自分の好きなタイミングで髪を染めるのに便利な、市販のヘアカラー。色味やテクスチャーなど種類もさまざまで、どれを選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、市販されているおすすめのヘアカラーをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
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市販ヘアカラーの選び方

染める前の髪色に合わせて選ぶ

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これまでにヘアカラーを繰り返してきた髪と、染めたことがない髪とでは、同じヘアカラー剤を使っても異なる仕上がりになります。市販のヘアカラーを購入する際には、染める前の髪色を考慮して選ぶことが大切です。

髪の毛の色を決めるのは、髪が持つメラニン色素の量。メラニン色素の量が多いと黒髪に近づき、少ないと茶髪寄りになります。ヘアカラーを繰り返してきた方の髪はメラニン色素が減少している傾向にあり、同じヘアカラーを使っても仕上がりが異なる場合があります。そのため、まずは染める前の髪の状態をチェックしましょう。

髪質に合わせて選ぶ

明るくなりやすい軟毛の方は1トーン暗めをチェック

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細くて柔らかい軟毛の方は、キューティクルの層が薄いのが特徴です。カラー剤の影響を受けやすく、短時間でも髪が明るくなる傾向にあります。

軟毛の方が市販のヘアカラーを購入する際には、望んでいるカラーよりも1トーン下げた暗めのカラーを選ぶのがおすすめです。

また、軟毛の方の髪にはメラニン色素が少なく、アッシュやグレーの色味に比較的染まりやすい特徴もあります。軟毛の方は、染まりやすいことを考慮したカラー選びをしましょう。

染まりにくい硬毛の方は1トーン明るめをチェック

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太くて硬い硬毛の方は、キューティクルの層がしっかりとしているのが特徴的。カラー剤の影響を受けにくく、やや染まりにくい傾向にあります。

硬毛の方が市販のヘアカラーを選ぶ際には、望んでいるカラーよりも1トーン上げた明るめの色をチェックするのがおすすめです。

また、硬毛には赤メラニンが多く含まれているといわれます。アッシュ系の色味を表現しにくく、オレンジやピンクなどの色には仕上げやすいのがポイント。染まりやすさを考慮して、ヘアカラーの色味を選びましょう。

なりたいイメージに合わせて色味を選ぶ

クールな印象のアッシュ・グレー・シルバーなどの寒色系

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市販のヘアカラーのなかで、寒色系のアッシュ・グレー・シルバーは、クールで知的な印象に仕上がります。特にアッシュカラーは、抜け感がありながら、独特のくすみ感が表現できるのも魅力です。

寒色系のカラーはさまざまな色との相性もよいので、ほかの色と組み合わせて使われることも多くあります。グレーやシルバーも、透明感のあるカラーとして人気。髪の赤みがおさえられ、抜け感のある印象に仕上がります。

なお、髪色をシルバー系にする際は、一度ブリーチをしてからヘアカラーで染めるのがポイントです。しっかりと発色させるために、赤みを取り除いてからシルバーの色を表現しましょう。

かわいい印象のピンク・赤・オレンジなどの暖色系

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市販のヘアカラーのなかで、暖色系のカラーは、かわいらしくフェミニンな印象をつくりたいときにぴったり。レッドやピンクは血色感があるのも特徴です。キュートながら甘すぎないピンクベージュなどは、大人っぽくレディな印象にもなります。

フレッシュな印象のオレンジ系は、さわやかな夏におすすめのカラー。かわいいだけでなく、肌なじみがよくお洒落な色味としても人気です。

グレージュやダークブラウンなどの人気色も

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市販のヘアカラーにも多いグレージュは、グレーとベージュの長所を組み合わせたカラー。赤みをおさえながら、やわらかい雰囲気を引き立てる色味です。

多くの方に似合いやすいので、ヘアカラーとして人気の色でもあります。また、ブリーチあり・ブリーチなしによっても表現を変えられるカラーです。

ダークブラウンは、季節を問わず人気の定番色。市販のヘアカラーでも多く展開されています。暗めで落ち着いたカラーでありながら抜け感もあるので、派手になりすぎずに、透明感のある仕上がりを目指したい方におすすめです。

パーソナルカラーに合わせて選ぶのもおすすめ

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市販のヘアカラーは、自身のパーソナルカラーに合わせて選ぶのもひとつの方法です。

例えば、イエベ春の方に似合うとされているのは、明るいブラウン系やベージュなど。ピンク系のあたたかみのある色もおすすめです。イエベ秋の方に似合うのは、ダークブラウンやオレンジブラウンなど。落ち着いた市販のヘアカラーを選ぶのがポイントです。

