白髪染めヘアカラーは、自宅で手軽に白髪を染めたい方におすすめのアイテム。カラーバリエーションも豊富で、テクスチャーや塗り方などにさまざまな種類があるため、どれを選べばよいか迷いがちです。
今回は、白髪染めヘアカラーの選び方やおすすめの製品をご紹介します。一般的なヘアカラーとの違いも解説するので、どちらを使ってよいか分からない方は参考にしてみてください。
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白髪染めヘアカラーと一般的なヘアカラー剤の違い
白髪染めヘアカラーと一般的なヘアカラー剤が髪を染める仕組みは、基本的には同じです。違いは脱色作用と染色作用の強さ。一般的なヘアカラー剤は黒髪を染めるため、脱色作用が強く染毛力は低くなっています。
一方、メラノサイトの働きが低下してメラニンの量が少なくなっている白髪を染める白髪染めヘアカラーは、染毛成分の配合割合が高いのが特徴です。そのため、白髪に一般的なヘアカラー剤を使うと染まりにくかったり、思った通りの色味が出なかったりすることがあります。
また、白髪染めの色は、白髪と黒髪の色味がなじみやすく作られています。
白髪染めヘアカラーの選び方
好みやなりたい雰囲気に合わせて色や明るさのトーンを選ぶ
白髪染めヘアカラーは、好みやなりたいイメージにあった色やトーンを選びましょう。どのような色がよいか迷ったときは、パーソナルカラーに合わせるのもおすすめです。ブルベの方はアッシュ系、イエベの方はブラウン系の色がぴったり。ただし、白髪の量によって、同じ色でも仕上がりが異なるので注意しましょう。
また、髪質によっても染まりやすさに違いが出ます。1度黒く染めてしまうと明るい色に戻すのは困難なので、初めて白髪染めを使う方は、明るめのトーンを選んでみてください。
塗りやすさ・使いやすさで選ぶ
染毛効果が高いクリームタイプ
By: kao.co.jp
クリームタイプは、サロンでもよく使われているものと同じタイプです。2種類のクリームを混ぜるタイプが多く、ハケを使って直接髪に塗っていきます。髪に密着し、染毛効果も高いのが特徴。白髪の量が多い方や、しっかり染めたい方におすすめです。
必要な分量を容器に出して使うため、残った分を取り置きできるというメリットもあります。髪全体を染めるのはもちろん、伸びてきた部分を染めたいときにも便利です。
なお、慣れていないとムラになりやすく、髪全体を染めるのに時間がかかってしまうことがある点には留意しておきましょう。
ムラなく均一に塗りやすい乳液・ミルクタイプ
乳液・ミルクタイプは、クリームタイプよりやわらかいテクスチャーで髪へのなじみがよく、広範囲を均一に塗りやすいのが特徴です。先端がくし状になっているものが多く、髪をとかすように塗れるのもポイント。見えにくい後頭部や襟足などにも塗りやすいのが魅力です。
また、明るめのカラーも多いので、おしゃれ染め感覚で使えます。使い切りタイプがほとんどで、残った分を取り置きできないため、髪全体を染めたい方や毛量の多い方、ロングヘアの方におすすめです。
根本まで行きわたりやすい泡タイプ
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泡タイプは、手のひらを使って塗れるのが特徴。シャンプー感覚で使えて、髪全体に行きわたりやすいので、白髪の量が多い方や、手軽に染めたい方に適しています。
また、髪の根元や生えぎわ、分け目なども塗りやすく、伸びてきた部分を染めるのにもおすすめです。ただし、やや高めの傾向があるので、コスパのよいものを使用したい方には不向きな場合があります。
ヘアケア成分が配合されているものを選ぶ
