視力や言葉が発達段階の赤ちゃんが楽しめる「0歳向け絵本」。はっきりと色鮮やかなイラストやリズミカルな言葉の繰り返しなど、それぞれに赤ちゃんの興味を惹きつけるための多彩な工夫が凝らされています。
今回は、おすすめの0歳向け絵本をご紹介。世代を超えて愛されるロングセラー作品から、お祝いやプレゼントにも適した作品までセレクトしました。赤ちゃんの好奇心をくすぐるお気に入りの絵本を探してみてください。
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0歳向け絵本のおすすめ|人気のロングセラー作品
じゃあじゃあびりびり
偕成社 著者:まついのりこ
0歳向け絵本の定番作品として多くの親子から支持を集めてきた1作。音からモノを認識する絵本として、赤ちゃんにとって身近なモノの様子をさまざまな擬音語で表現しているのが特徴です。ストーリーがないため、好きなページを繰り返し開いて楽しめます。
“みず じゃあじゃあじゃあ””いぬ わんわんわんわん”など、赤ちゃんの耳に残りやすいリズミカルな擬音語が数多く登場。モノの名前と音・形を結びつけやすいのが魅力です。色や形を視認しやすいよう、はっきりとした色使いとシンプルなデザインが採用されています。
本体は14×14cmと赤ちゃんの視野と同程度の小さめサイズ。手にも持ちやすく、厚紙のボードブック仕様なのでタフに扱えます。赤ちゃんが自分でめくって楽しめる0歳向け絵本を探している方に、まずおすすめの人気作です。
もいもい ボードブック
ディスカヴァー・トゥエンティワン 著者:市原淳
科学的な視点から赤ちゃんの目線に立って制作された0歳向け絵本です。「もいもい」という言葉から連想される複数のイラストを赤ちゃんに見せる実験を行い、最も反応がよかったモノが絵本として採用されています。
“赤ちゃんの視線をくぎづけにする”と謳われる、印象的なイラストが特徴。色鮮やかで奇妙な形をしたキャラクター「もいもい」が、さまざまな動きを見せる様子が描かれます。繰り返しの簡単な擬音語が添えられており、読み聞かせやすいのもおすすめポイントです。
本書は、水濡れにも耐性のある丈夫な厚紙を使ったボードブック版。外出時にも持ち出しやすいよう、コンパクトなサイズに再編集されています。発達認知科学をもとに、赤ちゃんの好みが反映されたという0歳向け絵本が気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。
もこ もこもこ
文研出版 作:谷川俊太郎 絵:元永定正
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詩人・谷川俊太郎と画家・元永定正のタッグが織りなす、一風変わった世界観が魅力の0歳向け絵本。海外でも愛されているロングセラー作品です。空と地面が広がる空間に不思議な何かが膨れ上がってくる様子が、独特の擬音語とともに表現されています。
抽象絵画のような美しい色使いの絵のそばには、”もこ””にょき”など思わず口に出したくなる響きの擬音語が満載。ページをめくるたびに展開が変わっていく様子が、子供たちの想像力を刺激します。
わかりやすいストーリーやキャラクターがない本作品は、読み聞かせ方にさまざまな工夫を加えられるのがおすすめポイント。赤ちゃんとの擬音語を使った自由なコミュニケーションを楽しめる、アートテイストな0歳向け絵本です。
がたん ごとん がたん ごとん
福音館書店 著者:安西水丸
単純な言葉の繰り返しが赤ちゃんを喜ばせる0歳向け絵本。真面目な顔をした電車が、次々とさまざまなモノを乗客として乗せていく様子が描かれます。”がたん ごとん がたん ごとん”という電車の音と”のせてくださーい”の一言が繰り返される、シンプルな構成が特徴です。
イラストには白・赤・黄・緑などのはっきりとした色が採用されています。場面が進むにつれて、少しずつ電車の表情が変化していくのも見どころ。言葉が簡単なので、0歳向けに読み聞かせるのはもちろん、小さな子供同士でもアレンジを加えながら読んで楽しめる絵本です。
かおかおどんなかお
こぐま社 著者:柳原良平
30年以上にわたって愛され続ける、0歳向け絵本の定番書。赤ちゃんが注目しやすい「顔」をテーマにした本作品は、ページをめくるたびに大胆にデフォルメされたさまざまな表情の顔が登場します。色とりどりのページは切り絵で表現されているのもポイントです。