ブルべ夏の方は、グレー系やアッシュピンク系のヘアカラーが得意。茶髪にしたい場合は、黄みをおさえた市販のヘアカラーを選びましょう。ブルべ冬の方にはくっきりとした髪色が似合いやすく、ブルー系のブラックなどもおすすめです。

明るさ・トーンをチェック

市販のヘアカラーの明るさを示す指標として、「トーン」の数値があります。製品に記載されているトーンの数値を目安に色を選ぶ方法も、仕上がりの明るさのイメージをつかみやすくおすすめです。

例えば、トーン5~6程度は、自然な黒髪でナチュラルな印象。トーン7~8程度は、やわらかい自然な茶色です。トーン10以上だと、やや明るめの茶色。職場などでの規定がない方におすすめです。

トーン11~12は、さらに明るい茶色で透明感が出ます。トーン13~14はブリーチが必要な明るさで、非常に高い数値。ハイトーンにしたい方に向いています。染めてから驚かないように、購入する前にトーンを確認しておきましょう。

カラー剤のテクスチャーで選ぶ

乳液・クリームタイプ

市販の乳液・クリームタイプのヘアカラーはコームでとかしながら塗るタイプで、髪全体に塗り広げやすいのが特徴です。髪の根元から毛先まで、しっかりと塗布したい方におすすめ。伸びがよいのも魅力です。

しかし、液だれしやすいことや、セルフカラーに慣れていない初心者はムラになる場合があるのは懸念点です。粘度の高いクリームタイプであれば、液だれしにくく塗りやすいので要チェック。生え際や髪の分け目にも使いやすいのがメリットです。

泡タイプ

市販の泡タイプのヘアカラーは、カラー剤がモコモコとしたフォーム状のヘアカラー。泡で髪の毛を包み込むように塗布します。慣れていなくても使いやすいので、初めて市販のアイテムを使ってセルフカラーに挑戦する方にもおすすめです。

市販の泡タイプのヘアカラーは染めるエリアを細かく分ける「ブロッキング」の作業が不要で、自分では塗りにくい後頭部にも塗りやすいのがポイント。髪の毛が長い方にもぴったりです。

容量をチェック

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市販のヘアカラーは、製品によって容量もさまざまです。髪に対して使用するカラー剤の量が足りないと、発色が悪くなったり、色ムラができたりします。十分な量を使えるように、余裕を持った容量のヘアカラーを選ぶことも大切です。

市販のヘアカラーの多くは、約120ml。セミロングの方におすすめの容量です。ロングヘアの方であれば、165ml~180ml程度のヘアカラーを選ぶのがおすすめ。120mlの製品であれば2箱用意しておきましょう。

市販ヘアカラーのおすすめ|人気アイテム

ビューティーラボ(Beautylabo) ホイップヘアカラー【医薬部外品】

ビューティーラボ(Beautylabo) ホイップヘアカラー 医薬部外品

表情の異なるピンクやブラウンなどのやさしい色味から、こだわりのニュアンスカラーまで展開されている市販のヘアカラー。紫系のベビーラベンダーやブルー系のアッシュカラー、絶妙な色合いのグレージュ系のカラーもラインナップされています。

ホイップの名前の通り泡タイプで、付属のシェイカーで振って泡を作るのが特徴的。泡を手ですくい、髪全体にもみ込むように使います。アロマフルーティの香りで、心地よく使えるのも魅力。最後に使用するアフターカラー美容液も付属されています。

また、うるおい成分としてはちみつ&植物・果実成分を、毛髪保護成分としてポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液を配合。髪をいたわりながら髪を染めたい方にもおすすめです。

パルティ(Palty) カラーリングミルク【医薬部外品】

パルティ(Palty) カラーリングミルク 医薬部外品

黒髪や明るい髪の方向けの、市販のヘアカラー。ナチュラルな印象のなじみシリーズと、さまざまな表情が楽しめるはなやかシリーズがあり、豊富な色展開で販売されています。

同じグレージュにも複数の種類があり、染める前の髪色を考慮して選びやすいのも魅力です。

ヘアカラー剤は乳液タイプで、たれにくいのがポイント。髪に密着するので、ブラシを使わず手だけでも手軽に使えます。容量も、一般的なヘアカラーより多めの180g。たっぷり惜しみなく使えて、ムラ染まりを防ぎます。

