絵本は、子供の言語発達や想像力、感性を育むための大切な教材です。3歳頃の子供は言葉の理解力が発達し、物語の内容にも興味を持ち始めます。絵本を通じて、新しい言葉や感情表現、社会性などを学べるのが魅力。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、3歳向けの絵本のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
3歳の発達の特徴は？
運動能力や社会性が大きく成長する3歳。特に言葉の発達が著しく、さまざまな単語を吸収していきます。自分の気持ちを言葉で表現する、他者の気持ちを理解しようとするといった姿が見られ、徐々に周囲の人との関わりが増えていく時期です。
また、食事・着替え・トイレなど、基本的な生活習慣が身に付いていく頃でもあります。自我の芽生えにより、自分でやりたいことが増える一方、気持ちに行動や理解が追いつかないという場面が多く見られるのも特徴です。
3歳向け絵本の選び方
簡単な起承転結のあるモノを選ぶ
By: amazon.co.jp
3歳になると、簡単なストーリーがある絵本を楽しめるようになります。物語の始まり、出来事の展開、クライマックス、結末という流れが明確であると、子供の興味をより引き出せます。イラストの表情や動きが豊かに描かれている絵本は、3歳児でも物語を理解しやすいのでおすすめです。
また、親子で一緒に楽しめるかどうかも大切。リズミカルな言葉や繰り返しのフレーズがあるモノは子供が夢中になりやすく、読み聞かせに適しています。ストーリーの展開を楽しめるよう、適度に抑揚を持たせて読み聞かせるのがポイントです。
子供の成長に寄り添った内容のモノを選ぶ
人との関わりをテーマにした絵本
By: amazon.co.jp
3歳向けの絵本は、子供の気持ちや環境に寄り添った内容のモノを選ぶのがポイント。他者との関わり方に興味を持ち始める時期であり、特に友達との関係作りを学べるモノが人気です。
仲間との協力や思いやりなど、社会性の発達を促す物語が子供の感情理解をサポートします。仲直りの方法や相手の気持ちを考えることなど、日常生活で体験する出来事を題材にした絵本がおすすめです。
また、親子や兄弟・姉妹をテーマにした絵本も多く、家族の大切さや愛情を学ぶきっかけにもなります。物語の中の出来事をきっかけに、子供の体験や気持ちを引き出せる絵本を選ぶと効果的です。
生活習慣をテーマにした絵本
By: amazon.co.jp
3歳の子供にとって、生活習慣を学ぶことは自立への大切な一歩です。絵本は視覚的に分かりやすく、言葉で説明するだけよりも子供がすんなり理解しやすいのがメリット。子供に身に付けてほしいことに合わせて選ぶのもおすすめです。
トイレや歯磨きといった毎日の習慣、あいさつや食事のマナーを扱ったモノなど、絵本によってテーマはさまざま。登場人物の行動や姿を見て、子供の自分でやってみようとする気持ちを引き出せることもあります。
色や数字などが学べる絵本
By: amazon.co.jp
3歳頃になると、言葉のやり取りが活発になり、より多くのことに対する興味・関心が高まります。色や形、数といった基本的な概念にも興味を持ち始めるため、楽しく学べる絵本もチェックしてみてください。
さまざまな色が登場するモノや、数を数える要素が盛り込まれたモノは、子供の学習意欲を引き出すのに役立ちます。繰り返しのあるストーリーだと、子供の興味を惹きつけやすいのでおすすめ。また、子供が共感しやすい内容であることも選ぶうえでのポイントです。
子供が自分で読む場合は文字数が少ないモノがおすすめ
By: amazon.co.jp
ひらがなを覚え始め、文字が読めるようになってきた子供には、自分で読める絵本を用意してみるのもおすすめです。文字数が少なく、分かりやすい内容の絵本を選ぶと、最後まで読み切る達成感を得られます。
子供の好きな食べ物や動物、日常生活でよく聞くフレーズなどが登場するモノを選ぶと、より親しみを持って物語に触れられます。また、絵が大きく色彩豊かで、子供の興味を引くようなモノを選ぶのもポイントです。