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白髪染めによる髪のダメージが気になる方は、ヘアケア成分が配合されているものを選びましょう。市販の白髪染めヘアカラーは、サロンで使われているものと比べると、髪のダメージにつながりやすい傾向にあります。ダメージによる髪のパサつきなどを抑えるためには、トリートメント成分や保湿成分が配合されているものを使うのがおすすめです。
製品によって、髪を染めた後に使うトリートメントやエッセンスがついているものもあるので、チェックしてみてください。
白髪染めヘアカラーのおすすめ
ウエラ(WELLA) ウエラトーン2+1 クリームタイプ 【医薬部外品】
白髪をしっかり染めたい方におすすめの白髪染めヘアカラー。クリームタイプで液だれしにくく、初めて白髪染めを使う方にもおすすめです。
使い残した分は取り置きできるタイプなので、全体染めはもちろん、伸びてきた部分のみにも使えます。ミクロ色素が浸透し、髪の芯までしっかり満たされた状態で発色するのがポイント。染めた髪色が約6週間続きます。
また、ホホバ油・アボカド油などの毛髪保護成分が配合されたエッセンスがついており、なめらかな仕上がりになるのも魅力です。
ダリヤ(DARIYA) サロン ド プロ 泡のヘアカラー・エクストラリッチ 【医薬部外品】
きめ細かい泡で染めるタイプの白髪染めヘアカラーです。浸透力が高い泡により、染料が髪の内部に届きやすいのがポイント。色持ち成分としてハイブリッドポリマーを配合しており、髪に均一な被膜を形成しやすく、色落ちしにくいのも魅力です。
うるおい成分としてローヤルゼリーエキスやパールエキスなどを配合しているほか、加水分解コラーゲンや海藻エキスなどの毛髪保護成分を配合しており、髪のダメージも防ぎます。
また、無香料・アンモニアフリーなので、強いニオイが苦手な方にもおすすめ。必要な分だけプッシュして使えるのも魅力です。
ロレアルパリ(LOREAL PARIS) エクセランス クリームタイプ 【医薬部外品】
クリームタイプの染毛剤・弱酸性アフターカラーシャンプー・アフターカラートリートメントの3つのステップで染める、サロン発想の白髪染めヘアカラー。ムラなくしっかり染まるのがポイントです。
ヘアコンディショニング成分としてジメチコンが配合されたシャンプーと、毛髪補修成分としてオレアミドオクタデカンジオールを配合したトリートメントを使うことで、指通りよく仕上がるのも魅力。また、サロン並みの色持ちが期待できると謳われており、ヘアカラーが約8週間続きます。
ベーシックなブラウンのほか、カーキやアッシュなどカラーバリエーションも豊富に展開しているのもポイントです。
花王(Kao) ブローネ 泡カラー 【医薬部外品】
髪全体をきれいに染めたい方におすすめの白髪染めヘアカラー。2種類の液を混ぜて作った混合液をボトルから押し出すと、泡に変わるタイプです。浸透力の高い泡が髪と髪の間や根元にムラなく行きわたり、内側や生えぎわまで染め残しなく仕上がります。
うるおい成分のローヤルゼリーエキスや、毛髪保護成分の海藻エキス、軟質ラノリン脂肪酸を配合しており、指通りのよいしっとりした仕上がりになるのもポイントです。また、ヘアカラー後に使えるアフターカラートリートメントが付属しています。
花王(Kao) ブローネ 香りと艶カラー 【医薬部外品】
ショートヘアを1回染めるのにちょうどよい容量の白髪染めヘアカラーです。クリームタイプなので、分け目や顔周りなど、気になる部分にも塗りやすいのがポイント。やさしい香りつきで、染めた後の髪にも気になるニオイが残りにくいのも魅力です。
キューティクルケア成分として軟質ラノリン脂肪酸を配合しており、指通りなめらかに仕上がるのもメリット。残ったクリームは次染めるときに使えるので、伸びた白髪のリタッチにも便利です。
サイオス(syoss) カラージェニック ミルキーヘアカラー 【医薬部外品】
白髪が気になりはじめた方におすすめの白髪染めヘアカラー。ピンク系やラベンダー系など、トレンド感のあるカラーバリエーションがそろっており、おしゃれな髪色を楽しみながら白髪をカバーできるのが魅力です。
