ベタつきやテカリ、メイク崩れなど、さまざまなトラブルに悩む脂性肌の方は多いのではないでしょうか。肌トラブルを防ぎ、すこやかな状態を保つには、肌タイプに合った化粧水を使うことが大切。しかし、市販の化粧水にはさまざまな種類があり、どれを選べばよいか迷ってしまうものです。
そこで、今回は脂性肌向けのおすすめ化粧水をご紹介します。選び方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
※1 本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑えるなどして、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※2 本記事における「エイジングケア」とは、年齢に応じたケアのことを指します。
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脂性肌とは?どんな化粧水が合う?
脂性肌とは、過剰な皮脂の分泌によって、テカリやベタつきが起こりやすい肌タイプのこと。水分と油分のバランスが取れた「ツヤ肌」とは異なり、油分の割合が多い状態の肌のことをいいます。
特に、額から鼻周りにかけたTゾーンの皮脂量が多くなりやすい傾向にあり、毛穴目立ちや、メイク崩れなどを起こしやすいのが特徴。過剰な皮脂が原因で、ニキビや毛穴の詰まりなどの肌トラブルを起こしやすくなる場合もあります。
脂性肌向けの化粧水には、皮脂によるテカリを抑えつつ、必要な水分を補えるタイプがおすすめ。ベタつきが気になる方は、さっぱりした使用感の化粧水を選んでみましょう。毛穴の開きが気になる場合は、収れんタイプや、皮脂をコントロールする成分が配合されたものも効果的です。
脂性肌におすすめの化粧水の選び方
タイプで選ぶ
テカリが気になる方は皮脂コントロールパウダー配合のものを
テカリの原因となるのは、過剰に分泌される皮脂です。テカリが気になる方は、皮脂コントロールパウダーが配合された化粧水を選んでみましょう。
皮脂コントロールパウダーとは、余分な皮脂を吸着する性質があり、マットに仕上げるベースメイクなどにも配合されることがある成分。時間とともに浮き出てくる皮脂を吸着し、テカリのないマットな肌を保つ効果が期待できます。
吸着成分として配合されることが多いのは、カオリンやタルク、モンモリロナイトなどです。
ベタつきにくさ重視ならさっぱりとしたオイルフリータイプを
化粧水の成分のほとんどは水性ですが、エモリエント成分として、わずかに油性成分が配合されているものもあります。ベタつきにくさを重視する方は、油性成分が配合されていないオイルフリータイプの化粧水を選びましょう。
脂性肌はほかの肌タイプに比べて皮脂量が多いため、油性の成分を含む化粧水を使用すると、肌のベタつきがさらに強調されてしまう可能性があります。オイルフリータイプの化粧水は、さらっと軽い使い心地が叶うのがポイント。使用後のベタつきも防げます。
プレ化粧水には肌を引き締める収れん化粧水がおすすめ
洗顔後、保湿化粧水の前に使用するプレ化粧水を選ぶ際は、収れん化粧水がおすすめです。収れん化粧水とは、肌を引き締める成分が配合されている化粧水のこと。肌を引き締めることで、肌のキメを整えたりする効果が期待できます。
また、肌を引き締めることで、毛穴の開きを目立たなくする効果も期待できるのがメリット。アルコールが配合されているものが多く、清涼感のあるスッキリした使い心地を求める方にもぴったりです。
脂性肌にも水分は必要。保湿成分をチェック
化粧水に配合されている保湿成分もしっかりチェックしておきましょう。保湿不足で肌の水分量が少なくなると、外部からの刺激に対するバリア効果が低下して、肌荒れを起こしやすくなる可能性があります。
また、乾燥は脂性肌を悪化させる場合もあるので要注意。外部の刺激から肌を守るために皮脂を過剰に分泌し、乾燥しているのに皮脂量が多いインナードライ肌を引き起こすこともあります。
たとえ乾燥を感じていなくても、洗顔後には保湿成分が配合された化粧水で、しっかり保湿ケアをすることが大切。水分と油分のバランスを取ることが、肌トラブルの防止につながります。
ニキビや肌荒れの予防にはニキビ・肌荒れ防止有効成分配合の薬用化粧水を
ニキビや肌荒れを予防したい方には、ニキビや肌荒れ防止の有効成分が配合された薬用タイプの化粧水がおすすめです。ニキビは、肌に残った古い角質や余分な皮脂などによって毛穴が詰まり、毛穴内部にニキビの原因菌が増殖することによって起こります。
ニキビ予防に効果的な薬用化粧水には、この原因菌を殺菌する作用のあるサリチル酸やイソプロピルメチルフェノールなどを有効成分として配合しているのが特徴。また、肌荒れ防止の有効成分として、グリチルリチン酸ジカリウムが配合されているものもあります。
肌が敏感なときは配合成分に注意
