キャンプをする際に欠かせないアイテム「ランタン」。なかでもガスランタンは、ガソリンランタンよりも手軽に扱えるほか、LEDランタンと比べてぬくもりを感じられるのが特徴です。
そこで今回は、ガスランタンのおすすめ製品をピックアップ。メイン用とサブ用に分けてランキング形式でご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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ガスランタンのメリット・デメリット
ガスランタンのメリット
ガスランタンは点火と消火が容易で、扱いやすいのが特徴。多くの製品がガス缶装着後にツマミをひねるだけで簡単に着火できるので、アウトドア初心者にもおすすめです。
なお、光量はガソリンランタンには劣るものの、キャンプサイト全体を照らすには十分。クラシカルなデザインのアイテムが多く、炎のゆらめきを楽しめるのも魅力です。
ガスランタンのデメリット
ガスランタンのデメリットは、ほかのランタンと比べて燃焼時間が短く燃費が悪い点。そのため、ランニングコストはやや高めです。
また、ガスランタンは炎が光源のため、一酸化炭素中毒や火事が起こるリスクがあります。閉め切ったテント内では使用できません。換気を怠ったり、ガスランタンを倒したりした場合には思わぬ事故に繋がる可能性があるため、注意しましょう。
ガスランタンのおすすめブランド
コールマン(Coleman)
1900年頃にアメリカで創業した、アウトドア用品の老舗ブランド。当初はランプのレンタル事業からスタートしましたが、電灯の普及に伴い、屋外でも使用可能なガソリンランタンを開発・販売するようになりました。
コールマンのガスランタンは、初心者でも扱いやすいのが魅力。点火装置が付いており、初めてでも簡単に着火できます。
ソト(SOTO)
1978年に愛知県で設立された「新富士バーナー」が、アウトドア市場へ参入するために立ち上げたブランド。同社は、100円ライターを燃料にした小型バーナー「ポケトーチ」を開発したことでも有名です。
ソトのガスランタンは、虫よけ機能を搭載したモデルなどをラインナップ。虫が多い夏の夜でも快適に過ごしたい方はチェックしてみてください。
スノーピーク(snow peak)
1958年に新潟県で設立された会社。新潟県と群馬県の境にある、日本百名山のひとつ「谷川岳」がブランド名の由来です。機能的で丈夫なだけでなく、デザインが美しいのも同ブランドの魅力。数々の優れたキャンプ用品をラインナップしています。
スノーピークのガスランタンは、携帯性に優れているのが特徴。持ち運びやすいため、荷物を最小限にしたいソロキャンプなどにもおすすめです。
イワタニプリムス(IWATANI-PRIMUS)
イワタニプリムスは、LPガスやカセットコンロで有名な「イワタニ」のグループ会社。スウェーデンの「プリムス」とのあいだで、ジョイントベンチャー会社として1985年に設立されました。
イワタニプリムスのガスランタンは、サスペンダーが付いているのがポイント。木やランタンフックに吊るして使いたい方におすすめです。
メイン用ガスランタンのおすすめランキング
第1位 コールマン(Coleman) 2500 ノーススター LPガスランタン 2000015520
テントサイト全体を照らすのにおすすめのガスランタンです。最大約320CP(200W相当)と明るいのが特徴。点火装置を搭載しているため、初心者でも簡単に着火作業が行えます。また、マントルの取り付けにワイヤークリップ式を採用しており、ワンタッチで装着ができるのも嬉しいポイントです。
470gのガスカートリッジ1本で約4〜8時間燃焼するのも魅力。専用のソフトケースが付属しているので、運搬時はもちろん保管の際にも便利です。
第2位 ソト(SOTO) 虫の寄りにくいランタン ST-233
不快な害虫が多く発生する、春から夏のキャンプにおすすめのモデルです。オレンジ色のハーフストライプホヤを採用しているのが特徴。虫が感じにくい波長の光を発生させることで、ガスランタンの明かりに気づきにくくする工夫が施されています。さらに、リフレクターで虫の居そうな森や林方向への光を遮りつつ、必要な場所を効率的に照らすことが可能です。
「蚊トリフレクター」を搭載しているのも本モデルの魅力。リフレクター表面に市販の蚊取りマットが取り付けられるため、より高い防虫効果が期待できます。燃料にはCB缶を使用しており、最大660lux(230W相当)の光を照射することも可能。また、パワーブースターを備えているので、連続使用時の気化熱による出力低下が抑えられます。
