自動車の上に荷物を積める「ルーフボックス」。たくさんの荷物を積載できるので、キャンプやバーベキュー・ウィンタースポーツなどのアウトドアシーンに役立ちます。
しかし、製品によって容量や機能性が異なるため、初心者ほどどのルーフボックスを選べばよいか迷うことも。そこで本記事では、ルーフボックスの選び方や、おすすめの製品を紹介します。
- 目次
- ルーフボックスの選び方
- ルーフボックスのおすすめメーカー
- ルーフボックスのおすすめ|~300L
- ルーフボックスのおすすめ|300~500L
- ルーフボックスのおすすめ|500L以上
- ルーフボックスの売れ筋ランキングをチェック
ルーフボックスの選び方
容量で選ぶ
スタンダードな「300L」

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一般的にルーフボックスの容量は、300Lのモノがスタンダードです。幅広い製品がラインナップされているのも特徴。スキーやスノーボードなどを複数収納することが可能です。1人でキャンプや釣りに行く方であれば、十分アイテムを積載できます。
なかには薄型のルーフボックスも存在。どのようなアイテムを積載するのかを把握してから、目的に合った製品を選びましょう。
より大容量なサイズが必要なら「500L以上」

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500L以上のルーフボックスは、家族や大人数でアウトドアスポーツ・イベントを楽しみたい方に向いています。キャンプアイテム一式を収納できる製品もあり、車の中を広々と使用することが可能。また、途中で食材や道具を買い足した場合でも、余裕を持って収納できます。
ただし、500L以上のルーフボックスはサイズが大きいため、取り付ける車種には気を付けましょう。SUVはミニバンなど、大きめの車に向いています。風切り音や燃費が気になる方は、対応した設計のルーフボックスをチェックしてみてください。
高さを変えて容量を調節できる「フレックス機能付き」が便利

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フレックス機能とは、ルーフボックスの中の荷物の量に応じて、高さを調節できる機能のことをいいます。急遽荷物が増えた場合でも容量を増やせるのがメリットです。なかには容量を最大70L拡張できる製品もあります。
一方で、フレックス機能を使うと高さが増えるため、走行速度に注意した運転が必要です。事前に高さ制限も確認しておきましょう。
「デュアルオープン」対応なら両サイドから開閉できる

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ルーフボックスは、右開きのモノと左開きのモノがラインナップされているのが一般的です。しかし、なかには、右と左の両方からオープンできるデュアルオープンに対応した製品もあります。
両サイドから開閉できるため、隣に車があったり駐車場の壁際に停めたりしていても、荷物を取り出しやすいのがメリットです。
ディフューザーデザインモデルなら低燃費

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ディフューザーデザインとは、ノーズを低くデザインすることでボックス周りの風の流れをスムーズにし、空気抵抗を受けにくくした設計のことです。ルーフボックスは取り付けると、風の抵抗を受けやすく、風切り音も発生します。しかし、ディフューザーデザインモデルなら、風切り音が気になりにくいのがメリットです。
また、通常の製品よりも燃費がよくなりやすいのもおすすめポイント。燃費を気にする方も、ぜひチェックしてみてください。
取り付けやすいモノを選ぼう

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ルーフボックスを選ぶ際は、取り付けやすいモノを選ぶのもポイントです。ルーフボックスは、走行中に不具合が出た際や積載する荷物に応じて、取り付け位置を調節する場合があります。
取り付け方法は各メーカーや製品で異なるため、事前に確認しておきましょう。なかには、工具不要で取り付けられるモデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
取り付けたときの高さに注意

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ルーフボックスを購入する際は、取り付けたときの高さにも注意しておきましょう。道路交通法によると、車には高さ制限があり、原則3.8mを超えてはいけないと決められています。そのため、車の高さとルーフボックス自体の高さを把握しておくのがおすすめです。
また、駐車場のなかには天井が比較的低い場所もあります。ルーフボックスを取り付けた際に高さ制限のギリギリの高さにしてしまうと、通行できない可能性もあるため、あわせて注意しておきましょう。
ルーフボックスのおすすめメーカー
スーリー(THULE)

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「スーリー」は、1942年にスウェーデンで生まれた感性と情熱を原動力とするメーカーです。スマートでスタイリッシュな製品をラインナップしています。
スーリーのルーフボックスは、機能性に優れているのがおすすめポイント。また、高品質な製品も多いので、安全かつ長く使用し続けられるモデルを探している方に向いています。
イノー(inno)

