登場人物のリアルな頭脳・心理戦が繰り広げられる「ギャンブル漫画」。大金はもちろん、人生や命を賭けるデスゲーム系の作品も多く、読み応えのあるスリリングなストーリー展開を楽しめるので人気を集めています。
そこで今回は、おすすめのギャンブル漫画をご紹介。完結済みの作品と現在連載中の作品を分けてピックアップしました。ぜひチェックしてみてください。
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ギャンブル漫画の魅力
ギャンブル漫画は、心理戦を楽しめるのが特徴です。極限状態に陥った人間の揺れ動く心理描写を細かく描いているのが見どころ。負けたら大金もしくは命まで失うかもしれない緊迫した状態のなか、対戦者同士の駆け引きが繰り広げられます。
登場人物の名言や思考から感じ取れる、哲学的な側面も魅力のひとつ。ギャンブル漫画を通して、どう生きるべきなのかを考えさせられます。麻雀やダーツ、独自のゲームなど、さまざまなモノを題材にしているギャンブル漫画。ギャンブルのルールを知らなくても楽しめる作品が多いので、ぜひ注目してみてください。
ギャンブル漫画のおすすめ|完結済み
賭博黙示録カイジ
講談社 著者:福本伸行 全13巻完結
借金を抱えた主人公・カイジが、一発逆転を目指してブラック金融会社主催のゲームに参加するギャンブル漫画です。1996年から『週刊ヤングマガジン』で連載された大人気ヒット作品。俳優・藤原竜也がカイジを演じた映画化をはじめ、アニメ化や舞台化などさまざまなメディア作品が展開されました。
働かずにだらしない日々を過ごしていた伊藤開司。ある日、金融業者・遠藤により、以前自分が保証人だった借金を押し付けられます。借金を返すあてのないカイジは遠藤に誘われ、借金一括返済のチャンスのあるギャンブル船「エスポワール」に乗り込みますが…。
限定ジャンケン・電撃鉄骨渡り・Eカードなど、類のない方法で繰り広げられる勝負の数々が魅力。極限状態の人間の心理戦・頭脳戦・裏切りなどがリアルに描かれています。何度読んでも面白いギャンブル漫画を探している方におすすめです。
哲也 雀聖と呼ばれた男
講談社 原作:さいふうめい 著者:星野泰視 全41巻完結
雀聖と呼ばれた伝説の勝負師・阿佐田哲也を描いたギャンブル漫画です。1997年から『週刊少年マガジン』で連載された大ヒット作品。第24回講談社漫画賞を受賞しています。
“人間どこにいたって死ぬときは死ぬさ。運の悪い奴が死ぬんだ”という、老人の言葉が少年・哲也を勝負の世界に導きました。太平洋戦争後の横須賀で、米兵相手に命がけの麻雀勝負を繰り広げる哲也。彼の前に凄腕のプロギャンブラー・房州が現れます。
実在した人物を描いているのもポイント。麻雀は強くて男らしいが、ギャンブル以外は何もできない男が主人公な点も魅力のひとつです。麻雀勝負の心理戦の駆け引き以外に、時代の雰囲気も感じられます。ギャンブル漫画の長編作品を読みたい方におすすめです。
賭博覇王伝 零
講談社 著者:福本伸行 全8巻完結
「カイジシリーズ」で有名な福本伸行が描く、天才少年・零が主人公のギャンブル漫画。2007年から『週刊少年マガジン』で連載していた人気作品です。
義賊として社会を騒がせた少年・零。ある日、零と仲間は大富豪・在全によって、ギャンブルと遊園地の融合施設「ドリームキングダム」に呼ばれます。そこでギャンブルに挑戦する零が目にしたのは、命がけのギャンブルゲームばかりでした。
勝利か死か、壮大な頭脳戦が描かれており、読み進める手が止まらない作品。福本伸行ファンはもちろん、ギャンブル漫画を読んだことがない方にもおすすめです。
エンバンメイズ
講談社 著者:田中一行 全6巻完結
巨万の富や命を賭けてダーツで勝負を繰り広げるギャンブル漫画です。主人公は「迷路の悪魔」の異名を持つすご腕ダーツプレイヤー・烏丸徨。『good!アフタヌーン』と無料マンガアプリ『マンガボックス』で連載していました。
舞台は地下に広がる巨大なダーツ競技場。烏丸は冷酷非道な借金取り・神谷を相手に、1,000万円を賭けてダーツ勝負をすることになります。何があっても動じない精神力を武器に烏丸は勝負に挑みますが…。
