美味しそうな料理の描写と心あたたまるストーリーが魅力の料理・グルメ漫画。登場人物の人間模様に感動したり、作品内のレシピを実際に作ってみたりと、さまざまな楽しみ方があります。
今回は、料理・グルメ漫画のおすすめをSAKIDORI独自のランキング形式でご紹介。読むと思わず食べたくなるような飯テロ作品や、実際に役に立つレシピ掲載作品も掲載しているので、ぜひ作品選定の参考にしてみてください。
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- 目次
- 料理・グルメ漫画のおすすめランキング|名作
- 料理・グルメ漫画のおすすめランキング|ドラマ化やアニメ化で人気
- 料理・グルメ漫画のおすすめランキング|ヒューマンドラマ・恋愛系
- 料理・グルメ漫画のおすすめランキング|食べ飲みっぷりが気持ちよい作品
- 料理・グルメ漫画のおすすめランキング|異世界ファンタジー系
料理・グルメ漫画のおすすめランキング|名作
第1位 美味しんぼ
小学館 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ 既刊111巻

グルメブームの火付け役となり、累計発行部数1億3500万部を突破した、日本のグルメ漫画の代表作です。1983年に「ビッグコミックスピリッツ」で連載を開始し、1987年に第32回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。アニメ化・映画化・ドラマ化などメディアミックス作品も多数展開されています。
無神経でぐうたらながらも、鋭敏な味覚と広範な食の知識を持つ東西新聞文化部記者・山岡士郎が主人公。後輩の栗田ゆう子とともに、新聞社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに挑むことになります。
そんな山岡の父親は絶縁状態にあり、美食倶楽部を主宰する美食家・海原雄山。ライバル紙の帝都新聞は、その海原を監修に迎えて「至高のメニュー」という企画を立ち上げ、東西新聞に抵抗してきました。こうして、山岡と海原は料理対決を繰り返していくのです。
1980年代の外食文化定着に大きな影響を与え、後続のグルメ漫画ジャンル確立の礎を築いた名作。食文化への探求を通じてさまざまな社会問題や人間関係が描かれ、単なるグルメ漫画を超えた奥深さがあります。料理はもちろん、食文化に興味がある方におすすめです。
第2位 クッキングパパ
講談社 著者:うえやまとち 既刊174巻

1985年から約40年以上にわたり『モーニング』で連載されるご長寿グルメ・家族漫画です。1992年にはアニメ化され、2008年には実写ドラマ化も果たしています。料理を通じて家族愛と人間関係を深める心あたたまる物語です。
主人公は福岡市の金丸産業営業二課に勤める有能なサラリーマン・荒岩一味。新聞記者の妻・虹子と2人の子供まこと、みゆきを持ち、家族を何より大切にしています。
多忙を極める仕事の合間に、家族のために日々料理を作る荒岩。家族の「おいしい笑顔」を活力に、家庭人として、ときには企業人としてその腕を振るうのです。
毎話、実用的な料理レシピとメニューが紹介されるため、実用的な料理漫画として役立てられるのが魅力。ほのぼのとしたストーリーを中心に、社会的な問題も時折取り上げる奥深さもポイント。家族愛や人情ものが好きな方におすすめです。
第3位 味いちもんめ
小学館 原作:あべ善太 作画:倉田よしみ 全33巻

昭和の料亭を舞台に、板前の世界と人情を描いた日本料理漫画の傑作です。「ビッグコミックスペリオール」で連載されており、1999年に第44回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。1999年に原作者の急逝により未完のまま終了しましたが、その後連載が再開され、続編も連載されました。
主人公は新宿の料亭「藤村」に入ったばかりの新米板前・伊橋悟。料理学校を首席で卒業した彼は、洗い物やゴミ捨てといった雑用ばかりやらされる「追い回し(アヒル)」に飽き飽きしていました。
彼の不満を聞いた立板・横川は、悟の腕前がどの程度のものか確かめるため、追い回し歴3年の谷沢とともに桂剥きをさせてみますが……。
日本料理の技術や料亭の世界をリアルに描きつつ、登場人物の心の成長や人間ドラマも丁寧に表現された名作。日本料理や文化に興味がある方、主人公の成長が楽しめる作品が好きな方におすすめです。
第4位 ミスター味っ子
講談社 著者:寺沢大介 全19巻完結

グルメ漫画としては初めてアニメ化を果たした金字塔的な作品で、天才料理少年の料理対決を描いた名作です。1986~1989年に「週刊少年マガジン」で連載され、1988年に第12回講談社漫画賞少年部門を受賞。アニメは2年間と長期で放送されたほか、ドラマ化も実現しています。
主人公は亡き父が残した「日之出食堂」を母とともに支える天才料理少年・味吉陽一。ある日、食堂に訪れた日本料理界の重鎮で「味皇」と呼ばれる村田源二郎が、陽一の作ったカツ丼に感銘を受け、その腕を認めました。
こうして、味皇との出会いを機に、陽一はさまざまな料理人との料理対決に挑むようになります。奇想天外なアイデア料理や創作料理バトルを繰り広げながら、美味しい味を追求し成長していく物語です。
料理を通じた熱いバトル模様と、料理を食べたキャラクターの派手なリアクション表現が話題を呼びました。昭和の下町の懐かしい雰囲気や、あたたかみのある人間関係も魅力。手に汗を握る料理対決を見たい方におすすめです。
第5位 中華一番!
講談社 著者:小川悦司 全5巻完結

1995年から「週刊少年マガジン」で連載された、中国料理を題材とした本格的な料理漫画です。1997年にテレビアニメ化され、続編「真・中華一番!」も2019年にアニメ化されるなど長く愛され続けています。
舞台は19世紀清朝末期の中国です。凄腕料理人だった女性料理人・パイの忘れ形見で、四川省の少年・マオが主人公。母が料理長を務めていた国営料理店「菊下楼」で新料理長選抜勝利が行われ、パイの弟子との勝負の結果、マオが料理長の座を勝ち取ります。
しかし、彼はさらなる料理の腕を磨くため、広東省広州の名店「陽泉酒家」で修行することを決意。陽泉酒家でフランス人シェフや餃子兄弟など強力なライバルたちと、料理対決を繰り広げます。
料理の描写が非常に魅力的で、麻婆豆腐や青椒肉絲などが美味しそうに描かれており、迫力ある料理バトルが楽しめます。本格的な料理漫画や中華料理が好きな方におすすめの名作です。
第6位 OH!MYコンブ
講談社 漫画:かみやたかひろ 企画・監修:秋元康 全12巻完結