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「イノー」は、日本のカー用品メーカーであるカーメイトが展開しているのが特徴です。ルーフボックスのほかにも、室内キャリアをはじめ、さまざまな製品をラインナップしています。
イノーのルーフボックスは安価なモノが多く、コストパフォーマンスを重視したい方にぴったり。軽自動車に合うルーフボックスも多数展開しています。軽自動車への取り付けを考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
テルッツオ(Terzo)

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日本の自動車部品メーカー「PIAA」のルーフボックスブランド「テルッツオ」。日本車に合うルーフボックスを多数ラインナップしています。また、種類が豊富なのもおすすめポイント。風切り音の発生を防げる薄型のモデルから、大容量のモデルまで、用途に合うルーフボックスを見つけることが可能です。
ルーフボックスのおすすめ|~300L
スーリー(THULE) Ranger 90 601100
折りたためるのが特徴のルーフボックスです。未使用時に保管場所を取りにくいのがメリット。車のトランクや倉庫の隅にすっきりと収納ができます。たたんだボックスを収納する特製バッグが付属しているのも魅力です。
また、「イージースナップクイックマウント・システム」を搭載しているので、簡単に取り付けができるのもおすすめポイント。ルーフボックスを扱ったことがない方でも安心して使用可能です。
容量は280L、サイズは1100×800×400mm。さらに、耐水素材・溶接シーム・密封式ファスナーを採用しているので、荷物を泥や水から保護できるのも魅力です。
イノー(inno) リッジトランク 240 BRW240
ソロキャンプによく行く方や、コンパクトカーを利用している方におすすめのルーフボックスです。高さ340×横幅1400×奥行き700mmとミニサイズ。左開きタイプで、車を停車した際に、車道側ではなく歩道側から開けることが可能です。最大積載量は50kgで、容量は220Lあります。
アウトドアアイテムはもちろん、ゴルフバッグやベビーカーも収納可能です。また、エアロバー・スクエアバーどちらにも取り付けできるのもおすすめポイント。ワンタッチバックルベルトも付属しており、荷物をしっかりと固定できるのもメリットです。
さらに、空力デザインを採用しているため、風切り音と燃費の悪化を軽減することも可能。カラーは、ブラック・ホワイトの2色がラインナップされています。
イノー(inno) ルーフボックス314 BRT314
軽ハイトワゴンをはじめ、スクエアシェイプの車種に似合うデザインのルーフボックスです。容量は240L。1人でキャンプや釣り、スキーなどに行く方であれば、十分アイテムを積載できます。また、ディフューザーデザインを採用しており、風切り音や燃費の悪化を軽減できるのもおすすめポイントです。
ワンタッチバックルベルトを備えているので、荷物をしっかりと固定できるのもメリット。さらに、セーフティーロックシステムが搭載されておりカバーを閉じると自動でロックがされるため、キーのかけ忘れを防げます。
サイズは、高さ340×横幅700×奥行き1400mm。また、素材にはAESとABSを採用しており、耐久性に優れています。長期間使用し続けやすい製品を探している方にもぴったりです。
テルッツオ(Terzo) AERO CROSS LYDER 185 EA164C
軽自動車やコンパクトカーへの取り付けに向いているルーフボックスです。車との一体感を得られる、スタイリッシュなデザインを採用しているのが特徴。容量は270Lあります。工具不要でベースキャリアに取り付けが可能なため、初心者が扱いやすいのもメリットです。
また、キーロックを標準で装備しているので、盗難を防止できるのもおすすめポイント。スプリングダンパー式のオープンアシストを採用しており、スムーズにフタを開閉できるのも魅力です。取り付けは、スクエアバー・エアロバーのどちらにも対応しています。
サイズは、高さ330×横幅700×長さ1850mm。 カラーは、ブラック・ホワイトの2色がラインナップされています。
テルッツオ(Terzo) LOW LYDER FLEX SLIM EA439F
フレックス機能を搭載したルーフボックスです。カバーを5cmアップできるので、最大70L容量を増やすことが可能。急遽荷物が増えた場合に対応できる製品を探している方に向いています。
また、独自設計のスプリングダンパーを搭載しているのもおすすめポイント。開口角度が広く、荷物の積み込みがしやすいのが特徴です。取り付けは、スクエアバーとエアロバーどちらにも対応しています。
さらに、デザイン性に優れているのも魅力。車との一体感を実現した、ローフォルムデザインを採用しています。サイズは、長さ2300×横幅750×高さ300〜350mm。容量は通常時で280Lです。
