乾燥が気になりやすい男性の肌には、乳液を使うのがおすすめ。うるおいを与えるだけでなく、与えたうるおいを守る効果も期待できます。そのため、化粧水やオールインワンだけでは物足りなさを感じているメンズのスキンケアにぴったりです。
そこで今回は、おすすめのメンズ乳液をご紹介。テカリ・ニキビ・かさつき・敏感肌など、それぞれの肌質や肌悩みに応じて選びやすい乳液を多数ピックアップしました。
※1 本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※2 本記事における「エイジングケア」とは、年齢に応じたスキンケアを行うことを指します。
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メンズ乳液の選び方
肌の悩みにあわせて選ぶ
テカリやベタつきが出やすい方はパウダー配合タイプやオイルフリータイプがおすすめ
乳液は保湿効果の高いアイテム。製品によっては、配合されている油性成分が多い場合もあります。そのため、油分でテカリやべたつきが起こりやすい方や脂性肌の方は選び方に注意しましょう。
例えば、皮脂を吸着する効果を持つパウダー配合のメンズ乳液などがおすすめ。パウダーが過剰に分泌された皮脂を吸着して、しっかりとうるおいを与えながらも、さらりとした肌に仕上がります。
また、油性成分の多い乳液でべたつきを感じやすい方には、オイルフリータイプもおすすめ。さっぱりとした使用感のアイテムが多いのが魅力です。
ニキビ予防には抗炎症有効成分配合の薬用乳液を
ニキビや肌荒れも男性に多い肌悩み。きちんとケアしていくには、抗炎症有効成分が配合された薬用のメンズ乳液がおすすめです。抗炎症有効成分とは、肌の炎症を抑えてニキビや肌荒れを予防する効果が厚生労働省に認められた成分のこと。
主な抗炎症有効成分として、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチンステアリル、アラントインなどが挙げられます。なかでもグリチルリチン酸ジカリウムは配合されている乳液が比較的多く、「グリチルリチン酸2K」と記載されている場合もあるのが特徴です。
また、抗炎症有効成分によるニキビの予防効果が認められた乳液は、「薬用乳液」や「医薬部外品」と呼ばれます。抗炎症有効成分名は、全成分表示上部の「有効成分」欄に記載されているので、チェックしてみてください。
カサつき・粉吹きが気になる方には高保湿タイプがぴったり
かさつきや粉吹きに悩む乾燥肌の方は、高保湿タイプのメンズ乳液を使うのがおすすめ。肌にうるおいを与えたり、肌のうるおいを守ったりする働きを持つ、高保湿成分が配合されたアイテムを選びましょう。
おすすめの高保湿成分は、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど。これらはもともと肌内部にも存在している成分で、肌なじみがよいのも特徴です。また、乾燥による肌荒れが気になる方には、ヘパリン類似物質もおすすめ。医薬部外品の保水有効成分で、肌のうるおいを保ち、すこやかな状態へと整えます。
乾燥した肌は、カサついたり粉を吹いたりする印象があります。しかし、テカリやすく皮脂分泌が多い方でも、実は肌が乾燥しているケースがあるので要注意。とくに男性の肌は女性よりも水分量が少ないといわれており、ひげそりなどでも乾燥しやすい傾向にあります。
敏感肌や髭剃り後の保湿には低刺激処方のものを選ぼう
敏感肌の方やシェービング後の肌のダメージが心配な方には、低刺激処方のメンズ乳液がおすすめ。低刺激処方の乳液には、「フリー処方」や「テスト済み」のものがあります。
フリー処方とは、人によっては刺激を感じる可能性がある特定の成分を配合していない処方のこと。例えば、アルコールフリー・パラベンフリー・無香料・無着色などの表記があるアイテムが該当します。アルコールやパラベンなどは、健康な肌であれば必ず避けたい成分ではありませんが、いずれかの成分で肌トラブルが発生した経験のある方は、避けるのが無難です。