また、うるおい成分として、オレンジ果汁・リンゴ果汁・モモ果汁・レモン果汁を配合。染めた後に使うヘアトリートメントセラムもセットになっているので、ツヤのあるきれいな髪色を長く楽しめます。

ビューティーン(Beauteen) メイクアップカラー【医薬部外品】

ビューティーン(Beauteen) メイクアップカラー 医薬部外品

赤やシルバー、オレンジなど、鮮やかな色味が楽しめる市販のヘアカラー。明るめの髪色を楽しみたい方におすすめのアイテムです。

泡立つ乳液タイプで、ムラになりにくく髪全体になじませやすいテクスチャーも特徴。乳液タイプから泡タイプへと変化する、ユニークな質感です。

はっきりとした色味を出すためには事前にブリーチしておくことがポイントですが、カラーによってはブリーチなしの黒髪でも使用可能です。染める前の髪色と仕上がりのイメージについては、パッケージに示されているので事前に確認しておきましょう。

エブリ ヘアカラー【医薬部外品】

エブリ ヘアカラー

自分らしい髪色を楽しみたい方におすすめの市販ヘアカラー。グレーやレッド、カーキなど、落ち着いたカラーから特徴的なカラーまで幅広く展開されています。

ブラシ型ノズルで髪に塗布するので、ブラッシング感覚で手軽に使えるのも魅力。また、黒髪・茶髪用ですが、白髪が気になり始めた方も使用可能です。

さらに、うるおい成分としてアボカドオイル、つややか成分としてアーモンドオイル、毛髪保護成分としてホホバオイルも配合されています。髪表面をいたわりながら色づけられるヘアカラーです。

カラリス ヘアカラーセット【医薬部外品】

カラリス ヘアカラーセット 医薬部外品

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オリーブやアッシュ、ブラウンなど自然なカラーがラインナップされている市販のヘアカラーです。ヘアサロンのような仕上がりを目指して開発されたアイテム。髪が傷みにくい市販ヘアカラーを探している方にもおすすめです。

染めるために必要な道具がそろった9点セットで、初めての方にもぴったり。使用後のケアに特化したトリートメントも付属しています。

カラーだけでなくトーンにも種類があるので、軟毛の方や硬毛の方など、自分の毛質にあわせて考えたい方にもぴったりです。また、各パーソナルカラーに合うカラーが展開されており、公式サイトでもくわしく紹介されています。

花王(Kao) リーゼ 泡カラー【医薬部外品】

花王(Kao) リーゼ 泡カラー 医薬部外品

落ち着いたカラーの「あか抜けナチュラルライン」と、重さが出にくい暗めカラーの「ニュアンス暗髪ライン」の、合計16色からなるヘアカラー。同じブラウン系でも、ミルクティのような明るい色からダークブラウンのような暗めの色まで展開されています。

もとの髪色が黒い方に着目して作られたアイテムで、赤みやオレンジが出やすい黒髪でもやわらかい印象に仕上がりやすいのが特徴的。泡を髪に揉みこむことで染められるので、初めての方にもおすすめの市販のヘアカラーです。

また、毛髪保護成分として水解シルク液・軟質ラノリン脂肪酸が、うるおい成分としてきいちごエキス・ローヤルゼリーエキスが配合されています。

サイオス(syoss) カラージェニック ミルキーヘアカラー【医薬部外品】

サイオス(syoss) カラージェニック ミルキーヘアカラー 医薬部外品

黒髪だけでなく、髪をかきあげたときなどに気付く程度の白髪にもおすすめのヘアカラー。オレンジやピンクなど赤みのあるカラーから、アッシュやインディゴのような赤みをおさえたカラーまで幅広くラインナップされています。

ヘアカラー剤はなめらかなミルキータイプで、均一に塗り広げやすいのも魅力。くし型ノズルで、直接見えない後頭部などにも使いやすいアイテムです。

また、うるおい成分としてアーモンド油・アルガニアスピノサ核油・アンズ油・オリーブオイル・ゴマ油・サフラワー油・マカデミア種子油・カニナバラ果実油が配合されています。

マンダム(mandom) ルシードエル ミルクジャム ヘアカラー【医薬部外品】

マンダム(mandom) ルシードエル ミルクジャム ヘアカラー 医薬部外品

髪に広げやすくムラになりにくい、ミルクタイプの市販ヘアカラー。ジャムのようにとろりとした乳液状テクスチャーで、髪全体になじませやすいのが特徴です。ブロッキングも不要で、どこからでも塗り始められます。

