洗濯した衣類をすばやく乾かしたい場合に便利な「衣類乾燥機」。洗濯物を干す手間を省きたい方や、衣類の除菌乾燥をしたい方にも適しています。容量や機能などが製品によって大きく異なるので、どのモデルを選んだらよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、衣類乾燥機の選び方のポイントとおすすめモデルをご紹介。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 衣類乾燥機のメリット・デメリット
- 衣類乾燥機の電気代は1ヶ月でどれくらい?
- 衣類乾燥機の選び方
- 衣類乾燥機のおすすめメーカー
- 衣類乾燥機のおすすめ
- 衣類乾燥機の売れ筋ランキングをチェック
- より手軽に使いたいなら衣類乾燥機能付きの除湿機も
衣類乾燥機のメリット・デメリット
衣類乾燥機は、天気や花粉の飛散量などに左右されることなく衣類を乾かせるのがメリットです。また、洗濯物を干す作業が不要なため、家事の時短にも繋がります。洗濯する衣類の量が多い方におすすめです。
高温で乾燥できるモデルであれば、衣類の除菌ができるのもポイント。部屋干しの生乾き臭を防止したい方に適しています。
洗濯が終わったあと、衣類を衣類乾燥機に移動させる手間がかかるのがデメリット。衣類乾燥機は洗濯機とは別に設置しなければならないため、別途費用やスペースが必要な点も留意しましょう。
衣類乾燥機の電気代は1ヶ月でどれくらい?
衣類乾燥機は電気式とガス式がラインナップ。電気式の衣類乾燥機を毎日1回1時間使用した場合、1ヶ月の電気代は1,000円前後といわれています。使用時間や消費電力によって電気代は異なるので、ひとつの目安として参考にしてみてください。
ガス式の衣類乾燥機は電気代に加えてガス代がかかるものの、乾燥時間を大幅に短縮できる分、総合的にランニングコストを抑えられる傾向にあります。ただし、工事費用がかかるほか、設置できる場所が限られているため、その点も踏まえて検討しましょう。
衣類乾燥機の電気代を節約したい方は、フィルターの掃除をこまめに行うのがおすすめ。糸くずやホコリによってフィルターが目詰まりすると、風量が低下して乾燥に時間がかかるので注意しましょう。
衣類乾燥機の選び方
一人暮らしや家族暮らしなど人数にあった容量をチェック
衣類乾燥機は製品によって容量が異なります。容量以上の服を入れると本体に負担がかかるため注意が必要です。一度に乾燥させる衣類の量や、家族の人数に応じて選びましょう。
容量をチェックするときは、「使用する人数×1.5kg」を目安にするのがおすすめ。少し大きめのモデルを選ぶと、シーツなどの大物も乾かせて便利です。
電気式とガス式の違いをチェック
工事不要で手軽に設置できる「電気式」
手軽に使える衣類乾燥機が欲しい方は、電気式をチェック。工事が必要ないので洗濯機の上に設置して使用できます。賃貸物件に住んでいる方や、設置スペースが限られている方にもぴったりです。
ただし、衣類乾燥に時間がかかるうえ、光熱費がかさみがちな点はデメリット。電気代が気になる方は部屋干しの仕上げに使うなど、乾燥時間を減らすのがおすすめです。
乾燥時間が短く、一度に多くの洗濯物を乾かせる「ガス式」
乾燥性能にこだわって衣類乾燥機を選びたい方には、ガス式がおすすめ。パワフルに衣類を乾かせて、乾燥時間が短いのがメリットです。一度に多くの洗濯物を乾かしたい方にも適しています。
稼働時間が短いため、ランニングコストを抑えられるのもポイント。電気代をできる限り抑えたい方にもぴったりです。
ただし、本体とガス栓を繋いで使用するため、設置工事を行う必要があります。排湿管を通す穴を壁に開けるので、設置場所が限られる点も留意しておきましょう。
乾燥時間をチェック
衣類乾燥機を選ぶ際は、乾燥にかかる時間をチェックするのも大切。よりスピーディーに乾かしたい方は、ガス式の衣類乾燥機を選びましょう。
乾燥時間の目安は、衣類の容量・水分量・素材などによっても大きく変わります。また、フィルターの目詰まりや不十分な排気など、乾燥時間が長くなる要因をできる限り取り除くことも重要なポイントです。
