駐車時や車を後退させるときに役立つ「バックカメラ」。「リアカメラ」と呼ばれることもあります。近年では、さまざまなメーカーから販売されているため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめのバックカメラをピックアップ。おすすめのメーカーや選び方もご紹介します。ぜひ自分にぴったりのモノを見つける参考にしてみてください。
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バックカメラが義務化されたのは本当?

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国土交通省による保安基準の改正により、2022年5月以降に発売された乗用車・バスなどの四輪自動車に対して、バックカメラなどの後退時車両直後確認装置の取り付けが義務付けられました。加えて、2024年11月以降に発売される継続生産車にも同装置の取り付けが義務付けられています。
ただし、2022年5月以前の車であれば、後付けの必要はありません。しかし、後退時の事故防止のため、義務化対象外の車両でもバックカメラをはじめとする後退時車両直後確認装置を設置するのがおすすめです。
近年では、バックカメラがあおり運転対策に役立つともいわれています。安全に運転をするためにもぜひチェックしましょう。
バックカメラの取り付けの工賃はどれくらい?

バックカメラ取り付けの工賃の相場は、おおよそ15,000~30,000円程度です。業者や店舗によって値段が上下するものの、20,000円以上の費用がかかる場合が多いと考えておきましょう。また、他店で購入したバックカメラを持ち込んだ場合、割り増しになることもあります。
なお、バックカメラはユーザー自身でも取り付けが可能。ただし、難易度が高いうえ、取り付け場所によっては正常に動作しない可能性があるため、費用をかけてでもプロに任せるのがおすすめです。
バックカメラの選び方
レンズのタイプをチェック
初心者・運転が苦手なら「標準レンズ」がおすすめ

標準レンズが搭載されているバックカメラは、肉眼に近い画角の映像を表示するのが特徴です。車の後方にある障害物などとの距離が掴みやすい傾向があるため、初心者や運転が苦手な方におすすめです。
一方、広角レンズが搭載されているモデルと比較して、視認範囲が狭い点には注意が必要。バックカメラが表示する映像だけを頼りにするのではなく、肉眼でも後方を確認するのがおすすめです。
幅広い範囲をカバーできる「広角レンズ」

広角レンズが搭載されているバックカメラは、標準レンズが搭載されているモデルよりも広範囲の映像を表示するのが特徴です。なかには、画角が170〜180°のモデルや、それ以上の画角を有するモデルなどがあります。
広角レンズ搭載モデルは死角が少なく、広範囲を確認できるのが魅力。ただし、慣れるまでは、車の後方にある障害物との距離が掴みにくい点には注意が必要です。距離感を間違わないように気をつけましょう。
画素数は高いモノがおすすめ

バックカメラを購入する際、画素数を事前に確認しておきましょう。はっきりとした映像を表示するためには、画素数が30万以上のモデルを選択するのがおすすめ。30万画素以上であれば、夜中でもある程度確認が可能な映像を表示することが可能です。
画素数が低いモデルは、後方の映像の鮮明さに影響を与える可能性があるため、安全性を考慮してなるべく画素数の高いモノを選びましょう。
設置のしやすさをチェック

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バックカメラを選ぶ際、設置方法も重要な検討事項です。バックカメラは主に車外に取り付けるタイプが一般的です。
車外に取り付けるタイプのなかには、車に穴をあける必要があるなど設置が難しいモノも。ナンバープレートの上に設置できるモノなら車体に穴をあけずに設置が可能です。設置のしやすさを検討する方は、ぜひチェックしてみてください。
ただし、バックカメラの取り付けには専門的な知識や技術が必要となります。業者に設置を依頼するのを視野に入れておくのもおすすめです。
機能性をチェック
夜間の走行が多いなら「赤外線センサー・ライト付き」

夜間に車を運転する機会が多い方は、赤外線センサーやLEDライトが搭載されているモデルを選びましょう。赤外線センサー付きのモノは、暗い場所でも周囲の障害物を検知しやすいのが特徴。LEDライト付きのモノは、車の後部を明るく照らせるため、鮮明な映像を確認しながら駐車や後進が行えるのがポイントです。
しかし、赤外線センサー付きのモデルは、周囲の光を拾うと、かえって映像が見えにくくなる可能性があるので注意が必要です。
雨の多い地域でも安心の「防水・防塵機能」

