本物の電子工作を体験!

ネジの頭すら見せないスマートフォンとはかなり様子が違いますが、「MAKERphone」は携帯電話を自分で組み立てられるキット。いかにも子供向けの玩具っぽいものではなく、本物の電子工作を体験できるというのが本製品の魅力です。

ハンダ付けは必須

キットの中身を見ると、重要な部分はコンポーネント化されていますが、スイッチなどは基板に直接ハンダ付けをする必要があります。とはいえ、対象年齢は11歳くらいからなので、少し大人が手伝えば7時間ほどの作業で組み立てられるとのこと。

数字キーの押しボタンスイッチや4方向に倒せるジョイスティックなど、ただのスイッチもずらっと並ぶとなかなかの壮観。ディスプレイは1.8インチで、フルカラーながら解像度は160×128ピクセルと結構粗めです。

通信機能は?

携帯電話としてはGSMという通信方式ですが、残念ながら日本では使えません。Wi-Fi(802.11 b/g/n)やBluetoothは使用可能です。

音楽再生とゲーム

128MBのmicroSDカードにいろいろなアプリやツールがインストールされており、音楽プレーヤーとして使ったり、ゲームを楽しんだりできます。

気分を盛り上げるために、本体に組み込んだ8個のLEDの色をコントロールする使い方も可能。リチウムポリマー電池は通常の使用で3日持ちます。

プログラミングも学べる

MAKERphoneには手のひらに載るサイズのマイコンボード、Arduinoと互換性のあるマイクロコントローラー「ESP32」が使われており、パソコンと接続すればArduinoと同様のやり方でプログラムを作成可能。ドラッグ・アンド・ドロップでプログラムを組むScratchも利用できます。

MAKERphoneは現在、Kickstarterで94ドル(約1万1000円)からの出資枠を公開中です。