置き場所にあわせたサイズを選ぶ
衣類乾燥機を選ぶ際は、設置場所にあったサイズを選ぶのも重要です。衣類乾燥機は、本体が熱くなって湿気を排出するのが特徴。そのため、壁との間には数cmの隙間が必要です。
本体と壁との距離や換気が不十分な場合、窓や壁などに結露が発生する恐れがあるほか、乾燥時間が長くなる可能性もあります。
機能性をチェック
アイロンがけの手間を省けるシワ取り機能
衣類を乾燥させたときに気になるのがシワ。綿やレーヨンなど、生地によってもシワの付きやすさは変わります。仕上がりにこだわりたい方は、衣類のシワ残りを防ぐ機能を備えたモデルをチェックしましょう。
シワ取り機能を搭載した衣類乾燥機は、アイロンがけの手間を省けるのがメリット。家事の負担を軽減したい方にもおすすめです。
小物類の乾燥で便利なタイマー機能
衣類乾燥機を選ぶ際は、乾燥時間を設定できるタイマー機能の有無もチェック。短時間の設定が可能なモデルは、靴下などの小物類を乾かす際に便利です。また、衣類をあたためたいときなどにも重宝します。
製品によって設定できる内容が異なるので、あらかじめ確認してみてください。
毛布が乾かせる毛布乾燥
衣類乾燥機のなかには、毛布などの大物にあわせた専用コースを搭載しているモデルもラインナップ。干す手間を省けるため便利です。
アイテムによっては衣類乾燥機に対応していない場合も。特に、ウールやカシミヤなどの素材はデリケートなので注意が必要です。洗濯表示を確認してから使用しましょう。
排水不要なモデルも
設置場所を問わず使いたい方は、排水不要のモデルをチェック。プラグをコンセントに挿すだけですぐに使えるので便利です。
コンパクトなモデルが多いのも特徴。省スペースで設置できる一方、乾燥容量が少ないのは留意点です。少人数世帯や一人暮らしの方など、乾燥する衣類の量が少ない場合に適しています。
お手入れのしやすさをチェック
衣類乾燥機は日常的なお手入れが欠かせません。フィルターのホコリやごみなどを放置すると、乾燥時間が長くなるほか、衣類にホコリが付くこともあるため注意しましょう。
お手入れの手間を省きたい方は、フィルター清掃がしやすいモデルを選ぶのがおすすめ。なかには、フィルターを取り付けたまま、付着したホコリなどを掃除機でサッと吸い取るだけの製品もラインナップされています。
衣類乾燥機のおすすめメーカー
パナソニック(Panasonic)
パナソニックの衣類乾燥機は、デザイン性と使いやすさを両立しているのが魅力です。「標準」「約75℃除菌」「ワイシャツ」「厚物」「ふとん・毛布」「シワ取り」などの多彩なコースを搭載。また、20分・40分・60分の設定が可能なタイマー機能を備えています。
「ツイン2温風」の採用によって、大風量の温風でスピーディーに仕上げるのも特徴。容量は5kgと6kgをラインナップしています。
日立(HITACHI)
日立は、衣類にあわせてヒーターと風乾燥の2種類から乾燥方式が選べる製品をラインナップ。熱に弱いデリケートな衣類の乾燥には、風乾燥がおすすめです。
標準・低温乾燥など、複数のコースから選べるのもポイント。また、「お掃除ラクラクフィルター」の搭載により、簡単にお手入れできます。
東芝(TOSHIBA)
花粉対策ができる衣類乾燥機が欲しい方は、東芝の製品に注目。花粉フィルターを搭載しており、小さな粒子もとらえやすいのがポイントです。衣類に付着した花粉を90%以上、取り除けると謳っています。
ターボ乾燥機能が付いているのもメリット。ヒーターのパワーと風量を強くすることで、乾燥時間の短縮に繋がります。よりスピーディーに衣類を乾燥したいときに便利です。
衣類乾燥機のおすすめ
パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥機 NH-D605
サニタリー空間にマッチする、シンプルなデザインがポイントの衣類乾燥機です。使いやすさにこだわっているのも特徴。直径約383mmの投入口を備えており、毛布などの大物もスムーズに出し入れ可能です。