スリムでスタイリッシュなデザインもポイント。収納時のサイズが直径136×高さ225mmとコンパクトなため、容易に持ち運ぶ事が可能です。
第3位 スノーピーク(snow peak) ギガパワーBFランタン GL-300A
最大170Wの光を放つ大光量モデルです。あたたかみのある光で夜のテントサイトを美しく照らします。点火装置を備えており、初心者でも容易に扱えるのが魅力です。
分割式のガラスグローブを採用しているのが特徴。ベンチレーターを取り外す必要がなく、ガードワイヤーを外すだけで簡単に内部へアクセスできます。マントルの交換や空焼き作業がしやすいため、メンテナンス性に優れたガスランタンが欲しい方におすすめです。
ただし、ガスの消費量は1時間に約80gと多めなので、購入を検討している方はあらかじめ留意しておきましょう。1泊程度のキャンプでも、予備のOD缶を携帯すると安心して楽しめます。
第4位 コールマン(Coleman) ノーザンノバ 2000027890
明るいガスランタンを探している方におすすめのモデル。コールマンのなかでも特に明るい3000lmを実現したと謳われている高輝度が特徴です。離れた場所からでも自分のサイト位置がすぐに見分けられます。また、折りたたみ式のスタンドを備えているので、地面に直接設置できるほか、運搬時にはコンパクトに収納可能です。
メタルガードを搭載しているのもポイント。持ち運ぶ際の衝撃などからガラスグローブをしっかりと保護します。ただし、連続燃焼時間は約2〜4時間とそれほど長くはありません。2泊以上のキャンプに出かける際は、持ち物リストに予備のガスカートリッジを加えておくと安心です。
第5位 イワタニプリムス(IWATANI-PRIMUS) 541マイクロンランタン P-541
最大光量約320luxのガスランタンです。本体サイズが61×62×106mmと小型で、重さが115gと軽量なのが特徴。取り回しやすさを重視する方におすすめです。
垂直点火式装置を採用しているため、操作しやすいのもメリット。さらに、メタルメッシュホヤが付いているので、万が一落としてしまっても割れるリスクを軽減できます。
超軽量バルブや吊り下げに対応できるワイヤーサスペンダーを搭載しているのもポイント。ソロキャンプ・登山・ツーリグキャンプなどにもおすすめです。
第6位 スノーピーク(snow peak) ニクス GL-160
本体サイズが直径90×高さ155mmあるガスランタンです。樹木が燃えるときのような大きな火の揺らぎを再現できるのが魅力。焚き火や直火ができないフィールドやウッドデッキでも、炎を見つめる時間を楽しめます。
重さは約345gのほか、収納ケースが付属しているので、優れた携行性を発揮するのもメリット。また、着火・消火が手軽に行えるため、初心者でも扱いやすいのもおすすめポイントです。
第7位 ユニフレーム(UNIFLAME) フォールディングガスランタン UL-X 620106
フタはワンタッチでサイドが開くガスランタンです。手軽に着火しやすいのが特徴。さらに、ライターで直接着火することもできるので、自動点火では着火しにくい低温時に重宝します。
発行体の熱をCB缶に伝える「パワーブースター」を搭載しているのもポイント。CB缶をあたためることで、液化ガスの気化を促進させて出力ダウンを予防すると謳われています。
高強度設計を採用したアルミボディのため、タフな環境下でも活躍。ホヤはボディ内部に収納できるので、コンパクトに持ち運びやすいのもメリットです。
第8位 イーピーアイ(EPI) MB LANTERN AUTO L-2010
約200W相当の400luxを実現しているガスランタンです。広範囲を照らしやすいのが魅力。キャンプサイトを明るくしたい方におすすめです。
自動点火装置が付いているため、初心者でも扱いやすいのも嬉しいポイント。さらに、左右に開く独自のワイヤーガードを備えているので、マントルの交換もスムーズに行えます。
サブ用ガスランタンのおすすめランキング
第1位 コールマン(Coleman) フロンティア PZランタン 203536
燃料にOD缶を採用したガスランタン。230gのガスカートリッジで約6〜12時間の連続燃焼が可能です。明るさの調節具合にもよりますが、2泊程度のキャンプであれば安心して使用できます。
約108CP(80W相当)の照度を有するサブランタンにおすすめのモデル。調理ストーブ周りや卓上を照らすなど、さまざまなシーンで活躍します。
点火装置を搭載しているため、初心者の方でも簡単に取り扱うことが可能です。ファミリーやグループキャンプに1台あると重宝するので、ぜひチェックしてみてください。
第2位 ソト(SOTO) Hinoto ひのと SOD-251