ルーフボックスのおすすめ|300~500L
スーリー(THULE) Thule Touring L ルーフボックス 634800
スタイリッシュな見た目で、デザインを重視したい方におすすめのルーフボックスです。「ファーストクリック・クイックマウント・システム」を搭載しているのが特徴。素早くしっかりと取り付けられます。
サイズは、1960×780×430mmです。デュアルオープンに対応しているため、左右どちらからでも開閉できるのもおすすめポイント。さらに、「CentralLock機構」を搭載しており、すべての施錠箇所がロックされていないとキーが抜けない安全設計も魅力です。
スーリー(THULE) Vector Alpine 613501
フタとベースの継ぎ目がなく、スポーティーなデザインを採用しているルーフボックスです。見た目にもこだわりたい方に向いています。内装にはLEDライトが搭載されており、夜間でも荷物を確認しやすいのがメリット。また、高級感のあるフェルト中敷きを採用しているのもおすすめポイントです。
左右の両方から開閉が可能なタイプ。ロックと開閉機構を独立させた「スライドロックシステム」を採用しており、しっかりと閉めることで自動でロックがかかる仕様です。
サイズは2280×885×320mmで、容量は360L。さらに、「パワークリック・クイックマウントシステム」により、安全かつ確実な取付けを可能にしているのも特徴です。
スーリー(THULE) Force XT Sport 635600
エアロスキンの表面加工が施されている、おすすめのルーフボックスです。耐久性に優れているので、長期間使用し続けられる製品を探している方に向いています。デュアルオープンに対応しており、隣に車があったり駐車場の壁際に停めたりしていても、荷物を取り出しやすいのがメリットです。
ロックノブにより、開閉がスムーズに行えるのもおすすめポイント。また、「パワークリック・クイックマウントシステム」を搭載しており、取り付けが簡単に行えるのも特徴です。正しい取り付けをクリック音で確認ができます。容量は300Lで、積載重量は75kg。サイズは1900×630×425mmあります。
イノー(inno) ルーフボックス ウェッジ660 BRM660
ローダウンデザインを採用した、おすすめのルーフボックスです。クルマとの一体感を追求しているのが魅力。取り付け後の見た目を重視したい方に向いています。
高さ280×幅2030×奥行き840mmと、ミニバンやワゴン・SUVにフィットするサイズ感。容量は300L、最大積載量は50kgで、スキー板なら6~7台、スノーボードなら4台積載できます。
また、隣に車がある際や駐車場の壁際に停めた際も荷物を取り出しやすい、デュアルオープン対応なのもおすすめポイントです。ワンタッチバックルベルトが搭載されており、しっかりと荷物を固定できます。また、メモリークランプ取付け可能なので、簡単に取り扱えるのもメリットです。
カラーは、マットブラック・ホワイト・ブラックの3色がラインナップ。機能性とデザイン性を両立したルーフボックスです。
イノー(inno) INNO ROOF BOX 33 BRQ33
軽ワンボックス・小型ミニバン・コンパクトカーなど、さまざまな車種に対応しているルーフボックスです。純正キャリアにも取り付け可能なクイッククランプを採用しているのがメリット。容量は300Lで、スキーなら6〜8セット、スノーボードなら4〜5セット積載できます。
また、ワンタッチバックルベルトが付いており、ルーフボックスの荷物をしっかり固定できるのもおすすめポイントです。サイズは、高さ340×横幅1825×奥行き820mm。取り付けは、エアロバー・スクエアバーに対応しています。
イノー(inno) ルーフボックス シャドゥ18 BRM1800KH
見た目にもこだわりたい方におすすめのルーフボックスです。キャンプ場の雰囲気に合う、カーキグリーンを採用しているのが特徴。サイズは、高さ390×幅2000×奥行き810mmあります。容量は400Lで、テントやテーブル・チェアなど、5〜6人用のキャンプ用品を積載可能です。
フタはデュアルオープンに対応しているので、左右どちらからでも開閉できます。隣に車があったり駐車場の壁際に停めたりしていた場合でも、荷物を取り出しやすいのがメリットです。
また、取り付けはエアロバー・スクエアバーに対応。メモリークランプを採用しているため、ワンタッチで設置できます。さらに、すき間には濡れたウェアやブーツも積載可能。そのほか、荷物への衝撃を軽減する、3Dインナーマットも付属しています。
テルッツオ(Terzo) SYMMETRICK AERO EA511
前後左右対象のデザインを採用した、おすすめのルーフボックスです。車との一体感を得やすく、見た目を重視して選びたい方に向いています。荷重がかかる底面に必要なリブをトッド状にすることで、見る角度によって車体の上面にテルッツオのロゴが写り込んで見えるのが特徴です。