標準コースに加えて、タオル除菌・15分ドライなど便利なコースを搭載しているのも魅力。デザイン性と機能性を両立したおすすめモデルです。
パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥機 NH-D603
ヒーターと吹出口をそれぞれ2ヶ所に設置した「ツイン2温風」が特徴の衣類乾燥機。スピーディーかつふんわりと仕上がる、おすすめモデルです。
乾燥の最終工程でドラムの中の温度を75 ℃まであたためる、約75℃除菌コースを搭載。部屋干しした衣類の仕上げ乾燥などに適しています。そのほか、2層ステンレスドラムを採用しているのもポイント。保温効果に優れているだけでなく、運転中の音を軽減できます。
日立(HITACHI) 衣類乾燥機 DE-N60HV
ヒーターと風乾燥の2種類の乾燥方法を選べる衣類乾燥機。普段使いの衣類はヒーターで、熱を加えたくない衣類は風乾燥など、衣類に応じて使い分けられるのがメリットです。
多彩なコースを搭載しているのもポイント。標準(弱)モードは、毛布など大物の乾燥に適しています。低温乾燥コースは、靴下や薄手のセーターといった熱で縮みやすいデリケートな衣類の乾燥にぴったりです。
「お掃除ラクラクフィルター」を採用しているのも特徴。付着したホコリや糸くずを掃除機で吸い取るだけで、簡単にお手入れできます。
東芝(TOSHIBA) 衣類乾燥機 ED-458
乾燥容量が4.5kgの、少人数世帯や一人暮らしの方におすすめの衣類乾燥機です。花粉フィルターを搭載しているのがポイント。小さな粒子もしっかりとらえ、衣類に付いた花粉を90%以上取り除けると謳っています。
そのほか、衣類のからみを検知する「からみまセンサー」を採用。衣類がからまるとドラムを反回転させてほぐします。
東芝(TOSHIBA) 衣類乾燥機 ED-60A4
抗菌ハンドルを採用している衣類乾燥機です。搭載されている乾燥コースが豊富で、乾かしたい衣類にあわせて設定可能。便利なタイマー機能も備えており、90分のタイマー乾燥のほか、小物類の乾燥に役立つ「ちょっと乾燥15分」も選べます。
ヒーターのパワーや風量アップを実現したターボ乾燥も搭載しているので、乾燥時間を短縮したい方にもおすすめ。衣類の絡みを検知する「からみまセンサー」により布の傷みが抑えられ、楽に取り出せるのもポイントです。
さらに、高性能の花粉フィルターを内蔵しており、小さな粒子もキャッチ。繊維の奥に入り込んだ花粉まで効果的に除去できると謳っています。
リンナイ(Rinnai) 乾太くんスタンダードタイプ RDT-80
短時間でふんわりと仕上がる、ガス式の衣類乾燥機。乾燥容量は8kgで、一度に多くの衣類を乾かせます。
分かりやすく使いやすい操作パネルを採用。標準・厚物・デリケートなど、衣類によってコースを使い分けられるのも便利です。別売りの小物乾燥棚を設置すると、布製の靴も乾燥できます。
リンナイ(Rinnai) 乾太くん デラックスタイプ RDT-63T-13A
スタイリッシュなデザインが魅力の衣類乾燥機。見た目にこだわって選びたい方にもおすすめです。操作部分にはホワイトLEDと高級感のあるダイヤルを採用しています。
糸くずフィルターをドラムの手前側に設置。ボックス型の形状とワンタッチオープン方式により、簡単に取り出せます。手軽にお手入れできるのがポイントです。
リンナイアプリに対応しているので、スマホと連携可能。離れた場所で残り時間を確認したり、完了通知を受け取ったりできます。
ハイアール(haier) FUWATO 衣類ケア乾燥機 JZ-K90A
9kgの大容量で、大量の衣類をパワフルに乾かせる衣類乾燥機。バスタオルなら約30枚分、毛布なら約2枚分一度に乾燥できます。乾燥コースは16種類と豊富で、衣類にあわせて細かく設定できるのが魅力です。
乾燥方式はヒートポンプ式を採用。槽内の空気を温風に変え、衣類から蒸発した水分を除湿しながら乾燥。ヒーターを加熱せず効率的に熱交換できるため、乾燥時間の短縮に加え、高い省エネ性も備えています。
