旅行などで利用される新幹線。通常、役目を終えると車両は廃棄されてしまいますが、実は新幹線の車両には再利用できる資源が多くあります。

そこで今回は、引退したN700系typeAの窓と座席生地を再利用した「テーブル&スツール」をご紹介します。廃材を活用したエコフレンドリーな本製品。新幹線が好きな方はぜひチェックしてみてください。

引退したN700系typeAの窓と座席生地を再利用

今回の「テーブル&スツール」には、引退したN700系typeAの窓と座席生地が再利用されています。テーブルの天板には、強度かつ透明度が高い特徴を有するポリカーボネート製の窓を使用しているのがポイントです。

窓の厚みは約1.7cmあり、新幹線の乗客をしっかりと守れる強度を保持。テーブルの天板にぴったりの素材です。新幹線で使用されている状態では気づきにくい、シールや記号がそのまま残されています。解体した後だからこそわかるパーツの姿も魅力のひとつです。

新幹線の座席に使用されていた生地はスツールのクッションとして使用されています。ベルベットやビロードとも呼ばれるモケット生地で、上質な見た目や触り心地の良さが特徴です。

本製品に座れば、自宅でも新幹線に乗っている気分を味わうことが可能。また、本製品の脚元にはJR東海承認済アップサイクルアイテムの証として、N700系typeAマークが配置されています。

コースターやテーブルランナーにも素材を再利用

「テーブル&スツール」のほかに、コースターとテーブルランナ―の2アイテムも展開。コースターは3枚セットで、スツールと同様に座席の生地が再利用されています。JR東海承認済アップサイクルアイテムの証であるプリントロゴネームが配置されているのが特徴です。

テーブルランナーとして再利用されているのは新幹線の座席に掛かっていたもたれカバー。普通車のもたれカバーよりも一回り大きいグリーン車のもたれカバーを使用しています。特別感を感じられるのも魅力です。

テーブルランナーにも、アップサイクルの証であるN700Sのロゴマークが刺繍されています。

テーブルとスツールを支えるサステナブル素材

窓と座席生地を再利用した「テーブル&スツール」を支えるのは、現代に必須なサステナブル素材であるマッスルカードボード。見た目は段ボールのようですが、木材・鉄・アルミ・プラスチックに代わる魅力的な素材です。耐荷重と強度に優れています。

マッスルカードボードは、丈夫ゆえに反発力が強く、折り曲げが難しかったり、カットできる形に制約があったりします。しかし、本製品は素材の制約を考慮しながら美しいデザインを保持。組み立てはすべて手作業で行われています。

ひとつひとつ繊細かつ大胆に形にした、メイドインジャパンのアイテムです。サステナブルな素材が徹底的に使用されている本製品。エコフレンドリーなアイテムを探している方にはぴったりです。

本製品は、応援購入サービス「Makuake」にて購入可能です。