また、肌トラブルが起こりにくい設計かどうかをテスト済みの乳液もおすすめです。例えば、ひりつきなどの刺激が起こりにくいことを示す「スティンギングテスト済み」、アレルギーによる反応が起こりにくいことを示す「アレルギーテスト済み」などと記載されています。いずれも、すべての方に刺激やアレルギーが起こらないわけではありませんが、目安として参考になります。
好みの使用感かどうかチェック
メンズ乳液はアイテムによって使用感が異なります。みずみずしく軽い使用感でべたつきにくいものや、肌を守ってくれるような密着感やしっとり感のある比較的重ためのものなど、テクスチャーの特徴もさまざまです。公式サイトの説明文やテクスチャーの画像などを参考に、自分の好みに合ったものを選びましょう。
より使用感にこだわりたい方には、同じシリーズでさっぱり・しっとり・とてもしっとりなど複数のテクスチャーが展開されている乳液がおすすめ。なお、同じしっとりタイプでも、メーカーによって使用感・質感が異なる点には留意しておきましょう。
メンズ乳液のおすすめ
ウーノ(uno) スキンバリアエマルジョン f【医薬部外品】
男性の肌を研究して生み出されたメンズ乳液。ドラッグストアでも取り扱いのあるプチプラアイテムです。
配合されているM-トラネキサム酸は、肌あれ防止とメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果をもつ有効成分。さらに、かさつき防止成分のWヒアルロン酸が、肌にうるおいをもたらします。カサつきやすく肌トラブルを起こしやすい方や、シミを予防したい方におすすめです。
また、乾燥小じわを目立たなくする効能評価試験済み。年齢に応じたエイジングケアも同時に叶います。テカリ防止のオイルコントロールパウダーも含まれているため、脂性肌の方のスキンケアにもぴったりです。
ヌル(NULL) 薬用フェイスミルク 乳液【医薬部外品】
医薬部外品のメンズ乳液。肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸と、保水有効成分ヘパリン類似物質が配合されています。乾燥・ニキビ・肌荒れを本格的に予防できるアイテムです。さらに、肌をしっかりと保湿する成分として、ヒアルロン酸・スクワラン・リピジュア・濃グリセリンも配合されています。
高保湿処方ながら、べたつきにくいテクスチャーも魅力。さらさらとした仕上がりなので、顔だけでなく体の乾燥ケアに使いやすいのも魅力です。乳液はべたつく印象があって苦手な方におすすめ。肌のための処方にこだわって、アルコール・着色料・香料は配合されていません。
無印良品 薬用クリアケア乳液【医薬部外品】
市販でも取り扱いのあるプチプラの乳液。メンズ専用ではありませんが、デザインも処方も、性別を問わず使いやすいアイテムです。有効成分としてグリチルリチン酸を配合。肌荒れやニキビを防ぐ効果が期待できる医薬部外品です。
また、天然由来成分にこだわった処方もポイント。保湿成分として配合されたブドウ葉エキス・ハトムギエキスなど10種類の植物由来成分が、うるおいを与えてみずみずしくすこやかな状態の肌へと整えます。フリー処方にもこだわっており、合成香料・着色料・鉱物油・アルコール・パラベン・フェノキシエタノールは使用されていません。
アスタリフト メン モイストエマルジョン
レッドとブラックの、シックなパッケージデザインが印象的なメンズ乳液。ひげそりや日焼けによって乾燥している男性や、乾燥によって皮脂が過剰に分泌しがちな男性の肌のために開発されたアイテムです。
肌にうるおいを与える成分グリチルリチン酸2K・ヒオウギエキス・ナノアスタキサンチンなどを配合。肌の水分と油分のバランスを整えて、ハリとツヤに満ちたすこやかな状態へと導きます。香りは、甘さと上品さを兼ね備えたシトラスグリーン。さわやかな香りで、スキンケアのたびに気分をリフレッシュさせたい方におすすめです。
バルクオム(BULK HOMME) THE LOTION
