かごに入ったすごいヤツ。
スケルトンのサッカーボールのようなかごに入った、なにやらプロペラのある物体。これが勇ましく、災害や事故現場で大活躍するなんて、なかなか想像できません。今回ご紹介するGimballは、障害物があろうとも、それを巧みに利用しながら、捜索や救助活動に活躍する可能性を秘めた、ドローンです。
危険な現場でこそ
Gimballのかごのように見えるのは、中のドローンが捜索活動の際に、障害物に直接当たらないようにする、言わば転がる緩衝材のようなものです。中のドローンは常に一定の姿勢を保つよう制御されており、サイズ的に可能であれば、どんな狭いところでも入って行き、人や物の捜索、災害発生原因などを特定するのに活躍。
万が一の原発事故発生時でも、崩落しかかっている建物内でも壁や天井を転がりながら、放射性物質をものともせずに、調査活動ができる可能性を秘めています。通常のドローンでしたら、飛行中に人に当たり、危害が及ぶことがありますが、Gimballはかごのおかげで、人にも優しいのです。本当にすごいヤツです。
ドローンの周りに可動緩衝材を装備するアイデアは、驚きですね。調査が終わって帰還してきたら、キャッチすることも可能です。人に優しいGimballならではです。