木の温もりをまとうバイク。
軽量であることが正義であると説かれることの多いスポーツバイク。しかしそこに、重量を無視してでも木のぬくもりを加えてみるのはいかがでしょうか?
木製フレームを採用することにより、たぐいまれなデザインを結実させた「My Esel」は注目に値します。早速詳細を見てみましょう!
オンリーワンな木製フレームバイク
My Eselとは、特徴的な木製フレームと従来のパーツを組み合わせた“ハイブリッド”な自転車。幾通りものバリエーションで自分仕様のマシンに仕上げることができるオンリーワンな木製フレームバイクなのです!
2パターンの木製フレーム
1メートル四方の特製木板から作り出されたフレームは基本として2パターン。ライダーの体のサイズに合わせつつ、より前傾姿勢なスタイルになる「アーバン」と、上体が起きたアップライトな姿勢が可能となる「コンフォート」から選択可能です。
基本的なフレームカラーは、木目本来の美しさを生かせる「Wood」、フラットなフレーム形状を引き締める「Black Edition」、そしてクリーンなイメージあふれる「White Edition」がそろっています。
選べるドライブトレイン
動力をホイールに伝える一連のパーツであるドライブトレインのバリエーションも、基本的にシングルスピードと8速の2パターン。総重量はそれぞれが11.5kgと13.5kgと決して軽量ではありませんが、末永く乗りたくなる希少な木のぬくもりが貴重な相棒となることでしょう。
中でも8速バージョンに採用されるのは、内装変速機であるシマノの「Alfine(アルフィーネ)」。外装ギアのゴチャゴチャ感が皆無のクリーンなギア周りが、木製フレームと調和しますね。
サドルやハンドルグリップ、ペダルなどのグレード・カラーも選べ、電動自転車化することもできるMy Esel(アーバンフレーム、シングルスピードの場合)は2,840ユーロ(約39万円)です!
My Eselのフレーム重量は3.5~3.9kgで自転車総重量は、最軽量にまとめた場合は9.4kgとのこと。なんとかクロモリフレームバイクのレベルになるかもしれません。しかし気になるのは、そのフレーム特性。開発チームによると、アルミニウムやカーボンに比べて振動をよく吸収し、スムースな乗り心地を実現したとのこと。一度は乗ってみたい自転車です!