ケニアからブラジルまでを自動運転で!
アフリカのケニアから南米はブラジルまで、砂漠や山岳地帯、雪原やジャングルを自立走行車で旅する! というプロジェクト Great Journey がホンダから発表されました。しかも、それぞれのステージに合わせた7つの車にただ乗っているだけで、寝ていても風呂に入っていてもOKな驚きの旅行…さっそく詳細を見てみましょう!
サファリ・ドリフター
アフリカの大平原を走破するのに適任なのが、1970年代のバモスのデザインを感じさせる4輪駆動車「サファリ・ドリフター」。専用ドローンが前を走行し、道案内をしてくれます。そしてルーフトップは気球となって、空からのサファリ観光を気軽に!
デザート・トレイン
そして次は「デザート・トレイン」。砂漠地帯を”4両編成”で自立走行するオフロード列車です。燃料電池でゆっくりながらも確実に、起伏のある砂漠を走行。
ホンダの発電機を思わせる先頭車両から排出された水は、最後尾の転がるタイプのタンクにフィルターを通し貯蓄。まるで、ラクダのキャラバンのように頼もしい!
マウンテン・クライマー
この旅のステージには山岳地帯も登場します。そこで活躍するのが「マウンテン・クライマー」。いつ起こるかわからない落石から搭乗者を守りつつ、岩に阻まれた山道をニョキッと”足”を出して”歩く”ことも可能!
ロード・トリッパー
次は舗装道を快走する「ロード・トリッパー」。今回の旅路で一番スムーズな走行を楽しめるかもしれません。ソファでゆっくりとくつろぎながら、沈んでいく太陽を眺めているうちにこのステージはあっという間に終わりに…。
アイランド・ホッパー
そして香港から日本列島を抜け、カムチャッカ半島までを走行する水陸両用車「アイランド・ホッパー」。6輪の「パドルホイール」により陸地と海が交互に現れるこのステージも難なくクリア! それもF1で磨き上げた軽量構造ボディとソーラーテクノロジーのおかげです。
ツンドラ・スレッド
ユーラシア大陸からアメリカ大陸に移行するステージで頼りになるのが「ツンドラ・スレッド」。北極地帯の凍てついた大地を犬ぞりさながら、6台の1輪ドローンが”そり”をけん引。スゴいのは、”そり”のリアデッキにお風呂が装備されているところ。のんびりと浸かっていても、旅路は進んでいるのです!
ジャングル・ジャンパー
最後はホンダの名車「T360」にインスパイアされた6輪車「ジャングル・ジャンパー」。その高い車高と深いトレッドのタイヤにより、道なきジャングルロードをガンガン走破。一日の終わりには、荷台の居住区をポップアップさせて安全で快適に夜を過ごせるのがイイですね。
過酷な旅もいつものようにくつろぎながら、楽しい観光にかえてしまう今回のプロジェクト。たくさんの”未来”を実現させてきたホンダに、ぜひ本当につくってもらいたいですね!
最先端のテクノロジーでありながら、何か懐かしさを感じさせる仕上がりになっている Great Journey のコンセプトムービー。本当に未来はこうなっているのかもしれません。