1990年から「コミックボンボン」で連載されたグルメ・料理漫画です。”リトルグルメの天才”と称される小学生の少年・なべやきコンブによる斬新な創作料理を描いた作品。アニメ化もされたほか、約30年後を描いた続編『OH!MYコンブミドル』が2021年から「モーニング」で連載されるなど、長く愛され続けています。
ぺろりん村に住む少年料理人・なべやきコンブは、天才的な料理の腕を持ち、市販のお菓子やインスタント食品、身近な食材を使った創作料理「リトルグルメ」を極めています。
学校や村で起こるさまざまな騒動をギャグタッチで描きながら、リトルグルメを武器にライバルと戦うストーリー。子供だけでなく大人たちも新たな味覚の世界へ導いていきます。
基本は1話完結のコメディ形式ですが、連載中盤以降はシリアスな展開もあり、メリハリのある構成。ギャグとグルメが融合した独特な世界観で、料理のアイデアも豊富で実際に作ってみたくなる、おすすめの作品です。
第7位 トリコ
集英社 著者:島袋光年 全43巻完結
2008~2016年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された、人気のグルメバトル漫画です。「グルメ時代」と呼ばれる独特な世界観を舞台に描かれた冒険物語。アニメ化もされ、約8年半の長期連載で愛されました。
舞台は未開の味を求めて、「美食屋」が活躍する世界。美食屋四天王の1人であるトリコは、ホテルグルメの料理長・小松とコンビを組み、伝説の食材「GOD」や美食神アカシアのフルコースを求めて冒険に出ます。
旅の途中で敵対組織「美食會」との激しい戦いが待ち受けており、数々の絶品食材を追い求める壮大な物語が展開。トリコの豪快な性格と小松の慎重な性格が絶妙なバランスを生み出し、2人の成長も描かれていきます。
料理や食材の描写が非常に魅力的で、読んでいると美味しそうな食べ物に心躍る作品。トリコと小松のコンビネーションも評価が高く、友情と冒険など、少年漫画の王道が詰まっています。バトル要素のあるグルメ漫画や、ジャンプらしい熱い展開が好きな方におすすめです。
第8位 深夜食堂
小学館 著者:安倍夜郎 既刊29巻
“日本を代表する国民的食コミック”と謳われ、世界各国で愛されている料理漫画です。2007年から「ビッグコミックオリジナル」にて連載中。メディアミックス作品も高い評価を集め、小林薫主演のドラマはシリーズ化されています。
舞台は、歓楽街の路地裏に「めしや」と書かれたのれんを掲げる、小さな料理屋。深夜0時から朝の7時ごろまで営業していることから、人々からは”深夜食堂”と呼ばれていました。
メニューはわずかしかなく、客の要望に合わせて作れるものを何でも提供してくれる小さな店。タコさんウインナーや1日置いたカレーなど、どこか懐かしさを感じさせる庶民的な料理が多く登場します。
カウンター式の小さな料理屋で繋がった人々のささやかなドラマが、1話完結で展開されていくのがポイント。人のあたたかみと絆を感じられるような物語が好きな方におすすめの作品です。
第9位 焼きたて!!ジャぱん
小学館 著者:橋口たかし 全26巻完結
パン職人を目指す少年の夢と成長を描いたグルメ漫画です。「週刊少年サンデー」で2002~2007年まで連載され、第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。累計発行部数600万部を突破し、アニメ化も実現した人気作品です。LINEマンガで続編も連載されるほどの支持を得ました。
主人公は、幼少期に近所にあったパン屋「サンピエール」で、抜群に美味しいパンを食べたことをきっかけに、日本人が世界に誇れる独自のパン「ジャぱん」を作ることを夢見る少年・東和馬。東京で1,2を争う有名なベーカリーショップ「パンタジア」の採用試験に挑戦し、パンタジア南東京支店で修行を積むことになります。
ライバルたちとの出会いや競い合いを通じて、和馬がパン作りの奥深さと技術を学んでいくストーリー。専門的なパン作りの知識や用語も詳しく解説されており、パンの世界について深く知られるのが魅力です。
パン作りのリアルで美味しそうな描写にギャグ要素も加わり、読みやすく楽しめる構成。熱いバトルシーンや、和馬が夢を追い求めひたむきに頑張る姿など、少年漫画の面白みもあります。料理漫画ファンはもちろん、パンが好きな方にもおすすめです。
第10位 らーめん才遊記
小学館 作:久部緑郎 画:河合単 全11巻完結
ラーメンコンサルティングを題材にした、ビジネス×グルメ漫画の傑作です。久部緑郎と河合単による人気作『ラーメン発見伝』の続編的な位置づけで、2020年に鈴木京香主演でドラマ化もされました。さらに、本作の続編となる『らーめん再遊記』は現在も「ビッグコミックスペリオール」で連載されています。
主人公は、ラーメン向けのフードコンサルティング会社「清流企画」の新入社員・汐見ゆとり。経営に悩むラーメン店を訪れ、店舗が抱える課題を見つけ出していきます。天才的な手腕で問題を解決し、店の業績向上に導く姿が描かれるのです。
清流企画の社長でラーメン界のカリスマ・芹沢達也による理論的な解説も加わり、単なる料理対決を超えた経営戦略やマーケティング視点も学べる作品。ラーメン業界の内幕や専門知識を織り交ぜながら、成長と挑戦を描くポジティブな物語が展開されていきます。
ラーメン業界のリアルな描写と専門的な知識が詰まっており、グルメ漫画の最高峰との声も上がる名作。ラーメン好きはもちろん、ビジネスやコンサルティングに興味がある方にもおすすめです。
料理・グルメ漫画のおすすめランキング|ドラマ化やアニメ化で人気
第1位 孤独のグルメ 新装版
扶桑社 原作:久住昌之 作画:谷口ジロー 全2巻完結

輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、仕事で訪れたさまざまな土地の料理を味わうハードボイルド・グルメ漫画。松重豊主演でドラマ化され、社会現象となった人気作の原点です。
主人公は、仕事で各地を回る五郎が営業先で空腹を感じ、直感で選んだ飲食店に立ち寄ります。店の雰囲気から始まり、メニュー選びや食事まで、五郎の心情が丁寧に描写されているのが特徴です。
料理のウンチクを語るのではなく、食べることの純粋な喜びと至福の時間に焦点を当てたユニークな構成。実在する店舗も多数登場し、読者にとって身近でリアルな食体験を味わえます。
1人で食事することの魅力を再発見でき、グルメ漫画の新境地を開いた革新的な作品として高く評価。1話完結で隙間時間にも読みやすく、食事の楽しさを改めて感じたい方におすすめです。
第2位 きのう何食べた?
講談社 著者:よしながふみ 既刊24巻
同性カップルの日常を、料理を通じて描いたヒューマンドラマ漫画の傑作です。『大奥』などで有名なよしながふみによる「モーニング」の人気連載作品。ドラマ化・映画化で社会現象級の人気を獲得し、累計発行部数945万部を突破した話題作です。
主人公は、弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二の同性カップル。節約家で料理上手な史朗が作る手料理を中心に、2人の日常生活が丁寧に描かれます。レシピや食材のこだわり、調理の工夫も詳細に表現されているのが特徴です。
食事のシーンを通じて、2人の関係性や家族としての絆が自然に伝わってきます。料理の美味しそうな描写とともに描かれる、中年カップルのリアルな生活感も魅力です。
年齢を重ねることの意味や日常の大切さも感じられます。単純な料理漫画を超えた深みのある作品として高く評価されている、おすすめのタイトルです。
第3位 食戟のソーマ
集英社 原作:附田祐斗 作画:佐伯俊 全36巻完結
2012〜2019年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「超快感&新食感」グルメ漫画です。名門料理学校を舞台に、一流の料理人を目指す生徒たちのバトルと成長が描かれます。累計発行部数2000万部を突破し、アニメは5期制作された大ヒット作です。
主人公は、下町の定食屋「食事処ゆきひら」の跡取り息子・幸平創真。彼の夢は料理人である父を超えることでした。しかし、その父の突然の海外渡航により、超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」に編入することを告げられます。
学園では「食戟」と呼ばれる料理対決が行われており、創真は厳しい課題やライバルたちに立ち向かうのです。
料理研究家・森崎友紀の協力によるリアルな料理描写や、個性豊かなキャラクターたちの友情と成長が丁寧に描かれています。料理を食べた人々のリアクションを、大胆なお色気描写で表現しているのも見どころ。料理とバトルの両要素を楽しみたい方におすすめです。
第4位 ゴールデンカムイ
集英社 著者:野田サトル 全31巻完結
明治時代末期の北海道を舞台に、莫大な埋蔵金を奪い合う壮大なスケールの生存競争サバイバル漫画。第22回手塚治虫文化賞マンガ大賞など、数多くの漫画賞に輝いた傑作です。
かつて、日露戦争での鬼神のような活躍から”不死身の杉元”と呼ばれた元兵士・杉元佐一。ある目的から、一攫千金を狙って北海道へと足を踏み入れた杉元は、かつてアイヌが隠したという莫大な埋蔵金の噂を耳にします。
埋蔵金の手がかりを握るのは、凶悪な死刑囚たち。アイヌの少女・アシㇼパと出会った杉元は、彼女とともにこの黄金争奪戦へと参戦します。
黄金をめぐるサバイバル競争を、謎とユーモアたっぷりに描いた本作品。アイヌの狩猟文化や各地の郷土料理などの、本格グルメ要素が楽しめるのも特徴です。明治時代の食文化とアイヌの民族料理が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
第5位 ラーメン大好き小泉さん
秋田書店 著者:鳴海なる 既刊13巻
無口でクールな美少女がラーメンに対してだけ熱い想いを爆発させる「ギャップ萌え」が魅力のグルメ漫画。アニメ化・実写ドラマ化もされた人気作品で、従来のグルメ漫画とは一線を画した独特の表現が話題になりました。
主人公は、転校してきたクールで無口な女子高生・小泉さん。普段は感情を表に出さず、同級生との会話もそっけない態度をとっています。
実は、そんな彼女はラーメンが大好きで日ごとに美味しいラーメンを求め、1人で店に並び大盛りのラーメンを平らげる「ラーメンマニア」でした。ラーメンを食べるときの恍惚とした表情は、まさに至福のひとときです。
コメディータッチの作品ながら、具やスープ、麺など細部にわたる描写がたまらない作品で、知る人ぞ知る実在するラーメン店も多数登場するのが特徴。ラーメン好きの方はもちろん、かわいいキャラクターのギャップ萌えが好きな方におすすめの作品です。
第6位 舞妓さんちのまかないさん
小学館 著者:小山愛子 全30巻完結
第65回小学館漫画賞少年向け部門を受賞し、累計発行部数350万部を突破したグルメ漫画。2016~2025年まで「週刊少年サンデー」にて連載されました。京都の花街で暮らす舞妓たちの日常を、手作り料理を通して描いた作品です。アニメ化やNetflixでドラマ化もされています。
青森から舞妓を目指し、京都の花街にやってきた幼なじみのキヨとすみれ。しかし、キヨはひょんなことから舞妓が共同生活を送る「屋形」で、舞妓たちの食事を作る「まかないさん」へと転身します。
その裏には、ある意外な理由がありました。舞妓たちが仕事を終えて帰ってくる屋形で、キヨが作るあたたかい手料理が、彼女たちの心と体を支えていくのです。
青森の郷土料理から京都の伝統料理まで、さまざまな料理が登場し、食事を囲む舞妓たちの笑顔が印象的に描かれます。料理の丁寧な描写と舞妓の生活のリアルな表現が高く評価されている、読者の心を癒す作品。京都の文化や食文化に触れながら、あたたかい人間関係を楽しみたい方におすすめです。
第7位 フェルマーの料理
講談社 著者:小林有吾 既刊5巻
大人気サッカー漫画『アオアシ』の小林有吾による、数学的思考を料理に応用する異色のグルメ漫画。2018年に「月刊少年マガジン」で連載開始され、2023年にドラマ化、2025年にアニメ化もされた注目作品です。
主人公は、数学オリンピックの合宿で挫折を味わった高校3年生・北田岳。数学者の道を諦めた岳は、学食でアルバイトをして日々を過ごしていました。
ある日、岳が作ったナポリタンがきっかけで、謎のカリスマシェフ・朝倉海と運命的な出会いを果たします。海に数学的発想を料理に活かす可能性を見出された岳は、料理の世界へと足を踏み入れることになるのです。
数学と料理という、一見異なる分野を組み合わせた斬新な設定が話題を呼んでいます。数学的思考と料理の融合が生み出すハラハラ感のあるストーリー展開と、小林有吾の熱量あふれる作画が高く評価されている作品。料理の論理や理詰めのプロセスに興味がある方におすすめです。
第8位 いつかティファニーで朝食を
新潮社 著者:マキヒロチ 全14巻完結
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朝食へのこだわりを追求する28歳女性の人生模様を繊細に描いたグルメ漫画。「月刊コミックバンチ」で連載され、ドラマ化もされた人気の作品です。リアルな朝食文化と女性の生き方をテーマにした大人の女性向け漫画として高く評価されています。
主人公の佐藤麻里子は、7年間同棲していた編集者の恋人・創太郎のだらしない生活に幻滅していました。朝食を大切にしたい麻里子は、思い切って恋人と別れ、自分の朝食を見直すことを決意します。
そして、朝食にこだわりを持つ生活を通じて、群馬県出身の高校時代の友人3人とともに、それぞれの生き方を模索していく姿が描かれるのです。
作中には実在する飲食店も多数登場し、美しい朝食描写が話題を呼んでいます。丁寧な作画とリアルな女性のライフステージが共感を呼びました。東京のおしゃれスポットに興味がある方や、仕事・恋愛・人生に疲れを感じている方におすすめの癒し系漫画です。
第9位 バンビ~ノ!
小学館 著者:せきやてつじ 全15巻完結