爽快なダーツアクションにより、連載開始してすぐに話題を集めた人気作品です。対戦相手との心理戦や個性豊かなキャラクター、絵のうまさなども魅力。ダーツが好きな方におすすめのギャンブル漫画です。
ACMA:GAME
講談社 著者:恵広史 原作:メーブ 全22巻完結
2013年から『週刊少年マガジン』で連載していたギャンブル漫画です。容姿端麗・頭脳明晰・運動神経に優れた高校3年生・織田照朝がさまざまな敵を相手に頭脳バトル。悪魔が管理するゲームで、命を賭けた戦いを繰り広げます。
非の打ち所がない主人公・照朝は、日本有数の財閥「織田グループ」の総会長です。照朝の前に、イタリアンマフィアのベルモンドファミリー御曹司・マルコ・ベルモンドが突如出現。マルコが持つ「悪魔の鍵」によって、照朝の日常は大きく変わります。
心理的な駆け引きが丁寧に描かれており、トリックを推理していく展開が面白い作品。心理戦や頭脳戦を駆使した作品が好きな方におすすめです。
ギャンブラーズパレード
講談社 原作:小高和剛 著者:中山敦支 全4巻完結
百戦錬磨のギャンブラーたちが巣食うトバク島を舞台にしたギャンブル漫画です。ギャンブルを憎む男性教師が世直しのために、ギャンブルバトルを次々に展開していきます。
トバク島にある高校に転校してきた、不運体質の女子高生・東雲花梨。彼女は転校初日から不良にからまれ、ギャンブルで負けてしまいます。そこにギャンブル嫌いの男性教師・蜘蛛手渚が現れて…。
2018年から『週刊少年マガジン』で連載していた作品です。作画担当の中山敦支の美しい絵柄も魅力のひとつ。物語がスピーディーに進む作品が好きな方におすすめのギャンブル漫画です。
死神サイ殺ゲーム
講談社 原作:門馬司 著者:大前貴史 その他:エイリゾ 全3巻完結
「答えは全て知りたい」をモットーとする高校生が活躍するギャンブル漫画です。2020年から『週刊少年マガジン』で連載されました。
高校3年生・神沢正心の父親と妹は、交通事故で瀕死の重体になってしまいます。主人公は絶望の状態に陥り苦しむなか、妹・萌香の部屋で謎のサイコロを発見。それは死神・バッチを封印した呪いのサイコロでした。
サイコロの封印を解いたことで、世界が激変した神沢。神沢を通して、生と死や家族愛などさまざまなことを考えさせられます。メッセージ性も持ち合わせたギャンブル漫画を読みたい方におすすめです。
嘘喰い
集英社 著者:迫稔雄 全49巻完結
2006年から『週刊ヤングマガジン』で連載された大人気ギャンブル漫画です。第48回MANGAグランプリ佳作を受賞。2022年には実写映画化もしました。
遊ぶ金が欲しいがために闇金に手を出し、取り立てに追われる日々を過ごす青年・梶。そんな彼の前に、自らをギャンブラーと名乗る謎の男・斑目獏が現れます。梶の借金返済を手伝うと豪語する彼は、闇カジノへ乗り込みますが…。
嘘と真実が入り混じる賭博の世界をリアルに描いた作品。最強のギャンブラー獏が相手の嘘を喰いつくして活躍します。爽快な頭脳戦を楽しみたい方におすすめです。
LIAR GAME
集英社 著者:甲斐谷忍 全19巻完結
大金を前に揺れ動く、人間の心理描写がリアルに伝わるギャンブル漫画です。ドラマ化や映画化もした人気作品。『週刊ヤングジャンプ』で連載されました。
「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」と書かれた手紙と現金1億円が突然届きます。それがライアーゲームのスタート。ルールは30日後のゲーム終了日に、所持金1億円を返還するだけですが…。
勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う状況のなか、対戦相手と繰り広げられる心理戦や頭脳戦が魅力。登場人物たちの緊迫感が伝わるギャンブル漫画を読みたい方におすすめです。
たとえ灰になっても
スクウェア・エニックス 著者:鬼八頭かかし 全6巻完結
スクウェア・エニックスが発行する月刊漫画雑誌『ヤングガンガン』で連載されたギャンブル漫画。著者が死去したため、全6巻で連載中止になった作品です。