ロングセラー絵本や人気のシリーズものにも注目
By: amazon.co.jp
絵本選びに迷ったときは、多くの親子に長年愛され続けているロングセラー作品や、人気のシリーズ絵本に注目。親しみやすいストーリーや魅力的なキャラクターが登場するモノが多く、3歳の子供が夢中になれる要素が詰まっています。
子供のお気に入りのシリーズやキャラクターを見つけられると、次も読みたいという意欲を引き出し、読書の習慣を身に付けやすいのがメリット。繰り返し読むことで、子供の想像力や集中力も育まれます。
また、パパやママが子供の頃に読んでいた絵本を選ぶのも選択肢のひとつ。親子で楽しめる絵本を選びたい方におすすめです。
3歳向け絵本のおすすめ｜人気
ぐりとぐら
福音館書店 著者：なかがわりえこ
長年愛されているロングセラー絵本です。1967年の発売以来、累計発行部数2630万部を超えるロングセラーを誇り、幼児教育の現場でも広く親しまれています。
森のなかで暮らす双子の野ねずみが、ある日思いがけず大きな卵を見つけます。料理好きな2匹は、巨大なカステラを作ることを思いつきました。大きなフライパンでカステラを作り始めると、匂いにつられて動物たちが集まってきて……。
あたたかみのあるイラストとリズミカルな文章が特徴的で、自然と物語の世界に引き込まれます。子供の生活に身近な要素が盛り込まれており、3歳の読み聞かせにおすすめです。
かいじゅうたちのいるところ
冨山房 著者：モーリス・センダック
寝室から始まる不思議な冒険を描いた世界的ベストセラー絵本です。1964年にコールデコット賞を受賞し、アニメや映画、オペラなど幅広いメディアで展開される名作に成長しました。
いたずらっ子の少年「マックス」は、オオカミのぬいぐるみを着ると大暴れ。お母さんに怒られても反省することはなく、とうとう寝室に閉じ込められてしまいます。ところが、にょきりにょきりと木が生えだし、気付けば部屋は不思議な森へと変わっていました。
そこは、大きなかいじゅうたちが住む世界。少年はかいじゅうたちと出会い、やがてかいじゅうたちの王様となって楽しい時間を過ごします。
繊細な線で描かれる独特な画風と、子供の感情を豊かに表現したストーリーが魅力。想像力を育める絵本を選びたい方におすすめの1冊です。
ぜったいにおしちゃダメ？ラリーとおばけ
サンクチュアリ出版 著者：ビル・コッター
読者を巻き込みながら物語が進んでいく、面白い参加型絵本です。親子で楽しめるしかけが随所に散りばめられ、何度読んでもハラハラドキドキ感を味わえます。サンクチュアリ出版から刊行されている、園児たちに人気のシリーズです。
主人公は「ぜったいにおしちゃダメ」というボタンを見張るラリー。かわいいモンスターのような見た目をした彼は、とてもいたずら好きな性格です。
ある日、部屋は突然の停電で真っ暗に。うっかりボタンを押してしまったラリーの周りで、おかしな出来事が次々と起こり始めます。
ラリーの頼みごとを聞いていくうちに、ストーリーがどんどん展開していく仕掛けが魅力。好奇心旺盛な子供の心をくすぐるおすすめの1冊です。
どうぞのいす
ひさかたチャイルド 著者：香山美子
優しい心がつないでいく物語を描いた3歳向けの絵本です。1981年の発売以来、120刷を超えるロングセラーとなり、読み聞かせの定番として長く親しまれています。
うさぎさんは、自分で作った椅子を「どうぞのいす」という立て札と一緒に野原の木の下に置きました。最初にやってきたロバさんは、どんぐりの入ったカゴを椅子に置いて昼寝をしてしまいます。
すると次々と動物たちがやってきて、それぞれが素敵な贈り物を残していき……。やわらかな風合いの絵とともに「どうぞ」の心が広がっていく様子が描かれています。
思いやりの気持ちが生み出す、穏やかで優しい世界観が魅力。子供が成長していくなかで、何度も読み聞かせしたくなるようなおすすめの絵本です。
わたしのワンピース
こぐま社 著者：にしまきかやこ
想像力を刺激する不思議なワンピースと、うさぎさんの素敵な出会いを描いた名作絵本です。1969年の発売以来子供たちに愛され続けており、50年以上のロングセラーを誇ります。