敏感肌の方は、肌に負担となる成分が配合されていないかチェックすることも大切です。脂性肌用の化粧水には、さっぱりした使用感を叶えるために、アルコール(エタノール)が配合されているものもあります。
しかし、敏感肌にとって、アルコールは刺激となることがあるので注意が必要。アルコールによって皮脂腺が刺激され、皮脂量が増えてしまう可能性もあります。気になる方は、アルコールフリーの化粧水を選びましょう。
脂性肌におすすめの化粧水
キュレル(Curel) 皮脂トラブルケア 化粧水 【医薬部外品】
肌荒れを繰り返す脂性肌の方におすすめの化粧水。消炎剤であるアラントインを有効成分として配合しており、ニキビや肌荒れを防ぎます。ノンオイリー処方で、基剤にベタつきを抑える成分が配合されているのがポイント。みずみずしい使い心地が叶います。
また、うるおい成分としてユーカリエキスを配合。Tゾーンは皮脂でベタつくのに、頬はカサつくという方にもぴったりです。乾燥や過剰な皮脂による肌荒れを防ぎます。
コーセー(KOSE) 薬用 雪肌精 【医薬部外品】
和漢発想で生まれた、雪肌精シリーズの化粧水です。さっぱりとした使い心地で、脂性肌にもおすすめ。表面はさらさらしながら、うるおいのある肌に整えます。
白濁のローションは肌なじみがよく、肌に乗せるとスッと溶け込むように浸透。保湿成分のハトムギ・トウキ・メロスリアなどの植物エキスが角層にうるおいを与え、キメの整ったすこやかな肌に導きます。日焼けや雪焼け後のほてり予防にも使用可能。首筋やボディの保湿ケアにも使えます。
資生堂(SHISEIDO) エリクシール ホワイト トーニングローション
乳液後に使用するトーニングローション。つけた瞬間にキュッと引き締めて、毛穴の目立ちにくいなめらかな肌に導く効果が期待できます。
皮脂吸着パウダーが配合されており、皮脂によるテカリやメイク崩れを防げるのがメリット。ベタつきのない使用感で、さらっとした肌に整えます。
また、美白有効成分のm-トラネキサム酸配合により、メラニンの生成を抑えてシミやソバカスを予防する美白ケアができるのも魅力。水溶性コラーゲンやBG(ブチレングリコール)、グリセリンなどの保湿成分が、水分不足になりがちな脂性肌にうるおいを与えます。
ファンケル(FANCL) アクネケア 化粧液 【医薬部外品】
何度も繰り返す大人ニキビを防ぎたい方におすすめの化粧水。ニキビ予防の有効成分が配合されており、ニキビを防いて健やかな肌に整えます。
セージエキス・ウメ果実エキス・漢植物エキスなどの保湿成分が配合されているのがポイント。乾燥によりバリア機能が低下した肌を保護します。また、デリケートな肌のことを考えて、殺菌剤は不使用。成分が気になる方にも使いやすいアイテムです。
ロート製薬(ROHTO) カラミー カラミンノーセバムローション
余分な皮脂を吸着するカラミンパウダーが配合された化粧水。過剰に分泌された皮脂によるテカリやメイク崩れが気になる方におすすめ。さらっとした使い心地で、ベタつきを抑えたい方にもぴったりです。
ドクダミエキス・ツボクサ葉エキス・アロエベラ葉エキスなどの保湿成分を配合。肌にうるおいを与えて、乾燥による肌荒れを防ぎます。また、肌を引き締めることで毛穴が目立ちにくくなるのもメリット。肌への負担を考慮して、香料・オイル・パラベン・界面活性剤は不使用です。
コーセー(KOSE) ONE BY KOSE バランシング チューナー 【医薬部外品】
皮脂分泌を抑える有効成分のライスパワーNo.6が、毛穴の奥の皮脂腺に効くと謳われている化粧水。過剰な皮脂の分泌を抑えて、Tゾーンや小鼻のテカリ、メイク崩れを防ぎます。
保湿成分として、ヨモギエキス・オークエキス・オウレンエキス・濃グリセリンを配合。角層にうるおいを与え、油分と水分のバランスが整ったすこやかな肌に整えます。オイルフリーで、さらっとした使い心地。グリーンフローラルのさわやかな香りです。
常盤薬品工業 NOV ACアクティブ フェイスローション ノーマル 【医薬部外品】
ニキビが気になる大人の肌におすすめの化粧水です。抗菌作用がありニキビを防ぐサリチル酸、肌荒れ予防としてアラントインとビタミンB6誘導体といった3つの有効成分を配合。ニキビや肌荒れを防ぎます。
ノーマルタイプの本製品はさっぱりした使い心地なので、ベタつく化粧水が苦手な脂性肌の方にもぴったりです。AHA(グリコール酸)やリピジュアなどの保湿成分が配合されており、保湿力も良好。また、すべての方にニキビのもとができないわけではありませんが、ノンコメドジェニックテスト済みです。
ナチュリエ(naturie) スキンコンディショナーR ハトムギ化粧水
ベタつきにくさを重視する脂性肌の方におすすめの化粧水です。オイルフリー処方で、さっぱりした使い心地。たっぷり使用してもベタつきにくいのが特徴です。