容器が特徴的なメンズ乳液。やわらかく、かさばりにくいパウチに入っているため、空の容器を捨てる際に便利です。しっかりとうるおう処方かつ、べたつかない軽めの使用感にもこだわっています。乳液は重たい印象があって苦手な方にもおすすめです。
スクワランオイル・黄金まゆのエキスなどがうるおいを与えて乾燥から肌を守り、水分と油分のバランスを整える処方が特徴。みずみずしくしなやかな肌へと導いて、なめらかな状態を保ちます。
オーシャントリコ(OCEAN TRICO) ミルクエッセンス【医薬部外品】
保湿も肌悩みケアも叶う薬用メンズ乳液。さらさらしたテクスチャーのミルクには、2種類の有効成分が配合されています。美白有効成分のプラセンタエキスがメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぎ、抗炎症の有効成分グリチルリチン酸2Kでニキビ・肌荒れを予防できるアイテムです。
また、ヒアルロン酸・スクワラン・ハチミツなどの湿潤剤が肌のうるおいをキープします。肌悩みへのアプローチと乾燥肌対策を、1つのスキンケアアイテムで済ませたい方におすすめ。香料、着色料、鉱物油、パラベン、エタノール 不使用で、添加物を避けたい方にもぴったりです。
小林製薬 メンズケシミン乳液【医薬部外品】
ドラッグストアでも取り扱いのある、プチプラのメンズ乳液。男性のシミは濃くなりやすい点に着目して開発された医薬部外品です。シミ抑制有効成分トラネキサム酸がメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぎます。UV対策以外のシミ予防ケアを始めたい方におすすめです。
さらに、オウゴンエキス・ウコンエキスの複合成分プラスミナクリアを保湿成分として配合。うるおいを与えて、しっとりとなめらかな肌に整えます。本体のほかに、パウチタイプのつめかえ用も展開。捨てやすくサステナブルで、お得に使い続けやすい点も魅力です。
マンダム(mandom) ルシード 薬用トータルケア乳液【医薬部外品】
1本でトータルケアが叶う、オールインワン化粧品のように多機能な処方のメンズ乳液です。配合されているナイアシンアミドは、シワ改善効果とメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果の両方が承認された有効成分。年齢を重ねるごとに気になるエイジングサインに、まとめてアプローチできる頼もしいアイテムです。
さらに、有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウム、保湿成分としてセラミド様成分やヒアルロン酸なども配合されています。肌荒れを防ぎながらうるおいを与えて、みずみずしくいきいきとした印象の肌へと導く乳液です。
ナレッジ(KNOWLEDGE) 浸透ミルク
ドラッグストアのマツキヨココカラと、化粧品メーカーマンダムの共同開発によって生み出されたメンズ向け乳液。セラミドやコメ胚芽油などの保湿成分をナノサイズの極小カプセルに閉じ込めた、セラミドバイセルを採用したアイテムです。うるおいが角層のすみずみまで浸透し、しっとりとしてキメの整った肌へと導きます。
高保湿処方で、乳液を使ってみたいけれど、どれを選んだらいいか分からないスキンケア初心者の方にもおすすめです。遊び心のあるカラーリングとデザインの容器も魅力。毎日のスキンケアが少し楽しくなるような、工夫が施された乳液です。
資生堂(SHISEIDO) メン モイスチャライザー EG
大手化粧品メーカーから展開されているデパコスのメンズ乳液。洗練されたシンプルなデザインのパッケージで、男性へのプレゼントにもおすすめです。なめらかで、さらりとした肌あたりのよいテクスチャーと、角層まで素早く浸透する肌なじみのよさが魅力。
洗顔やひげそりで乾燥・肌荒れなどのトラブルが起こりがちな肌を、うるおいで包み込んでみずみずしい状態にキープします。さらに、乾燥による小ジワを目立ちにくくする効能評価試験済み。年齢に応じたエイジングケアにもおすすめです。
