スェーデンやデンマークなどの寒い地域で、厳しい冬を長い時間室内で過ごすために、シンプルで飽きがこず、機能的で長く愛用できる製品としてデザインされた家具です。そのため、シンプルながらもデザイン性に富んだ北欧家具は世界中に人気があります。今回は、おすすめの北欧家具ブランドをご紹介します。
イケア(IKEA)
スェーデン家具の発祥とも言えるIKEAは現在、国内のみならず世界中にシェアを拡大した、お手頃価格で北欧家具が手に入る大人気のブランドです。優れた機能と品質、デザインにまで富んだIKEAは、すべて自社工場で補っているからこそできる豊富なアイディアが満載に詰まっています。
アデペシュ(a.depeche)
メンズライクや無骨なデザインが特徴的なアデペシュは、家具のみならず、雑貨や小物まで取り扱っているので、おしゃれな北欧テイストが仕上がります、木製のやわからかな印象と陶器やアイアンなどの異なる質感を組み合わせたアイテムが多い為、ファブリックなどの色使いで屈して楽しむことがおすすめです。
カーフ(karf)
東京・中目黒にあるカーフは、北欧家具を多く取り揃えているインテリアショップです。自社工場があり、デザインから製造までを一貫で行うため、天然木ながらお求めやすい価格でご提供されています。カーフのトリムシリーズは、北欧テイストをふんだんに取り入れているシンプルながらおしゃれなデザインです。
カール・ハンセン&サン
1950年代にデザインされた世界的有名な「Yチェアー」をデザインした、カールハンセンが設立した家具ブランドです。カールハンセン作の家具は木製なのにもかかわらず、どれもきれいなフォルムが特徴的で、丈夫なため長く愛用することができるためヴィンテージ家具になり得る魅力があります。
ハーマンミラー(Herman Miller)
有名なイームズチェアーをはじめとする、数多くのデザイナーズ家具をデザインしてきたハーマンミラー社です。デザイナーズ家具がステイタスとされてきた時代から世界中に愛され、今ではたくさんの企業からレプリカも発売されるほど。イームズチェアーやバルセロナソファなどが最も有名なブランドです。
ノージー(Norzy)
デンマーク出身のデザイナーが手がける、温かみのある北欧ブランドのノージーは、使う人の気持ちを第一に考えられた仕様が特徴的です。一軒家でも、一人暮らしの家でも合うように、さまざまなサイズ感の家具がそろっているので、家族が増えても安心して使えるのも嬉しい配慮がされています。
アイラーセン(eilersen)
バスやトラックのシートを製造していたところを、1940年代ころにソファーを製作を展開。職人の抜群の技術と最先端テクノロジーの技術のコンビネーションが最高の座りを実現した、ソファブランドです。ラグジュアリーを演出するアイラーセンのソファは長くに愛用されています。
宮崎椅子製作所
有名なデザイナーとコラボレーションしたデザインを製作したり、つい目を引いてしまう独特なデザインを作り上げる宮崎椅子は、木製家具をは思えないほどの滑らかな肌触りが魅力的です。受注生産で、すべて一から製作するため、時には3ヶ月待ちのこともありますが、待つだけの価値があるブランドでしょう。
ニカリ(NIKARI)
フィンランドの家具職人・カリ・ヴィルタネンが設立したブランドで、木の特性を生かしたデザインが特徴的です。面と線だけで構成され、一切の無駄を省いたデザインは、北欧家具の中でも特にシンプルな作りが芸術性に富んでいます。シンプルだからこそ美しいフォルムは目でも楽しめる家具です。
ベルグファニチャー(BERG Furniture)
デンマークの老舗ブランドで、リクライニングチェアーやソファをを手がけてきた専門ブランドです。人間工学に基づいて作られたソファには、「8時間座っても疲れない」というものまであり、高級ホテルから、世界中の官庁にも使われるほど、働く人にとってもとても愛されているブランドです。
シーヴ(SIEVE)
シーヴとは、篩(ふるい)という意味があり、その名の通り、製品を開発する段階で、素材、品質、デザインと細かく見直すことにより、使う人がいかに使いやすく、お部屋に取り入れやすいかを第一に考えて作られています。手に取りやすい価格で提供しているので、北欧家具を挑戦してみたい方にもおすすめです。
フレデリシア(FREDERICIA)
1955年に設立されたデンマークの名門家具ブランドで、北欧家具デザイナーの4大巨匠の一人と言われている、「ボーエ・モーエンセン」をデザイナーに起用したことで飛躍的に有名家具ブランドの仲間入り。1959年に発表されたTHE SPANISH CHAIR(スパニッシュチェア)はフレデリシアのアイコンとも呼ばれるチェアーへとなりました。
アルネ・ヤコブセン
セブンチェアーやエッグチェアーをデザインしたアルネ・ヤコブセン。デンマークで生まれたアルネ・ヤコブセンは、使う人を第一に考えて機能主義をポリシーとしており、一切の装飾品を身につけずに、デザインを魅せる家具を多くデザインしてきました。優しいフォルムは、月日が経ってもたくさんの人に愛用されています。
ピーピーモブラー(PP mobler)
1953年に小さな工房からスタートした北欧家具の名門ブランド、ピーピモブラー。家具デザインのハンスウェグナーとコラボレーションをして数多くの家具が誕生しました。仕上げまでを自社工場ですべて行い、職人の手作業によって、高品質な製品が楽しめます。
ムート(muuto)
2006年にデンマークで設立された、まだ若いブランドです。ムートとは、フィンラン語で「新しい視点」「変革」という意味が込められており、北欧家具の伝統的なイメージは保ちつつ、若手デザイナーによる斬新なデザインは、これからの北欧家具を担っていくブランドです。
北欧家具は、シンプルかつ、洗練されたデザインが多く、飽きがこないのが魅力的です。値段が高いものが多いので、なかなか手が出しにくいですが、長く使えるものだからこそ、お気に入りの一点をさがし出したいものです。日本人にも馴染みやすい北欧家具をぜひ試してみてください。