やわらかく上品な色合いが多くラインナップされているのも魅力です。また、うるおい成分としてコラーゲンが、ツヤ成分としてパールカルクエキスが配合されています。美しい仕上がりにこだわりたい方にもおすすめのヘアカラーです。

市販ヘアカラーのおすすめ|メンズ向け

マンダム(mandom) ギャツビー ナチュラルブリーチカラー【医薬部外品】

マンダム(mandom) ギャツビー ナチュラルブリーチカラー 医薬部外品

ベージュ系やブラウン系のほか、レッド系やオレンジ系のカラーも展開されているメンズ向けの市販ヘアカラー。伸びのよいクリームが髪に密着しやすいのがメリットです。ムラなく全体に広げられます。

ツンとするにおいが軽減された、アクアフルーティの香りもポイント。使いやすさにこだわって選びたい方にもぴったりです。

メンズパルティ エナジーブリーチカラー【医薬部外品】

メンズパルティ エナジーブリーチカラー 医薬部外品

クリーミーな乳液タイプでたれにくく、短い髪にも使いやすいメンズ向けの市販ヘアカラー。ブリーチしながらしっかりと色づけるアイテムなので、きれいな発色にこだわる方におすすめです。

また、気になるにおいが軽減されており、使いやすいのもポイント。マイルドなシトラスの香りで、心地よく使用できます。

うるおい成分として、ニンジンエキス・ローヤルゼリーエキス・ウコンエキスを配合。さらに、つややか成分としてアーモンドオイルが、毛髪保護成分として海藻エキスが配合されています。

マンダム(mandom) ルシード デザインヘアカラー【医薬部外品】

マンダム(mandom) ルシード デザインヘアカラー 医薬部外品

白髪にも黒髪にも使える、メンズ向けの市販ヘアカラー。黒髪に白髪が混ざっている状態でも、染めた後の仕上がりにムラが出にくいと謳われているのが特徴です。

髪全体に塗りやすい乳液タイプで、ナチュラルグリーンの香りも魅力。クシ型ノズルで、ブラッシング感覚で髪に塗布できます。使いやすいヘアカラーを探している方にもおすすめです。

また、ハリ・コシ成分としてジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液が、毛髪補修成分としてL-グルタミン酸が配合されています。髪を色づけながら、ダメージを抑えたアイテムです。

ブラウン系とアッシュ系のカラーがラインナップされており、どれも比較的明るめ。髪が太くて硬い方にもおすすめです。

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市販ヘアカラーで上手に染める方法

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市販ヘアカラーで髪を染める際、タオル・ケープ・手袋など必要な道具は、事前に準備しておくことがポイント。また、きれいに仕上げるためには、髪質や染める部分などにあわせてヘアカラー剤の塗り方や時間を調整することも大切です。

目安として、かたくて太い髪の毛の場合や、もみあげ・えり足などを染める場合は、へカラー剤は多め、放置時間は長めがおすすめ。もちろん放置時間などは製品によって異なるので、必ずそれぞれの使用説明書をよく読みましょう。

また、ヘアカラーを使う環境にも注目。冬などの寒い時期で室温が20℃未満の場合や、夏の猛暑などで室温が30℃を超えている場合には、空調で室温が20~30℃になるよう調節してから使いましょう。

市販ヘアカラーをきれいに長持ちさせるコツ

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市販ヘアカラーで染めた髪色をきれいに長持ちさせるためには、日々のケアを丁寧におこなうことが大切です。

帽子や日傘などで髪の紫外線対策を行うほか、洗い流さないトリートメントを使用するなど、髪をいたわる生活習慣を身につけましょう。ヘアカラーした髪専用のトリートメントを使うのもひとつの方法です。

なお、ヘアカラーの後1週間はパーマを控えたり、トニックや育毛剤を避けるのがおすすめ。色落ち・変色につながる場合があります。

市販のヘアカラーで白髪も染められる?

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市販ヘアカラーでも、白髪に色づけることは可能です。しかし、白髪染め用でないヘアカラーを白髪部分に使用すると、白髪部分だけ期待通りの色が入らなかったり、色ムラが生じたりする場合がある点には留意しておきましょう。

また、白髪にも使用できるかどうかは製品のパッケージや公式サイトに記載されていることもあります。白髪への使用を検討している方は、事前にチェックしてみてください。

仕上がりや色味にこだわりたい場合には、専用の白髪染めヘアカラーを使うのがおすすめです。

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