ある日、空から真っ白な布が降ってきて、うさぎさんはワンピースを作ります。そのワンピースは、お花畑では花模様に、雨の日は水玉模様に、次々と模様が変化。夢のようなワンピースに、子供たちは夢中になってしまうでしょう。
心がほっとあたたまるストーリー展開と「ラララン ロロロン」というリズミカルな言葉で楽しく読み進められます。3〜5歳頃の子供におすすめの絵本で、読み聞かせにもぴったり。豊かな想像力を育むきっかけにもなるおすすめの1冊です。
おまえ うまそうだな
ポプラ社 著者：宮西達也
心の強さと優しさの本質を問いかける、感動の恐竜絵本です。世界累計1000万部を超えるベストセラーで「けんぶち絵本の里大賞」を受賞。アニメ映画化もされた話題作です。
お腹をすかせた大きなティラノサウルスが、ひとりぼっちの赤ちゃん恐竜に「おまえ うまそうだな」と声をかけます。ところが赤ちゃん恐竜は、ティラノサウルスの足元にしがみつき「お父さん」と呼んできたのです。
強くて凶暴なはずのティラノサウルスは、赤ちゃんの無邪気な愛情に戸惑います。しかし、次第に守りたい存在として赤ちゃんの面倒を見るようになり……。
迫力ある恐竜の絵と、優しさあふれる物語展開が魅力です。しっかりとストーリー性があり、3歳に読み聞かせる絵本としておすすめ。大人の心にも響く内容で、本当の強さや親子の絆について深く考えさせられます。
100かいだてのいえ
偕成社 著者：いわいとしお
縦に開く大迫力のページに描かれた、3歳向けの冒険ファンタジー絵本。シリーズ累計427万部を突破し、多くの子供たちに愛されている人気作品です。
100階建ての最上階の住人から、不思議な招待状をもらったトチくん。地図通りに森の中を歩いていくと、巨大な建物が現れました。さまざまな動物たちが暮らす、100階建ての家への冒険が始まります。
1ページに10階ずつの断面が現れ、動物たちの暮らしをのぞいているようなワクワク感を味わえるのが魅力。それぞれの階に住む生き物たちの暮らしが細かく描かれており、繰り返し読んでも新しい発見を楽しめます。親子でコミュニケーションを取りながら読み進められるのでおすすめです。
アンパンマンとだだんだん
フレーベル館 著者：やなせたかし
アンパンマンシリーズのなかでも人気の、バイキンロボ「だだんだん」が登場する絵本です。2019年に発行され、全国学校図書館協議会選定図書に選ばれています。
森の中で、ぺちゃんこになったうさぎを助けたアンパンマン。なぜぺちゃんこになってしまったのか不思議に思っていると「だだんだん！」という音が聞こえてきました。音のする方へ向かうと、大きなロボが森を荒らしていたのです。アンパンマンの活躍と、森の仲間たちとの触れ合いが優しく描かれています。
読みやすい文字数と味のあるイラストで、3歳の読み聞かせにぴったり。アンパンマンが好きな子供におすすめの1冊です。
1から100までのえほん
戸田デザイン研究室 著者：たむらたいへい
楽しく数字を学べる3歳向けの知育絵本。かわいい動物たちの物語を読み進めるうちに、いつの間にか100までの数字を数えられる人気作です。
わんぱくな5匹のコアラたちが繰り広げる冒険のなかに、たくさんの数が潜んでいます。10機のヘリコプター、30匹のあおむしくん、60匹のネズミさん。物語が進むにつれて数もどんどん大きくなっていき、最後は100まで数えられるという内容です。
子供が親しみやすい生き物や食べ物を通して、数の概念を楽しく学べる工夫が施されています。数字にまつわる絵本を探している方におすすめです。
くれよんのくろくん
童心社 著者：なかやみわ
個性の違いを優しく描いた、子供たちに寄り添う心あたたまる絵本。第12回けんぶち絵本の里大賞を受賞し、保育園や幼稚園でも活用される人気作品です。
クレヨンたちは、真っ白な画用紙を見つけて大喜び。クレヨンの箱から飛び出し、次々に絵を描いていきます。きいろくんはチョウを、あかさんとピンクちゃんは花を……。でも、くろくんだけが仲間に入れてもらえません。そんなくろくんの前にシャープペンのお兄さんが現れ、とっておきの方法を教えてくれるのです。