さらに、衣類のシワ取りに役立つ、ミストケア機能を搭載しているのもポイントです。ミストの効果で繊維をほどいて温風乾燥することにより、シワを伸ばしてふんわりとした仕上がりを実現。消臭効果にも優れており、ぬいぐるみやダウンジャケットにも使えます。
ホース排水とタンク排水の2WAY仕様で、電源があればどこでも設置可能。生活スタイルにあう設置場所を選べる点もおすすめです。
サンルック(Sun Ruck) 乾きくん 衣類乾燥機 SR-ASMN206
仕上がりのシワを少なくする「3D乾燥」を採用した衣類乾燥機です。乾燥時は衣類が宙を舞うような動きになるため、衣類の間に空間が生まれ、温風をバランスよく当てることが可能。衣類の絡まりを抑え、ふんわりとした触り心地を実現しています。
温度や湿度を感知するセンサーを内蔵しているのもポイントです。衣類の乾き具合にあわせて乾燥時間を短縮。布傷みを軽減し、省エネ効果にも期待できます。
本体の重さは約15.4kgと軽量。卓上にも置けるコンパクト設計ながら乾燥容量は3kgなので、一人暮らしの方にもおすすめです。
シー・シー・ピー(CCP) レイアウトフリー衣類乾燥機 ZJ-CD43
スタイリッシュなデザインで、置き場所を選ばない衣類乾燥機です。排水不要で、コンセントが確保できれば、家中どこでも使えるのが魅力。乾燥容量は約2.5kgで、本体の重さが12.2kgの軽量設計です。
デザイン性だけでなく機能面も充実。タッチパネルで簡単に操作でき、乾燥コースはクイックモードや除菌モードなど、8種類のなかから選べます。付属の棚をセットすれば、靴の乾燥も可能。さまざまな用途で活用できます。
運転音は54dBと静かなので、夜間に衣類乾燥機を使うことが多い方や、集合住宅で使いたい方にもおすすめです。さらに、運転中の思わぬ事故を防ぐ、パネルロック機能やドアセンサーも搭載。小さい子どもやペットがいる家庭にもぴったりです。
エスティロ(ESTILO) 小型衣類乾燥機 ILD-321UWB-JP
AI-PTCヒーターを採用した衣類乾燥機です。加熱防止センサーを内蔵しており、衣類が熱くなりすぎないようにコントロール。乾燥後の衣類の縮みや変形を防げます。
コンパクトなサイズ感ながら、乾燥容量が最大3kgなのも魅力。洗濯物が多い一人暮らしの方でも、余裕を持って使用できます。
さらに、排水設備が不要なので置き場所を選ばないのも特徴。プラグをコンセントに挿すだけですぐに使える点もおすすめです。
eモンズ マイウェーブ ウォームドライヤー3.0
リーズナブルな価格ながら、機能性に優れたおすすめの衣類乾燥機。乾燥容量は3kgで、コンパクトでおしゃれなデザインが特徴です。省スペースで設置できるのに加え、付属の金具を使えば壁掛けも可能。置き場所が狭い環境でもスペースを有効活用できます。
時間設定や温度設定が行えるほか、湿度センサーを搭載しているのもポイント。自動モードに設定すると、洗濯物の湿度の度合いによって乾燥の温度をコントロールしてくれるのが特徴です。衣類が乾くと自動で運転を終了するため、未乾燥や乾燥のしすぎを防げます。
より手軽に使いたいなら衣類乾燥機能付きの除湿機も
衣類乾燥機は、工事や設置の手間を要するのがデメリット。手軽に衣類を乾燥させたい方には、衣類乾燥機能付きの除湿機もおすすめです。
衣類乾燥機能付き除湿機なら衣類を乾かせるだけでなく、室内の除湿も可能。部屋干し臭対策に効果的な、パワフルな製品も展開されています。
なかには、室温によって除湿能力が左右されにくく、1年中活躍するモデルもラインナップ。また、サーキュレーター機能やセンサーで湿度を計測して知らせる機能などを備えた、利便性の高いモデルが多いのも魅力です。
除湿機のおすすめはこちら
衣類乾燥機は、電気式とガス式の2種類があります。気軽に使えるモノが欲しい方には電気式、乾燥性能にこだわりたい方にはガス式がおすすめです。乾燥させる衣類の量を考慮して容量を選ぶのもポイント。本記事を参考に、自分にあったモデルを見つけてみてください。