バックカメラを選ぶ際、防水性や防塵性が備わっているかどうかも確認しましょう。バックカメラには、車外に取り付けるモデルが多くあります。防水性や防塵性のないモデルを選ぶと、雨の影響で故障してしまう可能性があるため、注意が必要です。
優れた防水性や防塵性が備わっていれば、水しぶきや泥はねにも耐えやすく、雨の多い地域に住んでいる方にもおすすめです。
駐車が苦手なら「ガイド線表示機能」

バックカメラのなかには、ガイド線を表示する機能が搭載されているモデルがあります。
ガイド線表示機能とは、車をバック駐車する際、モニターにガイド線を表示する機能のこと。赤色・黄色・緑色などを採用した線で、車幅から約20cm外側や車両後端から約50cmの位置などを示してくれるのがポイントです。駐車や後退をするときに役立つため、駐車が苦手な方におすすめです。
ただし、ガイド線の色や意味はモデルによって異なる場合があるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
バックカメラのおすすめメーカー
クラリオン(Clarion)

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クラリオンは、1940年に設立された電気機器メーカー。主に、カーオーディオや車載用カメラなどを取り扱っているのが特徴です。
クラリオンのバックカメラの魅力は、視野の広さです。後方の広範囲を確認できるため、駐車や後退をスムーズに行うのに役立ちます。高感度CMOSセンサーを採用し、夜間でも明るい映像を確認できるモデルもラインナップしています。
パナソニック(Panasonic)

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パナソニックは、1918年に創業された電機メーカーです。「物心一如の繁栄」をグループ全体の使命としており、空調家電やキッチン家電など、さまざまなアイテムを手掛けています。
パナソニックのバックカメラは、視認性の高さや視認範囲の広さが特徴です。小型ながらも、優れたサポート性が備わっています。また、なかには映像の白飛びや黒潰れを抑制する機能が備わっているモデルがあるのもポイントです。
ケンウッド(KENWOOD)