ニベア花王 ニベアメン スキンコンディショナーバーム
すべての肌質の方に使いやすいよう設計されたメンズ乳液。ドラッグストアでも取り扱いのあるプチプラアイテムで、試しやすい手軽さが魅力です。カミツレ花エキス・グリセリンなどのうるおい成分を配合。べたつきにくいうえ肌なじみがよく、しっとり感を与えるなめらかなテクスチャーも特徴です。
カサつきがちなのに皮脂によるテカリも気になる、複雑な肌質の男性にもおすすめ。ノンアルコールタイプで、シェービング後でも肌がヒリヒリしにくい、やさしい使い心地です。微香性タイプなので、強い香りの化粧品が苦手な方にも適しています。
クリニーク(CLINIQUE) オイル フリー モイスチャライザー
チューブタイプの容器を採用した、珍しいタイプのメンズ乳液。プレゼントにもぴったりなデパコスのアイテムです。油分を含まない、オイルフリー処方も特徴。スキンケアのオイルで肌がテカってしまうのが気になる方や、脂性肌の方におすすめです。
ジェル状のみずみずしくさわやかなテクスチャーかつ、さらりと軽い使用感も魅力。かさつきが気になる肌にしっかりとうるおいを与えながらも、マットな質感の肌をキープできるメンズ向けの乳液です。
イミュ(imju) ナチュリエ ハトムギ浸透乳液
取り扱い店舗が多い市販品で、性別を問わず使いやすい乳液です。シンプルなパッケージと処方を採用しており、メンズのスキンケアにもぴったり。肌なじみのよいなめらかなテクスチャーで、べたつきにくい使用感も魅力です。
天然保湿成分ハトムギエキスが、肌のコンディションを整える処方を採用。うるおいを角層まで届けて守り、しっとりとしたみずみずしい肌が長続きします。230mlと容量も多めなのでたっぷりと使いやすく、広範囲の保湿ケアにおすすめです。
マニフィーク(Magnifique) モイスチュアライザー
自然の恵みを取り入れた処方が特徴的な「ネイチャーサイエンス スキンケア」をコンセプトとしたメンズ乳液。こだわりの保湿成分が肌表面をヴェールのように包み込み、洗顔やシェービング後に乾燥して荒れがちな肌をやさしくうるおします。
香料にも天然由来成分を採用。フローラルウッディの香りで、スキンケアするたびに気分もリフレッシュできます。適量を手早く取り出しやすいポンプタイプなので、忙しい朝の保湿ケアにもおすすめです。
ラボ シリーズ(LAB SERIES) デイリー EZ フェース ローション N
年齢に応じたエイジングケアにおすすめのメンズ乳液。年齢を重ねるにつれて悩まされる乾燥に着目した、高保湿処方が特徴です。
保湿成分のナイアシンアミドを4%配合しているほか、整肌成分のレスベラトロール複合体や海藻エキスなどを配合。肌をうるおいによって整えて、いきいきとした印象を与えるアイテムです。顔全体のケアに加え、首元の保湿にも使えます。
メンズにおすすめの乳液の使い方
乳液の効果をしっかりと実感するには、正しい使い方を心がけることが大切。基本的な使用方法を覚えておきましょう。
乳液を使用する順番は、化粧水のあとが一般的。化粧水を肌に塗ってから少し待ち、なじんだのを確認してから乳液を重ねます。乳液の使用量はメーカーによって異なるため、パッケージなどに記載された推奨量を参照し、手のひらに適量を取り出しましょう。
取り出した乳液は、一度手のひらであたためてから顔に塗るのがおすすめ。顔に塗るときは、頬や口元など乾燥しやすいパーツから先に広げていきます。鼻の頭やおでこなどがテカリやすい方は、量を調節してつけすぎないように気を付けましょう。
塗り広げる際は、肌をこすらないように要注意。顔全体になじんで、肌がしっとりとした触り心地になったら完了です。
乳液は必要ないと感じている男性もいるかもしれませんが、男性の肌は意外にも乾燥している場合が多く、また肌が乾燥すると肌荒れなどの原因にもなります。今のスキンケアで物足りなさを感じる方は、肌の状態に合った乳液を使ってみるのがおすすめ。保湿できるだけでなく、肌荒れなどのトラブルの予防にもつながります。