イタリア料理人の厳しい修行と成長をリアルに描いた本格料理漫画。第53回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、松本潤主演でドラマ化もされた人気作品です。
主人公は、福岡市の城南大学に通いながら、恋人の恵理と将来店を持つことを夢見て、イタリア料理店「サンマルツァーノ」でアルバイトをする伴省吾ことバンビ。調理師免許を取得した彼は、マスターの紹介で東京六本木の老舗イタリア料理店「トラットリア・バッカナーレ」に修行に出ることになります。
未熟な「バンビーノ」として厳しい現場に身を置いた省吾。しかし、調理場のペースにまったくついていけず、皿洗いに回されてしまい……。
本場イタリア料理の世界で、バンビが一人前の料理人を目指す姿が熱く描かれ、先輩シェフたちとの関係や料理への情熱を通じて成長していきます。リアルな料理描写と登場人物の心理描写がポイント。熱いグルメ漫画に興味がある方や、成長ストーリーが好きな方におすすめです。
第10位 信長のシェフ
芳文社 原作:西村ミツル 作画:梶川卓郎 全37巻完結
現代の料理人が戦国時代にタイムスリップし、さまざまな無理難題に挑んでいく戦国グルメ漫画です。2011~2024年まで「週刊漫画TIMES」にて連載されていました。2013年には玉森裕太主演でドラマ化もされています。
現代の料理人・ケンが目を覚ますと、そこはなんと永禄11年(1568年)の戦国時代で記憶を失ってしまいました。しかし、料理の技術だけは失われておらず、当時存在しなかった調理法で作った料理は、瞬く間に京の都で評判になります。
その腕前がやがて戦国の覇王・織田信長の知るところとなり、信長はケンを専属料理人として重用。将軍・足利義昭への料理も任せるほどの信頼を寄せるようになり……。
浅井長政や武田信玄といった戦国武将たちとの関わりのなかで、ケンの料理が政治的駆け引きや戦局に影響を与えていく展開が描かれます。料理シーンの美しさや著名な武将たちの生き様が、史実に沿いながら描かれるのもポイント。歴史漫画が好きな方も楽しみやすい、おすすめの料理漫画です。
第11位 衛宮さんちの今日のごはん
KADOKAWA 原作:TYPE-MOON 作画:TAa 全11巻完結
TYPE-MOON原作の大人気ビジュアルノベル『Fate/stay night』の外伝作品として、「Fate×料理」をテーマに刊行されたグルメ漫画。2016年から「ヤングエースUP」で連載され、2017年にアニメ化も果たした人気作です。料理監修を只野まことが担当し、毎話丁寧なレシピと調理法が描かれています。
原作のハードな聖杯戦争とは異なり、平和なパラレルワールドの冬木市が舞台。衛宮士郎が日常を送りながら、セイバーやライダーなどサーヴァント、桜や凛といった関わりのキャラクターたちに手料理を振る舞います。毎話きちんとした調理方法が漫画内に掲載されているのが特徴です。
1話完結型で描かれる、料理を通じた心あたたまる日常エピソード。原作の殺伐としたバトル要素は一切なく、ほのぼのとした交流シーンが中心です。
作画の美しさやかわいいキャラクター描写が好評で、丁寧な料理描写とほっこりする日常描写で高く評価されています。原作ファンはもちろん、料理好きの方や癒やし系作品を求める方にもおすすめです。
料理・グルメ漫画のおすすめランキング|ヒューマンドラマ・恋愛系
第1位 甘々と稲妻
講談社 著者:雨隠ギド 全12巻完結

家庭料理を通して、絆を深めていく親子と女子高生の食卓を描いたハートフルな料理漫画です。雨隠ギド作で「good!アフタヌーン」にて2013~2018年まで連載され完結。このマンガがすごい!2014男性編にランクイン、2016年にはアニメ化もされました。
半年前に妻を亡くした高校数学教師の犬塚公平は、5歳の娘・つむぎを男手ひとつで育てています。料理が苦手でコンビニ弁当に頼る日々。ある日、つむぎとお花見に出かけた際、母親にドタキャンされて泣いている教え子の女子高生・飯田小鳥と出会います。
その後、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねたことをきっかけに、公平・つむぎ・小鳥の3人で料理を作るようになり……。不器用ながらもつむぎのために手料理に挑戦する公平の姿が印象的です。基本的に1話につき1つのレシピがあり、料理の楽しさや家族の絆を深めていく心あたたまるエピソードが展開されます。
つむぎの天真爛漫なかわいさや、「飯テロ」級の美しい料理描写が魅力。ほのぼのとした親子関係が感動的で、ストレスなく楽しめる作品として好評です。料理好きや親子の絆を描いた作品を求める方におすすめです。
第2位 Artiste
新潮社 著者:さもえど太郎 既刊10巻
フランス・パリの料理店を舞台に、芸術性を追求する料理人たちの群像劇を描いた漫画。「くらげバンチ」で連載されており、次にくるマンガ大賞2018のコミックス部門にノミネートされました。
主人公は気弱でありながら天才的な味覚を持つ青年ジルベール。パリの有名料理店でプロンジュールとして雑用係の仕事をこなしながら過ごしています。しかし、楽観的な新人・マルコとの出会いをきっかけに、その並外れた才能が徐々に周囲の人々に認められていくようになるのです。
取材に基づいた、パリの料理人の世界観と生活感あふれるリアルな描写が魅力で、成長と人間関係の機微を味わえる物語。料理を芸術ととらえるパリの料理人たちの、巧みな技や感性に触れられるおすすめの料理漫画です。
第3位 将太の寿司
ゴマブックス 著者:寺沢大介 全27巻完結
若き寿司職人・関口将太が一流を目指して奮闘するグルメ漫画です。『ミスター味っ子』の寺沢大介が1992~1997年まで「週刊少年マガジン」で連載し、1996年に第20回講談社漫画賞少年部門を受賞。ドラマ化・アニメ化もされ、2015年まで続編や次世代編が連載されていました。
主人公は北海道小樽市の寿司店「巴寿司」を営む関口家の長男・将太。チェーン店「笹寿司」の嫌がらせによって、最低の材料しか手に入らず、経営難に苦しむ父の代わりに寿司握りコンテストに出場します。
そこで、将太の才能が認められ、東京の名店「鳳寿司」の親方からスカウトされるのです。まだツケ場に立つことが許されない身の将太ですが、どうしても自分の握った寿司を食べてもらいたい人がおり……。
伝統技術と現代の創意工夫を融合させた寿司作りの描写が魅力です。「目で盗む」職人のリアルな世界観をしっかり表現しているのもポイント。職人の世界や寿司漫画に興味がある方におすすめです。
第4位 新米姉妹のふたりごはん
KADOKAWA 著者:柊ゆたか 既刊11巻

親の再婚により突然姉妹になった2人が料理を通じて絆を深める、ハートフルなグルメ漫画です。2015年から「月刊コミック電撃大王」にて連載中。2017年には次にくるマンガ大賞コミックス部門にランクインし、累計発行部数120万部を突破したほか、2019年には実写ドラマ化もされています。
お互いの親の再婚と海外出張により、突然姉妹になり、2人きりの生活を始めることになったサチとあやり。最初はぎこちない関係だった新米姉妹でしたが、父親から届いた生ハムの原木をきっかけに一緒に料理を作り始めます。
毎日の食事作りを通して、少しずつ心の距離を縮めていく2人。料理の失敗や成功を共有しながら、本当の姉妹のような関係を築いていきます。
慣れない手つきで料理に挑戦する姉妹の姿が、ほほえましく描かれています。料理の描写がリアルで美味しそうであるうえ、実際に真似できるレシピも魅力のひとつ。ほのぼのとした日常と家族のあたたかさを感じられる、おすすめの作品です。
第5位 味噌汁でカンパイ!
小学館 著者:笹乃さい 全14巻完結
朝ごはんの味噌汁を通じて、中学生男女の日常を描くハートフルなグルメ漫画。2015年の短期集中連載から大反響により「月刊少年サンデー」で本格連載化された人気作品です。
主人公は母を早くに亡くした中学生の善一郎。働きに出ている父とも生活リズムが合わず、朝食はいつも1人でコンビニのおにぎりとインスタント味噌汁という簡素な生活を送っていました。
それを見かねて、隣に住む幼なじみの八重が毎朝手作りの味噌汁を作ってくれるようになり、2人の関係に変化が生まれます。さまざまな具材を使った味噌汁が登場し、八重の心のこもった手料理が善一郎の日常をあたたかく彩っていくのです。
父子家庭の中学生と幼なじみの交流を、味噌汁を軸に描いた珍しい設定が魅力のおすすめ作品。ほんわかした関係性と心あたたまるストーリーが読者から高く評価され、味噌汁のレパートリーが広がる実用的な面も人気です。
第6位 パパと親父のウチご飯
新潮社 著者:豊田悠 全13巻完結