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ケンウッドは、モビリティ&テレマーケティングサービス・セーフティ&セキュリティ・エンタテインメントソリューションの3分野を事業としている会社です。カーナビやカーオーディオなど、さまざまなアイテムを手掛けています。
ケンウッドのバックカメラは、機能性の高さが特徴。複数のビューモードを備えたモノや高感度CMOSセンサーを搭載したモノなど、運転に役立つモデルがラインナップしています。加えて、優れた防塵性や防水性が備わっているモノを展開しているのも魅力です。
バックカメラのおすすめ
クラリオン(Clarion) 車載用リアビジョンカメラ RC15C
水平画角が約162°のレンズが採用されているバックカメラです。死角が少なく、広い範囲を確認しながらバックや駐車が可能です。昼間でも夜間でもはっきりとした映像を確認できます。
高感度CMOSセンサーが搭載されているのもポイント。強い光源が入り込んでもスミアが発生しません。12Vの電源が内蔵されており、電源ボックスを必要としないのが魅力。リバース連動による起動にも対応しています。
IPX9Kに準拠した耐水性が備わっているのも特徴。ホコリや水に強く、雨が多い地域に住んでいる方にもおすすめです。また、本体サイズが幅23.4×奥行23.5×高さ23.4mmとコンパクトなので目立ちにくく、外観を損なうことなく取り付けられます。
クラリオン(Clarion) 車載用リアビジョンカメラ RC15D
クラリオンのAVナビゲーションと接続することで、ガイドラインが表示できるバックカメラ。後ろ向きの駐車や、後ろ出しの出庫が苦手な方におすすめです。縦列駐車などの難しいシチュエーションにも活躍します。
コンパクトなボディで、車の外観を損ねることなく取り付けやすいのもポイント。また、IPX9Kに準拠した耐水性が備わっています。雨が多い地域に住んでいる方や、機能性に優れたモデルを探している方にもおすすめのアイテムです。
パナソニック(Panasonic) リヤビューカメラ CY-RC110KD
HDR機能付きのイメージセンサーが搭載されているバックカメラです。明暗差が大きな場所でも、白飛びや黒潰れの発生を抑えられるのがメリット。高い視認性が備わっており、鮮明な映像をリアルタイムで確認できるのが魅力です。
水平162°・垂直126°の視野角を有する広角レンズを搭載。加えて、有効画素数が約41万画素のCMOSイメージセンサーも採用しています。色再現性の高さがポイントです。
繋げると全長9mになる3つのコードで構成されており、配線や取り付けがしやすいのもポイント。ネジ締め方式の中継コネクタが採用されているなど、引っ張っても抜けない工夫が施されています。コンパクトなボディで設置しても目立ちにくい、おすすめモデルです。
パナソニック(Panasonic) リヤビューカメラ CY-RC500HD
水平約180°の広視野を有する広角レンズが搭載されたバックカメラです。視野角が広いため、見えにくい所にある障害物を把握しやすいのが特徴。急に迫ってくる車両や歩行者などを素早く確認しやすいのが魅力です。
HDR技術が搭載されているのも特徴。日差しが強い場所や明暗差が大きな場所でも、白飛びや黒潰れの発生を抑えられます。さらに、画像の明るさをリアルタイムで自動補正する機能も備わっています。
カメラ本体側コード・ナビ接続側電源コード・中継コードの3つがセットになっており、配線がしやすいのもポイント。また、ネジ締め方式の中継コネクタが採用されているなど、コードが抜けにくい工夫が施されています。
機能性が高く、取り付けやすいモデルを探している方におすすめのアイテムです。
ケンウッド(KENWOOD) スタンダードリアビューカメラ CMOS-C230
感度の高いCMOSセンサーが搭載されているバックカメラです。画素数は33万画素。スミアノイズが少ない、高画質な映像を確認できます。夜間でも優れた視認性を発揮するのが特徴です。
IP67相当の防塵性と防水性が備わっているのもポイント。雨の多い地域に住んでいる方や、泥はねの多い道を走る方などにおすすめです。
ケンウッド(KENWOOD) マルチビューリアカメラ CMOS-C320
4つのビューモードが搭載されているバックカメラです。約195°の水平画角を実現した「ウルトラワイドビュー」、真上から見るような視点の「俯瞰ビュー」などを選択可能です。
CMOSセンサーが搭載されており、太陽などの光に邪魔されにくいのもポイント。スミアノイズの発生がほとんどないと謳われています。加えて、0.9ルクスの最低被写体照度に対応しているため、夜間でも後方確認しやすいのがメリットです。IP67に準拠した防塵性と防水性が備わっています。
ケンウッド(KENWOOD) HDリアビューカメラ CMOS-C740HD
1280×720のHD画質に対応しているバックカメラです。高精細な映像で、後方の映像を確認できます。加えて、白飛びや黒潰れを抑制するHDRが搭載されているのもポイント。明暗差が激しい環境下でも、明瞭な映像が表示されます。
水平180°の広視野角を実現した広角レンズが採用されているのも特徴。障害物や歩行者を確認しやすいのがメリットです。また、IP67相当の防塵・防水性が備わっているのも魅力。悪天候でも気兼ねなく使用できるおすすめモデルです。
パイオニア(Pioneer) バックカメラユニット ND-BC9