くろくんの切ない気持ちに共感したり、素敵な結末に感動したりと心を動かされるストーリー。3歳からの読み聞かせにぴったりで、クレヨンを使ったお絵かき遊びにもつながる1冊です。
パオちゃんのみんなではみがき
PHP研究所 著者：なかがわみちこ
生活習慣を楽しく学べる人気絵本シリーズの1冊です。3〜4歳の子供を対象としており、しつけ絵本として広く親しまれています。
ゾウのパオちゃんと友達が公園で遊んでいると、泣いているワニちゃんに出会います。歯が真っ黒になってしまったワニちゃんを見て、パオちゃんたちは歯医者へ連れていくことに。歯磨きの大切さを伝えられる1作です。
優しい色使いのイラストが魅力で、歯磨きの習慣づけを自然に促せます。毎日の読み聞かせにもおすすめの1冊です。
おトイレさん
教育画劇 著者：きたがわめぐみ
トイレトレーニングに取り組む親子にぴったりな人気絵本。元幼稚園教諭の作者が描く、ゆるくて味のあるイラストが特徴です。
主人公は、ひげを生やしたユーモアたっぷりのおトイレさん。いつも子供たちにトイレを使ってもらいたいと願っています。動物たちに正しくトイレを使ってもらうと、嬉しくてだじゃれを言ってしまうおトイレさん。まだ上手にトイレができない子がいると、優しく応援してくれます。
トイレで排泄をする気持ちよさを伝えたり、トイトレ中の子供を励ましたりできる作品。子供をトイレへ誘うきっかけにもなるのでおすすめです。
ともだちや
偕成社 著者：内田麟太郎
友達とは何かと考えさせられる、児童文学の傑作です。内田麟太郎によるあたたかな物語と、降矢ななによる色彩豊かなイラストが特徴。子供が一気に引き込まれるような、魅力溢れる作品です。
主人公のキツネは、1時間100円で友達になってあげるという「ともだちや」を思いつきます。200円でクマの友達になったキツネは、なんだか疲れているようです。次に、トランプの相手をしてほしいとオオカミに声をかけられます。しばらく遊んだ後、お代をもらおうとするキツネに向かってオオカミが放った一言とは……。
愉快な物語を通して、友達の大切さを学べる1作。友達と一緒に遊ぶ機会が増える3歳の子供におすすめです。
もったいないばあさんの いただきます
講談社 著者：真珠まりこ
食べ物を大切にする心を養うのに役立つ、3歳向けの絵本です。人気シリーズ「もったいないばあさん」の1作で、けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞や、ようちえん絵本大賞を受賞しています。
食べ残しを見つけると突然現れ「もったいない！」と叫ぶもったいないばあさん。好き嫌いをする子供たちに、それぞれの食べ物の大切さを教えてくれます。
食べ物への感謝の気持ちが自然と芽生える内容で、食育教材として幼稚園などでも親しまれています。3歳に読み聞かせる絵本としておすすめの作品です。
3歳向け絵本のおすすめ｜しかけ絵本
パパ、お月さまとって！
偕成社 著者：エリック・カール
お月さまへの子供の純粋な願いと父親の愛情を描いた、心あたたまるしかけ絵本。はらぺこあおむしで知られるエリック・カールが、娘とのやり取りからインスピレーションを得て生み出した名作です。
ある夜、1人の少女が窓から見えるきれいなお月さまと遊びたくなります。「パパ、お月さま とって！」という娘からのお願いを受け、パパはとても長いはしごを持って高い山のてっぺんまで登り始めます。パパは、お月さまを娘のもとへ持ち帰ることができたのでしょうか。
シンプルながら心に響く親子の物語と、ページいっぱいに広がる月や星の美しい世界が印象的。ページが広がるダイナミックなしかけにより、お月さまの大きさや空の高さを表現しています。3歳が分かりやすいストーリーと、色彩豊かなイラストが魅力のおすすめ絵本です。
とびだす！どうわのしかけえほん 3びきのこぶた
大日本絵画 著者：スザンナ・デイヴィッドソン
世界中で愛されている童話「3びきのこぶた」の飛び出す絵本です。立体的なしかけと美しいイラストで、物語の印象的なシーンを表現しています。