料理が苦手なシングルファーザー同士がルームシェアをしながら子育てに奮闘し、子供たちのために一緒に料理を学んでいく家庭料理漫画。2014~2020年に「月刊コミックバンチ」で連載され、スピンオフ作品なども展開されている人気作です。
整体師の千石哲はある日突然、元カノから娘・愛梨を預かることになります。一方、漫画編集者の晴海昌弘は離婚して息子・清一郎を一人で育てていました。
互いに利害が一致し、料理が不得手な2人は、子供たちのために郊外のマンションでルームシェアを開始。毎日の食事作りに四苦八苦しながらも、子供たちに喜んでもらおうと奮闘していきます。
料理を通じて、少しずつ家族としての絆を深めていく4人の姿があたたかく描かれている作品。子供たちの成長と共に変化していく関係性も見どころのひとつです。子育ての苦労や多様な家族の形を描いた作品として注目されており、子育てに悩む方にもおすすめです。
第7位 八雲さんは餌づけがしたい。
スクウェア・エニックス 著者:里見U 全11巻完結

未亡人の女性が隣に住む高校生にごはんを食べさせるという、一風変わった日常を描く爽やかな料理漫画です。2016年から「ヤングガンガン」にて約5年間連載され完結。累計発行部数は100万部を突破しています。
夫に先立たれ、アパートで1人暮らしをしている28歳の八雲柊子には、誰にも言えない秘密がありました。それは、隣人の野球部男子・大和翔平に晩御飯を振る舞うこと。他人には公にできない関係でありながらも、これが柊子にとってかけがえのない時間になっていきます。
趣味の料理を楽しいと思えなくなっていた柊子が、翔平の豪快な食べっぷりに癒されていくハートフルな料理漫画です。歳の差がある2人の、曖昧な関係性の行く末にも注目。誰かのために料理をするという幸福感が詰まった、おすすめの作品です。
第8位 サチのお寺ごはん
秋田書店 著者:かねもりあやみ 全13巻完結
精進料理を通じて心の成長を描くお寺ごはん漫画です。メディアでも著名な料理僧・青江覚峰がレシピを提供。2017年には谷村美月主演でテレビドラマ化もされています。
主人公は27歳のOL・臼井幸で、仕事に追われる毎日をコンビニ弁当で済ませる生活を送っていました。そんなある日、ひょんなことから一風変わった3人組の男性に出会い、そのうちの1人・唐丸から花見に誘われます。
そして、向かうとそこは寺でした。その寺で振る舞われた精進料理の優しい味と、住職の源導によるあたたかい言葉に心を動かされたサチ。料理を通じて”いただきます”の意味や、日常の小さな幸せを見つめ直していきます。
精進料理の魅力や食事の大切さを丁寧に伝える内容です。初心者でも試しやすい精進料理のレシピとともに描かれる、人間関係の変化も見どころ。日常に疲れた現代人におすすめのグルメ漫画です。
第9位 酒と恋には酔って然るべき
秋田書店 著者:はるこ 全12巻完結
日本酒が好きなアラサーOLの、酒と恋に揺れ動く心を描いたグルメ×恋愛漫画です。実在する日本酒や酒蔵が多数登場し、飲み方や知識も学べる一石二鳥の作品。「Eleganceイブ」での連載開始とともに人気を集めました。
主人公の独身OL・藤井松子は、仕事終わりの家飲みが何よりの楽しみにするほどの日本酒好き。おひとり様を満喫していたある日、同じ部署の年下男子・今泉和知と飲みに行ったことがきっかけで、松子の日常に変化が訪れます。
実は、彼は飲むとかわいくなる「酔いデレ」の一面を持っていました。さらに、そんな彼からの思わせぶりな行動に、松子はドギマギさせられますが……。
日本酒の一歩踏み込んだ楽しみ方や、日本酒に合う料理などの情報も掲載されており、読み応えがある作品。揺れ動く大人のラブストーリーや会話のセンスにより、物語に引き込まれます。日本酒の魅力と大人の恋愛を同時に楽しみたい方におすすめです。
第10位 水曜日のトリップランチ
フレックスコミックス 著者:たじまこと 全3巻完結
VR研究者の女性博士と秘書の男性が織りなすグルメ×恋愛漫画。「ごはん×素敵なシチュエーション」をテーマに、さまざまなシチュエーションでの、食事を通じた心あたたまる恋愛模様を描いた作品です。
秘書課勤務の真面目な青年・岸田くんは、研究に没頭して食事を忘れがちな十和博士のランチ係を任されます。十和博士は次世代VRの研究者で、マイペースな女性。毎週水曜日の正午、岸田くんが栄養バランスを考えた手作りランチを届けに行くのが日課となります。
パンケーキとハワイ、ミネストローネと満月の夜空など、VRを用いた美しいシチュエーションでご飯を食べる2人。疲れた身体に染み渡るよう工夫されたランチを通じて、2人の間に少しずつ恋の気配が漂い……。
美味しそうな料理描写と、ほのぼのとした純粋な恋愛展開が見どころ。全3巻完結で読みやすく、レシピも付いているため、実際に料理を作って楽しめます。グルメと恋愛の両方を同時に楽しみたい方におすすめです。
第11位 ながたんと青と ーいちかの料理帖ー
講談社 著者:磯谷友紀 既刊13巻
戦後直後の京都で老舗料亭の再建に挑む、年の差夫婦の奮闘を描いた恋愛料理漫画です。2017年に「Kiss」にて連載開始。2023年にはWOWOWで実写ドラマ化され、朝ドラのような丁寧な描写で話題となりました。
舞台は戦後まもない昭和26年の京都・東山。老舗料亭「桑乃木」の長女・いち日は夫を戦争で亡くし、ホテルの調理師として働いていました。そんなある日、経営破たん寸前の桑乃木を再建するため、資金提供してくれる大阪の有力者・山口家との縁談話が持ち上がります。
いち日の妹の婿としてやってきたのは、19歳の三男・周。しかし、妹は結婚を嫌がり、料理人と駆け落ちしてしまいます。そして、いち日が15歳も年下の周と結婚することになり……。
政略結婚で夫婦になったいち日と周が、料理人と戦略家として二人三脚で料亭再建に立ち向かっていきます。戦後の困難な時代背景のなかで、夫婦として成長していく姿や心の交流が丁寧に描かれているのが魅力。不器用な年の差の恋模様と、美味しそうな料亭料理のどちらも堪能できる、おすすめの漫画です。
第12位 ギャルごはん
白泉社 著者:太陽まりい 全10巻完結
冴えない家庭科教師と学校一のギャルが料理を通じて心を通わせる料理×ラブコメ漫画。「ヤングアニマル」にて連載されていた人気作で、料理をテーマにしたグルメ要素と恋愛要素が巧みに組み合わされた異色の設定の作品です。
主人公は高校に赴任した家庭科教師・矢部真司と、学校一のギャルで赤点まみれの生徒・岡崎みく。ある偶然から、2人きりの料理研究部を立ち上げることになりました。料理や勉強が苦手で周囲から見放されがちなみくを、矢部は見捨てずに支えていきます。
矢部は隙が多いみくに翻弄されながらも、生徒に料理を教える喜びを感じていました。一方で、みくはほかの生徒と同じように接してくれる、真面目な矢部に惹かれていき……。