スティックデザインを採用した、コンパクトでおしゃれなガスランタンです。直径が38mmと非常にスリムなため、テーブル上で邪魔になりにくく、キャンドルのように揺らめく炎を楽しめます。また、充填式の専用タンクを搭載しており、約1〜2時間燃焼することが可能。食事や歓談の際に利用するテーブルランタンにおすすめです。
ライターガスやCB缶のほか、オプションのアダプターを利用すればOD缶からのガス充填にも対応。メインランタンやクッキングストーブから、必要な分だけ燃料の小分けができるので重宝します。
第3位 ソト(SOTO) レギュレーターランタン ST-260
CB缶を横向きにセットして使用する、ロースタイルデザインのガスランタン。安定性に優れているため、より安心して使えます。また、向かいに座る人の顔が見やすいので、テーブルランタンにぴったり。80W相当の明かりで卓上を優しく照らします。
マイクロレギュレーターを内蔵しているのが特徴。低温環境や連続使用に伴う内部圧力の低下に影響されにくため、安定した明かりが確保できます。登山や冬場のキャンプにもおすすめです。
ステンレス製のメッシュホヤを採用しているのもポイント。壊れにくく、持ち運びやすい製品です。
第4位 コールマン(Coleman) ルミエールランタン 205588
キャンドルのような、やさしい光のガスランタンです。230gのOD缶1本で約28〜38時間燃焼するなど、長時間連続で使用できるのが特徴。連泊のキャンプに出かける際でも、予備カートリッジを携帯する面倒が少なく済みます。
残量が少なくなったガスアイテムのカートリッジと交換すれば、燃料を効率的に消費することが可能です。また、マントルを使わないので、空焼きなど手間のかかる準備作業は必要ありません。
第5位 スノーピーク(snow peak) ギガパワーランタン 天 オート GL-100AR
携帯性に優れたガスランタンを求める方におすすめのモデルです。1998年の発売以来、多くのアウトドアファンに愛され続けているスノーピークの定番製品。59×95mmの小さなボディながら、80W相当の明るい光が照射できます。
重さが125gと非常に軽量なため、登山をはじめ、キャンプツーリングやソロキャンプのメインランタンとしてもおすすめです。運搬時の衝撃などからガラスホヤを保護する、専用ケースも付いています。
第6位 イワタニプリムス(IWATANI-PRIMUS) 2245ランタン IP-2245A-S
イワタニプリムスのガスランタンです。改良を重ねながら、長年キャンパーに愛され続けているロングセラー製品。約370luxの照度を備えた、テーブルランタンにおすすめのモデルです。すりガラス仕様のホヤを採用しているため、テーブルの上に置いたときの眩しさが抑えられ、快適に使用できます。
ワイヤーサスペンダーを搭載しているのが特徴。ランタンフックや木の枝などに吊るしやすいのはもちろん、持ち運ぶ際に邪魔になりにくいのも嬉しいポイントです。運搬や保管時に便利な、プラスチック製のハードケースも付属しています。
第7位 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) フィールド ガスランタン M UF-9
折りたたみ式のハンドルを備えたモデルです。ランタンスタンドへ簡単に吊り下げられるほか、持ち手にもなるため、テーブルの上やクッキングストーブの横へ容易に移動させることが可能。さらに、重さが610gと軽量で、取り扱いやすいガスランタンです。
圧電点火装置を搭載しているので、キャンプ初心者の方でも安心して使用できます。燃料にOD缶を採用しており、350lux(60W相当)の照度を実現。発光部周囲にすりガラス加工が施されているため、眩しさが軽減され快適に食事や歓談が楽しめます。
第8位 ソト(SOTO) プラチナランタン SOD-250
衝撃に強いガスランタンを探している方におすすめのモデルです。マントルの代わりにプラチナ発光体を採用しているのが特徴。空焼きの手間がかからないだけでなく、保護用のホヤも不要なため、衝撃などで割れる心配がありません。120lux(80W相当)の照度を備えており、サブランタンはもちろん、ソロキャンプや登山時のメインランタンとしても活躍します。
収納時のサイズは33×58×142mmとコンパクト。重さも210gと非常に軽量なので、リュックの中でかさばらず容易に持ち運ぶことが可能です。ブランドロゴの入ったおしゃれな収納ケースが付属しています。
第9位 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンドル ガスランタン UF-19