3匹のこぶたたちは、それぞれ自分の家を建てて住むことにしました。そこへおおかみがやってきて……。こぶたたちとおおかみの追いかけっこは、ドキドキワクワクの展開です。
ページをめくるたびに家や動物たちが飛び出し、まるで目の前で物語が展開されているかのような臨場感があります。3歳にも分かりやすいストーリーで、楽しく読み聞かせできる絵本を探している方におすすめです。
うごかす！めくる！のりもの うみ・りく・そら・うちゅうで はたらく のりもの
パイ インターナショナル 著者：アンヌ・ソフィ・ボマン ディディエ・バリセヴィック
乗り物好きの子供にぴったりなしかけ絵本です。車だけでなく、海・空・宇宙などさまざまな場所で活躍する乗り物が動くしかけで登場します。専門家に取材した情報をもとに作られているのがポイントです。
消防車を使って火事から人を助けたり、工事現場ではショベルで建物を壊したりと、見開き11ページでさまざまな乗り物にフォーカス。各ページには引っ張る、回す、スライドさせるなど、60以上の仕掛けが施されています。
乗り物の仕組みや働きに興味を持ち始めた3歳におすすめ。親子で繰り返し楽しめる1冊です。
3歳向け絵本のおすすめ｜プレゼント向け
ヨシタケシンスケ発想えほん かもしれないボックス
ブロンズ新社 著者：ヨシタケシンスケ
独特な視点と表現で知られる絵本作家・ヨシタケシンスケのギフトボックス。「りんごかもしれない」と「ぼくのニセモノをつくるには」の2冊がセットになっています。かわいいクリアファイルが同梱されており、贈り物にもぴったりの商品です。
代表作「りんごかもしれない」は、男の子がテーブルの上にあるりんごを見て「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」と疑うところから始まります。子供の想像力の豊かさを面白おかしく描いているのが特徴。ページをめくるたび、思いがけない展開が待っています。
シンプルでユーモアのある描写により、想像力を膨らませる楽しさを味わえる作品。子供だけでなく、大人も一緒に楽しめるのでおすすめです。
おさるのジョージ 第1集 全4冊
岩波書店 著者：M.レイ H.A.レイ
世界中で愛され続ける名作絵本シリーズです。アメリカの絵本作家レイ夫妻が生み出した物語は80年以上にわたって読み継がれ、アニメ化や映画化も果たしました。
好奇心いっぱいのこざる「ジョージ」は、さまざまな冒険を繰り広げます。初めて見る景色や人々との出会いに、目を輝かせながら楽しく過ごすジョージ。失敗しても前向きに挑戦を続ける姿勢は、子供たちの共感を呼び、勇気を与えます。ジョージを優しく見守る黄色い帽子のおじさんの存在も、物語を読むうえでの見どころのひとつです。
明るく鮮やかな色使いと、どこか懐かしい雰囲気のイラストが魅力。ワクワクするような冒険と心あたたまる物語が融合した、3歳におすすめの絵本です。
ノンタンプレゼントセット 6冊入り
偕成社 著者：キヨノサチコ
40年以上にわたって子供たちに愛され続ける国民的絵本シリーズです。キヨノサチコによる優しいタッチのイラストと、日常の出来事を楽しく描いた物語は、アニメ化や商品化など幅広い展開を見せています。
主人公は好奇心いっぱいの子猫「ノンタン」。遊ぶことが大好きで、ときにはいたずらもしますが、家族や友達と一緒に心あたたまる体験を重ねていきます。本商品は、「ノンタンあそぼうよ」シリーズの1〜6巻セット。かわいいキャラクターたちの姿は、子供の成長や心の動きに重なります。
ノンタンの顔型の穴が施されたケースを採用。絵本表紙のノンタンが穴から見えるようになっています。誕生日プレゼントにもおすすめのかわいいセット絵本です。
ライターからヒトコト
3歳児は言葉の吸収が早く、好奇心も旺盛な時期。絵本を通して、さまざまな言葉や物語に触れさせてあげることが大切です。繰り返し読むことで言葉を覚え、想像力を養えるほか、親子のコミュニケーションも深まります。子供の反応を見ながら、一緒に楽しめる絵本を選ぶのがおすすめです。