セルフでの白髪染めには、専用のヘアカラーを使うのがおすすめ。白髪と元の髪色のバランスを考えて染め上げるのに特化しており、より美しい仕上がりが期待できます。
今回は、自分にあった白髪染めがどれなのか悩む方のために、おすすめの白髪染めヘアカラーをご紹介。泡・乳液・クリームなどさまざまなタイプから使いやすいものを選定しました。ぜひ参考にして、より手軽に本格的なヘアカラーを楽しみましょう。
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セルフ白髪染めとサロンでのヘアカラーの違いは？
セルフで白髪染めヘアカラーを使うメリット・デメリット
By: awairo-beauty.jp
白髪染めヘアカラーを使ってセルフで髪を染める主なメリットは、手軽さと安さです。アイテムの購入さえ完了してしまえば、時間を問わずいつでも白髪を染められます。そのため、忙しくてヘアサロンに行く時間が取れない方や、急に髪を染めなければいけない用事が入った方におすすめ。
また、セルフでの白髪染めは、基本的にはサロンでお願いするよりも安く済むため、白髪のお手入れにあまり予算を割けない方にもぴったりです。
一方、市販の白髪染めヘアカラーは、人それぞれの髪質や髪色にあわせて処方されていません。そのため、サロンで染めた場合よりも髪が傷んでしまう可能性があります。また、セルフカラーに慣れていない方だと、うまく染まらなかったり、ムラになったりする場合もある点に留意しておきましょう。
サロンのヘアカラーのメリット・デメリット
サロンのヘアカラーで白髪を染める一番のメリットは、仕上がりの美しさです。プロの美容師が実際に髪質や髪色をチェックし、それぞれに合った施術をしてくれるため、色ムラやダメージを極力抑えられるといわれています。
一方、基本的には予約しないと施術を受けられないため、忙しい方や先々の予定を立てにくい生活スタイルの方だと定期的なお手入れが難しいのがデメリット。また、セルフケアよりも値段が高くなる傾向にあるので、白髪の目立たない髪色を維持するにはコストがかかります。
白髪染めヘアカラーの選び方
色落ちしにくく長持ちしやすいものを選ぶ
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せっかく時間をかけて白髪を染めても、すぐに色が抜けてしまうとお手入れを続けるのが難しいものです。そのため、できる限り美しい仕上がりが長続きする白髪染めヘアカラーを選びましょう。
色落ちしにくく長持ちしやすいアイテムを選ぶ目安として、パッケージや公式サイトの表記が参考になります。なかでも、「長持ち」など色持ちのよさに関する表記のある白髪染めを選ぶのがおすすめ。そのほか、「8週間続く」など、染めあがりの髪色が持続する目安が具体的に記載されているものもチェックしてみましょう。
使いやすく塗りやすい種類を選ぶ
初心者には手軽に使いやすい泡タイプがおすすめ
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泡タイプは、きめ細かな泡状になった白髪染めヘアカラーがワンプッシュで出てくるタイプ。手で直接泡を髪全体に広げていくので、手早くムラの無い塗布が完了します。そのため、白髪染めヘアカラーに慣れていない初心者の方におすすめです。
髪にしっかり密着するテクスチャーではないので、部分染めにはあまり向いていません。泡タイプは基本的には使い切りですが、一部のアイテムは取り置きして次の白髪染めにも使用できます。
髪にしっかり密着するクリームタイプ
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クリームタイプは、ほかのアイテムと比べてしっかりとしたやや固めのテクスチャーが特徴。その分伸ばしにくく、ややムラになりやすい欠点はあるものの、髪に密着してしっかりと染まりやすいのがメリットです。
水っぽさが少なく液だれもしにくいので、部分染めをすることも可能。限られた範囲の白髪だけが気になる方におすすめです。一度で使い切れなくても、次に染める時のために取り置きできるものが多いのもメリット。1回の消費量が少ないショートヘアの方でも、無駄なく使いやすい白髪染めヘアカラーです。
伸びがよく全体に塗りやすい液状・乳液タイプ
液状・乳液タイプのアイテムは、なめらかなテクスチャーが特徴。なじみと伸びがよく、髪全体へきれいにムラなく塗り広げやすいのがメリットです。先端に付いたクシでとかしながら使用するものが多く、毛先絡まりを気にせず染めやすいため、髪の長い方にもおすすめ。
