルイン しっとり

資生堂(SHISEIDO) アクアレーベル トリートメントローション オイルイン しっとり

ドラッグストアでも人気のブランド「アクアレーベル」の高保湿エイジングケアシリーズから展開されている、レチノール配合化粧水。うるおい保護成分としてナイアシンアミド、保湿・肌なめらか成分としてパルミチン酸レチノールが配合されています。

うるおい保持成分として、浸透美容アミノ酸を含んでおり、乾燥が気になる方にもおすすめ。肌にハリを与え、もちっとした質感に整えるので、弾力不足をケアしたい方にもぴったりです。

とろみのあるリッチなテクスチャーも魅力。レチノールが配合されていますが、シーズンを問わず、朝夜どちらも使用できると謳われています。

無印良品 エイジングケア化粧水

無印良品 エイジングケア化粧水

乾燥によるくすみやハリ不足が気になる肌を、健やかに整える化粧水。うるおい成分として、レチノール誘導体であるパルミチン酸レチノール・ビタミンC誘導体・米ぬか発酵液・11種の植物エキスが配合されています。

ふっくらとしたハリのある肌に整えるため、エイジングケアに力を入れたい方におすすめです。天然由来成分100%にこだわったスキンケアシリーズのアイテムで、肌へのやさしさを考慮した処方が採用されています。

300ml入りの大容量サイズのほか、50ml入りも展開されており、旅行やお泊まりの際にも便利。詰め替え用もあるので、長く愛用しやすいのもポイントです。

イニスフリー(innisfree) レチノール PDRN アドバンスド エッセンスローション

イニスフリー(innisfree) レチノール PDRN アドバンスド エッセンスローション

人気の韓国コスメブランドから販売されている、レチノール配合化粧水。整肌成分として純粋レチノールが配合されており、肌に弾力を与え、キメを整えます。肌のツヤ感がほしい方にもおすすめです。

保湿成分として、分子が小さい緑茶乳酸菌由来のグリーンティーPDRNが配合されているのも特徴。肌の角質層に浸透し、肌をみずみずしくうるおします。ほかにも、5種類のヒアルロン酸やパンテノールなど、複数の保湿成分が配合されており、乾燥が気になる方にも使いやすいレチノール化粧水です。

低刺激にこだわった処方も特徴。おしゃれなブルーのボトルも魅力です。

常盤薬品工業 なめらか本舗 薬用リンクル化粧水 ホワイト【医薬部外品】

常盤薬品工業 なめらか本舗 薬用リンクル化粧水 ホワイト 医薬部外品

有効成分としてナイアシンアミドが配合されている薬用化粧水。しわ改善と、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ効果が期待できます。

保湿成分としてピュアレチノールや、滋賀県産大豆「たまほまれ」由来の豆乳発酵液が配合されているのもポイント。肌に弾力を与えるので、ふっくらとした若々しい印象の肌を目指したい方におすすめです。

濃厚なテクスチャーで、心地よいスキンケアを叶えるのも魅力。保湿成分としてナノ化したエモリエントオイルが含まれており、ベタつかない使用感を実現しながらも、肌をしっとりとうるおします。プチプラなので、レチノール初心者の方もトライしやすいアイテムです。

ピーディーシー(pdc) ピュア ナチュラル プレミアム リフティング エッセンスローション【医薬部外品】

ピーディーシー(pdc) ピュア ナチュラル プレミアム リフティング エッセンスローション 医薬部外品

乳液の機能を兼ねた、2in1タイプのレチノール配合化粧水。うるおいを与えると同時に閉じ込めるので、時短でスキンケアを済ませたい方にもおすすめです。

有効成分であるナイアシンアミドが配合された薬用タイプで、シワ改善とシミ予防の両方を叶えるのも特徴。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できるので、美白ケアに力を入れたい方にもぴったりです。

保湿成分としてピュアレチノール、エモリエント成分としてレチノール誘導体と、合計2種類のレチノールが配合されているのもポイント。カプセル化した4種のヒト型セラミド・パンテノール・ペプチドなど、保湿成分を贅沢に含んでいるのも特徴です。

KISO スーパーリンクルローションVA

KISO スーパーリンクルローションVA

整肌成分として、純粋レチノールが配合されている化粧水。繊細な純粋レチノールの安定性を確保するために、ナノカプセルに閉じ込める処方が採用されています。また、レチノイン酸トコフェリルや水添レチノールなど、5種類のレチノールが整肌成分として配合されているのも特徴です。

肌にハリを与え、乾燥によるくすみをケアするので、年齢肌の悩みを抱えている方におすすめ。キメが整った健やかな肌を目指したい方にもぴったりです。

整肌成分として、7種類のオーガニック認証エキスを含んでいるのもポイント。5種のヒアルロン酸も保湿成分として配合されています。とろみのある伸びのよいテクスチャーで、肌をしっとりとうるおします。

アンプルショット(AMPULE SHOT) アクティブレチノ ナイトトリートメント ローション

アンプルショット(AMPULE SHOT) アクティブレチノ ナイトトリートメント ローション

肌をみずみずしくうるおし、ハリやツヤのある肌に整える夜用の化粧水。保湿成分として、ナイトカプセルが配合されているのが特徴です。乾燥しがちな睡眠中にもしっとりとした肌をキープします。

また、保湿成分としてレチノールが配合されており、肌をふっくらと整えるのもポイント。そのほか、保湿成分としてパルミチン酸レチノール・2種のコラーゲン・パウダルコ樹皮エキスなども含まれています。

惜しみなく使いやすい300mlの大容量ながら、価格が比較的安いのもメリット。ピンク色のかわいらしいパッケージが採用されており、スキンケア時の気分を高めてくれます。

レチノール配合化粧水を使う際の注意点

By: cosme.com

レチノール配合化粧水を使用すると、肌質や濃度によっては、皮むけや赤み、ピリピリ感などの「A反応」が起こる可能性があります。レチノール初心者の方は、はじめの1ヶ月程度は慣らし期間ととらえ、様子をみながら使用するのがおすすめです。

使用量を少なめにしたり、狭い範囲に塗布したりするほか、慣れるまでは連日使用を避け、2〜3日間隔で使用することもひとつの方法。刺激が強い成分との併用を避ける配慮も必要です。肌の異常を感じた場合は、皮膚科医に相談することも検討しましょう。

また、レチノール配合化粧水を夜のケアだけでなく、朝に使用する場合は、日中の紫外線対策も大切。レチノールを使用すると、肌が紫外線に敏感になる傾向があると指摘されています。日焼け止めや帽子などを活用し、いつも以上の対策を心がけましょう。

化粧水の変質を防ぐために、冷暗所で保管することもポイント。メーカーが推奨する保管方法をしっかり守るようにしてください。