天然保湿成分としてハトムギエキスを配合。みずみずしいテクスチャーで肌の角層に浸透しやすく、うるおいをしっかり届けます。ベタつきがないので、ボディケアにもぴったり。ローションパックや、プレ化粧水としても使えます。
また、低刺激性にこだわって作られており、香料・着色料・界面活性剤・アルコールは不使用。すべての方にニキビのもとができないわけではありませんが、ノンコメドジェニックテスト済みです。
VT COSMETICS CICA スキン
話題の韓国コスメのブランドの化粧水です。しっとりしたテクスチャーながら、ベタつかないのがポイント。保湿成分としてプロポリスエキスを配合しており、うるおいを与えます。
また、PHA(ラクトビオン酸)やツボクサエキス、「センテラ4Xコンプレックス」などの整肌成分を配合。洗顔後の肌のキメを整えて、すこやかな状態に導きます。コットンや手に取って肌になじませるほか、ローションパックとして使うのもおすすめです。
明色化粧品 KEANA BEAUTE ケナボーテ 毛穴肌ひきしめ化粧水
毛穴の開きやテカリが気になる方におすすめの収れん化粧水。また、プレ化粧水として使うことで、その後のスキンケアが角層に浸透しやすくなるのもポイントです。
保湿成分のビタミンC誘導体と、整肌成分のハートリーフドクダミを配合しており、肌を引き締めて毛穴が目立ちにくくなるのがメリット。毛穴落ちなどによるメイク崩れを防ぎます。
無印良品 敏感肌用化粧水 さっぱり
無印良品の低刺激性スキンケアシリーズの化粧水です。さっぱりした使用感で、肌が敏感な脂性肌の方にも使いやすいアイテム。天然由来成分100%にこだわっていると謳っており、うるおい成分にも植物エキスが配合されています。
また、敏感肌に不足しがちなセラミドやアミノ酸などを保湿成分として配合しているのが特徴。うるおいのあるみずみずしい肌に整えて、マスクなどの摩擦による肌荒れを防ぎます。
香料・着色料・鉱物油・アルコールなどは不使用。シンプルなパッケージでメンズ・レディースどちらにもおすすめです。
小林製薬 オードムーゲ 薬用保湿化粧水 【医薬部外品】
ニキビや肌荒れを予防したい脂性肌の方におすすめの化粧水です。殺菌と抗炎症の2種類の有効成分が配合されているのがポイント。殺菌成分がニキビの原因となる菌を殺菌し、抗炎症成分が肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
保湿成分も配合されており、肌のうるおい不足が気になる方にもぴったり。すべての方にニキビのもとができにくいわけではありませんが、ノンコメドジェニックテスト済みです。
ちふれ(CHIFURE) 保湿化粧水 さっぱり
肌のうるおいが足りないと感じている脂性肌の方におすすめの化粧水。ベタつきがないので、さらっとした使用感を求める方にも使いやすいアイテムです。
ヒアルロン酸やトレハロースなどの保湿成分と油性エモリエント成分が角層にうるおいを与えてキープします。肌なじみがよいのもポイント。心地よいうるおい感が続きます。
プチプラ価格なので、毎日たっぷり使えるのもメリット。使用後は、詰め替え用があるので、コスパのよい化粧水を求めている方にもぴったりです。
ロート製薬(ROHTO) メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水 【医薬部外品】
紫外線を浴びた後のケアにおすすめの化粧水。美白有効成分の高浸透ビタミンC誘導体配合により、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを予防します。
また、有効成分である抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムや、うるおい成分のアルピニアホワイト・レモンエキス・グレープフルーツエキスも配合。乾燥による肌荒れを防ぎます。さっぱりした使用感で、ベタつきを抑えたい脂性肌の方にもぴったり。柑橘系のさわやかな香りです。
ディオール(Dior) ライフ バランシング ソルベ ウォーター
皮脂を吸着するミネラルパウダーであるヘクトライトが配合された化粧水です。過剰に分泌された皮脂を吸着し、テカリやベタつきなどの肌トラブルを防ぐのがポイント。時間とともに浮き出る皮脂によるメイク崩れが気になる方にもおすすめです。
保湿成分としてフローラルウォーターを配合しているため、しっかりうるおいを補給。整肌成分として発酵糖エキスを配合しており、肌を整えてすこやかな肌へと導きます。
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脂性肌の方は、テカリやベタつきを抑える効果が期待できる化粧水を選びましょう。使用感にこだわるなら、しっとりよりさっぱりの方がおすすめです。ただし、どんな肌タイプでもしっかり保湿することが大切。保湿成分にもさまざまな種類があるので、自分の肌に合った成分が配合されているものを選んでみてください。