マントルを使用しないキャンドルタイプのガスランタンです。食事の際や歓談時の灯りにおすすめのモデル。やさしくゆれる光により、リラックスタイムを演出します。また、空焼きなどの面倒な作業が不要なのも嬉しいポイントです。
本体重量は約110gと非常に軽量。サイズも外径46×高さ156mmと小型のため、携帯性は良好です。さらに、持ち運びや保管の際に便利なハードタイプの収納ケースが付属しています。
第10位 ミニマルワークス(MINIMAL WORKS) エジソン ランタン MGLI-EL000-GO0MT
円筒型のガラス管を備えたガスランタンです。アナログの感性を盛り込んだ、ぬくもりのあるデザインが魅力。また、長くて丸みを帯びたグローブにより、ロマンティックな明かりを楽しめるのもおすすめポイントです。
光量調整レバーと、炎の微調整ダイヤルを搭載しているのもメリット。光量や炎の大きさを細かく調節できます。
第11位 フォアウィンズ(FORE WINDS) マイクロキャンプランタン FW-ML01
「イワタニ」が展開するアウトドアブランド「フォアウィンズ」のガスランタンです。使用時は、幅77×奥行92×高さ133mmと手のひらサイズ。低重心設計のため、テーブルに置いても優れた安定感を発揮します。
重さ約208gと軽量で、収納時は幅52×奥行65×高さ122mmとコンパクトに折りたためるのがポイント。さらに、EVAケースも付属して手軽に持ち運べるため、荷物を減らしたいシーンでも活躍します。
燃料はCB缶で、2アクション圧電点火方式を採用。着火ボタンやガス栓アジャスターを搭載しているため、操作が簡単に行えます。また、マントル式なので、明かりの揺らぎを楽しめるのも魅力です。
第12位 ファイアーメープル(Fire-Maple) オレンジ ガスランタン
OD缶接続タイプのガスランタンです。230gのOD缶で56時間ほど使用できるのが特徴。カートリッジとの接続はネジ式なので、簡単に着脱しやすいのがポイントです。
本体の重さは140g、サイズは長さ95×幅50×高さ134mmと軽量かつコンパクト。バルブノブは折りたためるほか、専用ハードケースが付属しているので、持ち運びやすく便利です。
アルミ削り出しボディによる、スタイリッシュなデザインも魅力。見た目を重視して選びたい方におすすめです。
第13位 ミニマルワークス(MINIMAL WORKS) マイティ ランタン MGLI-ML000-GO0SI
コンパクトボディのガスランタンです。マントルから出る小さな光で周囲を明るく照らしやすいのが特徴。ガスランタン特有の音と重なってアナログ感やぬくもりのある空間を演出できます。
下部には、光量調節レバーを搭載。オンオフの切り替えやガス量・光量の調節を簡単に行えて便利です。また、光量調節レバーを折りたためば、かさばりにくいのがポイント。ケースも付属しているため、優れた携行性を発揮します。
ガスランタンの選び方
メイン用かサブ用か用途を明確にする
メイン用
メイン用のガスランタンを選ぶ際のポイントは明るさです。テントサイト全体をしっかりと照らせるよう、大光量のモデルがおすすめ。光量の大きな製品であれば、広いサイトを隅々まで明るく照らせます。
明るさを調節できるため、サイトが小さい場合にも使用可能。さまざまなタイプのキャンプ場で利用できます。ただし、大光量のモデルほどガスの消費量が多く、燃焼時間が短い傾向にあるのであらかじめ留意しておきましょう。
また、キャンプでは虫対策も重要。リフレクターを搭載しているモデルなら、林や森側への光を遮ることで虫の寄り付きを軽減できます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
サブ用
テーブル上の食事や食器を照らしたり、調理をする手元の明かりを確保したりするのがサブ用ガスランタンの役割。光量の大きさはあまり重要ではありません。テーブルの上で邪魔になりにくいコンパクトなモデルがおすすめです。
摺りガラス加工の施されたホヤを備えていれば、光が直接目にあたらず眩しさを和らげられます。食事や歓談を快適に行えるのが魅力です。
雰囲気を重視する方にはキャンドルタイプのガスランタンがおすすめ。ゆれる炎を眺めながらゆったりとした時間が過ごせます。マントルを使用しておらず、空焼きなどの準備作業が不要なのも嬉しいポイントです。
ガス缶の種類で選ぶ
OD缶
「OD缶」はアウドドアシーンでの使用を目的としたガス缶のこと。メーカー各社から販売されており、気温の低い場所でも火力が安定しているのが特徴です。
ただし、総じて高価なのがデメリット。シングルバーナーやツーバーナーコンロでも使えるタイプですが、ガスランタンで使うにはコストがかかる場合がある点には留意しておきましょう。