基本的には使い切りのタイプで、取り置きはできません。また、比較的液だれしやすいので、部分塗りにはあまり向かない点には留意しておきましょう。
白髪が染まりやすい色を選ぶ
人気のダークブラウンなど暗めカラー
ダークブラウン・ブラック系など人気の暗めカラーは、地毛に近い色に染めたい方におすすめ。また、暗い色は色落ちしにくく、比較的持ちがいいといわれているので、頻繁に染め直したくない方にもぴったりです。
白髪が多い方は明るい色だと十分に染まらない場合もあるため、とくに暗い色が適しています。一方、白髪が少ない方は思った以上に暗く染まってしまうケースも多いので、希望の色よりやや明るめの色を選ぶのが無難です。
伸びた白髪が目立ちにくいグレージュや明るめカラー
By: salondepro.jp
白髪が伸びてきても目立たないように仕上げたい方には、明るめの色味の白髪染めカラーがおすすめ。白髪と白髪になっていない髪の色の差が目立ちにくく、白髪が伸びてきてもなじみやすいのがメリットです。
明るい色は白髪染めには適さないイメージを持たれがちですが、最近ではトレンドを抑えたおしゃれな白髪染めヘアカラーも増えています。とくにおすすめのカラーは、グレージュやアッシュなどの寒色系。ヘアカラーが抜けても赤みが出にくく、白髪が浮きにくい色味です。
白髪染めヘアカラーのおすすめ｜市販の人気アイテム
ホーユー(hoyu) シエロ ヘアカラークリーム【医薬部外品】
ドラッグストアなどでも取り扱いのある、市販の白髪染めヘアカラー。クリームタイプかつ、混ぜずにそのままコームで塗れるワンプッシュタイプです。残りは取っておけるので、リタッチにも使いやすいのがメリット。
美容院でのヘアカラーの合間に生えてきた白髪のリタッチや、忙しくてなかなか美容院の予約ができない方のセルフカラーにおすすめです。カラーは豊富な19色展開。定番のブラウン系に加え、ピンクレッド系やアッシュ系などもそろっています。
花王(Kao) ブローネ 泡カラー 【医薬部外品】
セルフカラー初心者に人気の、泡タイプの白髪染めヘアカラー。毛束の根元まで行きわたりやすい「超浸透」タイプの泡が、髪の内側や後頭部など、塗布しにくい部分も残さずきれいに染め上げます。
白髪の染め残りが気になる方におすすめです。色味は全22色で、ラベンダーアッシュ・グレージュ・ピンク系など透明感のあるおしゃれなカラーも展開。ヘアカラー後の髪のダメージが気になる方のためにトリートメントも付属した、髪に優しいアイテムです。
花王(Kao) ブローネ ルミエスト【医薬部外品】
白髪があっても、明るいヘアカラーを楽しみたい方におすすめの白髪染めヘアカラー。白髪と黒髪のコントラストを少なくしながらバランスよく染めて、まるで光をまとったようなきれいな髪色に仕上げます。
カラーはバイオレット系・ピンク系・ベージュ系・ブラウン系・アッシュ系と幅広く取り揃えた12色展開です。染めた後の色味だけでなく髪の質感にもこだわり、毛髪保護成分を配合。カラー後もしっとりとしなやかな手触りが続きます。
ダリヤ(DARIYA) クレオディーテ クリアリーカラー【医薬部外品】
カラーにもトーンにもこだわりたい方におすすめの白髪染めヘアカラー。やや明るめからやや暗めまで取りそろえられたトーン展開と、ブライトグレージュ・チャイティーベージュ・エメラルドアッシュなど繊細なニュアンスカラーも豊富な色の展開が魅力です。
本製品は1剤と2剤を混ぜて使うクリームタイプ。黒髪は明るく、白髪は鮮やかに発色するよう、バランスを追求した「浸透ディープカラー処方」を採用しています。さらに、4種類のトリートメント成分も配合。美しい髪色が長持ちします。
ウエラ(WELLA) トーン ツープラスワン クリームタイプ【医薬部外品】
できるだけ髪に優しい白髪染めヘアカラーを使いたい方におすすめのアイテム。ヒマワリ油-1・ホホバ油・アボカド油・オリブ油など、植物由来の毛髪保護成分が配合されています。髪のダメージが心配なカラーリング中も、トリートメント成分が髪をいたわり、ツヤとしなやかさを与えてくれる処方です。
クリームタイプは、同ブランドの白髪染めシリーズのなかでも人気が高いアイテム。液だれしにくいテクスチャーで、セルフカラー初心者にも扱いやすいのがメリットです。配合されているミクロ色素の働きで、深みのあるカラーが長持ちします。