高感度CMOSセンサーが搭載されているバックカメラです。周囲が暗い環境下でも、はっきりとした映像が表示されます。加えて、見やすさや好みに合わせて、画像の色彩・明度・輪郭をチューニングする機能が備わっているのも特徴です。
極端に明るい環境下で映像に白の縦線が映り込むスミアノイズが発生しにくいのもポイント。さまざまな状況で活躍します。さらに、水平約159°・垂直約117°の視野角が備わっているため、見えにくい場所の小さな障害物も視認しやすいのが便利です。
カーナビやカーAV、モニターなど、さまざまな機器と組み合わせて使用できるのも魅力。また、中継カプラーを小型化することで、配線や設置の簡略化を実現しています。機能性の高いモデルを探している方におすすめのモデルです。
パイオニア(Pioneer) バックカメラユニット ND-BC300
約200万画素のCMOSセンサーが搭載されているバックカメラです。昼夜問わず、高精細な映像が表示されます。加えて、HDRが搭載されており、急な明るさの変化による白飛びや黒潰れが起こりにくいのも特徴です。
水平画角が180°の広視野角レンズを搭載。死角を低減できるため、急な歩行者の飛び出しや車の接近にも素早く対応しやすいのがメリットです。車庫入れや縦列駐車など、さまざまなシチュエーションで役立つおすすめのアイテムです。
デンソーテン(DENSO TEN) ECLIPSE バックカメラ BEC113G
水平135°・垂直110°の視野角が備わっているバックカメラです。車の後ろを歩く小さな子供や障害物などを確認しやすいのが特徴。事故などのトラブル対策に役立ちます。
総画素数が約35万画素の高画質で、くっきりとした映像を表示できるのもポイント。また、夜間にも強くスミアも発生しにくいため、時間帯を問わず活用できます。本体サイズは、幅23×奥行27×高さ23mmです。
ドライブワールド(DRIVE WORLD) バックカメラ C859B
正像・鏡像が切り替えられる機能が搭載されたバックカメラです。白色のケーブルを繋ぐと鏡像表示に、接続を解除すると正像表示になります。好みやシチュエーションに合わせて、自由に変更できるのが特徴です。
ガイドラインを表示する機能が備わっているのもポイント。緑色のケーブルを繋げばガイドライン表示ありに、接続を解除するとなしに切り替わります。駐車が苦手な方におすすめです。
12~24Vの電源に対応しているため、バスやトラックなどにも取り付けが可能。10円玉とほぼ同じサイズなので、設置しても目立ちにくいのが魅力です。
Jansite AHD バックリアカメラ
HD映像の伝送をサポートするAHD技術が搭載されているバックカメラです。日中や夕方などさまざまな時間帯で活躍します。有効画素数約100万画素が備わっているのも魅力です。
正像と鏡像が切り替えられる機能が搭載されているのもポイント。ガイドラインを表示する機能も備わっているため、バック駐車が苦手な方にもおすすめです。また、水平角140°と、広い視野角も備わっています。
ナンバープレートを使って、簡単に取り付けられるのもポイント。穴あけや工具を必要としません。IP69に準拠した防水性が備わっているので、雨が多い地域に住んでいる方にもおすすめのアイテムです。
URVOLAX バックカメラ
左右水平視野角180°・上下視野角140°の広角レンズが搭載されているバックカメラです。有効画素数約100万画素の高画質を実現しているのも特徴です。
高感度センサーが搭載されており、夜間における高い視認性を実現しているのもポイント。CCDセンサーも備わっているため、スミアもほとんど発生しません。IP69の防塵防水性に加え、防震性・耐熱性・耐寒性などを備えているのが魅力です。
Parishop バスカメラ
赤外線暗視機能が搭載されているバックカメラです。暗闇でも視認性が高く、死角が少なくなります。加えて、LEDライトも備わっており、さまざまな環境下で活躍します。
角度調節機能が備わっているのもポイント。12Vと24Vの両方に対応しているため、スクールバス・トラックなどの大型車にも取り付けられます。防水性が備わっているのも魅力です。
Tigwiss バックカメラ CWB0CWTX7MSM

12枚のLEDライトパネルが搭載されたバックカメラです。暗い夜道での使用に適しています。IP68に準拠した防水性が備わっているのがポイント。突然の雨にも安心しやすいのがメリットです。
本体サイズが幅22×奥行23×高さ22mmとコンパクトなのもポイント。設置しても目立ちにくく、すっきりと取り付けられます。取り付け作業を簡単に行える設計です。
Eyemaq バックカメラ ECA-RCAM480NA
約120°の標準画角レンズが搭載されているバックカメラ。肉眼で見たときとほぼ同じ画角の映像が表示されるため、運転が苦手な方や初心者におすすめです。
IP67に準拠した防水防塵仕様を採用しているのもポイント。優れた耐振動性も備わっています。また、幅22×奥行23×高さ22mmのコンパクトボディで、すっきりと設置しやすいのも特徴です。
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近年、さまざまなメーカーからバックカメラが販売されています。モデルによって搭載されている機能やレンズの種類、取り付けやすさなどが異なるため、ニーズに合わせてアイテムを選ぶのがおすすめです。本記事を参考に、ぜひお気に入りのバックカメラを手に入れてみてください。