CB缶
「CB缶」は家庭用のカセットコンロなどでよく用いられるガス缶。スーパーやコンビニなどでも手軽に購入できるほか、価格もリーズナブルなので、コストがかかりにくいのが特徴です。
ただし、対応するガスランタンが少ないほか、室内向けのアイテムなのでアウトドアシーンでは火力の不安定さが気になる場合もあります。購入する際は事前に用途を確認しておきましょう。
ほかの道具の燃料としてガス缶を兼用できるか
キャンプ用品には、ガスランタン以外にもガス缶を使うアイテムがいくつかあります。複数持ち合わせている場合は、ガス缶をまとめ買いしておくとお得です。
「OD缶」は、湯沸かしなどに使うシングルバーナーや調理に活躍するツーバーナーコンロでも併用可能。ただし、OD缶は各メーカーで接続部分の作りなどが異なるため、キャンプ道具とガスランタンを同メーカーのアイテムで統一する必要があります。
一方、「CB缶」はカセットコンロとの併用が可能。普段は自宅で鍋料理をする際に使用し、アウトドアシーンではガスランタンを活用するという使い方もできます。
明るさをチェック
ルーメン(lm)
ルーメンは光源から出る光の量で、ガスランタンでいうと光源付近の明るさを表す指数のこと。数値が大きいほど明るいのが特徴です。
メインランタンであれば1500lm以上、サブランタンであれば500lm程度の明るさがあれば快適に使用可能。食事中にテーブルで使いたいのか、作業用に手元を照らしたいのかなどによっても変わるので、使い方に合わせて選びましょう。
キャンドルパワー(CP)
キャンドルパワーは、ロウソクの明かりを基準に明るさを現した数値。ロウソク1本分の明るさは、1キャンドルパワーと表し、単位は「CP」を使用します。メインランタンであれば、300CP以上を備えたモデルがおすすめ。サブランタンの場合、100CP程度の明るさを備えているモノをチェックしてみてください。
ルクス(lux)
ルクスは、ガスランタンを灯した際に床や壁にあたる光量のこと。「1m²の面が1lmの光束で照らされたときの照度」のことです。
300luxあるとメインランタンとして使用できます。ただし、ルクスは光源から遠くなるほど数値が低くなるため、広いキャンプサイトで使用する際は注意しましょう。
ワット(W)
ワットは消費電力を表す数値。日本では電球にワットを使うことが多いので、表記がない場合はワット換算して考えるのがおすすめです。
メインランタンとして使いたい場合は、200W以上がぴったり。サブランタンとして使う場合は、100W程度を目安に選んでみてください。
連続燃焼時間をチェック
ガスランタンは比較的燃焼時間が短いため、メインランタンでの使用を想定している方は連続燃焼時間をチェックしましょう。もっとも普及しているのは5時間前後のガスランタン。連泊する方や使用時間が5時間を越える方は、容量の大きいガス缶を用意するか、予備のガス缶が必要となります。
また、ガスランタンの使用時間は光量に比例するのもポイント。光量の多いモノは、ガスの消費量も多いため予備を用意しておくと安心です。
ガスランタンを使う前に
取り扱いが容易で、アウトドア初心者からベテランキャンパーまで幅広く支持されているガスランタン。ガス缶を装着してツマミをひねるだけと、簡単に着火できるのが魅力です。
マントルを使用している製品の場合、使用前にマントルへ火をつけてあたためる「空焼き」という作業が必要。また、キャンプに向かう前にガスの残量をチェックしておきましょう。
マントルの装着と空焼き
マントルとは、合成繊維でできた手のひらサイズの袋のような形のパーツで、これをランタンに装着し着火することで炎が灯ります。
まず、マントルを取り出し一度折り目をほぐすように伸ばしましょう。その後、風のない場所でガスランタンに紐でしっかりと固定し、ライターなどでまんべんなく均一に燃やしていきます。
このときライターの先が触れたり、燃え切る前に触ったりしないようにしましょう。全体が白く灰のように燃え尽きる「灰化」が起こっていれば準備完了です。
空焼きを終えたマントルに触れないようにガスランタンを組み立て、着火することでマントルに火が灯りガスランタンが使用できるようになります。灰化したマントルは不用意に触ると破れてしまうので注意。マントルは丁寧に扱えば、約1年使い続けられます。ぜひ参考にしてみてください。
キャンプサイトの夜を明るく照らすランタンにはガスランタンのほか、ガソリンや灯油を燃料とするタイプや電気で光るバッテリータイプが存在します。着火作業などの手間はかかりますが、ガスランタンはノスタルジーな雰囲気を味わえるのが魅力。本記事を参考に自分に合った製品を探してみてください。