難病の妹を救うために10億円の資金集めをしていた高校生・四宮良真は、交通事故で死んでしまいます。しかし、死んだはずの四宮が目を覚めると、そこは天使クロエルが支配する地獄のはざまでした。本名がばれると灰になる世界で、四宮はデスゲームに強制参加させられ…。
命と金を賭けた人生逆転のデスゲームを描いた作品。登場人物同士のテンポよい会話とかわいい絵柄により、読み進めやすいおすすめのギャンブル漫画です。
銀と金
双葉社 著者:福本伸行 全10巻完結
「カイジシリーズ」で有名な福本伸行が描く、青年向けギャンブル漫画です。カイジ以前の福本伸行の代表作として有名な名作。テレビドラマ化や『闇金の帝王 銀と金』と名称を変えてDVD化もしています。
アルバイトとギャンブルに日々明け暮れる男・森田鉄雄。彼の人生は、突然現れた「銀王」と呼ばれる男の誘いで大きく変わっていきます。
バブル崩壊後の時代に野望を抱き、闇のお金で天下を狙う男たちの姿を描いた作品。名作と名高いギャンブル漫画を探している方におすすめです。
・新装版
アカギ 闇に降り立った天才
竹書房 著者:福本伸行 全36巻完結
人気麻雀コミック誌『近代麻雀』で、人気を集めたギャンブル漫画です。少年の主人公が青年期を経て、伝説の雀士へと登り詰めていく姿を描いた作品。1991〜2018年まで、27年間も連載した人気作品です。
やくざ相手に賭け麻雀を行い、追い込まれていたツキのない男・南郷。彼の背後で少年・アカギが“死ねば、助かるのに”とつぶやきます。アカギの言葉で開き直った南郷は、安全牌でなく危険牌を打ち、見事逆転を果たすことに成功。アカギの勝負強さを感じ取った南郷は、“俺の代わりに打ってくれ”と…。
ねたみや不信感など、人間の闇を細かく描いているのも人気を集めた理由のひとつ。麻雀が分からない方でも楽しめる、おすすめのギャンブル漫画です。
天 新装版
竹書房 著者:福本伸行 全13巻完結
『アカギ』の原点といわれているギャンブル漫画です。麻雀コミック誌『近代麻雀』で連載していた作品。打ち手の心理描写だけでなく、登場人物の哲学的な考えが垣間見えるのも見どころです。
「決着をつける次の半荘は、技術・知力・裏芸も含めた総力戦だ」と修羅場に直面する主人公。熱くて長い半荘が始まります。ストーリー展開に注目です。
1巻は初期の福本伸行の作風を感じられるのが特徴。ギャンブルの要素以外に、人情話やギャグ展開なども楽しめます。初期の福本作品を読んでみたい方におすすめのギャンブル漫画です。
ギャンブルッ!
小学館 著者:鹿賀ミツル 全11巻完結
『週刊少年サンデー』で連載していた人気ギャンブル漫画です。舞台は世界一のギャンブル大国となった日本。父を捜すため、最強の勝負師を目指す少年の姿を描いています。
大勝負に敗れたプロギャンブラーの父が行方不明となってから、皿洗いのアルバイトで生計を立てている少年・マサル。ある日、同級生から助けを求められます。チンチロリンで80万円負けたから、取り返してほしいという内容でした。マサルは虫のいい頼みごとに、ある賭けに勝てれば引き受けると条件を付けます。
最初の対戦相手は、クラブを経営するプロギャンブラー・ボス。ほかにも、数字に関して天才的頭脳を見せる同級生・ジャン、臨死体験を持つ凄腕ギャンブラー・マーレなど、個性的なキャラクターが登場するおすすめのギャンブル漫画です。
アプサラス
小学館 著者:安部譲二 作画:深山雪男 全8巻完結
賭博の女神「アプサラス」の名を持つ幸運のサイコロを所有する高校生・夏八木翔を主人公にしたギャンブル漫画です。『週刊ヤングサンデー』で連載されました。
17年前の赤ん坊だった頃、託児所の前に捨てられた翔。高校生になった翔は、放課後に託児所「ニコニコ園」で働いています。ある日、園児・シンちゃんの母親が迎えに来ないトラブルが発生。聞けば、シンちゃんの父親がギャンブルにはまり、その借金の返済のため、母親は働きづめでした。
シンちゃんの父親を助けるために、イカサマ師たちが渦巻く賭博場に乗り込む翔たち。心やさしい少年が活躍するギャンブル漫画を読みたい方におすすめです。