楽しい顔・悲しい顔・笑った顔など、コロコロと表情が変わる切り絵が赤ちゃんの興味を惹きつけます。絵本に登場する顔と同じ表情をしながら読み聞かせてみるのもおすすめ。表情豊かな感情の表し方や感情の名前を子供が自然に学べる0歳向け絵本です。
ぴょーん
ポプラ社 著者:まつおかたつひで
ミリオンセラーを記録し、世界各国で親しまれるおすすめの0歳向け絵本です。自然科学のイラストを多数描いてきた著者・松岡達英の「はじめてのぼうけんシリーズ」の第1作目。さまざまな生き物たちが”ぴょーん”と飛び上がる姿が描かれます。
紙面を縦向きに大きく使ったダイナミックなイラストで、カエルや子猫などの生き物たちが次々にコミカルな大ジャンプを披露。生き物の名前と”ぴょーん”の一言が繰り返されるわかりやすい内容で、絵本を読みながら子供と一緒に飛び上がって楽しめるのが魅力です。
それぞれの生き物は可愛くデフォルメされながらも形は正確に描かれており、自然に生き物への関心を高められるのもメリット。体を使って遊べて、自然科学への入口にもなるおすすめの0歳向け絵本です。
おつきさまこんばんは
福音館書店 著者:林明子
空に浮かぶ月や雲の様子を、赤ちゃんに語りかけるような言葉で表現した0歳向け絵本です。著者は名作絵本『はじめてのおつかい』『こんとあき』などを手掛けた林明子。言葉が持つリズムを楽しめるようになった赤ちゃんへの読み聞かせにおすすめの1作です。
家の屋根の上に、ほっぺがぷっくりとしたお月さまが登場。”お月さまこんばんは”と挨拶をしますが、黒い雲がお月さまを覆い隠してしまうのです。お月さまの表情や絵の中の状況がコロコロと変わっていき、読み返すたびに子供に新たな発見を促します。
リズミカルな語り口が、まだストーリーを理解できない赤ちゃんも楽しませてくれる名作。ストーリー性の高い物語絵本への入口としてもおすすめの0歳向け絵本です。
愛蔵版 だっだぁー
主婦の友社 著者:ナムーラミチヨ
0歳向けの言葉遊び絵本として高い人気を有する1作です。セリフではなく”ぶっひゃひゃぁー””むちゅむちゅ”など、音の響きが面白い擬音語で書かれているのがポイント。赤ちゃんの認識力やコミュニケーション能力を育てる知育絵本として制作されました。
擬音語とともに登場する表情豊かな顔はすべてカラー粘土で作られており、カラフルな色使いも赤ちゃんの視線を惹きつけるポイントに。擬音語の発音と口の形が揃えられているので、顔を真似ながらユーモラスに読み聞かせるのもおすすめです。
喃語を発音しはじめた頃の0歳向けの絵本として役立つ本書。まだ上手く意思疎通ができない赤ちゃんの発声を促し、親子でコミュニケーションを取るのにも活用できる、おすすめの人気作です。
どんな いろが すき
フレーベル館 著者:100%ORANGE
幅広い世代に知られている童謡「どんないろがすき」を絵本として表現した、0歳向けの作品です。歌詞に沿ってさまざまな色のクレヨンが登場。赤や青といった、色から連想されるモチーフが画面いっぱいに描かれていくのが見どころです。
色とそれぞれのモチーフを関連付けながら、色彩への関心を高められる1作。背表紙には楽譜と歌詞も掲載されているため、実際に曲を歌ったり楽器で弾いたりとさまざまな楽しみ方ができます。赤ちゃんに音楽へ触れさせるきっかけとしてもおすすめの0歳向け絵本です。
しろくまちゃんのほっとけーき
こぐま社 著者:わかやまけん/もりひさし/わだよしおみ
幼児の生活における身近なことをテーマにした、親しみやすいストーリーに定評がある「こぐまちゃんえほんシリーズ」の1冊。1970年に刊行されて以来、シリーズ累計1000万部を超える本シリーズのなかでも、特に高い人気を誇る作品です。
シリーズの主人公・こぐまちゃんの近所に住む女の子・しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作る姿が描かれます。簡単な擬音と色鮮やかなイラストで、ホットケーキが少しずつ完成していく工程が楽しげに表現されているのがポイントです。
「こぐまちゃんカラー」と称される独特の美しい中間色が使われており、赤ちゃんの視線を惹きつけます。想像力と五感が刺激されるような読書体験を味わえるのも魅力。0歳向けの絵本として読める作品でありながら、幅広い年代の読者にも愛されるおすすめの名作です。
0歳向け絵本のおすすめ|しかけ絵本
いないいないばああそび
偕成社 著者:きむらゆういち
0歳向けの初めてのしかけ絵本としておすすめの1作。親子で楽しく遊びながら生活習慣を身につけられる「あかちゃんのあそびえほんシリーズ」の人気作です。シンプルで親しみやすいキャラクターの絵が、見開き2ページを用いて大きく描かれています。