料理を作る過程でお互いの心を開き、次第に距離が縮まっていく2人の関係性が丁寧に描かれています。ジャムを使ったカラフルなクッキー作りなど、さまざまな料理やお菓子作りの描写が見どころ。料理好きや恋愛漫画ファンはもちろん、「ギャップ萌え」が好きな方にもおすすめの作品です。
料理・グルメ漫画のおすすめランキング|食べ飲みっぷりが気持ちよい作品
第1位 ワカコ酒
コアミックス 著者:新久千映 既刊24巻
26歳OLの村崎ワカコが一人酒を楽しむ姿を描き、”女ひとり酒の教科書”と謳われる酒呑みグルメ漫画です。2011年から「月刊コミックゼノン」で長期連載され累計発行部数320万部を突破。ドラマは8シーズンまで制作され、アニメ化もされている人気作品です。
主人公のワカコは「酒呑みの舌」を持つ呑兵衛女子として、初めての店でも躊躇なく入店。仕事帰りや休日にさまざまな飲食店をふらりと訪れ、美味しい料理とお酒を気ままに味わう日常を送っています。酒と肴の相性が合うと”ぷしゅー”と感嘆の吐息を漏らし、至福のひと時を過ごすのです。
居酒屋でなじみ深いさまざまな料理の魅力と、料理にマッチするお酒を、1話ごとに掘り下げていくのが特徴。料理と酒の組み合わせのこだわりや、淡々とした日常の中の小さな幸せを丁寧に表現しています。まったりとひとり酒を楽しむワカコのキャラクターも人気。お酒が好きな方や一人時間を大切にしたい方におすすめです。
第2位 ドカ食い大好き!もちづきさん
白泉社 著者:まるよのかもめ 既刊2巻
21歳営業事務OLによる、異常なまでの「ドカ食い」をテーマにしたグルメコメディ漫画です。「ヤングアニマルZERO」で2024年から連載開始し、独特の魅力でファンを獲得。次にくるマンガ大賞2024のWeb部門にランクインし、2025年にもノミネートされている注目作です。
主人公は営業事務として働く望月美琴、通称もちづきさん。仕事のストレスや空腹が限界に達すると、食欲のリミッターが完全に外れてしまいます。カップ焼きそばにマヨネーズを1本まるごとかけたり、10合炊きのご飯を平らげたりと、常軌を逸した食べっぷりを見せるのです。
高カロリー・高塩分・高炭水化物の食事を暴飲暴食しながらも、周囲のあたたかい目に見守られる日常が描かれています。食欲という本能と理性の間での壮絶な戦いが、コミカルかつときにホラー的に表現されているのがポイントです。
勢いよく豪快にご飯をかきこむ様子が気持ちよく、一緒に食べているような感覚を味わえます。ストレス社会での食欲の暴走をリアルに描いた、現代的な作品を読みたい方におすすめです。
第3位 野原ひろし 昼メシの流儀
双葉社 キャラクター原作:臼井儀人 漫画:塚原洋一 既刊14巻
国民的漫画『クレヨンしんちゃん』の公式スピンオフで、父ちゃんこと野原ひろしが昼食にこだわり抜くグルメ漫画。2025年にアニメ化も決定した注目作です。累計発行部数80万部を突破し、大人の読者から高い支持を得ています。
主人公は野原ひろし、35歳で外回りも多い営業職。”良い仕事は良い昼メシから”をモットーに、限られたお小遣いと時間のなかで最高の昼食を追求しています。外回りの合間にさまざまな食事処を開拓し、午後の仕事に向けて気持ちを整えていくのです。
食べ方や味わい方、店のこだわりや歴史まで楽しむ「流儀」が丁寧に描かれているのが特徴。リアルな食事描写に加え、ひろしの人間味あふれるキャラクターが魅力的に表現されています。
原作ファンには新たなひろしの一面を、グルメ漫画好きには大人向けの上質な食事シーンを楽しめる作品。サラリーマンの昼食という身近なテーマを扱った、読みやすいおすすめの漫画です。
第4位 MOGUMOGU食べ歩きくま
講談社 著者:ナガノ 既刊3巻
LINEスタンプやSNSで人気の「自分ツッコミくま」を主人公にした、食べ歩きエッセイ漫画。「ちいかわ」で社会現象級の人気を博しているイラストレーター・ナガノ初のオリジナルコミックで、全編オールカラーのかわいらしいイラストが特徴です。
自分ツッコミくまが東京近辺や旅先で、さまざまな美味しいものを食べ歩く様子を描いています。そば屋でのそば、そば茶、漬け物、そば湯まで丁寧に味わうなど、食べ物への深いリスペクトが印象的。ひとりで食べ放題に行くなど、自由気ままに食事を楽しむ姿が魅力です。
旅先の食事から自作弁当、登山後やスパの後の食事シーンまで、多彩なシチュエーションでの食の楽しみが表現されています。ゆるくてかわいい絵柄ながら、食べ物の描写はリアルで美味しそうに描かれているのが特徴。読むと食べ歩きがしたくなるような、ゆるい日常漫画が好きな方におすすめの作品です。
第5位 山と食欲と私
新潮社 著者:信濃川日出雄 既刊19巻
27歳の会社員が単独登山を楽しみながら、山頂での手作り料理を味わうアウトドアグルメ漫画です。Web漫画配信サイト「くらげバンチ」で2015年から連載中で、累計発行部数は250万回を突破。登山×グルメという独特なジャンルながら、多くのファンを獲得したヒット作で、スピンオフ漫画も制作される人気ぶりです。
主人公は日々野鮎美、27歳の会社員。単独登山を趣味とし、絶景を楽しむのはもちろん、山頂や登山中での手作り山ごはんを楽しんでいます。美味しい食材をリュックに詰め、今日も鮎美は新たな山へと挑んでいくのです。
実在の山や登山道具の紹介、登山のノウハウも丁寧に描かれているのが特徴。登山者との出会いや日常の悩みをショートコメディ形式で描き、毎話10~14ページ程度の読みやすい構成。リアリティのある登山描写と再現性の高い料理シーンが魅力的に表現されています。
登山経験者からは特にリアルな描写が高評価を受けている作品。アウトドア飯、山ごはんを試してみたくなるような魅力のある、おすすめの漫画です。
第6位 忘却のサチコ
小学館 著者:阿部潤 既刊24巻
結婚式当日に婚約者に逃げられた文芸誌編集者が、美食で心の傷を癒していくグルメ漫画。2014年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の人気作品です。高畑充希主演でドラマ化もされました。
主人公は29歳の文芸誌編集者・佐々木幸子(サチコ)。仕事も順調で婚約もしていましたが、結婚式当日に婚約者の俊吾に逃げられるという衝撃的な出来事から物語が始まります。悲しみに暮れるサチコがふらっと入った定食屋で食事をした際に、美味しいものを食べると辛い記憶を忘れられると気づくのです。
それから、サチコが仕事帰りに美食を求めて奔走し、「忘却の瞬間」を追い求める日々が丁寧に描かれています。1話完結型で、グルメと仕事や人間関係のエピソードが絡み合う構成。単なるグルメ漫画以上の深みと社会人が共感できるようなストーリーが魅力です。
極端にしっかり者で”鉄の女”と呼ばれていたサチコが、美味しいものを食べるときの表情のギャップが見どころ。グルメ好きはもちろん、心に響くヒューマンドラマを求める方におすすめの作品です。
第7位 花のズボラ飯
秋田書店 原作:久住昌之 作画:水沢悦子 全3巻完結

