2023年9月21日より幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2023」。全館貸し切っての開催は実に4年ぶりとなり、総出展社数も過去最多の787社と大きな盛り上がりを見せています。
本記事では、今年もTGS会場へ潜入したSAKIDORI編集部が「BenQブース」の様子をご紹介。新しく発表された4Kゲーミングプロジェクター「X Series」や人気ゲーミングモニター「MOBIUZ」「ZOWIE」について新情報があるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
BenQ 4Kゲーミングプロジェクター「X Series」の特徴
X3100i
X Seriesのハイエンドモデルとして展示されている「X3100i」。4K/60Hz動作時は16.7ms、1080p/240Hz動作時は4.2msと非常に高速な応答速度に対応しているのが本シリーズの魅力ですが、なかでも本機は頭一つ抜けた性能があります。特に目立つのが、明るさが3300ANSIルーメンであること。前モデルよりも300ANSIルーメン明るくなり、さらにはっきりと美しい映像を映し出せるようになったのがポイントです。
DCI-P3カバー率が100%である点にも注目。高色域かつ色の再現性にも優れており、RPGなどのハイクオリティなゲームグラフィックを存分に大画面で楽しむこともできます。また、同シリーズの別機種2台はFPS・スポーツゲーム・RPGの3つのモードを搭載していますが、X3000iはこれらに加えレーシングモードも搭載。赤や青が特に映えるモードで、観客・エンジンなどの音声も強調されます。
本体に備えられているツマミを動かすことで、映像の上下位置を調節できるのもポイント。台形補正機能を使うと応答速度が遅くなるといったデメリットが生じますが、本機能で画面を調節することで、本来の性能を余すことなく発揮することが可能です。
なお、3つのモデルすべてがAndroid TVを搭載しているので、インターネット環境があればNetflixなどで映画鑑賞も行えます。
▲大画面でハイクオリティなゲーム映像を楽しむことが可能。写真は80インチ程度なので、距離を調節すればさらに大きな画面で映せます
▲くっきり明るく表示されたゲーム映像
X500i
短焦点を採用した4Kゲーミングプロジェクター「X500i」。1.5mという短い距離でも100インチの大画面で映像を映し出せるのが魅力です。明るさは2200ANSIルーメンと、X3000iと比較するとやや落ちますが、部屋でゲームをプレイしたり映画を観たりするには十分な性能を備えています。
シリーズ共通ではありますが、本機は光源に4LEDを採用。発熱が少ないほか、高速起動・高速シャットダウンで使いやすいといったメリットもあります。一人暮らし用の物件に住んでいる方におすすめです。
X300G
X Seriesのなかでもっともコンパクトな見た目をしているのが「X300G」。本体サイズは約211×179×182mmと、部屋に置きやすいサイズです。
重量も約3kgと軽量で、部屋から別の部屋へ持ち運ぶのが簡単。たとえば、1人のときは自分の部屋でゲームをプレイし、友人が来たときはリビングで大勢と遊ぶといった使い方ができます。
リモコンでの操作が可能なうえ、本体上部にもボタンが搭載されています。アクセスしやすく、手が届く範囲に置けばリモコンを探す手間なく即座に操作することが可能。スティックで直感的に操作できるのも魅力です。
▲リモコンも付属
BenQの人気ゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」「ZOWIE」もソフトウェアアップデートが
Color Shuttle
カジュアルにゲームを楽しみたい方向けのゲーミングモニター「MOBIUZ」でファームウェアアップデートを行うことにより、「Color Shuttle」が利用可能になりました。
本ソフトウェアは、各ゲームタイトルに適したカラー設定をインストールすることができるというもの。最大3つまで登録でき、プレイするゲームに合わせて簡単に設定を変えられるのが魅力です。より没入感のある状態でゲームをプレイしたい方に適しています。
▲幅広いゲームタイトルに対応
DyAc2.0
プロゲーマーも愛用する本格ゲーミングモニター「ZOWIE」。BenQブースでは、同社独自の機能である「DyAc」がさらに進化した「DyAc2.0」を体験できます。
ZOWIEといえば、高リフレッシュレートが魅力のシリーズですが、このDyAc2.0によって、より映像が見やすくなるそう。実際にDyAcとDyAc2.0のゲーミングモニターを並べて比較できるようになっていますが、確かにはっきりと見えるようになっていると感じました。
過去最大級の盛り上がりを見せている「東京ゲームショウ2023」。BenQブースでは、ゲーミングプロジェクターの映像を生で見られるほか、実際にゲームをプレイすることも可能です。ほかにも、ゲーミングモニターやマウスなど、さまざまなデバイスが展示されているので、ゲーマーの方はぜひチェックしてみてください。