360度カメラをもっと気軽に。
徐々にではありますが、360度カメラが一般にも普及するようになりました。あくまでも業務用機器に過ぎなかった数年前と比べると、そのギャップは決して小さくありません。
そんな360度カメラをさらに手軽なものにしようという動きが、海外ですでに起こっています。今回は、スマホで手軽に360度撮影が楽しめる「Fishball」をご紹介します。
3つの「No」を唱える360度レンズ
クラウドファンディングサービス「Indiegogo」に、こんな製品が登場しました。「Fishball」というものですが、これは手持ちのiPhoneに取り付ける撮影ガジェット。360度撮影を可能にします。
iPhoneが、VR対応の映像を記録できる機器に早変わりするというものですが、同時にFishballは3つの「No」を唱えています。
それは「①No バッテリー」「②No メモリーカード」「③No Bluetooth」です。
つまりこの製品は、従来の外付けレンズと同じく自己の動力や無線接続を必要としないモノだということです。
最新のiPhone Xにも対応
Fishballの重量はわずか30g。最新のiPhone Xにも対応しています。
使い方は簡単で、ポケットから取り出しiPhoneのレンズに設置するだけ。充電の必要もまったくないため、Fishballのためだけに充電ケーブルを用意するということも起こり得ません。
Fishballはその手軽さゆえに、世界中のユーザーから好評を得ており、Indiegogoでの資金調達はすでに目標金額をクリアしています。
気になる価格は?
さて、気になるFishballの価格です。
Indiegogoのキャンペーンページでは、収納袋とレンズクロスのセットで59ドル(約6700円)の投資枠が出ています。もちろんこれは数量限定で、近々売り切れてしまうかもしれません。
なお、配送は来年6月を予定しています。
FacebookやInstagramなどのSNSにも、360度カメラで撮影した画像がより多く投稿されるようになりました。これからはあらゆる場所や風景を360度カメラで撮ることがブームになるのかもしれません。