手間要らずで美味しい「ズボラ飯」をテーマにしたグルメ漫画です。日本にズボラ飯ブームを巻き起こし、このマンガがすごい!2012のオンナ編で第1位を獲得。倉科カナ主演でドラマ化もされました。『孤独のグルメ』で有名な久住昌之が原作を担当し、”孤独のグルメの女性版”といわれているのもポイントです。
主人公は夫・ゴロさんの単身赴任で一人暮らし中の30歳主婦・駒沢花。部屋は散らかり放題、普段はTシャツとパンツ姿で過ごすズボラな日常を送っています。鮭フレークとマヨネーズを混ぜてトーストに乗せるなど、手間いらずの料理を次々と生み出すのです。
料理は苦手ではないものの、夫の不在時は徹底的な手抜き生活。1話完結形式で花の視点から描かれる日常や心理描写がリアルで、多くの共感を呼びました。パートで本屋に勤める花のキャラクターも魅力的に表現されています。
レシピも掲載されているので、自炊の参考にしやすいのもポイント。手抜き料理に興味がある方や、共感できる主婦の日常を描いた作品を読みたい方におすすめです。
第8位 ごほうびごはん
芳文社 著者:こもとも子 既刊18巻
地方から上京した新人OLが週に一度の「ごほうびごはん」で仕事の疲れを癒すグルメ漫画。「週刊漫画TIMES」で連載中の人気作品で、累計発行部数120万部を突破しています。2021年にはテレビドラマ化もされました。
主人公は長野県から上京した新人OL・池田咲子。慣れない仕事の疲れやストレスを、週に一度の「ごほうびごはん」で自分をねぎらい癒していきます。伊勢海老カレーや半熟煮卵、ボリューム満点のハンバーガーなど、手作り料理から外食まで多彩なメニューが登場するのが特徴です。
職場の仲間や家族、友人との交流を通じて咲子が成長していく様子も丁寧に描かれています。季節感あふれる食卓シーン、引っ越しや新居生活、ご当地名物なども楽しめる構成です。
咲子の親しみやすいキャラクターと、仕事疲れを癒すという設定に共感する読者も多数。リアルな料理描写と心あたたまるヒューマンドラマが魅力で、日常系が好きな方や働いている方におすすめの作品です。
第9位 めしぬま。
コアミックス 著者:あみだむく 既刊14巻
冴えないサラリーマンが、食事の瞬間に見せる至福の表情を描いた「恍惚なる喰い顔鑑賞漫画」。「月刊コミックゼノン」で連載中の話題作で、累計発行部数50万部を突破しています。pixivコミック2017年グルメランキングで第1位を受賞し、Webアニメ化もされた人気作品です。
主人公は眼鏡をかけたやせ型の若手サラリーマン・飯沼。社内では目立たない存在ながら、実は大食漢で特に肉料理を愛する食いしん坊です。日常のストレスや悩みを抱えつつも、食事の時間だけは別人のように表情を輝かせます。
庶民的な料理から高級料理まで幅広く食べ歩き、食べることの純粋な喜びを全身で表現するのです。店舗での食事シーンだけでなく、自宅での調理過程も丁寧に描写されています。
食事に対する情熱と、食べるときの飯沼の表情の変化が印象的な作品。ストーリー性よりも食事シーンを重視した独特な作風で、リアルな食事描写が話題を呼んでいます。食べることの喜びを共感したい方におすすめの作品です。
料理・グルメ漫画のおすすめランキング|異世界ファンタジー系
第1位 とんでもスキルで異世界放浪メシ
オーバーラップ 原作:江口連 作画:赤岸K 既刊11巻
普通のサラリーマンが「ネットスーパー」という一見役立たずのスキルで異世界を料理とともに旅する、異世界グルメファンタジー漫画です。江口連による「小説家になろう」で11億PVを記録している人気ライトノベルのコミカライズ作品。2023年にはアニメ化も実現し、2025年10月には第2期の放送が予定されています。
主人公は、勇者とともに異世界に召喚された普通のサラリーマン・向田剛志(ムコーダ)。王の横柄な態度に嫌気がさし、城を出て異世界の町で生活を始めます。彼が持つ固有スキルは「ネットスーパー」という一見しょぼい能力でした。
しかし、そのスキルは現代の調味料や食材を取り寄せられ、異世界で使って料理することで、さまざまな人や魔獣との交流が生まれます。伝説の魔獣フェンリルを従魔にしながら、異世界をのんびりと旅していくストーリーです。
料理描写が美味しそうに描かれており、キャラクター同士の心あたたまる交流が見どころ。異世界と現代の食材を組み合わせた、ユニークな料理が次々と登場します。ハラハラドキドキする展開は少なく、リラックスして楽しめるおすすめの作品です。
第2位 異世界食堂
スクウェア・エニックス 原作:犬塚惇平 作画:九月タカアキ 全4巻完結