ロレアルパリ(LOREAL PARIS) エクセランス 液状タイプ【医薬部外品】
フランス生まれの人気ブランドが展開する白髪染めヘアカラー。同ブランド独自のロングラスティング色素を採用しているのが特徴です。一般的なサイズの2倍以上の色素には、毛髪に長期間留まりやすい性質があり、染めたあとの色持ちがよいのが魅力。できるだけ染め直しの頻度を減らしたい方におすすめです。
ヘアカラー後のアフターケアにも配慮しており、弱酸性アフターカラーシャンプーとアフターカラートリートメントが付属。コンディショニング成分や毛髪補修成分の働きで、パサつきが気になるカラー後の髪にうるおいとツヤを与えます。
サイオス(syoss) ヘアカラー クリーム【医薬部外品】
ドラッグストアでも取り扱いのあるアイテムながら、まるでサロン帰りのような仕上がりにこだわった本格派の市販アイテム。色持ちキレイ成分シルクPPTの働きによって染料の色素が髪にしっかりと留まり、きれいな髪色が長持ちします。
使い心地のよさも追求しており、ツンとした嫌なにおいがしないよう、アンモニアは使用されていません。香料も配合されていないため、ヘアカラーの強い香りが苦手な方でも使いやすいのが魅力。仕上がりも使用感も妥協したくない方におすすめの白髪染めヘアカラーです。
サロン ド プロ(SALON de PRO) 無香料ヘアカラー 早染め乳液 白髪用【医薬部外品】
白髪染めの強いにおいが苦手な方におすすめの白髪染めヘアカラー。ツンとするにおいの原因となる成分や、香料を配合していない処方が魅力です。使用中はもちろん、染めた後も髪ににおいが残りにくいアイテム。
髪になじみやすい乳液タイプなので、生え際まで染料が行きわたってきれいに仕上がります。15分の放置で洗い流せる早染めタイプのため、セルフカラーになるべく時間をかけたくない方にもぴったりです。
サロン ド プロ(SALON de PRO) 泡のヘアカラー・エクストラリッチ 白髪用【医薬部外品】
同ブランドの白髪染めシリーズのなかでもとくに人気の、泡タイプの白髪染めヘアカラー。毛髪への浸透力にこだわった泡が、髪の内部までしっかりと色を行きわたらせる処方を採用しています。
また、シルク由来のハイブリットポリマーが髪の表面に被膜を形成する設計も特徴。きれいな髪色が長持ちします。きめ細かい泡は液だれしにくいテクスチャーで、初心者でも手早く塗布しやすいのも魅力です。
ホーユー(hoyu) ビゲン オイルパックカラー【医薬部外品】
大手ヘアケアメーカーが手がける、人気の白髪染めヘアカラー。毛髪保護成分コメ胚芽油・コメヌカ油に加え毛髪保護成分ツバキ油など、天然由来のオイル成分を複数種類配合しています。密着感の高いオイルクリームが髪を包みこんで、美しい発色とツヤに満ちた質感を兼ね備えた髪に仕上げます。
ヘアカラー後の髪をいたわる直後用シャンプーも付属。カラーは全部で9色展開です。ブラウン系のナチュラルなカラーが豊富で、地毛に近いやや暗めのナチュラルブラウンから、透明感のあるより明るいナチュラルブラウンまでそろっています。
ヘンケルジャパン(Henkel) パオン エッセンスリッチ 乳液タイプ【医薬部外品】
髪のパサつきが気になる方におすすめの白髪染めヘアカラー。アンズ由来のパーシック油、大豆たんぱく水解物などのうるおい毛髪保護成分が、しっとりとしてつややかな髪に染め上げます。
髪全体を染めやすい乳液タイプなのもポイント。ツンとしにくい、フローラルなやさしい香りつきです。色味はベーシックなブラン系カラーを取りそろえた5色展開。明るめから暗めまで、好みに応じたトーンを選択できます。
資生堂(SHISEIDO) ベネフィーク ヘアカラー【医薬部外品】
同ブランドらしい、洗練されたフェミニンなパッケージや容器が魅力的な白髪染めヘアカラー。「うるおいリンスベース」を採用しており、染めた後の髪を指通りのよいしっとりとした質感に仕上げます。
さらに、ヘアカラーがなじみやすい状態に整えるプレカラートリートメントと、ヘアカラー後の髪をいたわるアフターカラートリートメントも付属。徹底的に髪のダメージに備えたい方におすすめのアイテムです。
アワイロ(awairo) 泡彩ムースヘアカラー【医薬部外品】
忙しい方の時短ヘアカラーにおすすめの白髪染め。混ぜる必要のない泡タイプのため、出してそのまま髪にもみ込んで塗布できます。通常放置時間は5分から15分。最短5分の放置時間で、しっかりと染め上げられます。