それぞれのキャラクターたちの手の部分が仕掛けになっており、めくることで顔が出てくる「いないいないばあ」遊びを楽しめるのが魅力。人の目の部分に穴が空いたページでは、読み手がお面のように本書を持って読み聞かせることが可能です。
小さな子供が扱っても破れにくいよう、ページには厚手の紙を採用。タフに何度もめくって遊べる0歳向けしかけ絵本です。ぜひシリーズを通して集めてみてください。
ごぶごぶ ごぼごぼ
福音館書店 著者:駒形克己
言葉を口にしはじめた0歳向けの絵本として刊行された1作です。ストーリーはなく、オレンジ・赤・青・黄といった鮮やかな色の丸と擬態語だけで構成されているのが特徴。色の組み合わせと音の錯覚によって、モチーフがまるで動いて見えるようデザインされています。
“ぷく ぷく ぷく ぷくん””ごぶごぶ ごぼごぼ”など、水の音をさまざまな擬音語で表現。赤ちゃんの耳が反応しやすい、リズミカルな響きの繰り返しが効果的に用いられています。カラフルで単純な図形のみが登場し、赤ちゃんの目でも理解しやすいのが魅力です。
各ページに丸い穴が開けられたしかけ絵本になっているのもポイント。穴に指を入れたり音の響きを真似してみたりと、子供自身で独自の楽しみ方を見出せます。シンプルでありながら赤ちゃんの聴覚や触覚を巧みに刺激する、おすすめの1作です。
やさいさん
Gakken 著者:tupera tupera
ページの仕掛けをめくると、ダイナミックに野菜が飛び出してくるしかけ絵本です。畑に植えられた野菜を次々と収穫していくシンプルな展開で、0歳向けの絵本としても楽しめる1作。”すっぽーん”という印象的なセリフが繰り返されるのも特徴です。
にんじんやじゃがいもなど、子供にとって身近な野菜が登場。土から見えている葉っぱの形をヒントに、どの野菜が飛び出してくるかを当てるクイズ遊びにも活用できます。めくるたびに現れる、野菜たちのユーモラスな表情にも注目してみてください。
ページを上にめくるだけの単純な仕掛けで、小さな子供も自分で遊べる本書。離乳食を開始し、少しずつ食に興味を持ちはじめた0歳向けに読み聞かせたい、おすすめの絵本です。
まるまる ころころ
Gakken 著者:ささがわいさむ
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驚くような仕掛けが多数ちりばめられた、0歳向けのしかけ絵本です。「イリュージョン絵本」と謳われる本作品は、絵本を左右に傾けることで中のカラフルな仕掛けが次々と動くのが見どころ。モチーフの絵柄や形が変わったように見える不思議なデザインが人気を集めています。
大きな丸が小さな丸に変化したり目と口がきょろきょろと動いたりと、多彩なページの変化を楽しめるのが魅力。各ページのデザインはシンプルでありながら、仕掛けの変化がワンパターンにならないよう工夫が凝らされており、子供を飽きさせません。
動かすたびに、カタカタと木製のおもちゃのような音が鳴るのもポイント。「いないいないばあ」遊びをしたり、変化した部分をクイズにしたりと、工夫次第でさまざまな遊び方ができます。0歳向けに、目で追うだけでも楽しめるしかけ絵本を探している方におすすめです。
新装版 Sassyのあかちゃんぬのえほん あーそーぼ
KADOKAWA 著者:La ZOO
新生児から楽しめる0歳向けの布絵本です。第4回マザーズセレクション大賞2022を受賞した「Sassyのえほんシリーズ」の1冊。紙面のカラフルな色や個性的なキャラクターは、赤ちゃんの発達心理学の研究をもとにデザインされています。
触ると音が鳴るページや引っ張って遊べるモチーフなど、赤ちゃんの視覚・触覚・聴覚を刺激する仕掛けが多数用意されているのがポイント。印象的なグラフィックデザインは赤ちゃんが初めて視認する6色で構成されており、自然に視線を惹きつけます。
本体は軽い布で作られているため、丸ごと手洗いが可能。清潔に手入れしながら繰り返し遊べます。ベビーカーなどに取り付けられるループもついているので、お出かけ時のおもちゃとしても重宝する0歳向け絵本です。
ぬのひもえほん しましまぐるぐる
Gakken 著者:かしわらあきお
0歳向け絵本の人気作『しましまぐるぐる』をベースに作られた布絵本です。シリーズ累計350万部に迫るロングセラーの絵本シリーズ「いっしょにあそぼシリーズ」の1冊。視力が十分に発達していない月齢6ヵ月未満の赤ちゃんの特性に合わせたデザインが魅力です。