異世界と繋がる不思議な料理店を舞台にした異世界グルメファンタジー漫画。犬塚惇平による人気ライトノベルのコミカライズ作品で、「ヤングガンガン」にて連載され、アニメ化もされています。1話完結型で読みやすく、全4巻で完結しているため、短期間で物語の結末まで楽しめるのが特徴です。
物語の舞台は、オフィス街近くの商店街にある「洋食のねこや」。普段は普通の洋食店ですが、毎週土曜日の店休日だけ扉が異世界と繋がります。
土曜日になると、エルフや竜人、魔族など、さまざまな種族の異世界住人が店を訪れてくるのです。彼らにとって初めて見る日本の洋食は、未知の絶品料理として大好評。料理を通じて異世界の人々との心あたたまる交流が描かれていきます。
料理を食べる異世界住人の幸せそうな表情が印象的。種族を超えた心の交流や、料理の美味しさが伝わる丁寧な描写が魅力です。グルメファンタジーや癒し系の飯テロ作品が好きな方におすすめです。
第3位 ダンジョン飯
KADOKAWA 著者:九井諒子 全14巻完結
ダンジョンでモンスターを食材にしながら攻略する、前例のないグルメファンタジー漫画です。2024年にはアニメ化も実現し、累計発行部数は1400万部を突破。アメリカの漫画賞であるハーベイ賞の「Best Manga」や第55回星雲賞「Best Comic」部門を受賞した、世界的評価も高い作品です。
主人公は冒険者のライオス。仲間とともにダンジョンを攻略中、妹のファリンが巨大なドラゴンに食べられてしまいました。ファリンを救出するため、一行は再びダンジョンに挑むことになります。
しかし、資金不足で食料の確保が困難。そこでライオスは「モンスターを食材にしよう」と提案します。ドワーフの料理人センシの協力を得て、スライムやマンドラゴラなど、さまざまなモンスターを調理して食べながら冒険を続けるのでした。
緻密な世界観とキャラクター描写、独創的な料理描写が読者から絶賛されています。ファンタジーとグルメの融合という斬新なアイデアと、深いストーリー展開が魅力。風変わった題材のグルメ漫画や、冒険ファンタジー漫画を読みたい方におすすめです。
第4位 異世界居酒屋「のぶ」
KADOKAWA 原作:蝉川夏哉 作画:ヴァージニア二等兵 既刊20巻
京都の居酒屋が異世界に出現し、和風料理で異世界の住人たちをもてなす異世界グルメファンタジー漫画。「小説家になろう」が原作のコミカライズ作品で、2015年から「ヤングエース」にて連載中です。アニメ化やドラマ化もされています。
物語の舞台は中世ヨーロッパ風の異世界「アイテーリア」の古都。京都の寂れた商店街にあった和風居酒屋「のぶ」が、突然異世界に出現しました。店主の矢澤信之と店員の千家しのぶは、戸惑いながらも営業を続けることにします。
やがて異世界の住人たちが店を訪れ、唐揚げや冷奴といった日本の居酒屋料理に感動。料理やお酒を通じて、異世界の人々との交流が生まれていき……。
一話一話が読みやすく、登場人物たちの心あたたまる交流や、美味しそうな料理が人々を笑顔にする様子が丁寧に描かれています。居酒屋×ファンタジーの一風変わった設定ながら、居酒屋文化や和食の魅力を再発見できるおすすめの作品です。
第5位 悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし
KADOKAWA 著者:吉村旋 原作:柚原テイル 全11巻完結
乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、さらに追放された主人公が、教会でのスローライフを満喫する異世界転生漫画です。「小説家になろう」のライトノベルが原作で、2022年にはボイスコミック化もされました。
激務で亡くなったイベントプランナー・沢谷友加が、前世の記憶を持ったまま乙女ゲームの世界での悪役令嬢・エリザベスに転生。エンディングではあっさり追放となった彼女は、公爵令嬢として暮らす窮屈さから逃れるには好都合だと考えます。
追放後は、隣国の辺境ノルティア教会でシスター見習いとして新生活をスタート。前世のイベントプランナーとしての知識を活かし、教会の改革や田舎暮らしを便利にしていきます。そんなある日、国内外で有名な城の怖い騎士団長が、見張りと言って彼女のいる村に引っ越してきて……。
子供たちに総菜パンなどを布教しておいしいご飯を覚えさせ、楽しくスローライフを送る物語です。前世の知識を活かした教会改革や料理描写のほか、エリザベスと騎士団長の恋愛模様も見どころ。悪役令嬢もの・恋愛・グルメなどさまざまな要素を楽しめるおすすめの漫画です。
第6位 グラン&グルメ~器用貧乏な転生勇者が始める辺境スローライフ~
KADOKAWA 原作:えりまし圭多 作画:雛咲葉 既刊2巻
前世の記憶を持ったまま勇者として転生した主人公が、器用貧乏な能力で辺境スローライフを満喫する異世界グルメファンタジー漫画。原作はえりまし圭多が「カクヨム」ならびに「小説家になろう」で連載している人気作品です。
主人公は前世の記憶を持つ転生勇者グラン。しかし、魔法が使えず戦闘能力も標準程度の器用貧乏な存在でした。さらに、世界は平和で魔物や魔族も共存しており、勇者の役割は希薄な状況です。
そこでグランは冒険者としてではなく、辺境の地でのんびりとしたスローライフを選択。探索や採取、料理など幅広いスキルを活かして自由気ままな生活を始めます。そんな彼の作る美味しい料理のにおいにつられ、さまざまな仲間が集まってきて……。
転生勇者ものでありながら、戦闘よりも日常生活や料理の美味しさが中心に描かれた珍しい作品。無自覚な飯テロ要素も魅力で、ほのぼのとした雰囲気が楽しめます。スローライフやグルメファンタジーが好きな方におすすめです。
第7位 捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました
KADOKAWA 著者:小神奈々原作:米織 既刊4巻
アラサー女性が異世界でキャンピングカーを駆使し、料理と旅を満喫する異世界グルメ&アウトドアファンタジー漫画。「小説家になろう」の人気ライトノベルが原作です。
趣味のソロ釣りキャンプを終えて帰宅途中の小鳥遊倫(リン)は、突然美少女JKとともに、聖女として異世界に召喚されます。しかし、期待された聖女の力を発揮できず”クズスキル”と言われ、異世界に放り出されてしまいました。
そんなリンのスキルは、特殊な条件で発動する超有能なスキル「野営車両(モーターハウス)」だったのです。スキルでキャンピングカーを召喚し、異世界を自由に旅することになったリン。冒険者・ヴィルや「暴食の卓」の仲間たちと出会い、美味しい料理を作りながら新しい土地を冒険していきます。
ゆったりとした展開で描かれる異世界でのアウトドア生活や、キャンピングカーでの旅行描写が読者から好評。おいしそうな料理にほっこりできます。リンのたくましさとかわいらしさも魅力で、従来の異世界グルメ漫画とは一味違う作品を求める方におすすめです。
第8位 異世界おもてなしご飯
KADOKAWA 原作:忍丸 漫画:目玉焼き 全4巻完結

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異世界召喚された平凡な姉妹が、異世界の住民たちを家庭料理でおもてなしする、心あたたまるグルメファンタジー漫画。原作は「小説家になろう」で人気を博したライトノベルで、漫画版は「ヤングエースUP」にて連載されていました。
小鳥遊茜は妹のひよりと、田舎の家で平穏な生活を送っていました。しかし、ある日ひよりと愛犬とともに、家ごと異世界に召喚されてしまいます。”異世界でもお姉ちゃんのご飯が食べたい!”と駄々をこねるひよりのために、茜はおいしい料理を作ることになりました。
やがて茜のもとには、護衛騎士や王子、騎士団長など異世界のさまざまな住民が訪れるようになります。茜は持ち前の料理の腕で彼らをもてなし、料理を通じて交流を深めていくのです。
異世界グルメジャンルのなかでも、日本の家庭料理を中心に描かれているのが特徴。茜が、ひよりや異世界の住人たちのために作る、プリン・オムライス・コーンスープなどの料理が魅力的に描かれています。のほほんとした異世界漫画を読みたい方におすすめです。
料理・グルメ漫画とひと口にいっても、本格的なレシピが学べる作品や心がほっこりする日常系の作品など、作品のテーマは多岐にわたります。ストーリー性を重視するのか、リアルな料理描写を求めるのかなど、自分の好みにあわせて選ぶのがポイントです。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのタイトルを見つけてみてください。