くし型のノズルがついたミルクタイプなので、くしでとかすように髪全体に均一に塗りやすく、初めて白髪染めする方にもおすすめ。黒髪も白髪もきれいに染まります。
また、うるおい成分として8種類のプレシャスオイルを配合したアフターカラーヘアパックが付属しており、なめらかに仕上がるのもポイントです。
ホーユー(hoyu) ビゲン 泡クリームカラー 【医薬部外品】
もっちりした泡状の白髪染めヘアカラーです。ワンプッシュすると泡とクリームが同時に出てくるのが特徴。泡のように伸びのよいクリームが、髪にしっかり密着してムラなくきれいに染まります。
髪をいたわる成分が配合されたアフターカラー美容液がついているのもポイント。赤みやオレンジみを抑え、自然で上品な仕上がりになるブラウン系のカラーがそろっています。
残った分は取っておけるので、伸びてきた部分のリタッチにもおすすめです。
ホーユー(hoyu) シエロ ムースカラー 【医薬部外品】
伸びてきた白髪も手軽に染められる白髪染めヘアカラーです。ワンプッシュで出てくる泡タイプなので、気になる部分を染めたいというときにもぴったり。手のひらを使って簡単に伸ばせるため、ロングヘアの方にもおすすめです。
うるおい成分として海洋コラーゲンや海藻エキスが配合されており、しっとりした手触りに仕上がります。色持ち成分としてテアニンやタウリンを配合しているのもポイント。美しい染め色が続くのが魅力です。フローラル系の香りがついているので、白髪染めのニオイが気になる方にも適しています。
コーセー(KOSE) スティーブンノル ニューヨーク カラークチュール クリームヘアカラー 【医薬部外品】
白髪をしっかり染めたい方におすすめの、クリームタイプの白髪染めヘアカラー。白髪をムラなく染めるベースカラーと、数種のメインカラーを組み合わせた色設計で、しっかりと染め上げます。
付属のアフターカラーシャンプーとトリートメントにより、髪にうるおいを与えて美しい仕上がりをキープできるのがポイント。フルーティフローラルの香りつきなのも魅力です。
必要な分だけを出して使えるため、気になる部分を染めたいときにもぴったり。部分的なリタッチにおすすめです。
資生堂(SHISEIDO) ベネフィーク ヘアカラー 【医薬部外品】
3ステップで仕上げる、サロン発想の白髪染めヘアカラーです。プレカラートリートメントで髪の毛のコンディションを整えたあとにヘアカラーを使用するのが特徴。「うるおいリンスベース」を採用したクリームタイプのヘアカラーにより、なめらかな感触に仕上がります。
さらに、酸性のアフターカラートリートメントがアルカリに偏った髪のpHを中和するのもポイント。美しい髪色をキープします。豊富なカラーバリエーションから、自分に合ったカラーやトーンを選べるのも魅力です。
ダリヤ(DARIYA) クレオディーテ クリアリーカラー 【医薬部外品】
ピンク系からアッシュ・ラベンダー系までカラーバリエーションが豊富な白髪染めヘアカラー。「浸透ディープカラー処方」により、黒髪と白髪がバランスよく染めます。
ブラシ型ノズルがついた乳液タイプのヘアカラーなので、髪をとかすように塗れるのがポイント。スクワランやシアバターなどのトリートメント成分配合により、髪にうるおいやツヤを与えます。
プレトリートメントとアフターカラートリートメントが付属しており、白髪染めによる髪のダメージが気になる方にもおすすめです。
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ライターからヒトコト
白髪染めヘアカラーは、塗りやすさもチェックして選ぶことがポイントです。なりたいイメージや白髪の量に合わせて、好みのカラーを選びましょう。髪のダメージが気になる方は、髪をいたわる成分が配合されているか、トリートメントが付属しているかなどもチェックしてみてください。