黒・白・赤などのコントラストが強く鮮やかな配色に加えて、「顔」「しましま」「ぐるぐる」といった、赤ちゃんが反応しやすいモチーフが数多く登場します。紐や面ファスナーの仕掛けを掴んだり触ったりすることで、手指の発達を促せると謳われる製品です。
洗濯も可能なため、気になる衛生面も安心して楽しめます。0歳向けの絵本として軽量で柔らかな布で作られており、赤ちゃんが持ちやすいのもメリット。紙の絵本の重さが気になるという方にもおすすめの布絵本です。
0歳向け絵本のおすすめ|お祝い・プレゼント用
いないいないばあ にゃあにゃのゆびにんぎょうセット
童心社 作:松谷みよ子 絵:瀬川康男
1967年に刊行され、累計750万部以上を誇る大ベストセラー絵本。赤ちゃんが初めて出会う絵本として、世代を超えて読み継がれる傑作です。本製品は、そんな『いないいないばあ』1冊に指人形1体がセットになって、専用ボックスに同封されています。
さまざまな動物たちが、ページをめくるたびに「いないいないばあ」をしていくシンプルな構成が特徴。本文には赤ちゃんに語りかける言葉が多く採用され、動物たちの絵は目が合うように描かれています。赤ちゃんが笑顔になれる工夫が多数凝らされた1作です。
手のひらサイズの指人形のモチーフは、絵本に登場する猫のキャラクター・にゃあにゃ。キーチェーンも付いており、ベビーカーやマザーズバッグに引っ掛けて持ち運べます。0歳向けのプレゼント用としてもおすすめのセット商品です。
「だるまさん」シリーズ 3冊ケース入り
ブロンズ新社 著者:かがくいひろし
0歳向け絵本として高い支持を集める「だるまさんシリーズ」のセット商品。『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊が、かわいい特製ケースに入っています。出産祝いとしてもおすすめの絵本セットです。
描かれているのは、”だ・る・ま・さ・ん・が”のリズムに乗ってさまざまな動きを見せるだるまさん。転んだり縮んだりといった様子を、愛嬌あふれるイラストとユーモラスな擬音で次々と表現しているのが見どころです。
国内の数々の絵本大賞で高い評価を受けた本シリーズ。障がい児教育の現場に携わってきた著者ならではの、わかりやすくてコミカルな動きの表現が多くの子供たちを魅了しています。ハンディキャップのある子供も楽しみやすい、おすすめの0歳向け絵本です。
三浦太郎のあかちゃんえほん 全3冊セット
こぐま社 著者:三浦太郎
絵本作家・三浦太郎の人気作『くっついた』『なーらんだ』『わたしの』がセットになった製品です。単純な図形をもとにした可愛らしいイラストと、やさしい響きの言葉の繰り返しに癒される3冊が、専用のケースに収められています。
代表作『くっついた』は、ページをめくるたびに動物たちの体が次々とくっついていく様子が描かれた作品。動物たちがそれぞれどのような方法でくっつくのかを、ワクワクしながら眺められます。最後には読み手と赤ちゃんが一緒に遊べる構成になっているのもポイントです。
そのほかの2冊でもさまざまなモノを並べたり選んだりと、シンプルながら遊び心のあるテーマ性が魅力。子供の成長に合わせて『くっついた』から内容をステップアップしていける、おすすめの0歳向け絵本セットです。
専門家と作ったスキンシップ絵本 ぎゅ
文響社 著者:はるな檸檬
0歳向けの具体的なコミュニケーション方法を学びたいという方への贈り物としておすすめの絵本です。赤ちゃんが喜ぶスキンシップを精査した研究データをもとに、言葉が通じなくても赤ちゃんとコミュニケーションを取るための遊びがイラストで描かれています。
「1ページごとに1スキンシップ」という構成になっている本書。イラストに添えられている言葉に沿って、実際に赤ちゃんとの触れ合いを楽しんでみてください。各ページの言葉はどれも短くリズミカルな表現になっており、慣れていなくても読み聞かせを自然に行えます。
赤ちゃんの体のどの部位をどのように触れるべきか、巻末に解説が設けられているのも魅力。シリーズのなかでも本書は「リラックスのスキンシップ」をテーマにしており、赤ちゃんが眠る前に読むのがおすすめです。
色使い・擬音語の表現・素材など、赤ちゃんを楽しませるための多彩な工夫がちりばめられているのが0歳向けの絵本の特徴。まだ言葉が話せない赤ちゃんとのコミュニケーションに活用できるのもおすすめポイントです。気になる作品を手に取って、赤ちゃんの反応の変化と成長に注目しながら繰り返し読み聞かせてみてください。