今際の国のアリス
小学館 著者:麻生羽呂 全18巻完結
『呪法解禁!!ハイド&クローサー』の麻生羽呂が、作風を変えて描いたギャンブル漫画。『週刊少年サンデー』で連載された人気作品です。
不条理な日常にいらだつ高校生・有栖良平は、悪友たちと夜の街をさまよっていました。すると突然、街が巨大な花火に包まれ、周囲の人々が消えてしまう出来事が発生します。
そしてある日の夜、立ち寄った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。命を奪われるかもしれないような理不尽な難題の連続に、彼が持つ眠っていた能力が目覚め始めます。
突然始まるデスゲーム。生き残りを賭けた戦慄のサバイバル・サスペンスが幕を開けます。デスゲーム系のストーリー展開が好きな方におすすめです。
ギャンブル漫画のおすすめ|連載中
賭ケグルイ
スクウェア・エニックス 原作:河本ほむら 作画:尚村透 既刊16巻
ギャンブルに支配された学校が舞台の人気ギャンブル漫画です。容姿端麗の見た目とは裏腹に、リスクを負うことに快感を覚える女子高生・蛇喰夢子が主人公。月刊漫画雑誌の『ガンガンJOKER』で連載しています。
生徒会を頂点とする階級制度が存在する私立百花王学園。ギャンブルに支配された学校では、ギャンブル強者は絶対であり、ギャンブル弱者は虐げられる存在。そのような学校に、1人の少女が転校してきます。彼女の名前は蛇喰夢子…。
テレビアニメ化やテレビドラマ化もしている人気作品です。主人公をはじめ、登場人物のギャンブル好きも魅力のひとつ。かわいらしい絵柄も楽しめるギャンブル漫画を読みたい方におすすめです。
咲-Saki-
スクウェア・エニックス 著者:小林立 既刊23巻
2人の少女が主人公のギャンブル漫画です。スクウェア・エニックスが発行する月刊漫画雑誌『ヤングガンガン』で連載中。天才美少女たちがインターハイの頂点を目指す姿を描いています。
いつもプラスマイナスゼロでアガる奇跡的な麻雀の打ち方ができる高校1年生・宮永咲。彼女は全国中学生麻雀大会の個人戦優勝者・原村和の天才的な打ち方に感動し、麻雀部に入ることを決意します。
麻雀の実力によって、人生が変わってしまう時代を生きる少女たち。応援したくなるキャラクターたちを描いたギャンブル漫画を読みたい方におすすめです。
トモダチゲーム
講談社 著者:佐藤友生 原作:山口ミコト 既刊20巻
友達同士の5人がだまし合うデスゲーム系のギャンブル漫画です。2014年から『別冊少年マガジン』で連載している作品。仲良しグループの少年少女たちが大金のかかったゲームに挑戦するところから物語は始まります。
4人の友達と一緒に借金返済のために、謎のゲームに挑む主人公・友一。ゲームをクリアするコツは、「友達を疑わないこと」です。しかし、一度の裏切りが友達への疑いを生みます。ゲームは少しずつ一進一退の心理戦へと展開しました。
金か友達か、大事なモノは何なのかと考えさせられる作品。心を揺さぶる頭脳戦ゲームを楽しみたい方におすすめのギャンブル漫画です。
ジャンケットバンク
集英社 著者:田中一行 既刊8巻
銀行が経営する賭博場を舞台にしたギャンブル漫画です。『週刊ヤングジャンプ』で連載中の人気作品。銀行員×ギャンブラーという異色の主人公が活躍するギャンブルバトルを描いています。
どこにでもある平凡な銀行に勤務する新人銀行員・御手洗暉。ある日、聞き覚えのない部署の上司・宇佐美銭丸に案内されて、銀行の地下室を訪れます。そこには銀行が経営する「賭博場」が存在していました。謎のギャンブラー・真経津晨の戦いを見た御手洗は、興奮を忘れられず…。
ギャンブラーはもちろん、周りの登場人物も個性的なのもポイント。『エンバンメイズ』を連載していた田中一行の新作を読んでみたい方におすすめのギャンブル漫画です。
ギャンブル漫画は、対戦相手との心理戦や頭脳戦が見どころです。心が揺れ動く人間心理も細かく描かれており、普段の生活では体験できないバトルを疑似体験できます。ギャンブル好きの方はもちろん、ギャンブルをしない方でも楽しめるので、ぜひ一度読んでみてください。