また、どちらを前にしても取り付けが可能なため、フタを右開きにするか左開きにするか選ぶことが可能。取り付けが、エアロバーとスクエアバーの両方に対応しているのもおすすめポイントです。
容量は320Lあるので、スキー・スノーボード、キャンプ用品を積むことが可能。スプリングダンパーが付いているので、フタをスムーズに開閉できます。
スリムなデザインで空気抵抗を軽減し、風切り音を抑えられるのも魅力です。カラーはホワイトとブラックの2種類がラインナップされています。
ルーフボックスのおすすめ|500L以上
スーリー(THULE) Motion XT XL 629800
空力性能やクルマとの一体感を追求した、スタイリッシュなデザインのルーフボックスです。風切り音や燃費の悪化を防げるのが魅力。サイズは、2150×915×440mmあります。500Lと大容量なため、家族や大人数でキャンプやアウトドアイベントを楽しみたい方に向いています。
また、アウターハンドルには掴みやすいデザインを採用。開閉の動きをアシストするリッドリフト機構によって、フタの開閉がスムーズなのもおすすめポイントです。蓋が閉まると自動的にロックがかかる「スライドロックシステム」も搭載されており、より安心して使用できます。
さらに、取り付け作業が簡単なのもメリット。幅広タイプの「パワークリック・クイックマウントシステム」が搭載されています。内蔵トルクインジケーターによって正しい取り付けをクリック音で確認することが可能です。
イノー(inno) ルーフボックス 466 BRM466
キャンプアイテムやスノーボードなど、さまざまな荷物を収納できるルーフボックスです。容量は500Lで、家族や大人数でアウトドアを楽しみたい場合に向いています。ディフューザーデザインを採用することで、風切り音と燃費の悪化を軽減しているのが特徴です。
また、セーフティーロックシステムを搭載しているのもおすすめポイント。カバーがしっかりと閉じていない場合は、キーをロック側に回せない構造になっています。カバーには、3重構造の高級素材を採用。傷に強く、長期間使用し続けやすいのも魅力です。
さらに、メモリークランプを採用しているのもメリット。ワンタッチで、ベースキャリアへの取り付けができます。サイズは、高さ450×幅2000×奥行き950mm。カラーはブラック・カーキグリーンの2色をラインナップしています。
テルッツオ(Terzo) ORCA EA520
容量が520Lと大きく、家族や大人数でのキャンプ・スポーツを楽しみたい方に向いているルーフボックスです。スマートクランプを採用しているので、ダイヤルを締めるだけで簡単に取付け、取り外しができます。初心者でも扱いやすいのがメリットです。
また、デュアルオープンに対応しているのもおすすめポイント。左右両方から開閉ができるため、隣に車があったり駐車場の壁際に停めたりしていた場合でも、スムーズに荷物を取り出せます。
サイズは、長さ2100×幅850×高さ445mmです。さらに、車のフォルムに自然と溶け込むようなデザインを採用しているのも特徴。表面に施されたシボ加工となめらかなエッジデザインにより、高級感のある見た目に仕上がっています。
Rightline Gear ルーフボックス 510L
ルーフレールやルーフラック不要で取り付けられるルーフボックスです。容量は510L。ドア枠に直接カークリップを設置することで固定できます。ルーフレールやルーフラックには、付属のストラップを使用すれば設置可能です。
耐久性に優れているPVC素材を採用しており、長い期間使用し続けやすいのもおすすめのポイント。また、折りたたみが可能なのも魅力です。使わないときはコンパクトにして保管できます。
エクストリーム(XTREAM) ルーフボックス 600
ヨーロッパの安全基準をクリアしたイタリアの「エクストリーム」が提供するルーフボックスです。空力を考えたデザインを採用しているのが特徴。風切り音や燃費の悪化を防げる仕様です。
簡単に取り付けできるクイックシステムを搭載しているので、ルーフボックスを扱ったことがない方でも使用できます。また、左開き・右開きの両方に対応したダブルアクション機構を採用。隣に車があるシーンや、駐車場の壁際に停めたときなど、さまざまな場面で荷物を取り出しやすいのもおすすめポイントです。
サイズは1950×950×440mm。容量が600Lと大きいので、家族や大人数でのキャンプ・スポーツを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
ルーフボックスの売れ筋ランキングをチェック
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ルーフボックスはスーリー・イノー・テルッツオなど、複数のメーカーから製品が発売されています。収納するアイテムに応じて、適した容量のモノを選ぶのがポイント。アイテムの取り出しやすさを重視したい方はデュアルオープンモデルがおすすめです。本記事を参考に、自分に合うルーフボックスを見つけてみてください。