仕上がりの速さだけでなく、髪や頭皮に優しい処方にもこだわっており、脱色剤・タール系色素・紫外線吸収剤・シリコンは配合されていません。また、3種のツヤ成分、2種のハリ・コシ成分、3種の保護成分など、髪をいたわる成分を配合。染めながらいきいきとした印象のしなやかな髪へと導きます。
ラサーナ(La sana) ヘアカラー 白髪染め【医薬部外品】
髪に優しい処方にこだわった白髪染めヘアカラー。脱色剤は使用しておらず、髪や頭皮を労わりながら染められるアイテムです。また、コンフリーエキス・シコンエキス・ボタンエキス・ウコンエキスなど、天然由来の成分を多数配合。髪を補修・保湿して、しなやかな手触りに仕上げます。
必要な分だけ使って、残りは次回に取っておけるので、一度で使い切れないショートヘアの方にもおすすめです。カラーは落ち着いた色味のダークブラウン。白髪を目立ちにくくしつつ、黒髪と自然になじんで、髪色に深みを与えてくれます。
マンダム(mandom) ルシード ワンプッシュケアカラー【医薬部外品】
メンズ用の白髪染めヘアカラー。ドラッグストアでも購入できる市販アイテムです。ワンプッシュで出てくるクリームタイプなのも特徴。放置時間は5分でよいので、時短で白髪染めを済ませたい方におすすめです。
白髪が気になり始めた30代・40代の方から、本格的に白髪が増え始める50代以降の方まで、幅広い年代の方に使いやすいのがメリット。しっかり染まりながらも、自然に仕上がります。1箱でショートヘアを2回染められる容量があるのもポイント。残りは次回に取っておけるため、コスパも良好です。
白髪染めヘアカラーの使い方と注意点
白髪染めヘアカラーを使ったセルフ染めのポイント
白髪染めヘアカラーは、スタイリング剤などの付いていない清潔な乾いた髪に塗布します。塗布する前に、生え際付近はクリームなどで保護し、耳にはカバーをかけて、髪以外に染料が付着するのを防ぎましょう。
また、泡タイプ以外の白髪染めヘアカラーは、塗り残しを防ぐように髪をブロッキングしておくのも大切。髪を前後で分け、前後のブロックをさらに左右で分けた状態でそれぞれの毛束をダッカールなどで止めておきます。
塗る順番は、白髪が特に目立つ生え際や分け目が最初。色ムラを防ぐために、白髪染めヘアカラーはたっぷりの量を使います。使用方法は製品によっても異なるため、詳細な手順や放置時間は、各メーカーが推奨する内容を守りましょう。
白髪染めヘアカラーを使い始めるタイミング・頻度
By: awairo-beauty.jp
白髪染めヘアカラーの使用を検討する際に悩みがちなのが、使い始めるタイミングや染め直す頻度。タイミングに関しては、白髪が数本しかなくても気になり始めた段階で使い始めて問題ありません。
白髪染めヘアカラーと普通のヘアカラーの間において、髪に与えるダメージに大きな違いはないといわれています。ヘアカラーに抵抗がなければ、いつ使い始めてもよいとされているのがポイントです。
頻度に関しては、染めた色の明るさや髪質によって異なりますが、一般的には2カ月に1回程度。明るい色の場合は1カ月程度で色落ちしてしまう場合もあるので、適したタイミングで染め直しましょう。
敏感肌の方は白髪染めトリートメントや化粧品分類をチェック
白髪染めヘアカラーは色が長持ちしやすい反面、やや刺激が強く、敏感肌の方は地肌にトラブルが発生してしまう場合があります。白髪染めヘアカラーが使用できない肌質の方や刺激が心配な方は、白髪染めトリートメント・白髪隠し・ヘアマスカラといった、化粧品分類のアイテムを使うのもおすすめです。
一般的に、化粧品分類のアイテムは髪の表面を染料でコーティングする仕組みで、色持ちの面では劣ります。しかし、地肌への刺激となる成分が白髪染めヘアカラーより少ない傾向にあるため、肌にやさしいのが魅力です。
白髪染めトリートメントは通常のトリートメントのように使用して、髪を徐々に染め上げるアイテム。すぐに髪を染めたい方にはあまり向きませんが、継続すると色持ちがよくなると謳われています。白髪隠しやヘアマスカラは、気になる部分に塗布して一時的に白髪を隠すアイテム。持続性はありませんが、手早く使用できるので、急遽白髪をカバーしたいタイミングで活躍します。
ライターからヒトコト
セルフの白髪染めヘアカラーは、髪や地肌の刺激となる可能性がある一方、好きなタイミングで安く白髪を染められる便利なアイテム。初心者でも使いやすい泡タイプ、部分染めにも向いているクリームタイプ、長い髪にぴったりな乳液タイプなど種類も豊富。自分に合ったタイプを選んで、より手軽にヘアカラーを楽しみましょう。