ワイワイとみんなで食べる野外料理はキャンプに行ったらはずせません。そしてキャンプ料理に欠かせないのが熱源である火になります。焚火、炭火、バーナーなどがありますが、その中でも火加減の調整がしやすく、時間がない朝食時でも、さっと料理に移れるバーナーはどなたにでもおすすめできる調理器具です。
まず、バーナーには「ガソリン式」「ガス式」がありますが、どう違うのかをまとめてみます。
ガソリンバーナー
長所は火力が安定している点。短所はポンピングという力作業を必要する点。また、ガソリンを抜く、パッキンを換えるなどのメンテナンスも必要です。
ガスバーナー
長所はワンタッチで着火が可能な点。また、ガソリンバーナーと比べてメンテナンスもしやすいです。短所は火力が安定せず、ボンベがゴミになるところ。以前は「ガス」は火力が弱いといわれましたが「ガソリン」以上のものも出てきました。火力の安定もブースターを付けたり、メーカーがカートリッジの取り付けを工夫して弱点が補われてきています。
今回は火力、炎の安定もガソリンバーナーに近づき、誰でも簡単に使えて、大人数でも便利な「ガスバーナー」を選ぶボイントとともにご紹介します。
ガスバーナーの選び方
ポイント1:火力
特に大人数の料理を作るときにはやはり火力は大事です。燃焼時間なども考慮に入れながら自分のスタイルに合ったパワーを選びたいですね。ファミリーキャンプで大きな鍋、フライパンなど使用する場合は3000kcal/h(片側)は欲しいところです。
ポイント2:燃料
ガスバーナーもN型ガス(家庭用コンロで使う形)とT型(アウトドアショップでみる形)があります。最近ではどちらも手に入れやすくなりましたが近所で手に入れやすい方が無難です。火力自体はT型の方が強いものが多いですが、コストパフォーマンスはN型に軍配が上がります。また、寒いところは「寒冷地用」「パワータイプ」などありますのでそちらを利用してください。
ポイント3:強度
ダッジオーブンなどのせる場合は、強度の高いもでないと安定性が悪くなり危険です。防風スタンドが邪魔になったりする場合もあるので、オーブンを多用されたい方は考慮してください。バーナーを乗せるスタンドも重要なのでしっかりと選びましょう。
ソト(SOTO) ハイパワー2バーナー ST-525
カセットコンロボンベが使用できるのでランニングコストがおさえられます。パワーガスを使用すれば合計8,400kcal/hという高い火力がうれしいですね。オプションのパワーブースターを付けるとさらに火力があがります。
コールマン(Coleman) ツーバーナーストーブ 2000006707
ツーバーナーといえばやはり定番のコールマンです。コンパクトに収納でき、持ち運びのキャリーハンドルが付いています。ライター不要の自動着火装置もうれしいですね。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーツーバーナースタンダード GS220
テントがスノーピークの人は迷わずコレです。下面がフッ素加工されており、料理が終わって吹きこぼれた料理も簡単にふき取ることができます。細かいところですが、掃除が簡単なのはポイントが高いです。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーツーバーナー液出し. GS230
スタンダートとの違いはガスボンベの装着法です。一般的なバーナーと違いさかさまに装着することによって、液だしで燃料を取り出し燃焼させます。そうすることによって気温の変化に強く、安定した炎をキープします。とろ火~強火まで調節できるので、煮込み料理などレパートリーが増えますね。
スノーピーク(snow peak) ギガパワープレートバーナーLI GS-400
ファミリーでまったりと料理がしたい人にはおすすめします。みんなでテーブルを囲んで鍋をつついたり、朝のコーヒーもこれ一つで大丈夫です。液だしなので火力調整もばっちりできます。
スノーピーク(snowpeak) ギガパワーLIストーブ剛炎 GS-1000
ただのシングルバーナーではありません。世界最強クラス8500kcal/hという「剛炎」の名に恥じない火力です。キャンプであこがれのパラパラチャーハンが作れます。寒い冬のキャンプでもアツアツ料理が楽しますよ。
プリムス(PRIMUS) ニョルド・ツーバーナーPNJ2-QJ
コンパクトサイズながら大型のバーナーヘッドと風に強いX字ゴトクが特徴です。コンパクトカーや思いのほか荷物の多くなってしまった時のキャンプでも、安心して積み荷として持っていけます。
ユニフレーム(UNIFLAME) ツインバーナー US-1900
スタイリッシュなボディーが目を引きます。銅製パワーブースターが付いていますので安定した火力で料理が可能です。サイドに付いている防風が低いのでダッジオーブンを載せても触れません。汁受けも手前が低くなっているので、お掃除も楽チンです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ステイジャーコンパクトガスバーナーコンロ M-8249
シンプルイズベストなバーナーです。ツーバーナーとしては安価なタイプですがしっかりと仕事はこなします。キャンプだけでなく、いざという時の防災用品としてもおすすめです。ガス缶も手に入れやすいタイプになります。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ランカーコンパクトガスツーバーナーコンロ M-7922
荷物を多く持っていけないキャンパーにおすすめです。またコンパクトタイプは、焚火料理や炭火グリルと一緒に使用する時に便利ですよね。いろいろな料理が楽しめますよ。
ガスランタンとメーカーを合わせれば、何種類も燃料を持っていかなくてもよいので便利です。また、半端になってしまっている缶は料理に使うよりも、ランタンに使うと無駄が無くなります。注意事項として気に留めておいてもらいたいことは、車の中にガス缶を置きっぱなしにしないことです。夏の暑い時期が特に危険ですので気をつけてください。